文書仕様にリストされている出力パスは、環境変数で標準化できます。
共通出力ロケーションのための環境変数を作成し、その環境変数を個別のファイル名を使用して文書仕様内で指定します。
環境変数を指定するための構文は、事前コマンドと事後コマンドで使用される構文と同じです。変数名は ${variable_name} のように囲む必要があります。
例: ${MY_RPE_OUTPUT}¥defectData¥testData.pdf
注: 環境変数は、以下に対して設定できます。
- ユーザー・プロファイル: ユーザー・プロファイル変数は、ログイン済みユーザーのみがアクセスできます。
- システム: システム変数は、コンピューターにログオンしているすべてのユーザーがアクセスできます。
特定のユーザー・プロファイルに定義されている環境変数を使用する場合は、同じユーザー・アカウントを使用して文書を生成する必要があります。
そのようにしないと、環境変数を検出できません。
環境変数を含む文書仕様が別のコンピューターに移動した場合は、文書仕様が正常に機能するよう、環境変数をそのコンピューター上でも設定する必要があります。
絶対パスの代わりに環境変数を使用することの利点
- 出力ファイルの共通のロケーションを別のフォルダーまたはサーバーに変更する必要がある場合には、環境変数を更新できます。
各文書仕様を個別に変更する必要はありません。
- レポートの出力は、コマンド行 API で制御できます。
例
Microsoft Windows XP 上でのサンプルの環境変数の作成:
- 「マイ コンピューター」アイコンを右クリックします。
- 「プロパティ」をクリックします。
- 「詳細設定」タブを選択します。
- 「環境変数」をクリックします。
- 「システム環境変数」セクションで、「新規」をクリックします。
- 「変数名」を入力します。
例: MY_RPE_OUTPUT
- 「変数値」を入力します。
例: d:¥myreports
- 各ウィンドウで「OK」をクリックして保存し、それを閉じます。
システム上での環境変数の作成について詳しくは、ご使用のオペレーティング・システムの資料を参照してください。
文書仕様出力パスでの環境変数の指定:
- ランチャー・アプリケーションで、文書仕様を作成します。
- 「文書仕様」ビューで、出力タイプを選択します。
例: ターゲット: PDF
- 出力タイプを右クリックし、「出力の構成」を選択します。
- 「パス」フィールドで、出力ファイルのパスを入力します。
例: ${MY_RPE_OUTPUT}¥defectData¥testData.pdf
- 「OK」をクリックします。
- テスト文書を発行し、出力が正しいロケーションに生成されることを確認します。