文書が正しく生成されない場合、モジュール・パス、ビュー名、およびベースラインが、大/小文字が区別された正しい値であることを確認してください。
モジュール、ビュー、およびベースラインが正しい場合、バックグラウンド・プロセスの実行に使用できるメモリーの量に制限があり、それが文書生成を妨げている可能性があります。
Rational® DOORS® モジュールが他のモジュールにリンクしている場合、Rational Publishing Engine は文書の生成時にそれらのリンク対象モジュールをバックグラウンドで開く必要があります。
さらに、レイアウト DXL コードを使用する場合、DXL が完了するまでモジュールはバックグラウンドで開かれます。
どちらの場合も、バックグラウンドでモジュールを開いたり閉じたりするため、Rational DOORS クライアント・メモリーが使用されます。
レジストリー・キーを構成して、メモリー制限に達した場合に、現行オブジェクトの読み取りが終了するとバックグラウンド・プロセスが閉じ、必要な場合にのみオブジェクトを再オープンするようにできます。
このタスクについて
注: レジストリー・キーを設定するためにこのタスクを実行するのが適切でないという状況があります。
例えば、他のモジュール内の多数のオブジェクトにリンクするオブジェクトがその中にあるモジュールに文書を生成する場合があります。
文書生成中にそれらのオブジェクトの 1 つがアクセスされるたびに、そのモジュールは開かれて閉じられるので、文書生成時間は減るのではなく増える可能性があります。
手順
MEM_LEVEL_CLOSE レジストリー・キーを構成するには、次のようにします。
- ご使用のコンピューターのシステム・レジストリーを開きます。 詳しくは、
ご使用のオペレーティング・システムの資料を参照してください。
- Rational DOORS レジストリーを見つけます。 例:
- 64 ビット Windows 上の Rational DOORS 9.4 レジストリー項目の例: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Telelogic¥DOORS¥9.4¥Config
- 32 ビット Windows 上の Rational DOORS 9.3 レジストリー項目の例: HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Telelogic¥DOORS¥9.3¥Config
- レジストリー・キー項目を作成します。
- レジストリー・キーの名前として、次の名前を入力します。MEM_LEVEL_CLOSE
- 値には、メガバイト単位でメモリー制限値を入力します。これにより、この指定されたメモリー制限に達すると、バックグラウンド・プロセスは完了時に閉じられます。 デフォルトでは、DXL コードに設定されたメモリー制限は 2GB です。
値を選択するときは、Rational DOORS が他のプロセスを実行するため使用した最大メモリー値を選択します。
システム・タスク・マネージャーを開いて、適切な値の選択に役立てるため、doors.exe プロセスが使用しているメモリーの量を確認します。
要確認: - 値の設定が低すぎると、DXL 実行時間が増えます。
- 入力された値は、Rational Publishing Engine によるバックグラウンド・プロセスの処理方法のみを制御します。
この値は、設定されている値より多くのメモリーを Rational DOORS が消費することを防止することはしません。
- 「OK」をクリックして変更を保存します。