出力の前処理および後処理

pre-command プロパティーと post-command プロパティーには、文書発行プロセスの前後に実行するコマンドのコードを含めることができます。

このタスクについて

post-command プロパティーを使用して、出力ファイルをコピーしたり、アーカイブしたり、変数に基づいて名前変更したり、メールで送信したりできます。またはサード・パーティー・アプリケーションを呼び出すこともできます。

手順

  1. 「文書仕様」ビューで、「メタデータ」をクリックします。 「プロパティー」ビューが表示されます。
  2. pre-command または post-command プロパティーを選択し、「構成」アイコン 「構成」アイコン をクリックします。 「pre-command または post-command に対する値の設定 (Set values for pre-command or post-command)」ウィンドウが開きます。
  3. 値を入力します。 コマンドでは、RPE_HOME などのシステム変数、または外部テンプレート変数を使用できます。 フォーマットは必ず ${variable} となります。 同じ名前である場合には、テンプレート変数はシステム変数に優先します。 出力フォーマットを変数として使用して、出力プロパティーに指定する path を示すこともできます。 変数の名前は文書仕様内に表示されるので、変数を作成する必要があります。 例:
    • ${RPE_HOME}
    • ${Html}
    • ${Word}
    • ${PDF}
    • ${New PDF}
    • ${XslFo}
    • ${ModuleName}
    注: それらの名前には、${WORD}${word} などのバリエーションを使用することはできません。 それらのバリエーションは Rational® Publishing Engine では認識できません。
    例えば、変数 ${Word} のみが、Microsoft Word 出力に指定された path プロパティー値を挿入します。 ログ内では、変数は値として表示されます。
  4. オプション: stop on pre-command failure プロパティーに対しては、true または false を入力します。 true に設定し、pre-command が失敗すると、文書生成は実行を停止します。 false に設定するかまたは値を入力せずに、pre-command が失敗すると、文書生成は実行を続行します。
  5. 「OK」をクリックします。

Windows アイコン 出力を 2 番目のロケーションにコピーするには、以下のコマンドを使用します。

cmd /c copy ${output_format} D:¥path¥filename.output_extension

コマンドを JavaScript で作成する場合、//!JavaScript をコードの先頭に入力し、内部 JavaScript エンジンを使用してコマンドを評価します。
//!JavaScript
var x = output;
var y = variable;

java.lang.System.out.println( "X+Y=" + x + y);
1;

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