IBM Rational Reporting では、文書の生成と開発の情報という 2 つの主要機能をサポートしています。 どちらの機能も、コンテンツを多くのフォーマットで公開でき、幅広いソースからのデータを相互に関連付けることができます。ただし、公開されるコンテンツは、内容も使用法も異なります。
文書生成機能では、成果物として提供可能な高度に構造化された文書を生成します。 こうした物理的な文書は、通常、チーム間の公式なコミュニケーションのベースとして使用されます。
レポートは、特定時点の詳細な情報を取り込むツールになります。 レポートは、状況の伝達、進行状況のモニタリング、問題の診断、修正措置の特定などの手段にもなります。
開発の情報機能は、利害関係者に日常の意思決定をサポートするデータを提供します。 多くの場合、これらのレポートは画面に表示されます。 これらのレポート自体は、一般に成果物ではありません。 「開発の情報」レポートは、状況伝達、進行状況のモニター、問題判別、および修正措置の識別に使用されるツールです。 これは、プロジェクトやプログラムを管理するための意思決定支援ツールです。
このレポートは、開発プロジェクトの管理においてなされる意思決定を明確にし、サポートするためのツールです。 レポートは、状況の伝達、進行状況のモニタリング、問題の診断、修正措置の特定などの手段にもなります。
IBM Rational では、文書生成機能と開発の情報機能の両方をサポートするソリューションを提供しています。 これらの機能は、市販製品および他の IBM Rational 製品の組み込みテクノロジーとして提供されています。
提供方法 | 文書の生成ソリューション | 開発の情報ソリューション |
---|---|---|
Rational ソリューションおよびアプリケーションに組み込み | IBM Rational Reporting for Document Generation | IBM Rational Reporting for Development Intelligence |
市販製品 | IBM Rational Publishing Engine | IBM Rational Insight |
事前定義され、すぐに使用可能なレポートのセットが一部の Rational アプリケーションと共に提供されており、一般的なレポート作成シナリオを満足します。
ユーザーの企業に、複数の JTS、CLM アプリケーション以外の Rational アプリケーション、またはサード・パーティーのツールを使用した分散チームがある場合、レポート作成データウェアハウスにロードされるデータをカスタマイズする必要がある場合があります。 IBM Rational Insight では、Rational Reporting for Development Intelligence (CLM 組み込みの開発の情報ソリューション) を、複数の JTS デプロイメント、CLM からのデータ統合、他の非 CLM Rational アプリケーション、およびサード・パーティー・ツール (RationalClearQuest®、RationalRequisitePro®、RationalDOORS、Microsoft Project など) をサポートするように拡張しています。Rational Insight は、アプリケーションからデータを抽出してデータウェアハウス、レポート作成データ・モデル、レポート、およびメトリックにロードする方法のカスタマイズに役立ちます。
IBM Rational Publishing Engine では、CLM および非 CLM アプリケーションからカスタム文書を作成および表示できるようにすることで、Rational Reporting for Document Generation を拡張しています。