DXL セキュリティー設定を使用した Rational DOORS データの抽出

セキュア・モードで稼働する Rational® DOORS® からデータを抽出できます。Rational DOORS をセキュア・モードで実行する場合、DXL スクリプトおよびいくつかのインクルード・ファイルは制限されます。 トラステッド DXL が Rational DOORS に定義されていない場合、Rational DOORS データからのレポート生成用にファイルにアクセスするよう、Rational Publishing Engine に追加のタスクを実行する必要はありません。 トラステッド DXL 設定が定義されている場合は、Rational Publishing EngineRational DOORS と連携するように構成する必要があります。

DXL スクリプトは、ユーザーが DXL 実行を構成するため一時ディレクトリー内に作成されるファイルです。 ここに保管される情報は、Rational DOORS から取り出されたものであり、モジュール・パス、ビュー名、ベースライン・バージョン、および属性の名前が含まれます。 Rational Publishing Engine インストーラーは独自の DXL をデプロイし、ランタイム詳細を DXL 環境に提供する XML ファイルをコンパイルします。 この XML ファイルへのパスは、システム変数で設定されます。 このタスクは、パスを使用してシステム変数を構成するステップを示します。

このタスクについて

トラステッド DXL のロケーションについて:
  • RPE_DXLLOCATION システム変数を介して定義されます。
  • Rational DOORS データベース・プロパティー内の パスと同じにする必要があります。
  • 絶対パスにする必要があり、システム変数を含めることはできません。 例えば、誤った値としては %DOORS_SERVER%¥DOORS¥trusted_dxl があります。DOORS_SERVER¥¥Arakis です。
  • UNC パスにする必要があります。パスには、マッピングされたドライブ名は使用できません。 マッピングされたドライブはユーザー固有のドライブであり、一部のユーザー・アカウント (Tomcat サービスなどの NT サービスで使用されるローカル・システム・アカウント など) からはアクセスできないおそれがあるためです。例えば、誤った値としては Z:¥trusted_dxl があります。Z:¥¥Arakis¥DOORS です。
  • パスの末尾はバックスラッシュ (¥) であってはなりません。

手順

  1. Rational DOORS のインストール済み環境で、 次のようにして、Add-ins および Batch files ディレクトリーへのパスを見つけます。
    1. Rational DOORS を開きます。
    2. 「DOORS データベース」を右クリックしてから、 「プロパティー」をクリックします。
    3. プロパティー」ウィンドウで、「DXL セキュリティー (DXL Securities)」を選択します。
    4. 「Add-ins path」および 「Batch files path」フィールドのパス値をメモします。
  2. RPE_HOME¥source ディレクトリーをコピーします。
  3. source ディレクトリーを Rational DOORS add-ins ディレクトリーに貼り付けます。 Rational Publishing Engine は相対パスを使用してインクルード・ファイルを参照するため、Rational DOORS DXL ランタイムはインクルード・ファイルを取得できます。フォルダー構成を保持する必要があります。source ディレクトリーの名前を変更することはできません。
  4. source ディレクトリーを Rational DOORS batch files ディレクトリーに貼り付けます。 フォルダー構成を保持する必要があります。source フォルダーの名前を変更することはできません。
  5. RPE_DXLLOCATION 変数がバッチ・ファイル・パスを指すように 定義します。Rational Publishing Engine は、 デフォルトの RPE_HOME ではなくこのロケーションを、DXL の開始ロケーションとして使用します。
    注: フル UNC パスを トラステッド DXL ロケーションに指定します。マップされたドライブ名を使用するパスは使用できません。 そうしたドライブはユーザー固有のドライブであり、一部のユーザーが使用できないおそれが あるためです。

フィードバック