Rational® Publishing Engine を使用して、Rational solution for Collaborative
Lifecycle Management アプリケーションなどの Rational Reporting for Document
Generation コンポーネントを組み込んだ製品やアプリケーションが提供するデータに基づいて、レポートを設計できます。
次いでそれらのテンプレートは、そのインターフェースで使用する製品またはアプリケーションにインポートすることができます。
始める前に
Rational Publishing Engine を使用してレポートのカスタマイズを始める前に、使用できる有効なライセンスを使用してライセンス・キー・サーバーをセットアップしなければなりません。 管理者に問い合わせて、これが完了していることを確認し、ライセンス・サーバー・パスを取得してください。
Rational Publishing Engine がまだインストール済みでない場合は、自分でインストールするか管理者がインストールし、ライセンス・サーバーに接続できることを確認しなければなりません。
統合製品 (または「データ・プロバイダー」) にバンドルされている Rational Reporting for Document
Generation のバージョンを判別します。
このバージョンにより、製品のレポート・テンプレートの設計時に使用する必要があるテンプレートのバージョンが決定されます。
新しいバージョンの Rational Publishing Engine と旧バージョンの Rational Reporting for Document
Generation の互換性の制約事項についての知識が必要です。
手順
Rational Publishing Engine は、新規のドキュメント・スタイルのレポート・テンプレートをオーサリングする機能を提供します。 製品またはアプリケーションでデータを収集してそれに関するレポートを作成するテンプレートを設計できます。その製品またはアプリケーションに Rational Reporting for Document
Generation が含まれている場合、それらのテンプレートをインポートして、製品またはアプリケーションのコンテキスト内で文書スタイルのレポートを生成できます。
テンプレートの作成には、Rational Publishing Engine のライセンスが必要です。Rational Publishing Engine のライセンスは、テンプレートをインポートしたり、Rational Reporting for Document
Generation を含む製品またはアプリケーションのコンテキスト内でテンプレートからレポートを生成したりするには不要です。
製品またはアプリケーション・データを使用するレポートを
Rational Publishing Engine で作成するには、以下のステップを実行します。
1: Rational Publishing Engine への接続
Rational Publishing Engine がまだインストールされていない場合は、この製品を自分でインストールするか、管理者にインストールしてもらってから、ライセンス・サーバーに接続する必要があります。
Rational Publishing Engine Document Studio を使用して、アプリケーション・ソースをインポートし、レポート・テンプレートを作成することができます。
さらに、
Rational Publishing Engine ランチャーを使用し、レポート・テンプレートを取り込んだ文書仕様を作成して、レポートを生成することもできます。
2: レポート・テンプレートの設計
重要: 統合製品 (または「データ・プロバイダー」) にバンドルされている
Rational Reporting for Document
Generation のバージョンによってサポートされるテンプレート・バージョンを使用する必要があります。
バンドルされているバージョンを判別するには、製品のレポート作成管理者に問い合わせてください。
詳しくは、『
バージョンの互換性』を参照してください。
- Rational Publishing Engine Document Studio を始動して、レポート・テンプレート設計を作成します。
- テンプレート設計を作成するかインポートします。 この設計によってレポートのレイアウトが決まります。 Rational Publishing Engine にはサンプル・レポートとチュートリアルのセットが付属しているので、これらを検討できます。
重要: 「テンプレートのロード」API でテンプレート・バージョン番号を更新して、データ・プロバイダーと互換性があるバージョンを使用するようにします。
新しいテンプレート・バージョンが指定されている場合に、古いテンプレートが開かれると、そのテンプレートについてテンプレート・バージョンが更新されます。
Rational Publishing Engine インフォメーション・センター内のサポート概念:
Rational Publishing Engine インフォメーション・センター内のサポート・タスク:
3: アプリケーション・データ・ソースへの接続
インポートするデータ・ソース・スキーマを決定します。 スキーマ内の要素を使用して、アプリケーション・データに対する照会をテンプレートに追加できます。
これらの照会は、最終的にレポートに生成される情報の内容を指定します。
- レポートに使用する使用可能なデータ・スキーマを確認します。 製品ごとに固有のスキーマまたはスキーマのセットがあります。
- データ・ソース・スキーマを指す URL を構成します。
- Document Studio 内に新しいデータ・ソースを追加します。
Rational Publishing Engine インフォメーション・センター内のサポート・タスク:
4: テンプレートへのアプリケーション・ベースのデータ照会の追加
Document Studio を使用して、データ・ソース内のデータを既存のレポート設計テンプレートに追加します。追加するデータ照会により、レポート出力のさまざまな箇所で生成されるデータの内容が決まります。 「データ・ソース・スキーマ」ビューでデータ・ポイントを選択して、階層順にテンプレートに追加しなければなりません。
Rational Publishing Engine インフォメーション・センター内のサポート概念:
Rational Publishing Engine インフォメーション・センター内のサポート・タスク:
5: 文書仕様の作成
レポート・テンプレートを作成し、アプリケーション・データ・ポイントをレポート・テンプレートに取り込むと、さまざまな形式のレポートを生成できるようになります。 レポートを生成する際には、そのレポートの実行対象の情報が含まれるデータ・ソースに接続しなければなりません。 接続するには、関係するデータが含まれているアプリケーション・リポジトリーを指す URI を指定します。
フィルターを使用してデータの特定のサブセットを指定することで、レポートの生成中に Rational Publishing Engine がアプリケーション・リポジトリーから必要以上の情報を取得しようとすることを防止できます。フィルターは、一般的なデータ・ソース URI をより具体化したものです。これらのフィルターには、テンプレートで参照される必要なデータをすべて取得するために十分な条件が設定されている必要があります。そうでない場合、未完了のレポートが生成されます。
- レポートに組み込むテンプレートを指定します。
- 出力のフォーマットと場所を指定します。
- データ・ソースの URI を決定します。 一般データ・ソースを指して、リポジトリー内の関連データをすべて取得するか、より具体的な URI であるオプションのフィルターを使用し、パラメーターを指定して、リポジトリーからデータの一部を取得することができます。
- データ・ソースの URI を入力します。
- オプション: 指定したデータ・ソースにアクセスするためのログイン資格情報を入力します。 この文書仕様を他のユーザーと共有する場合は、資格情報フィールドを空のままにする方が良い場合もあります。
資格情報を指定しない場合に、ユーザーがこの文書仕様からレポートを実行しようとすると、資格情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。
資格情報を指定した場合に、ユーザーがレポートを実行しようとすると、保存された資格情報がそのユーザーの資格情報ではなくても、リポジトリーへのアクセスに使用されます。
Rational Publishing Engine インフォメーション・センター内のサポート概念:
6: レポートの生成
文書仕様からレポートを生成できます。 レポートを生成する際には、そのレポートに関するデータを提供する 1 つ以上のデータ・ソースに接続していなければなりません。 Rational Publishing Engine を使用した文書生成について詳しくは、『文書生成ウィザードを使用しない文書仕様の定義』を参照してください。
7: カスタムのドキュメント・スタイルのレポートのインポート
このレポートをお使いのアプリケーションにインポートすると、ユーザーが Web インターフェースで「レポートの作成」ウィザードを使用してドキュメント・スタイル・レポートを生成できるようになります。レポートのインポートについて詳しくは、お使いの製品のインフォメーション・センターを参照してください。