すべてのスキーマ・エレメントには、特別な ID 番号があります。この属性には、デフォルトで、現行モデル・エレメントの固有の GUID が入力されています。
Rational Tau 図を表すすべてのスキーマ・エレメントには、_image という特別な属性があります。この属性を使用して、現在の図にイメージ・ファイルを生成し、出力にイメージを組み込むことができます。
この属性は、すべての式、アクション、および定義で使用可能で、構文解析されないエレメントの表現を保持します。
すべてのスキーマ・エレメントには、照会という特別な子エレメントがあります。スキーマの他のエレメントとは異なり、照会には、割り当て済みの、基礎となる Rational Tau の照会および型がありません。そのため、照会エレメントをそのまま使用しても、何の結果も戻されません。
照会エレメントは、文書生成で別のレベルのカスタマイズを可能とします。タスクで、既存のエレメントが十分でないか、最適でない場合に、照会エレメントを使用して、型と照会を定義できます。型は、型キャストを照会エレメントに追加することによって定義され、照会はネイティブ・フィルターとして定義されます。
1 番目のイメージは、照会エレメントにキャスト query (Any Type) が追加された例を示しています。2 番目のイメージは、キャスト model.query(Diagram) を備えた照会エレメントがテンプレートで使用されている例を示しています。
このシナリオでは、有効な照会は、GetAllEntities().select( IsKindOf("Diagram")) です。
照会結果は、照会で使用された型キャストに基づいてフィルタリングされます。照会が構文的に正しい場合、結果には指定された型キャストと一致するエレメントのみが含まれます。