WebSphere Application Server での Rational ClearQuest アダプターの構成

IBM® Rational® ClearQuest® 共有ライブラリーを IBM Rational Publishing Engine データ・サービス・アプリケーションで使用可能にして、Rational ClearQuest API を Rational Publishing Engine から使用できるようにすることができます。

始める前に

  • Rational ClearQuest がアプリケーション・サーバーと同じコンピューターにインストールされている必要があります。
  • Rational Publishing Engine レポート作成データ・サービス・アプリケーションおよびレポート作成データ・サービス・アダプターをデプロイします。
  • ファイアウォールの警告やライセンス交付の問題がある場合、それらを修正してから、Rational ClearQuest 共有ライブラリーを構成します。

手順

  1. Rational ClearQuest インストール済み環境の共有ライブラリーのパスを、Rational Publishing Engine データ・サービス・アプリケーションがデプロイされている WebSphere® Application Server ノードに追加します。
    1. WebSphere Application Server で、「環境」 > 「共有ライブラリー」をクリックします。
    2. スコープ設定を指定するため、「Node=RationalPublishingEngineNode01, Server=RationalPublishingEngineServer」エントリーを選択します。 RationalPublishingEngineNode01 はノードのデフォルト名で、RationalPublishingEngineServer はサーバーのデフォルト名です。
    3. 共有ライブラリー参照を作成するため、「新規」をクリックします。
    4. 「名前」「説明」、および「クラスパス」に値を設定します。正しいロケーションにあるファイルをクラスパスが指すようにしてください。
      表 1. 共有ライブラリー参照のフィールド
      説明
      名前 ClearQuest CM API
      説明 ClearQuest アダプターの共有ライブラリー。
      クラスパス

      application_files¥IBM¥RationalSDLC¥ClearQuest¥cqjni.jar
      application_files¥IBM¥RationalSDLC¥ClearQuest¥stpcq.jar
      application_files¥IBM¥RationalSDLC¥Common¥stpcmmn.jar
      application_files¥IBM¥RationalSDLC¥Common¥stpwvcm.jar

      注: リストされているデフォルト値は、Rational ClearQuest 7.1 の場合の値です。実際に使用するパスは、インストールされている Rational ClearQuest のバージョンによって異なります。正しいロケーションのファイルを参照していることを確認します。Rational ClearQuest インストール済み環境のロケーションを参照するには、「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM Installation Manager」 > 「インストール済みパッケージの表示」をクリックして、IBM Installation Manager にチェックインします。
    5. 「OK」の次に「保存」をクリックします。
  2. Rational ClearQuest 共有ライブラリーをレポート作成データ・サービス・アプリケーション・プロファイルに関連付けます。
    1. 「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
    2. データ・サービス・アプリケーションをデプロイしたサーバーをクリックします。デフォルトの名前は、RationalPublishingEngineServer です。
    3. 「サーバー・インフラストラクチャー」 > 「Java およびプロセス管理」 > 「クラス・ローダー」をクリックします。
    4. 共有ライブラリー用のクラス・ローダーを作成するため、「新規」 > 「OK」をクリックします。
    5. 共有ライブラリー参照をクラス・ローダーに関連付けるため、サブステップ 2.d で作成した新規クラス・ローダーのハイパーリンクをクリックします。
    6. 関連付けるライブラリーごとに、「追加」をクリックしてライブラリーを選択し、「OK」をクリックします。
    7. 「共有ライブラリー参照」をクリックします。
    8. 各ライブラリーを関連付けるには、「追加」をクリックし、ライブラリーを選択して「OK」をクリックします。
    9. 「保存」をクリックします。
  3. Linux アイコン Linux を使用している場合、汎用 JVM 引数を構成します。
    1. 「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Servers」をクリックします。
    2. サーバー名をクリックします。
    3. 「サーバー・インフラストラクチャー」セクションで、 「Java およびプロセス管理」を展開し、「プロセス定義」をクリックします。
    4. 「Java 仮想マシン」をクリックします。
    5. 「汎用 JVM 引数」フィールドに、Generic JVM arguments -Djava.library.path=/opt/ibm/RationalSDLC/clearquest/linux_x86/shlib と入力します。
    6. 「OK」をクリックします。
  4. Linux icon Linux を使用している場合、LD_LIBRARY_PATH 環境変数を構成します。
    1. 「プロセス定義」ページで、「環境エントリー」をクリックし、「LD_LIBRARY_PATH」をクリックします。
    2. 名前を入力し、ライブラリー・パスを入力します。 例: /opt/ibm/RationalSDLC/clearquest/linux_x86/odbc/lib:/usr/local/ibm/gsk7/lib
  5. レポート作成データ・サービス・アプリケーションを再始動します。
  6. IBM Rational ClearQuest アダプターおよびライブラリーが正しく構成されていることを確認します。 ブラウザーで、Rational ClearQuest アダプターの URL を入力します。
    • http://host:port/DataServices/ClearQuest と 入力します。 正常にインストールされている場合、Rational ClearQuest メンテナンス・ツールに表示されるものと同じ、Rational ClearQuest 接続のリストが表示されます。
    • http://host:port/DataServices/ClearQuest/version と 入力します。 正常にインストールされている場合、Rational ClearQuest ユーザー・データベースのリストが表示されます。
    • http://host:port/DataServices/ClearQuest/version/database_name と入力します。正常にインストールされている場合、照会のリストが表示されます。

次のタスク

照会の URL をコピーし、テンプレートまたは文書仕様に追加します。
注: レポート作成データ・サービス・アプリケーションでサポートされている照会は、静的結果セットが含まれる照会のみです。動的照会はサポートされていません。

All Defects 照会の URL を使用すると、この照会が Rational ClearQuest クライアントに返すヒット数が含まれる結果セットが表示されます。それぞれの結果は、特定のレコード・タイプに固有の DBID です。特定のレコードのデータが返されるまで、このプロセスを続行できます。Rational Publishing Engine のレポート・オーサリングで使用できるよう、この照会 URL を保存します。

疑問符 (?) とそれより後の引数は削除してください。

削除前: http://localhost:9081/DataServices/ClearQuest/7.0.0/SAMPL/Public+Queries/All+Defects?Type=Query
削除後: http://localhost:9081/DataServices/ClearQuest/7.0.0/SAMPL/Public+Queries/All+Defects


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