コンテナー・エレメントは、段落とは異なります。段落と異なり、コンテナーは、出力文書内に占有スペースがありません。 したがって、出力のフォーマットに影響を与えることなく、エレメント・グループに対する条件の定義、計算の実行、またはデータの識別を行うことができます。
ヒント: フォーマットを保持する必要がなくコンテナー・エレメントに変換したい段落がある場合は、
このトピックの下部にある『段落をコンテナー・エレメントに変換』セクションを参照してください。
このタスクについて
- コンテナーを使用して以下のタスクを実行できます。
- コンテナー・エレメントを以下のいずれかのエレメントにドラッグします。
- コンテナー
- リスト
- リスト項目
- 段落
- 反復
- テーブル
- 行
- セル
- コンテナー内に許容されているエレメントのみをコンテナーが含んでいる場合、そのコンテナーを別のコンテナーにドラッグする。 例えば、コンテナーを、行エレメント内の別のコンテナーにドラッグできます。
ただし、コンテナー内に段落エレメントが含まれている場合、行には段落を含めることができないので、そのコンテナーは、行エレメント内の別のコンテナーにドラッグできません。
- 照会によって制限された別のコンテナーにコンテナーをドラッグする。
例えば、テンプレートのルートでコンテナーを別のコンテナー内に
ドラッグすること、またはコンテナーを段落内のコンテナー内にドラッグすることが
できます。
- 以下のタスクは、コンテナーを使用して実行することはできません。
- コンテナーを、コンテナー、リスト、リスト詳細、段落、反復、表、行、セル以外のエレメントにドラッグする。
例えば、テキスト・エレメントにコンテナーをドラッグすることはできません。
- 表、行、またはセルのエレメントに含まれているコンテナーを、そのエレメント・タイプの外側にドラッグする。
例えば、行にコンテナー・エレメントが含まれている場合、そのコンテナー・エレメントは、表内の別の行に移動できません。一般に、あるエレメントに含まれているコンテナーは、そのエレメント・タイプの外側にはドラッグしないでください。
- 行がコンテナー・エレメント内にある場合、行エレメントに対して once per table プロパティーを true に設定する。
- コンテナーでの反復
-
手順
- コンテナー・エレメントを以下のいずれかの方法で、
テンプレート・コンテンツ・エディターに追加します。
- 「パレット」ビューで、
コンテナー・エレメントを選択して、テンプレート・コンテンツ・エディターにドラッグします。
- エディター領域で、右クリックしてを選択します。
- 「アウトライン」ビューで、「コンテンツ」を右クリックして、を選択します。
- コンテナー・エレメントを選択します。
- 「プロパティー」ビューで、コンテナーのプロパティーを変更します。
- をクリックするか、または「保存」アイコンをクリックします。
次のタスク
- コンテナーでの反復
- Loop 関数は、do while loop 機能を IBM® Rational® Publishing Engine に追加します。これにより、アクションを繰り返し実行できるようになります。
コンテナーの do while プロパティーを true に設定して、コンテナーおよびそのすべての子が再び評価されるようにできます。
- 段落をコンテナー・エレメントに変換
- バージョン 1.3 リリース以降は、段落をコンテナー・エレメントに変換できます。
段落が変換された後は、変更を即時に元に戻さない限り、新たに変換されたコンテナーを段落に変換して戻すことはできません。
照会、割り当て、条件、フィルターなど、段落に含まれるデータはすべて保持されますが、
段落に定義されていたフォーマットは、新たに変換されたコンテナーでは保持されません。
- テンプレート・コンテンツ・エディターで段落をコンテナーに変換するには、次のようにします。
- エディター領域または「アウトライン」ビューで段落エレメントを
右クリックし、を選択します。
- (オプション) 直前のステップの後で変換を元に戻す機会はこのタイミングしかありません。
- エディター領域または「アウトライン」ビューで、新たに変換したコンテナー・エレメントを
右クリックし、「コンテナーの作成を元に戻す (Undo
Create Container)」を選択します。