ヘルプ・サーバーの保護

ヘルプ・サーバーにログオンしているときにのみヘルプ・サーバーにアクセスできるようにしたり、 ヘルプ・サーバーにリモートでアクセスできるようにしたりすることが可能です。 リモート・アクセスを有効にする場合は、ヘルプ・サーバーを保護するためにユーザーのパスワードを作成できます。 Eclipse ワークスペース内でヘルプ・サーバーのセキュリティー設定タイプを設定することもできます。

ヘルプ・サーバー用のユーザーの作成

手順

  1. ブラウザーで、http://server:port/help-name/updater/admin.jsp の形式で URL を入力して、「ヘルプ管理 (Help Administration)」ページを開きます。
  2. 「管理者アクセス管理 (Administrative Access Management)」タブをクリックします。 デフォルト・ユーザーは warupdateadmin です。パスワードとして warupdateadmin が使用されます。
  3. 認証タイプを選択します。
    • ローカル・アクセスのみ (Local access only): ヘルプ・サーバーにログオンしているユーザーのみが ヘルプ・コンテンツを更新できます。
    • 役割ベースのセキュリティー (Role based security): ユーザーは「ヘルプ管理 (Help Administration)」ページにリモート環境からログインできます。

    「役割ベースのセキュリティー (Role based security)」を選択した場合は、次のステップに進みます。 「ローカル・アクセスのみ (Local access only)」を選択した場合は、これ以上のセットアップは不要です。

  4. 「役割ベースのセキュリティー (Role based security)」を選択した場合は、ヘルプ・コンテンツをリモートで管理できる ユーザーを作成します。
    1. 「追加」をクリックします。
    2. 対象ユーザーのパスワードを入力して確認します。 ユーザー名はカスタマイズできません。
    3. 製品資料のコメント機能が有効な場合、入力されたコメントを管理する権限をユーザーに与えるには、「コメント管理者 (Comment Administrator)」オプションを選択します。
    4. ヘルプ・サーバー管理のために他のユーザーを作成する権限をユーザーに与える場合は、「ユーザー管理 (User Administration)」オプションを選択します。 「ユーザー管理 (User Administration)」 オプションを選択しない場合、ユーザーは、ヘルプ・コンテンツの更新はできますが、ヘルプ・サーバー・ユーザーを作成することはできません。

セキュリティー・タイプの設定

Eclipse ワークスペース内で、Eclipse およびヘルプ・システムのセキュリティー・タイプを設定できます。

始める前に

製品のセキュリティー設定が既に構成されている可能性もあります。product_customization.ini を調べて、値が構成済みであるかどうかを確認してください。

このタスクについて

表 1. Eclipse およびヘルプ・システムのセキュリティー設定
設定 説明
com.ibm.ut.help.common.sslcontexts ヘルプ・サーバーのセキュリティー設定
値の例:
  • SSL
  • SSLv2
  • SSLv3
  • TLS
  • TLSv1
  • TLSv1.1
org.eclipse.help.base.sslcontexts Eclipse のセキュリティー設定
値の例:
  • SSL
  • SSLv2
  • SSLv3
  • TLS
  • TLSv1
  • TLSv1.1

手順

  1. テキスト・エディターを使用して以下のファイルを開きます。
    • <Eclipse_workspace>¥.metadata¥.plugins¥org.eclipse.core.runtime¥.settings¥org.eclipse.help.base.prefs
    • <Eclipse_workspace>¥.metadata¥.plugins¥org.eclipse.core.runtime¥.settings¥com.ibm.ut.help.common.prefs
  2. 両方の設定を、それぞれの .prefs ファイルで指定します。 複数の SSL タイプをリストするには、コンマで区切ります。複数のタイプを指定した場合、正しいタイプが見つかるまで、各タイプが検査されます。両方の設定に同じ値を指定してください。
    以下に例を示します。
    com.ibm.ut.help.common.sslcontexts=TLS,TLSv1
    org.eclipse.help.base.sslcontexts=TLS,TLSv1
  3. 両方の .prefs ファイルに変更を保存します。

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