直前の演習では、マニュアル・テスト・スクリプトを作成しました。
この演習では、現実的なデータ値を提供するために、テスト・データをスクリプトに追加します。
この演習を実行するには、Microsoft® Excel が必要です。
テスト・データの作成時には、データをコンマ区切り値 (CSV) ファイルからインポートします。
外部データをマニュアル・テストで使用するには、テスト・データをマニュアル・テスト・スクリプトと関連付け、次に変数をテスト・スクリプトに挿入し、リテラル値を置き換えます。
実行中に、マニュアル・テスト・スクリプト内の変数は、インポートされた CSV ファイルからのデータで置き換えられます。
この演習では、引き続きテスト担当者として作業し、テスト・データを作成して、それをテスト・スクリプト
「新規カスタマー・オーダー・テスト・スクリプト」に追加します。
テスト・データを作成するには、以下のようにします。
- まだであれば、テスト担当者としてログインします (ユーザー ID: tony、パスワード: tony)。
- まず以下のようにして CSV ファイルを作成します。
- Excel スプレッドシートを開きます。
- スプレッドシートでは、データの最初の行は列定義でなければなりません。
ColumnName:TYPE の形式に従います。ここで type は、STRING、NUMBER、BOOLEAN、または ENUMERATION にすることができます。
以下のデータ行を入力します。
ヒント: データを切り取ってスプレッドシートにペーストすることができます。
表 1. A |
B |
C |
D |
E |
F |
G |
Composer:STRING |
Item:STRING |
Quantity:STRING |
CardNumber:STRING |
CardType:ENUMERATION |
ExpDate:STRING |
Total:STRING |
Haydn |
Violin Concertos |
1 |
1111 1111 1111 1111 |
Visa |
12/11/2008 |
15.99 |
Haydn |
Violin Concertos |
2 |
2222 2222 2222 2222 |
Visa |
12/11/2008 |
30.98 |
Haydn |
Violin Concertos |
5 |
3333 3333 3333 3333 |
Visa |
12/11/2008 |
75.95 |
Haydn |
Violin Concertos |
10 |
4444 4444 4444 4444 |
Visa |
12/11/2008 |
150.90 |
Haydn |
Violin Concertos |
50 |
5555 5555 5555 5555 |
Visa |
12/11/2008 |
750.50 |
- データの入力が終了したら、をクリックします。
- 「ファイル名」フィールドで、Classics_Java と入力します。
- 「保存ファイル・タイプ」フィールドで、「CSV (コンマ区切り)」を選択します。
- 「保存」をクリックし、「OK」と「はい」をクリックします。
- 次に、以下のようにして CSV ファイルをインポートします。
- テスト・データ・エディターを開くには、「構造」アイコン (
) をポイントし、「テスト・データの作成」をクリックします。
- 名前には「クラシック Java テスト・データ」と入力し、記述タイプには「新規オーダー・テスト・スクリプトのテスト・データ」と入力します。
- 「データ・ファイル」セクションで、ファイル Classics_Java.csv を参照し、「開く」をクリックします。 データ・レコードが「データ・レコード」セクションに表示されます。
- ページの上部の「保存」をクリックします。
- 最後に、マニュアル・テスト・スクリプト内のテスト・データを以下のように使用します。
- タブをクリックして、「新規カスタマー・オーダー・テスト・ケース」に戻ります。
注: テスト・ケースがまだ開かれていない場合には、
「構造」アイコン (

) をポイントし、
「テスト・ケースの表示」をクリックします。 「ビュー・ビルダー」ウィンドウで、
「マイ・テスト・ケースのみ」を選択解除して
「実行」をクリックします。
リストから、
「新規カスタマー・オーダー・テスト・ケース」をクリックして開きます。
- 「テスト・スクリプト」セクションをクリックし、次に「新規カスタマー・オーダー・テスト・スクリプト」をクリックして開きます。
テスト・スクリプトが「マニュアル・テスト」エディターで開きます。
- 「テスト・データ」リストから、「クラシック Java テスト・データ」をクリックし、「保存」をクリックします。
このアクションにより、テスト・データがテスト・スクリプトと関連付けられます。
注: リストに「クラシック Java テスト・データ」が表示されていない場合は、ブラウザーを更新します。
- 次に、以下のようにして CardNumber 変数をマニュアル・テスト・スクリプトに挿入します。
- 「ステップ 12」をクリックし、そのステップでクレジット・カード番号をマウスを使用して強調表示します。
- ツールバーから「テスト・データ列の挿入」アイコン (
) をクリックします。
- CardNumber 変数を選択し、「OK」をクリックします。
変数がステップ内のそのポイントに挿入されます。
- 「保存」をクリックします。
テスト実行中に、リテラルはテスト・データで置き換えられます。
次の演習では、引き続きテスト担当者として作業し、キーワードを作成してマニュアル・テスト・スクリプトに追加します。