バージョン 1.0.1 への更新 (データベースの手動マイグレーション)

Rational® Quality Manager バージョン 1.0.1 へアップグレードするとき、手動でデータベースをマイグレーションするには、バージョン 1.0.1 をインストールする前に Rational Quality Manager バージョン 1.0 をアンインストールする必要があります。
このタスクについて
注: Rational Quality Manager をアンインストールすると、重要なデータベース接続情報が失われるので、アンインストールする前にバックアップを実行する必要があります。

Rational Quality Manager v1.0.1 へアップグレードするときに手動でデータベースをマイグレーションするには、次のようにします。

  1. Rational Quality Manager Jazz™ Server を停止するか、あるいは WebSphere® Application Server (WAS) 環境の場合は、WAS を停止します。
  2. データベースと teamserver.properties ファイルを、Rational Quality Manager インストール・ディレクトリー外部の一時ロケーションにバックアップします。

    teamserver.properties ファイルには、データベース・ロケーションに関する情報が含まれています。この情報は、Rational Quality Manager がデータベースへ接続できるようにするために必要とする情報です。デフォルトでは、このファイルは <RQM_install_dir>¥RQM¥server¥teamserver.properties にあります。

  3. Rational Quality Manager と共にインストールされたデフォルトの Tomcat アプリケーション・サーバーを使用する場合は、<RQM_install_dir>¥RQM¥server¥tomcat¥conf ディレクトリーをバックアップします。 WebSphere Application Server 環境の場合は、provision_profiles ディレクトリーをバックアップします。
  4. 次の例のように、repotools -export コマンドを使用して既存のリポジトリーからデータをエクスポートし、Rational Quality Manager ディレクトリー構造の外部にファイルを保存します。
    repotools -export toFile=c:¥export.tar teamserver.properties=c:¥RQM¥server¥teamserver.properties

    この toFile には、リポジトリーをエクスポートする TAR ファイルの名前を指定し、teamserver.properties には teamserver.properties ファイルのパスを指定します。

    注: repotools の使用に関する手順は、https://jazz.net/learn/LearnItem.jsp?href=content/docs/repo-migration/index.html にあります。
  5. Installation Manager を始動し、「アンインストール」をクリックし、アンインストール手順に従って、サーバーから Rational Quality Manager を除去します。
  6. Installation Manager を使用して、「インストール」をクリックし、インストール手順に従って、Rational Quality Manager の最新バージョンをサーバーへインストールします。
  7. インストールが完了したら、以前にバックアップした teamserver.properties ファイルを復元します。
  8. デフォルトの Tomcat アプリケーション・サーバーを使用する場合は、以前にバックアップした <RQM_install_dir>¥RQM¥server¥tomcat¥conf ディレクトリーを復元します。
  9. WAS 環境では、次のようにします。
    1. 以前にバックアップした provision_profiles ディレクトリーを復元します。
    2. jazz.war ファイルをアンインストールし、jazz_war ディレクトリーを削除します。
      注: jazz.war ファイルは <RQM_install_dir>¥RQM¥server¥tomcat¥webapps¥jazz.war にあります。 jazz_war ディレクトリーは C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AppSrv01¥temp¥<serverNode>¥server1¥ にあります。
    3. 新しい jazz.war ファイルをインストールします。
  10. 次の例のように、repotools -import コマンドを使用して、エクスポートされたリポジトリーからデータをインポートします。
    repotools -import fromFile=c:¥export.tar teamserver.properties=c:¥RQM¥server¥teamserver.properties

    この fromFile には、リポジトリーをインポートする元の TAR ファイルの名前を指定し、teamserver.properties には teamserver.properties ファイルのパスを指定します。

  11. Rational Team Concert クライアントを始動し、レポートを v1.0.1 に更新します。
  12. Rational Quality Manager Jazz Server を再始動するか、あるいは WebSphere Application Server (WAS) 環境の場合は、WAS を再始動します。
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