Lab リソースの作成と表示
Lab 管理データベースに Lab リソースの情報を取り込むための方法はいくつかあります。
既存の Lab リソース・データをインポートして、Lab 管理ツールで Lab リソースのデータを新規作成することができます。
Lab リソースのグループを作成して、テスト担当者のチームに割り当てることができます。
特定の属性 (例えば、特定のオペレーティング・システムやソフトウェア) を使って、Lab リソースを検索することができます。
- テスト Lab 管理における役割
Lab 管理タスクは、多くの場合、lab マネージャーおよびテスト担当者の役割にあるユーザーが実行します。
このトピックでは、これらの役割に関連する作業アクティビティーと、そこで使用される Lab 管理ツールの各種機能について説明します。
- 複数の Lab リソース定義をインポートするためのファイルの作成
リソース定義のリストを XML 形式で作成して、Lab リソース・データを Lab 管理ツールにインポートすることができます。
- Lab リソース・リストのインポート
Lab リソースのリストは XML ファイルからインポートすることができます。
- 新規のテスト環境の作成
保管してさまざまな Lab 管理タスク (例えば Lab リソース要求、Lab リソースの検索、および将来のテスト環境の作成) に再利用できる Lab リソースのテスト環境を作成することができます。
テスト環境は、Lab リソース属性のセットです。例えば、特定のタイプのマシンの make、メモリー、オペレーティング・システム、およびソフトウェアなどです。
- テスト環境の表示
リソースの作成、リソースの検索、Lab リソースの要求および予約などの Lab 管理アクティビティーで使用できるすべてのテスト環境を表示することができます。
- 物理マシンの Lab リソース・データの作成
物理マシンの Lab リソース・データを作成して、Lab 管理ツールでトラッキングを行うことができます。
- 仮想イメージの作成
仮想イメージのデータを作成して、Lab 管理ツールでトラッキングを行うことができます。
仮想イメージとは、テスト中のアプリケーションの基礎として使用されるソフトウェアで構成される .vmx ファイルです。
例えば、
英語用の Windows® XP、SP2 オペレーティング・システム、およびセキュリティー・ソフトウェアで構成される
基本イメージ .vmx ファイルをセットアップすることができます。 その後、それに名前 (例えば、WinXP-SP2-eng.vmx) を割り当て、保存します。
イメージを物理マシン上にデプロイしてイメージを名前変更すると、それが仮想マシンになります。
その後、テスト用のアプリケーションを仮想マシンにロードできます。
仮想イメージは簡単に再利用できるので、追加のテスト環境をセットアップする時間を節約することができます。
- 仮想コレクション
仮想コレクションとは、仮想イメージまたは仮想マシンの論理グループです。
仮想コレクションは、アプリケーション・トポロジー (たとえば、Web サーバー用に 1 つの仮想イメージ、一緒に使用されるデータベース・サーバー用にもう 1 つの仮想イメージ) を表します。
仮想コレクションには、それが表すアプリケーション・トポロジーについて記述するテスト環境を関連付けることができます。
ユーザー・アカウントに対して定義された Lab 管理権限およびクライアント・アクセス・ライセンスの設定によっては、このトピックで説明される機能は使用できない場合があります。 仮想コレクションを表示または使用するには、外部プロバイダー (たとえば、VMLogix や Surgient、または仮想イメージおよび仮想マシンを管理する別のツール) と統合する必要があります。
外部プロバイダー・アプリケーションと IBM® Rational® Quality
Manager の統合のセットアップについては、外部プロバイダー・アプリケーションに関する製品資料を参照してください。
- 仮想化製品の統合での作業
ユーザー・アカウントに対して定義された Lab 管理権限およびクライアント・アクセス・ライセンスの設定によっては、このトピックで説明される機能は使用できない場合があります。 仮想イメージおよび仮想マシンを管理する外部プロバイダーと統合されている場合、テスト環境を表示し、IBM Rational Quality
Manager の仮想コレクションにデプロイして割り当てることができます。
仮想コレクションとは、アプリケーション・トポロジーが表す仮想イメージまたは仮想マシンの論理グループです。
- Lab リソース・グループの作成
Lab リソースのグループを作成して、トラッキングおよび管理を行うことができます。
Lab リソース・グループに、チームを関連付けることができます。
例えば、特定のテスト・チーム専用のマシンのグループを作成することができます。
チームは常に、定義する Lab リソースのグループに対して排他的アクセスを持ちます。
- Lab リソース・グループの表示
Lab リソース・グループはすべて、チーム・エリア別に表示することができます。
ビューは、Lab リソース・グループ名、説明、開始日、有効期限、およびチーム・エリア別にソートすることができます。
- Lab リソースの検索
物理マシンや仮想イメージなどの Lab リソースは、定義済みの検索基準を使用して検索することができます。
- Lab リソースの削除および非表示
ユーザー・アカウントに対して定義された Lab 管理権限およびクライアント・アクセス・ライセンスの設定によっては、このトピックで説明される機能は使用できない場合があります。管理特権を持っている場合、Lab リソースをいくつかのビューから削除することができます。
また、Lab リソースを削除しないで、ビューから非表示にするように選択することもできます。
Lab リソースが削除されると、そのリソースの記録およびそのリソースに対して実行されたアクションの履歴はデータベースに残ります。
非表示または削除されている Lab リソースを他の Lab 管理ビューで表示するには、「削除および非表示にされたすべての Lab リソース」ビューを使用します。
また、このビューに表示されている Lab リソースを復元することもできます。
- Lab リソース・データの更新
ユーザー・アカウントに対して定義された Lab 管理権限およびクライアント・アクセス・ライセンスの設定によっては、このトピックで説明される機能は使用できない場合があります。 インベントリー
機能を持つ外部プロバイダー・アプリケーション (例えば、IBM Rational Build Forge® または、Tivoli® Application
Dependency Discovery Manager および Tivoli Provisioning Manager などの IBM Tivoli 製品) と統合する
必要があります。Lab リソース・データを更新して、最新の Lab リソース構成および
追加された新しい Lab リソースを表示することができます。
- リモート Lab リソースでのスクリプトの実行
ユーザー・アカウントに対して定義された Lab 管理権限およびクライアント・アクセス・ライセンスの設定によっては、このトピックで説明される機能は使用できない場合があります。
外部システムで使用可能なリモート Lab リソースに対して、
外部プロバイダー・アプリケーションで構成されるスクリプト、プロジェクト、
またはライブラリーを実行するには、
自動化機能 (例えば、IBM Rational Build Forge、または Tivoli Provisioning Manager など
の IBM Tivoli 製品) を
備えた外部プロバイダー・アプリケーションと統合する
必要があります。