ユーザー役割およびワークフロー

IBM® Rational® Quality Manager は、あらゆるサイズのテスト・チームが使用するために設計されました。この製品は、さまざまなユーザー役割やワークフローをサポートしています。

Rational Quality Manager では、以下の定義済みユーザー役割がデフォルトで用意されています。

必要に応じて、チームは新しい役割を作成することができます。例えば、開発マネージャー、プログラム・マネージャー、プロダクト・マネージャー、ユーザー・エクスペリエンス・エンジニアなどの、テスト組織外の任務用に役割を作成することができます。

最初の製品インストール時には、デフォルトの全役割において、すべての権限が有効とされています。管理者によるユーザー ID の作成時、各ユーザー ID に役割が割り当てられます。チームは、各役割ごとに特定の機能を有効または無効にするように、役割を構成することができます。例えば、テスト担当者がテスト計画の保存を行うことや、Lab マネージャーがテスト・スイートを実行することを無効にすることができます。

注: 管理権限を持つユーザーのみが、役割の構成や、ユーザー ID の追加を行うことができます。役割を構成する際は、Rational Team Concert クライアントが必要です。

役割は構成可能であるため、各テスト・チームは、それぞれの必要に合わせて Quality Manager をカスタマイズすることができます。また、全く同じチームは 2 つとないため、すべてのチームで通用する役割の組み合わせというものは存在しません。

下図は、テスト・マネージャー、テスト・リード、テスト担当者、および Lab マネージャーで構成されるチームにおける、Quality Manager によるワークフローの一例です。その下の表には、考えられるアクティビティーのいくつかが、各役割ごとにリストされています。これらの図および表は、一例に過ぎません。実際のチームで使用する役割の組み合わせやワークフローは、異なることでしょう。

さらに、この図では各タスクが順に行われるかのように示されていますが、実際には大部分のタスクは同時に行われます。

Quality
Manager フロー・ダイアグラム
ユーザー役割 タスク 使用される製品の領域
テスト・マネージャー
  • ホーム・ページのレビュー
  • テスト計画およびテスト・ケースの作成と編集
  • レポートのレビュー
  • テスト計画およびテスト・ケースのレビューおよび承認
  • テスト計画およびテスト・ケースの承認
  • ワークアイテムの割り当て
  • プロジェクト状況を追跡するためのレポートの実行
  • ステータスおよび要件のモニター
  • トレーサビリティーのモニター
  • バージョン・テスト計画

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要件 要件

計画 計画

レポート レポート

テスト・リード
  • ホーム・ページのレビュー
  • テスト・ケースの作成
  • 要件のテスト・ケースへの関連付け
  • プロジェクト状況を追跡するためのレポートの実行
  • テスト環境の定義
  • テスト・ケースの承認
  • テスト実行記録の作成
  • Lab リソース要求の作成
  • チーム情報のレビュー
  • ワークアイテムの割り当て
  • 障害の作成

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要件 要件

計画 計画

構造 構造

レポート レポート

欠陥 欠陥

テスト担当者
  • ホーム・ページのレビュー
  • ワークアイテムのレビュー
  • マニュアル・テストの作成
  • テスト・ケースの作成
  • テスト実行記録の作成
  • 手動および自動化スクリプトを使用するテスト実行記録の実行
  • テスト・スクリプトの再利用
  • テスト用 Lab リソースの要求
  • 障害の作成

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構造 構造

Lab 管理 Lab 管理

欠陥 欠陥

Lab マネージャー
  • ホーム・ページのレビュー
  • Lab リソースに関する要求を満たす

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Lab 管理 Lab 管理

関連概念
テスト計画
テスト・ケース
許可および役割

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