テスト計画

このトピックでは、テスト計画内のセクションについて説明します。
表 1. テスト計画のセクション
テスト計画セクション 説明
要約 テスト計画の所有者をリストして、テスト計画の説明を記述するために使用できるフルテキスト・エディターを提供します。 さらに、テスト計画の進行を追跡するための、ワークアイテムの状況も含まれています。
ビジネスの目的 リリースのビジネス上の理由を示します。 ビジネスの目的は、競争相手から市場シェアを勝ち取ることや製品のユーザビリティーと信頼性を改善することなど、しばしば財務上の目標に関連しています。
テストの目的 測定および報告が可能な、プロジェクトの成功基準を示します。 計画されたテスト活動の目標を定義できます。 例えば、成功、失敗、欠陥状況、問題を追跡して、ソフトウェアが顧客に配送される前に開発部門にフィードバックを提供することなどが目標となります。
公式レビュー テスト・ケースをレビューまたは承認しなければならない担当者をリストして、その承認プロセスを定義します。 ビジネス・プロセスを該当する業界または企業の規格および規定に準拠させるのに役立つ、公式レビュー・プロセスを設定するために使用します。

リストされた各チーム・メンバーは、ワークアイテムの通知を受け取ります。 チーム・メンバーが応答すると、それは計画の所有者に対して通知されて、結果の要約が表示されます。 その後チーム所有者は、それに合わせて計画を更新して、すべてのチーム・メンバーが承認するまでこのプロセスを繰り返します。

要件 特定のテスト・サイクルの要件をリストします。 新しい要件は、テスト計画内に直接作成することも、 または IBM® Rational® RequisitePro® などの外部ツールからインポートすることもできます。

要件をテスト計画に追加した後に、それらをテスト・ケースに関連付けることができます。 要件とテスト・ケースとの間のリンケージを確立した後に、 そのテスト・ケースによってカバーされる要件のパーセントを判別するためのカバレッジ・レポートを作成できます。 要件とテスト・ケースとの間のこの緊密な結合を維持することにより、 プロジェクトのライフ・サイクル全体にトレーサビリティーをセットアップできます。

アプリケーション・セキュリティー テスト・ケース・スクリプトに追加できる使用可能なテスト・ポリシーをリストします。

テスト・ポリシーは、危険クラス・テスト、アプリケーションまたはインフラストラクチャー・テスト、および侵入または非侵入テストなどの、 実行可能なテストを定義する事前定義されたセキュリティー・テストのセットです。 テスト・ポリシー・リンクをクリックすると、 詳細が AppScan Tester Edition 内に表示されて編集可能になります。

テスト・スケジュール テスト計画のスケジュールを定義します。

このセクションでは、それぞれに開始および終了日付のある、複数のマイルストーンまたは反復を作成できます。 追加 アイコンをクリックして、別のマイルストーンを追加します。

テスト評価 このテスト計画に関連付けられた概算の計画エフォートおよびテスト実行エフォートを定義します。 エフォートは、人時、人日、人月、または人年で入力できます。
テスト環境 サポートする必要のあるテスト環境および使用可能なリソースを指定するために使用します。 この情報を使用して、テスト・ケースごとにテストする環境を判別できます。

この情報は、手動で提供することも、または情報を生成する製品を使用して自動的に提供することもできます。 既存の環境を構成カタログから追加することもできます。 この情報をテスト計画に含めた後に、テスト用に使用可能であることが知られているマシンに対してテスト計画が指定した環境の、 ギャップ分析を実行できます。 さらに、Lab リソース用の要求も作成できます。

テスト・チーム 各テスト・チームのメンバーをリストします。 管理者として、ユーザーのチーム領域への追加や新しいプロジェクト領域とチーム領域の作成など、さまざまな管理用タスクを実行できます。
品質の目的 リリースの品質上の目的を表形式でリストします。 通常、品質の目的はリリース全体の品質に関するさまざまな測定基準を提供します。 許容される特定の機能の最大応答時間や許容される同時ユーザーの最小数など、いくつかのパフォーマンス目標をリストできます。 また、ユーザビリティーまたは信頼性に関係するいくつかの目標をリストすることもできます。
開始基準 テストを開始する前に必要となる製品およびフィーチャーの品質の最小レベルなど、テストの開始に必要な条件を指定するために使用します。
終了基準 特定のテスト・サイクルが完了したと判別されるために満たす必要のある条件を指定するために使用します。 例えば、テスト・ケースの 100% が実行済みで、最も重大な欠陥がすべて修正されるまで、テストは未完了であると指定することもできます。 テスト・サイクルの期間中に、終了基準を調整できます。
テスト・ケース テスト計画に関連したテスト・ケースをリストします。 関連を追加および削除して、文書をテストすること、および新しいテスト・ケースを作成して関連付けることができます。 テスト・ケースを除去すると、このテスト計画への関連は除去されますが、テスト・ケースは削除されません。
リソース テスト計画で参照される成果物にさまざまな共用ロケーションを指定します。
添付 以前のテスト計画、テスト反復、画面取り、サポートされる他の資料などの、 ファイルおよび文書をテスト計画に添付するために使用します。

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