Rational® Quality Managerを使用する場合、以下の指示に従って Oracle データベースを構成します。
始める前に
注意点:
- Oracle は専用データベース・サーバーにインストールするか、
Rational Quality Manager がインストールされているのと同じサーバーにインストールできます。
- ユニコード・コンテンツが適切に処理されるよう、データベースの
文字セットは UTF-8 エンコードにする必要があります。
- この手順を実行するユーザーは、Oracle データベースで
システム管理者権限を有している必要があります。
このタスクについて
Oracle データベースをセットアップするには、以下のようにします。
- 必要に応じて、Oracle インストール・ガイドに従って
Oracle をインストールします。
- Oracle データベースを作成します。
Oracle サーバー・マシンで、
Database Configuration Assistant を始動して、新規データベースを作成します。
作業方法が分からない場合、データベース管理者に問い合わせてください。
- データベースの性能を向上させるには、Oracle サーバーの適切な場所に
最低 1 GB の Oracle 表スペースを作成します。
下のサンプルは、
Windows® マシンで実行された CREATE ステートメントを示します。
CREATE BIGFILE TABLESPACE oracle_tbs DATAFILE 'c:¥oracle_tbs¥oracle_tbs.dbf' SIZE 1G AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT LOCAL AUTOALLOCATE
注: ディレクトリー・パス (この例では c:¥oracle_tbs) は事前に存在している必要があります。個別の表スペースを作成する必要はありません。Oracle の
デフォルト USERS 表スペースを使用できますが、Oracle が管理するディスクの
事前割り振りスペースを使用するほうが性能が向上します。
- Rational Quality Manager の特別な Oracle ユーザーを作成します。
CREATE USER RQMDBuser IDENTIFIED BY RQMDBpswd DEFAULT TABLESPACE oracle_tbs
前の例では、ユーザー名は RQMDBUser で、パスワード (Oracle の用語では IDENTIFIED
BY) は RQMDBpswd です。
- RQMDBUser を作成した後、ユーザーに必要なシステム権限を付与して
次のアクションを実行できるようにします。
- セッションを作成します。
- 表やインデックスを作成、変更、ドロップします。
- 作成した表から挿入、更新、削除します。
- Oracle が Rational Quality Manager サーバー・マシンにインストールされているマシンから Oracle ojdbc14.jar ファイルをコピーします。
- InstallDir/server/ にナビゲートし、oracle という名前のディレクトリーを作成します。
- ojdbc14.jar ファイルを oracle ディレクトリーにコピーします。
- Rational Quality Manager データベース・プロパティーを構成します。
- InstallDir/server/conf/jazz
にナビゲートし、teamserver.oracle.properties ファイルを探します。
- teamserver.oracle.properties ファイルで、データベース・ホスト名 (または IP)、データベース名、Oracle ユーザー名、およびパスワードを、以下に示されているように変更します。
デフォルトの teamserver.oracle.properties ファイル:
com.ibm.team.repository.db.vendor = ORACLE
com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=thin:jazzDBuser/{password}@//oracleserver.example.com:1521/ORCL
com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=jazzDBpswd
Rational Quality Manager のために
変更された後の teamserver.oracle.properties ファイル:
com.ibm.team.repository.db.vendor = ORACLE
com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=thin:RQMuser/{password}@//9.34.23.81:1521/RQMDB
com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=password
この場合、
RQMuser は適切な DB アクセス権限を持つユーザーです。
RQMDB
は Oracle データベースの名前です。
9.34.23.81:1521 は Oracle サーバーの
IP アドレスとポート番号です。
パスワードは Oracle ユーザーの
パスワードです。
注: 上記の IP アドレスの前にある // は、
RQM サーバーと Oracle が異なるマシンにインストールされている場合に必要です。
また、
次のプロパティーの password={password} テキストは変更しません: com.ibm.team.repository.db.jdbc.location。
- 「teamserver.oracle.properties」ファイルに以下の行を追加します。
#websphere port configuration
com.ibm.team.repository.server.repourl.port.http=9080
com.ibm.team.repository.server.repourl.port.https=9443
注: これらはデフォルトのポート番号です。WAS がインストール済みではなく、他のポート番号を使用している場合は、これらのポート番号を WAS 内で割り当てられたポート番号に一致させる必要があります。
- teamserver.oracle.properties ファイルを保管します。
- teamserver.properties ファイルを teamserver.properties.BAK に名前変更します。
- teamserver.oracle.properties ファイルを teamserver.properties
に名前変更して保管します。
- データベース表を作成します。
teamserver.properties ファイルが変更されたので、repotools という Jazz™ ユーティリティーを実行してデータベース表を作成する必要があります。repotools.bat ユーティリティー・ファイルは
InstallDir/server/ に置かれています。
コマンド・プロンプト・ウィンドウ
を開いて、次の引数の repotools を実行します。
repotools -createTables logFile=c:/tmp/repotools.log