実行結果の分析

テストを実行すると、実行の詳細が実行結果に保存されます。 結果をすぐに表示することも、後にテスト実行記録の履歴を通して結果にアクセスすることもできます。

概説

実行結果の上部セクションには、テスト実行の詳細が表示されています。

  • 実際の結果
  • ホスト名
  • 所有者
  • テスト・マイルストーン
  • テスト・ケース
  • テスト・スクリプト
  • テスト・データ
  • 重み
実行されるスクリプトの種類に応じて、これらのフィールドの一部は編集可能になります。 手動および自動のテストでは、このセクションの 「実際の結果」フィールドのみを編集できます。 スクリプトなしのテストを実行する場合、結果を保存するまですべての フィールドが編集可能になります。結果の保存後は、 「実際の結果」フィールドだけが編集可能となります。 スクリプトなしのテストを実行する場合、 関連するテスト・ケースを開くには、最初に結果を保存する必要があります。
注: 「実行結果」内のフィールドを編集するには、許可が必要です。 許可について詳しくは、許可および役割を参照してください。

Rational Quality Manager は、 テスト実行状態のデフォルト・セットを使用します。 「実際の結果」フィールドには、 次のいずれかの実行状態が表示されます。

  • 合格 (成功)
  • 不完全 (不完全)
  • 確定不能 (確定不能)
  • 部分ブロック (部分ブロック)
  • 不合格 (失敗)
  • エラー (実行エラー)
  • ブロック (ブロック)
  • 永続的失敗 (PermFailed)
  • 据え置き (据え置き)
テスト実行状態の標準定義を確認するには、テスト実行状態を参照してください。
ヒント: 管理者が実行状態を削除したり名前変更したりするには、 「システム・プロパティー」 > 「実行状態」 と選択します。

重みの配分

重みは、実行エフォートの測定値であり、テスト担当者の時間、 作業単位、または優先度に基づくものとすることができます。 例えば、実行に 2 倍の時間が必要なテスト・ケースは、別のテスト・ケースと比較して 2 倍の重みを持つ可能性があります。 進行状況を測定するためにレポートを実行する場合、状況を決定する際に 重みの値が考慮されます。

このセクションのスライダーを使用して、 実行結果の重みの配分を手動で編集できます。 例えば、テストが失敗しても、テストの 80% が実質的に成功していることを 追跡する場合があります。テスト・ケースの重みが 100 ポイントの場合、 80 ポイントが成功し、20 ポイントが失敗したことを記録します。

テストの重みの配分の合計を計算するのに、 次の公式が使用されます。

  • 成功 + 失敗 + 確定不能 <= 重み合計
  • 成功 + ブロック <= 重み合計
  • 試行数 >= 成功 + 失敗 + 確定不能

テスト 環境

このセクションには、テスト実行記録に指定されている ソフトウェアとハードウェアのプラットフォームをリストします。 結果からテスト環境に直接リンクすることができます。

障害

このセクションには、実行の際に開いた障害が表示されます。 また、新しい障害を作成することも (新規障害の追加)、 既存障害を追加することも (既存障害の追加)、 障害のブロッキング状況を変更することも (ブロッキング状況の変更) できます。 「実行結果」に関連付けられた障害は、ページの右側にある 「関連する障害」パネルにリストされます。

結果の詳細

マニュアル・テストの場合、 このセクションはテスト実行で実行されたステップの概要とその結果を示します。 この情報を使用して、テストが失敗したステップや、障害が報告されたステップを特定できます。 障害を開くには、「障害」(欠陥) アイコンをクリックします。

他のスクリプト・タイプについては、このセクションのリンクをクリックして、 レポートを HTML 形式で表示できます。

スクリプトなしでテストを実行する場合、 このセクションは実行の詳細をリッチ・テキスト・エディターで表示します。 適切な許可があれば、これらの詳細を編集することができます。


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