LDAP の夜間の同期化タスクでは、Jazz™ リポジトリー内のユーザー情報が LDAP ディレクトリー内の情報と同期されます。LDAP 同期化タスクでは、新規のユーザー・レコードの作成、名前およびユーザー情報の更新、あいまいなエントリーの識別、およびエラーのリストが行われます。
LDAP の夜間の同期化タスクを以下に示します。
- Jazz リポジトリーに新規のユーザー・レコードを作成します。新規のユーザー・レコードは、マップされた LDAP グループのメンバーで、まだ Jazz リポジトリーに存在していない、LDAP ユーザー・ディレクトリー内のすべてのユーザー用の Jazz リポジトリーに作成されます。
- Jazz リポジトリー内の名前または E メール・アドレス情報を更新します。Jazz リポジトリー内の値と LDAP ユーザー・ディレクトリー内の値が一致しない場合は、Jazz リポジトリー内の、名前と E メール・アドレスの各フィールドが更新されます。
- LDAP ユーザー・ディレクトリー内のあいまいなエントリーをリストします。あいまいなレコードは、Jazz リポジトリー内のユーザーの名前または E メール・アドレスの各フィールドを、LDAP の夜間の同期化タスクで一意的に更新できない場合に作成されます。例えば、あるユーザーは LDAP ユーザー・ディレクトリー内に複数の名前を持っています。それらのいずれの名前も、Jazz リポジトリー内のエントリーに一致しません。この場合、同期化タスクはあいまいなアカウントを示しているイベントを記録し、管理者は UI を手動で使用してユーザー・レコードをリフレッシュできます。
- Ldap ユーザー・ディレクトリー内のエラーをリストします。エラー・レコードが作成されるのは、LDAP ユーザー・ディレクトリー内のあるユーザーに複数のユーザー ID がある場合、または LDAP グループによって参照されているユーザーが存在していない場合です。例えば、LDAP ディレクトリー内の JazzAdmins グループに Joe というメンバーがいます。Joe のレコードは LDAP ユーザー・レコードには存在していません。このことは、そのユーザーがすでに組織の一員ではなくなっていることを示している可能性があります。その場合は、そのユーザーをリポジトリーにアーカイブする必要があります。