プロセスは、作業のフローを整理して制
御するために使用する役割、慣習、規則、およびガイドライ
ンの集
まりです。 プロジェクトのプロセスは、プロジェクト
・エリアで定義され、チーム・エリアでさらにカスタ
マイズできます。
Jazz™
ではプロセスを使用して、ツール内で操作を実行する
(ワークアイテムの状態の変更など) ユーザーの役割およびそのアク
セス権を定義します。
Jazz
内の各コンポーネントはプロセス認識型であるため、
プロセスの振る舞いの規則を、これらの操作の前提条
件およびフォローアップ・アクションとい
う形式で追加できます。 プロセスは、プロジェクトのレポ
ート、照会およびワークアイテムのタイプも定義できます。
プロセスは、プロジェクトの複雑度、およびプロ
ジェクトに割り当てられているチームのサイズと数に
よって異なります。
Jazz
には、プロセス・テンプレートが含まれており、
これを採用してカスタマイズすることができます。 チームは、単純なプロセ
スから開始して、プロジェクトの進行につれてプロセ
スを発展させることができます。 プロセスをカスタマイズした場合
、新規のプロセス・テンプレートを作成して、他のチ
ームが使用できるようにすることが可能です。 プロセス・テンプレー
トには、指定されたプロセスの正式ではない記述
を含め
ることができます。
Jazz
は、以下の方法でプロセスをサポートします。
- Jazz
はプロセス認識型です。 プロセスは、明示的に表現され、システム内でチームのメンバーが行う
すべての作業は、定義されたプロセスのコンテキスト内で
発生します。
- Jazz
コンポーネントは、プロセスに対応しています。
プロセスは、各コンポーネントの操作および成
果物に対して影響を与えるように
インプリメントすることができます。
- Jazz
は、プロセス中立型です。 各プロジェクト・チームは、適切な
レベルの制御およびガイダンスを定義できます。
- プロセスは、階層構造になっています。 一般的なプロジェクト全
体のプロセスは、プロジェクト・レベルで定義されま
す。 その後で、プロジェクト内
のチーム・エリアのニーズを満たすように、プロセス
を変更できます。
親プロセスは、チーム階層内の各レベルで、子プロセスがどの程度柔軟にプロセスをオーバーライドするか、またはニーズに合わせて変更するかを定義できます。
多くの場合、プロジェクトのすべてのチーム・メンバ
ーおよびすべての段階に適用される単一のプロセ
スはありません。 プロセスの振る舞いを使用して、特定のチ
ーム・エリアおよび反復において、プロセスをカスタ
マイズすることができます。 プロジェクトのプロセス仕様
では、以下のようなプロジェクト全体、チーム、
および役割固有の振る舞いとアクセス権を扱います。
- クライアント・サイドおよびサーバー
・サイドのプロジェクトの初期化
- 定義済みのプロジェクト・レポートお
よび照会
- ワークアイテムのタイプ、ワークフロー、および列挙
- チームが使用可能な役割
- クライアント・サイドおよびサーバー・サイドの
操作に
ついてのチームおよび役割固有のアクセス権
- クライアント・サイドおよびサーバー・サイドの操作を行うための条件を定義する、チームおよび役割固有の前提条件
- クライアント・サイドおよびサーバー・サイ
ド操作の、チームおよび役割固有のフォローアップ・アクション