テスト実行中の障害の処理依頼

テスト実行中に、新規障害を作成したり、既存の障害を追加して スクリプトの特定のステップに添付したりできます。 チームが IBM® Rational® Team Concert とのサーバー間通信をセットアップした場合 は、Rational Team Concert でこれらの障害をファイルして、状況を追跡できます。
このタスクについて
テスト実行中に障害を処理依頼するには、次のようにします。
  1. テスト実行プロセスを開始します。

    テストはいくつかの方法で実行できます。単にテスト・ケースを実行する方法、 テスト実行記録を実行する方法などがあります。テスト・スクリプトを使用せずにテストを 実行することもできます。 ほとんどの場合、テスト資産を開き、「実行」アイコン (実行) をクリックするだけで実行可能です。

    障害をファイルする準備ができたら、新規障害をファイルすることも、 既存の障害を追加することもできます。

  2. 新規障害を追加するには、次のようにします。
    1. 新規障害の追加」アイコン (新規障害の追加) をクリックして、新規障害の追加フォームを開きます。
      注: 重複する可能性がある障害の有無を調べるには、「重複の可能性を検索」アイコン (重複障害の検索) をクリックします。 また、「移動/コピー」アイコン (障害の移動/コピー) を クリックして、障害を別のプロジェクト・エリアへ移動あるいはコピーすることもできます。
    2. 必要に応じて障害フォームに入力します。
      注: 実際のフォームは、障害プロバイダーによって異なります。
      • 「サマリー」フィールドで、障害の簡潔な説明を入力します。
      • 重大度」フィールドで、障害の重大度レベルを 選択します。
      • 「障害種別」フィールドで、障害のカテゴリーを選択します。
      • 「説明」フィールドで、障害について、より詳しい説明を入力します。
      • 障害の所有者、優先度、期限を割り当てます。
      • 障害を修復するために必要な時間を見積もります。
      • 障害を特定するためのタグを 1 つ以上入力します。その後、これらのタグを利用する照会を作成することができます。

      RQM デフォルト障害テンプレートには、関連付けられたテスト・ケースから 取得した情報が取り込まれる追加フィールドがあります。 これらの属性が含まれていない別のテンプレートを使用する場合は、 以下のフィールドに情報を提供することはできません。

      • 関連要件: テスト・ケースに関連付けられた要件を指定します。
      • 関連テスト・ケース: テスト実行記録に関連付けられたテスト・ケース名を指定します。
      • ビルド ID: テスト実行からのビルド情報を指定します。
      • テスト環境: テスト実行記録に関連付けられたテスト環境を指定します。
      • 検査ポイント障害: 障害がオープンになったマニュアル・テスト・スクリプト内の ステップの名前を指定します。
    3. フォームへの入力を完了してから、「保存」を クリックします。

      テスト実行ウィンドウが再度表示され、そこには処理依頼したばかりの新規障害が示されています。

    4. 停止」をクリックして、テスト実行を停止します。
    5. テスト実行を停止するかどうかの確認を求められたら、「はい」をクリックします。

      Rational Team Concertとの統合が確立されている場合、障害の所有者は Rational Team Concert に障害を表示できます。 開発者が障害の「リンク」ページを開くと、次の図に示すように「テストの実行をブロック」にテスト実行結果が表示されます。

      Rational Team Concert ワークアイテムの「リンク」ページ

      リンクをクリックすると、開発者は Rational Quality Manager でテスト実行ページを表示できます。

  3. 既存の障害を追加するには、次のようにします。
    1. テスト実行中の任意の時点で、「既存障害の追加」アイコン (既存障害の追加) をクリックして、「既存障害の追加」ウィンドウを開きます。
    2. 既存の関連する障害を検索するには、「関連する障害の表示」を選択します。
    3. 障害を照会するには、「照会からの障害の表示」を選択します。
      ヒント: 同類の障害をまとめた照会を作成できます。 例えば、triage というタグを作成してから、照会によってそのタグを含むすべての障害をリストすることができます。 考えられる照会の対象を以下にリストします。
      • 特定の開発者が所有しているすべての障害
      • 特定のマイルストーンに計画されているすべての障害
      • テスト中のアプリケーションの特定のサブカテゴリーに対して報告されているすべての障害
      • 高い優先度が割り当てられているすべての障害
      • 日次または週次ミーティングで討議すべきすべての障害
    4. 障害タイプを選択します。
    5. 障害の ID またはテキストを使用して、特定の障害を検索します。
    6. 障害を選択し、「OK」をクリックします。
    7. ステップ 2d および 2e を繰り返します。
  4. チームが IBM Rational Team Concert とのサーバー間通信をセットアップし、 ブロッキング障害をファイルした場合は、障害がまだブロッキングとしてリスト されているかどうかを Rational Team Concert で確認できます。
    1. Rational Team Concert Web インターフェースで、「ワークアイテム」をクリックします。
    2. 共用照会」下の「品質管理」を展開し、 「障害ブロック・テスト」照会を選択します。 この障害はこれ以降、照会結果には含まれません。

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