HTTP ページは、HTTP 要求のコンテナーです。特定の HTTP ページの要求は、エージェント・コンピューターとテスト対象システム間のすべての接続で並列実行されます。
ページ応答時間 とは、ページ開始 からページ終了 までの間隔です。ページ開始は、クライアント/サーバー対話に関連付けられている最初のタイム・スタンプです。この対話は、送信された最初のバイトまたは最初の HTTP 要求の最初の接続のいずれかです。ページ終了は、クライアント/サーバー対話に関連付けられている最後のタイム・スタンプです。この対話は、処理する最後の HTTP 要求の最後の受信バイトです。 並列処理が原因で、処理する最後の HTTP 要求が、このページにリストされる最後の要求ではないことがあります。
一般的に、ページ内部にはカスタム・コードを挿入しないでください。実行にかかる時間が数ミリ秒のカスタム・コードはページ応答時間にほとんど影響しませんが、ベスト・プラクティスとして、カスタム・コードをページ外部に配置することをお勧めします。ページ外部に配置されたカスタム・コードは、ページの応答時間に影響しません。このカスタム・コードの実行時間は、考慮時間の遅延とオーバーラップすることがあります。
製品に組み込まれているデータ相関機能を代わりに使用できる場合は、データ相関のカスタム・コードは使用しないでください。組み込みデータ相関コードでは要求の並列処理機能が利用されますが、カスタム・コード・アクションは、それ以前のすべてのアクションが完了するまでは開始しません。
特定のページ内の要求に対する応答のストリングを、同じページの別の要求に相関するには、場合によってはそのページ内にカスタム・コードを配置する必要があります。この状況でも、ページを 2 つのページに分割している場合は、カスタム・コードの代わりに組み込みデータ相関機能を使用できます。
それでも HTTP ページ内に配置したカスタム・コードのテストを実行する場合は、ページ・エレメント・レポートを使用してパフォーマンスを評価します。ページ・エレメント・レポートには、個々の HTTP 要求の応答時間とスループットが表示されます。カスタム・コードは、個々の HTTP 要求の応答時間測定には影響しません。