スケジュールにおけるパフォーマンス要件の定義

パフォーマンスの許容可能なしきい値を指定し、サービス・レベル・アグリーメントを検証するために、スケジュールのパフォーマンス要件を定義できます。

手順

  1. テスト・ナビゲーターで、スケジュールをブラウズし、ダブルクリックします。 スケジュールが開きます。
  2. 「スケジュール・エレメント詳細」エリアで「パフォーマンス要件」タブをクリックし、「パフォーマンス要件の使用可能化」を選択します。 このページに、スケジュールに適用されるパフォーマンス要件のテーブルが表示されます。このテーブルでは、要件が、一般的な要件 (すべてのプロトコルに関連)、プロトコル固有の要件、および収集されるリソース・データに関連する要件に分類されています。
  3. 要件ツリーを展開し、定義する要件をクリックし、次のように要件を定義します。
    オプション 説明
    名前 パフォーマンス要件の名前を変更してわかりやすくすることができます。ただし、要件名を変更すると、パフォーマンス要件レポート (変更後の名前を使用) とその他のレポート (デフォルト名を使用) の間で不一致が生じます。したがって、要件名を変更する場合には、必ず元の名前を把握しておいてください。
    演算子 演算子を選択します。
    値を入力します。
    標準 要件を標準 要件にする場合にクリックします。標準要件が満たされない場合、スケジュール実行は失敗と判断されます。要件を補足 にする場合はクリアします。 一般的に、補足要件は、内部で追跡される要件のために使用されます。 補足要件によって実行が失敗してはなりません。補足結果はパフォーマンス要件レポートの 2 ページ分に制限されます。
  4. オプションで、陰影付きの行を非表示にするには「未定義要件を非表示」を選択します。陰影は、要件が未定義であることを示します。
  5. 要件を選択して「クリア」をクリックし、要件の定義を除去します。要件は使用可能なままであり、再定義できます。

プロトコルでサポートされている場合は、パフォーマンス要件をテストで定義できます。また、パフォーマンス要件をスケジュールで定義することもできます。テストで要件を定義するときには、複数のテスト・エレメントを選択した場合でも、テスト・エレメントごとに要件を個別に定義します。スケジュールで要件を定義すると、テスト・エレメントの集約にその要件が適用されます。

例えば、テストですべてのページを選択し、「ページの平均応答時間 [ミリ秒] [実行]」要件を 5 秒未満でなければならないと定義するとします。つまり、テストのページで応答時間が 6 秒の場合、そのページの要件は不合格となります。応答時間が 5 秒未満のページは合格になります。

スケジュールを開き、「すべてのページの平均応答時間 [ミリ秒] [実行]」が 5 秒以内でなければならないという要件を定義するとします。これにより、すべてのページの平均応答時間が測定されます。特定のページの応答時間が 30 秒になることがありますが、応答時間がかなり短いページの数が、この特定のページによる悪影響に対抗できる十分な数である場合、この要件は合格になります。

HTTP テストでの要件定義については、『テストのパフォーマンス要件の定義』を参照してください。


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