Rational® Performance Tester では、製品のアクティベーションと実行時ライセンスの、2 種類のライセンスが必要です。 製品のアクティベーション・ライセンスは、LUM ライセンスとも呼ばれ、製品を実行できるようにするものです。実行時ライセンスは、Rational Performance Tester に固有のライセンスです。 実行時ライセンスは、Flex ライセンスとも呼ばれ、プロトコル・キーと、仮想テスター・ライセンス・キーのパックで構成されます。実行時ライセンスでは、特定のプロトコルに対して、複数の仮想ユーザーでパフォーマンス・テストを実行できます。製品のアクティベーション・ライセンスと、実行時ライセンスを管理および構成するには、別々のツールを使用します。製品のアクティベーションは、Installation Manager を使用して管理します。実行時ライセンスは、IBM Rational License Key Administrator を使用して管理します。
製品のアクティベーション・ライセンスを使用すると、製品を開始できます。製品のアクティベーション・ライセンスには、次の 2 つの形式があります。製品がインストールされたコンピューターにインストール済みの製品のアクティベーション・キットと、Rational License Server からユーザーがチェックアウトするフローティング製品ライセンスです。製品のアクティベーション・キットは、許可されたユーザー購入向けのパスポート・アドバンテージからダウンロードできます。フローティング製品ライセンスについては、ライセンス・サーバー管理者が Rational License Center にログインして、フローティング・ライセンス・キーをダウンロードし、それを Rational License Server にインポートする必要があります。製品に付属のバージョンの Rational License Server を使用するようにしてください。以前のバージョンの Rational License Server では、必要なライセンス機能のすべてがサポートされない場合があります。
Rational License Server はフローティング・ライセンス・キーをサポートするため、管理者は企業全体にわたってライセンス管理を実施できます。管理者は、パスポート・アドバンテージまたは製品メディアから Rational License Server をインストールできます。Rational License Server を含め、製品のアクティベーションについて詳しくは、製品のインストール・ガイドを参照してください。
製品のアクティベーション以外に、Rational Performance Tester では、パフォーマンス・スケジュールを実行するときに、実行時ライセンスも検査します。 実行時ライセンスは、正しいプロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーのパックで構成されます。HTTP 以外の任意のプロトコルでパフォーマンス・テストを実行するには、プロトコル・キーが必要です。5 名を超える仮想ユーザーでテストを実行するには、仮想テスター・ライセンス・キーのパックが必要です。これらのキーを、フローティング・ライセンス製品アクティベーションに使用するのと同じ Rational License Server からチェックアウトできます。
プロトコル・キーと、仮想テスター・ライセンス・キーを Windows でチェックアウトするには、IBM Rational License Key Administrator プログラムを使用して、Rational License Server にポイントします。Rational Performance Tester とともにインストールされたバージョンの IBM Rational License Key Administrator を使用してください。 の順にクリックします。Rational License Server の名前または IP アドレスを入力します。プロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーは、Rational License Key Center で .upd ファイルの形式で入手できます。Windows で .upd ファイルをダブルクリックすると、License Key Administrator プログラムが自動的に開始し、ライセンス・キーをインポートします。IBM Rational License Key Administrator について詳しくは、 の順にクリックします。
IBM Rational License Key Administrator には Linux バージョンはありません。 Linux でプロトコル・キーと仮想テスター・ライセンス・キーをチェックアウトするには、.flexlmrc ファイルを作成および編集する必要があります。ファイル .flexlmrc を、5 名を超える仮想テスターを実行するか、HTTP 以外のプロトコルを使用するか、フローティング・ライセンス製品アクティベーションを使用する、すべてのユーザーのホーム・ディレクトリーに作成します。この .flexlmrc ファイルを編集して、Rational License Server のコンピューター名または IP アドレスの行を追加します。例えば、行 RATIONAL_LICENSE_FILE=@license-server-name.com または RATIONAL_LICENSE_FILE=@license-server-ip-address を追加します。