データプールの概要

データプールは、実行中にテストに変数データを提供します。

テストを記録する場合、標準的なユーザーが実行すると考えられる一連のステップを実行します。その記録から、これらの対話を正確に反映したテストが生成されます。 このテストを実行すると、記録中に使用したデータと同じものが使用されます。テストのデータを変更するには、データプール を使用します。 データプールには変数データが含まれています。記録されたテストのデータは、実行時にこの変数データで置き換えられます。

IBM の Web サイトで 3 つの項目 (IBM Rational Performance TesterIBM Rational Functional Tester、および IBM Rational Manual Tester) を検索するテストを作成するとします。以下に手順を示します。
  1. 1 つの項目を検索するテストを記録します。
  2. データプールを作成し、テストに関連付けます。本件に関する詳細情報は、『テストに関連するデータプールの作成』を参照してください。
  3. テスト内の特定の要求に、データプール内の特定の列を関連付けます。本件に関する詳細情報は、『テストの値とデータプール列の関連付け』を参照してください。

データプールを作成します。3 つの項目を使用してデータプールを作成します。以下の図は、Search in IBM® というデータプールを示します。

Performance Tester でのデータプールの表示

テストを記録します。Web アドレス www.ibm.com/us/ を入力し、IBM Rational Performance Tester を検索して、記録を停止します。 生成されるテストを以下の図に示します。右側の「データプール」リストには何も表示されません。テストはまだデータプールに関連付けられていません。

米国 IBM のホーム・ページにアクセスするテスト

テストにデータプールを関連付けます。テストにデータプールを関連付けるには、 「データプールの追加」をクリックし、データプールを選択します。以下の図では、「データプール」リストにデータプールが表示されています。この図は、展開されたテストを示します。背景色が黄色のテスト・エレメントには、置換可能なデータまたはすでに (データプールまたはデータ相関のいずれかにより) 置換されているデータが表示されます。データ置換については、ここでは説明しません。

データプールが関連付けられているテスト

特定の要求にデータプール内の特定の列を関連付けます。要求をクリックすると、 「テスト・エレメント詳細」エリアにデータプール候補が緑色で表示されます。これらは、クリックするとデータプール候補であることが示されます。以下の図では、IBM+Rational+Performance+Tester がデータプール候補として示されています。IBM+Rational+Performance+Tester をデータプール列に関連付けるには、これを選択し、右クリックして「置換」 > 「データ・ソースの選択」をクリックします。
注: 「テスト・エレメント詳細」エリアの一部が灰色表示されている場合は、カーソルの形状が に変わるまで青い線の 1 つをまたいでカーソルを動かし、左マウス・ボタンを押したまま上下にドラッグします。

要求をデータプール列に関連付けると、以下の図に示すように IBM+Rational+Performance+Tester の背景色が暗い緑色に変わります。これは、要求がデータプールに関連していることを示します。変更された項目はイタリックで表示されます。テストを保管すると、イタリックは解除されます。


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