同期ポイントを挿入すると、アクティビティーを一時停止および再開することにより多数の仮想ユーザーのアクティビティーを調整できます。
ユーザーによるシステムへの過負荷を回避するため、テスト開始時点ですべての仮想ユーザーを同期し、解放時点をずらすことができます。ストレス・テストでは同期ポイントも便利です。
このタスクについて
スケジュールまたはテストに同期ポイントを挿入できます。
一般に同期ポイントはスケジュールに挿入します。これは、同期ポイントはスケジュール・レベルの方がより明確であり、
「解放」オプションと
「タイムアウト」オプションはテストではなくスケジュールでのみ設定可能であるためです。ただし、以下の条件に該当する場合は同期ポイントをテストに挿入する必要があります。
- 同期ポイントの位置を制御する場合。例えば、テストが要求をサーバーに送信する直前に同期ポイントを挿入できます。
- テストを編集しており、同期ポイントの実行が追加したロジックに依存している場合。
ループ内の同期ポイントはリセットされません。
つまり、(ループの最初の反復で) 一度同期ポイントが解放されると、以降のすべての反復で解放されたままになるということです。
手順
テストに同期ポイントを挿入するには、以下のようにします。
- テスト・ナビゲーターで、テストをブラウズし、ダブルクリックします。 テストが開きます。
- 同期ポイントを追加する場所の直下のテスト・エレメントをクリックし、をクリックします。テスト・エレメントの性質によっては、テスト階層の、あるポイントに同期ポイントを挿入し、それ以外のポイントには挿入しないようにすることができます。
- 同期ポイントの名前を入力するか、または既存の同期ポイントの名前を選択します。 テストで同期ポイントが開きます。テストでは「解放のタイプ」と「タイムアウト」は変更できません。
- 「解放のタイプ」または「タイムアウト」を変更するには、スケジュールで同期ポイントを開いて変更してください。変更は同期ポイントのすべてのインスタンスに反映されます。