テストを記録すると、テスト作成ウィザードが開始されます。 このウィザードでは、Web アプリケーションとのセッションの記録、記録からのテストの生成、およびテスト・エディターでのテストのオープンというアクションが結合されています。 テストの記録は、Internet Explorer (Windows オペレーティング・システムのデフォルト) からも、別のブラウザーからも実行できます。
始める前に
パフォーマンス・テストの記録時には、PKCS#12 デジタル証明書を使用する必要があります。
手順
- をクリックします。
- 「新規記録からのテストの作成」ウィンドウで「新規記録からのテストの作成」および「RPT
HTTP 記録」を選択してから、「次へ」をクリックします。
- プロジェクトのリストから、このテストおよび関連ファイルを保管するプロジェクトをクリックします。
アイコンが、テストの保管に適したプロジェクトを示します。 その他のプロジェクトに保管されているテストは実行されません。 注: プロジェクトをまだ作成していない場合は、「プロジェクト名」フィールドにデフォルト名 testproj が表示されます。この名前は変更できます。
- 「テスト・ファイル名」フィールドにテストの名前を入力して、「次へ」をクリックします。 標準ナビゲーター
と Java™ パッケージ・エクスプローラーでは、この名前に拡張子を追加したものが使用されます。 この名前はテスト・ナビゲーターにも表示されます。
- 「クライアント・デジタル証明書の入力」ウィンドウで、「クライアント・デジタル証明書の使用」を使用可能にしてから、使用するデジタル証明書ファイルへの「パス」を入力または参照します。
- デジタル証明書の「パスフレーズ」かパスワードを入力して、「完了」をクリックします。 ブラウザーの開始と共に、「進行状況」ウィンドウが表示されます。
注: ワークベンチで使用する Java ランタイム環境 (JRE) で、選択したデジタル証明書で必要な暗号化のレベルがサポートされている必要があります。 例えば、
128 ビット暗号化しかサポートされない JRE では、256 ビット暗号化を必要とするデジタル証明書は使用できません。 デフォルトでは、ワークベンチは制限された強度の暗号で構成されます。
あまり制限が厳しくない暗号化アルゴリズムを使用するには、
無制限の管轄ポリシー・ファイル (
local_policy.jar および
US_export_policy.jar) をダウンロードして適用する必要があります。 無制限の管轄ポリシー・ファイルは
http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/security/60/ からダウンロードできます。 「IBM® SDK Policy files」をクリックし、developerWorks® にログインします。 無制限の管轄ポリシー・ファイルのバージョン 1.4.2 以降である
unrestricted.zip をダウンロードして解凍します。 これらのポリシー・ファイルをインストールする前に、
後で元ファイルを復元する場合のために、既存のポリシー・ファイルをバックアップします。 その後、
RPT_HOME/jdk/jre/lib/security/ ディレクトリー内のファイルを無制限の管轄ポリシー・ファイルで上書きします。 デフォルトでは、このディレクトリーは
C:/Program
Files/IBM/SDP/jdk/jre/lib/security/ です。 JRE について詳しくは、『
JRE の操作』を参照してください。
- テストする Web ベース・アプリケーションのアドレスを、ブラウザーのアドレス・ボックスに入力し、リンクをアクティブにします。
- テストするユーザー・タスクを実行します。 記録中には以下のガイドラインに従います。
- 各ページが完全にロードされるまで待機します。 この待機はパフォーマンス結果には影響しません。その理由は、テストを再生するときには、余分な「待ち時間」(考慮時間) を除去できるためです。
- ブラウザーの設定を変更しないでください。
- ユーザー・タスクの実行が完了したら、記録を停止します。
記録を停止するには、ブラウザーを閉じるか、または「レコーダー・コントロール」ビュー・バーの右側をクリックします。 テストの生成と共に、「進行状況」ウィンドウが開きます。
タスクの結果
完了すると、「レコーダー・コントロール」ビューに「
テスト生成が完了しました」というメッセージが表示され、テスト・ナビゲーターにテストがリスト表示され、テストが開きます。これで、テストを検査または編集できます。