選択したモバイル・デバイスでテストを実行するための変数を定義する

同じデバイスの同じ論理フロー (セッション) で後続のテストを起動できるようにするには、変数 (予約した変数名や 1 つまたは複数のデバイスに関連する選択基準など) を定義する必要があります。

このタスクについて

変数の定義は、Android アプリケーション、iOS アプリケーション、ハイブリッド・アプリケーション、Web UI アプリケーションに適用することができます。

手順

  1. テスト・ナビゲーターで、テストを参照し、ダブルクリックします。 テストが開きます。
  2. テストで作成したテスト変数のコンテナーを作成するには、以下のようにします。
    1. テストを開き、「テスト・コンテンツ」エリアで、テストの上部にある「テスト変数」をクリックします。
    2. 「追加」 > 「テスト変数コンテナー」を選択します。 ユーザー定義変数用の「テスト変数」という名前のコンテナーが作成されます。
    3. このコンテナーを選択して、その名前を変更します。 「テスト・エレメント詳細」エリアが開きます。「名前」フィールドに、新しい名前を入力します。
  3. テストで変数を定義するには、以下のようにします。
    1. テストを開き、テスト変数ノードを選択します。
    2. 「挿入」 > 「変数宣言」をクリックします。
    3. 変数の名前を入力します。これは、この選択変数に対して予約された名前であり、RTW_Mobile_Device_Properties または RTW_Mobile_Selected_Device と入力します。
    4. 「OK」をクリックします。変数がコンテナーの最終エレメントとして追加され、「テスト・エレメント詳細」エリアが表示されます。
    5. 「可視の対象」セクションで、「このテストのみ」を選択してデータを現在のテストのみに限定します。別のテストが同じ名前の変数を保有していても、変数は変更されません。テストが複合テストで実行される場合は、「このユーザーのすべてのテスト」を選択してこの変数の値を共有します。変数を共有するには、両方のテストにこの変数を同じ名前で組み込み、両方のテストでこのオプションを有効に設定しておく必要があります。
  4. 特定の値を変数に割り当てて、変数を初期化します。
    1. 「テキスト」を選択します。
    2. 選択センテンスを入力して、変数値をテキスト・ストリングに割り当てます。選択文字列 (デバイスのプロパティーの後にオペレーター値、プロパティーの値、および各文字列を区切るコンマが続く) を入力します。使用できる主なデバイス・プロパティーおよび構文規則の詳細については、『変数の選択値』のトピックを参照してください。

タスクの結果

変数は何らかの外部ソース (データプール、IBM® Rational® Quality Manager テスト・スイートからのテスト、または 1 つ以上のモバイル・テストを含む複合テストにおける同じユーザーからのテスト) に基づいて初期化できます。変数はまた、テスト実行中に任意のデータソース (データ相関参照、カスタム・コード、組み込み関数、データプール、または文字列定数など) からの変数割り当てアクションにより設定することができます。結果として、同じセッションでの連続テストは、必ず同じ実際のデバイスで実行されます。

注: テストによってアプリケーションが起動されると、次のようになります。
  • RTW_Mobile_Selected_Device 変数コンテンツが確認され、デバイス ID が取得されます。
  • 起動する必要があるアプリケーションにデバイスを引き続き適用可能な場合、デバイスは再使用されます。条件:
    • デバイスのオペレーティング・システムは、起動するアプリケーションのオペレーティング・システムと同じである必要があります。
    • テスター・アプリケーションがインストールされているか、ユーザーの介入なしでインストール可能であること。
  • 条件が一致しない場合、RTW_Mobile_Device_Properties 変数のコンテンツが確認されます。
  • この変数が設定されている場合は、変数のすべての有効なプロパティー式と一致する最初のデバイスが選択されます。
  • この変数が設定されていない場合は、テストにすぐ仕様できる最初に適用可能なデバイスが使用されます。条件:
    • デバイスのオペレーティング・システムは、起動するアプリケーションのオペレーティング・システムと同じである必要があります。
    • テスター・アプリケーションがインストールされているか、ユーザーの介入なしでインストール可能であること。

フィードバック