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レッスン 6: 検査ポイントの作成

このレッスンでは、これまでに作成したテストに検査ポイントを追加します。

検査ポイント では、予期した動作が実行中に行われたことが検査されるか、あるいはコントロールまたはオブジェクトの状態が検査されます。検査ポイントを作成すると、アプリケーション内のコントロールまたはオブジェクトに関する情報が収集され、それらの情報が再生時に比較に使用されるベースライン情報として作成されます。テストを実行すると、意図的にまたは意図せずに、アプリケーションに変更が加えられたかどうかを確認するために、プロパティーが比較されます。この比較は、アプリケーションのアップグレード時に発生した可能性のある問題を特定する場合などに役立ちます。予期された動作が行われなかった場合は、エラーが報告されます。

  1. 最初に、レッスン 4: テストの記録で記録したテストを開きます。まだテストが開いていない場合は、テスト・ナビゲーターでテストをダブルクリックし、テスト・エディターにテストを表示してください。

    以下の図に示すように、テスト・エディターの「テスト・コンテンツ」ウィンドウには、テスト内の各ステップが時系列で表示されます。UICatalog アプリケーションを使用してテストを記録した場合、テストは以下のようになります。

    生成されたテスト

    テスト・エディターは 4 つの区画から構成され、そのうちの 2 つが上部に表示され、残りの 2 つが下部に表示されます。「テスト・コンテンツ」ウィンドウの右側は「詳細」ウィンドウです。

    「詳細」ウィンドウには、テストで現在選択されているステップの詳細が表示されます。テストの 2 番目のステップを選択すると、「詳細」ウィンドウは以下のように表示されます。

    ユーザー・アクションの詳細

    注: 「詳細」ウィンドウの完全な名前は、「テスト・コンテンツ」で選択しているステップによって異なります。例えば、この例ではウィンドウの名前が「ユーザー・アクションの詳細」になっています。

    テスト・エディターの下半分は以下のようになっています。

    テスト・エディターの下半分

    左下の区画は「モバイルおよび Web UI データ」ウィンドウで、ここには「画面キャプチャー」と「要素」の 2 つのタブがあります。その右側には「プロパティー」ウィンドウがあり、選択されたオブジェクトのプロパティーが表示されます。

    これで、テスト・エディターの基本的なレイアウトについて理解しました。ここからは、検査ポイント を追加します。この検査ポイントの目的は、「OK」ボタンが選択されたことを確認することです。

  2. 「テスト・コンテンツ」ウィンドウで、ステップ「テーブル・ビューの 3 の位置にある項目をクリックする」を選択します。

    「画面キャプチャー」ウィンドウでの UICatlaog アプリケーションの表示を以下に示します。

    「画面キャプチャー」ウィンドウでの UICatalog アプリケーション

  3. 次に、「テスト・コンテンツ」ウィンドウでステップ「ボタン「OK」をクリックする (Click on Button 'OK')」を選択します。

    UICatalog の「アラート」ページが「画面キャプチャー」ウィンドウに表示されます。ボタン・オブジェクトがタイトルによって識別されたことが「詳細」ウィンドウに表示されます。 実際のタイトルのラベルは「OK」になっています。

    タイトルで識別されたボタン・オブジェクト

  4. 「画面キャプチャー」ウィンドウに戻り、「OK」ボタンが選択された状態が表示されるまでスクロールダウンします。

    「画面キャプチャー」ウィンドウの「OK」ボタン

  5. 強調表示された「OK」ボタンを右クリックし、「タイトルの検査ポイントを作成」をクリックします。

    「テスト・コンテンツ」ウィンドウで、検査ポイントが新しい行「ボタンでタイトルは OK と等しいかどうか検査する (Verify that Title equals OK on button)」としてテストに追加されます。

  6. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
  7. テストを実行します。

以下の図のように、正常に終了した検査ポイントがモバイルおよび Web UI レポートに表示されます。

レッスンのチェックポイント

このレッスンでは、検査ポイントおよびテスト・エディターについて学習しました。
以下の事項について学習しました。
  • エディターの各部について
  • 検査ポイントを作成する方法
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