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レッスン 7: ループとデータプールを使用してテストを拡張する

テストを記録して実行した後は、IBM® Rational® Test Workbench Eclipse Client でテスト・エディターを使用してテストを拡張することができます。

このレッスンでは、記録されたテストに対して以下の編集を加える方法を学習します。

これらの手順を実行すると、ループおよびデータプールのデータを使用して複数回反復される様子を確認するためのテストを実行できます。

  1. 最初に、レッスン 4: テストの記録で記録し、レッスン 6: 検査ポイントの作成で拡張したテストを開きます。まだテストが開いていない場合は、テスト・ナビゲーターでテストをダブルクリックし、テスト・エディターにテストを表示してください。

    UICatalog アプリケーションを使用してテストを記録した場合、「テスト・コンテンツ」ウィンドウは以下のようになります。

    生成されたテスト

  2. ループの追加。ループにより、指定した回数または指定した期間でテストを実行するように指定することができます。
    1. テストの最初のステップ「アプリケーションの起動: UICatalog 2.10」を右クリックし、「挿入」 > 「ループ」を選択します。
    2. 「選択したオブジェクトを新規ループに移動しますか?」というプロンプトが出されたら、「はい」をクリックします。

      以下のようにループがテストに追加されます。

      テスト・コンテンツ内に表示されたループ

    3. 右側の「ループの詳細」セクションで「カウント・ベース」を 3 回反復に変更します。

      カウント・ベースの期間

    4. まだデバイスがパッシブ・モードになっていることを確認した後、「テストの実行」をクリックします。デバイスがパッシブ・モードになっていない場合は、デバイスで「パッシブ・モードに入る」をタップします。
      注: 各ループの最初で、UICatalog アプリケーションのページを開くように要求するプロンプトがデバイスに表示される場合があります。このプロンプトが表示された場合は、「開く」 をクリックしてください。
    5. テスト全体が 3 回実行されることを確認します。
  3. テキスト・フィールドのテキストを変更します。
    1. 「ユーザー・アクションの詳細」セクションで、「テキスト」フィールドのテキストを置き換えます。例えば、「オブジェクト・アクション」行で、「Hello」という言葉を「こんにちは」という言葉に変更し、「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
    2. 左側の「テスト・コンテンツ」内に変更内容が通知されます。
    3. テストを実行します。
  4. データプールを追加します。データプールは、テスト実行時にテストに変数データを提供します。

    テストを記録する場合、標準的なユーザーが実行すると考えられる一連のステップを実行します。その記録から、これらの対話を正確に反映したテストが生成されます。 このテストを実行すると、記録中に使用したデータと同じものが使用されます。 テストのデータを変更するには、データプールを使用して、記録されたテストのデータを変数データに置き換えます。

    データプールを作成する方法は次のとおりです。

    1. 「テスト・ナビゲーター」ビューで、UICatalog プロジェクトを右クリックして、「新規」 > 「データプール」をクリックします。
    2. 「名前」「UICatalog_text」と入力し、「次へ」をクリックします。
    3. データプールの「説明」を入力します。
    4. 「変数」(または「列」)1 のままにしておきます。
    5. 「レコード」(または「行」)3 と入力して、「完了」をクリックします。

      新規データプール

    6. 「はい」をクリックして、データプール・エディターを開きます。
    7. データプール・エディターで「変数1: ストリング」をクリックし、列の名前を Text_String に変更します。
    8. データプールが以下のようになるように、各セルをクリックしてデータを入力します。
      データプール・エディター
    9. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
  5. データプールを作成したら、テストを更新してデータプールに対する参照を含めます。
    1. 「テスト・コンテンツ」ウィンドウでテストの名前を右クリックし、「データプールの追加」をクリックします。

      以下の図のように、「データプール・ファイルの選択」ウィンドウが開きます。

      データプール・ファイルの選択

    2. 「データプール・ファイルの選択」ウィンドウでデータプールを選択して「完了」をクリックします。
    3. 「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
  6. データプールに対する参照を追加したら、記録で使用した実際の値をデータプールの値で置換します。
    1. テストのステップのうち、データプールに追加するステップ (この場合は「テキスト・フィールドにテキスト "text" を入力する」というステップ) にナビゲートします。
    2. 「ユーザー・アクションの詳細」領域の「テキスト」フィールドで実際のテキストを右クリックし、 「置換」 > 「データ・ソースの選択」をクリックします。

      「データ・ソースの選択」ウィンドウが開きます。

    3. テストを選択して「選択」をクリックします。別の値を置換するかどうかのプロンプトが出された場合は、「いいえ」をクリックします。

      「テキスト」フィールドのテキストの色が変わります。

    4. 変更内容を保存するには、「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
  7. テストを実行します。

    今回、テストは 3 回実行されなければなりません。1 回目の実行では、行 0 のテキスト (ABCD) を使用して英字がテストされなければなりません。2 回目の実行では、行 1 のテキスト (ABCD1) を使用して英字と数字の組み合わせがテストされなければなりません。3 回目の実行では、行 2 のテキスト (1234) を使用してすべて数字の場合がテストされなければなりません。

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レッスンのチェックポイント

このレッスンでは、以下の作業を行う方法を学習しました。
  • テキスト・フィールドのテキストを変更する
  • ループを追加する
  • データプールを追加する
  • テストでデータプールを参照する
  • 記録された値をデータプールの値で置換する
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