リンク・データと WWW プロトコルの概念を使用して、OSLC 仕様は、製品の API とは関係なく統合を構築するための標準の方式を提供します。 OSLC 仕様によって、ツールの非互換性が減少し、ユーザーが特定の製品あるいは製品バージョンに限定されることがなくなります。 アプリケーション間でデータ・タイプをマップしたり、データを独立した統合固有のデータ・ストアに同期化する必要性を除去することにより、OSLC プロトコルはツール間の障壁を取り除き、ユーザーは製品データにリアルタイムに直接アクセスすることができます。 最後に、OSLC は、他の統合で必要になることが多い複雑なインストールや構成を不要にし、データ・アクセスを容易にします。
OSLC 仕様を使用するツールは、さまざまなベンダーから提供されるツール統合をより容易に保守でき、またツール間で情報をより効率的に共有することができます。 例えば、品質管理ツールは、ソフトウェア障害を記録および追跡するために、変更管理システムとのより優れた統合を行うことができます。
OSLC 仕様は、OSLC コミュニティーのワークグループによって開発されました。 このグループの構成およびガバナンスについて詳しくは、http://open-services.net を参照してください。
リンク・データおよび OSLC について詳しくは、「Introduction to Linked Data Concepts and OSLC」を参照してください。