Collaborative Lifecycle Management 製品のための Tomcat サーバーのセットアップ

Jazz™ Team Server をデプロイして始動するには、まず、Jazz Team Server とそのアプリケーションをホストするアプリケーション・サーバーを選択します。

このタスクについて

Jazz Team Server をデプロイして始動するには、まず、Jazz Team Server とそのアプリケーションをホストするアプリケーション・サーバーを選択します。

組み込みの Apache Tomcat アプリケーション・サーバーを Jazz Team Server のホスト環境として使用する予定の場合は、「Apache Tomcat サーバーのデプロイおよび始動」リンクをクリックしてください。

IBM® WebSphere® Application Server をホスト環境として使用する予定の場合は「WebSphere Application Server のデプロイおよび始動」リンクをクリックしてください。

Linux 上でヘッドレス・モードで RM サーバーを開始した際に発生するエラーの解決。 RM アプリケーションには、ビジネス・プロセス・ダイアグラム、ユースケース・ダイアグラム、パーツ、スケッチ、ストーリーボード、画面フローなどのグラフィカル成果物のビジュアル・レンダリングを提供するコンバーターが含まれています。 このコンバーターはサーバー上で稼働します。 Linux 上でヘッドレス (コンソール) モードで RM サーバーを開始すると、アクションはサイレントに失敗して、CRRRW8010E エラーが発生します。 これが発生した場合は、Java™ プロセスを終了して修正アクションを実行してからでないと、サーバーを正常に起動することはできません。 詳細情報については、以下の Wiki ページを参照してください。https://jazz.net/wiki/bin/view/Main/RRCConverterTroubleshooting

Windows サービス (64 ビット) としての Apache Tomcat での実行

64 ビット・コンピューターで Jazz Team Server をサービスとして実行するには、Jazz Team Server に同梱されている 64 ビット・バージョンの Tomcat を構成する必要があります。

始める前に

ヒント: 問題を避けるために、ファイル・パスの中にスペースは使用しないでください。 例えば、Program Files ディレクトリーには、PROGRA~1 を使用することができます。
Jazz リポジトリーのデータベースとして Derby を使用している場合は、各アプリケーションの teamserver.properties ファイルを編集して、DB ロケーションを絶対パスにします。 app name 変数を適切なアプリケーション・ディレクトリー名 (例: jtsccmqm) に置き換えます。 下記の例では、JazzInstallDir は、Jazz Team Server がインストールされているロケーションを示しています。
  1. JazzInstallDir¥server¥conf¥app name¥teamserver.properties ファイルを開きます。
  2. com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=conf/app name/derby/repositoryDB エントリーを com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=C:/JazzInstallDir/server/conf/app name/derby/repositoryDB に変更します。 パスにスラッシュ (/) が含まれることに注意してください。
  3. さらに、アプリケーションに関して、com.ibm.team.datawarehouse.db.jdbc.location=//localhost¥:1527/conf/jts/derby/warehouseDB エントリーを com.ibm.team.datawarehouse.db.jdbc.location=//localhost¥:1527/C:/JazzInstallDir/server/conf/jts/derby/warehouseDB に変更します。 そして、JTS に関して、com.ibm.team.datawarehouse.db.jdbc.location=conf/jts/derby/warehouseDB エントリーを com.ibm.team.datawarehouse.db.jdbc.location=C:/JazzInstallDir/server/conf/jts/derby/warehouseDB に変更します。 パスにスラッシュ (/) が含まれることに注意してください。
teamserver.properties の編集に加え、log4j.properties ファイルを編集して、ログ・ファイルのパス名を絶対パス名にする必要もあります。 app name 変数を、適切なアプリケーション・ディレクトリー名 (例えば、jtsccmqmrmadmin) に置換します。 app name.log 変数と app name-etl.log 変数を、それぞれ適切なアプリケーション・ログ・ファイル名 (例えば、jts.logccm.logqm.logrm.logadmin.log および jts-etl.logccm-etl.logqm-etl.log(admin と rm には *-etl.log はありません)) に置換します。
  1. JazzInstallDir¥server¥conf¥app name¥log4j.properties ファイルを開きます。
  2. log4j.appender.file.File=logs/appName.log エントリーを log4j.appender.file.File=C:/JazzInstallDir/server/logs/appName.log に変更します。 パスにスラッシュ (/) が含まれることに注意してください。
  3. log4j.appender.etl.File=logs/appName-etl.log エントリーを log4j.appender.etl.File=C:/JazzInstallDir/server/logs/appName-etl.log に変更します。 パスにスラッシュ (/) が含まれることに注意してください。
注: このステップをスキップし、ログ・ファイルのパスを提供しないと、ログ・ファイルはデフォルトの Windows ディレクトリーに書き込まれます。 例えば、Windows 7 の logs ディレクトリーは C:¥Windows¥System32¥LogFiles です。

サービスがインストールされていないことを確認します。 サービスがインストール済みである場合は、そのサービスをアンインストールしてコンピューターを再始動してください。 その上で、新規サービスをインストールします。

手順

  1. 以下のステップを実行して、CATALINA_HOME 変数を設定します。
    1. Windows コントロール パネルから、「システム プロパティ」ウィンドウを開きます。
    2. 「詳細設定」タブをクリックし、「環境変数」をクリックします。
    3. 「システム環境変数」で「新規」をクリックします。
    4. 「変数名」CATALINA_HOME を入力し、「変数値」C:¥JazzInstallDir¥server¥tomcat を入力します。
  2. 変数を有効にするためにシステムを再始動します。
  3. コマンド・プロンプトを開き、JazzInstallDir¥server¥tomcat¥bin ディレクトリーに移動して以下のコマンドを入力して、新しい 64 ビット・サービスをインストールします。

    service.bat install tomcat7

    注: Windows 7 など、ユーザー・アカウント制御 (UAC) がある Windows オペレーティング・システムでは、コマンド・シェルは管理者として実行する必要があります。
  4. JazzInstallDir¥server¥tomcat¥bin¥tomcat7w.exe プログラムを実行してサービスを構成します。
  5. 「Java」タブをクリックし、「デフォルトの使用」チェック・ボックスを選択解除します。
  6. 以下のパスを「Java 仮想マシン」に追加します。 省略符号アイコンをクリックして、jvm.dll ファイルを参照することもできます。
    JazzInstallDir¥server¥jre¥bin¥j9vm¥jvm.dll
  7. 以下の行を「Java オプション」テキスト・フィールドの最後に追加します。
    注: -DJAZZ_HOME および -Dlog4j.configuration へのパスは、URL パスでなければなりません。 「file」の後の 3 個のスラッシュ (///) とパス内のスラッシュに注意してください。 tempDir へのパスは、絶対パスにする必要があります。
    -DJAZZ_HOME=file:///C:/JazzInstallDir/server/conf
    -Djava.awt.headless=true 
    -Dorg.eclipse.emf.ecore.plugin.EcorePlugin.doNotLoadResourcesPlugin=true 
    -Dcom.ibm.team.repository.tempDir=C:¥JazzInstallDir¥server¥tomcat¥temp
    -Djazz.connector.sslProtocol=SSL_TLS
    -Djazz.connector.algorithm=IbmX509
    -Dlog4j.configuration=file:///C:/JazzInstallDir/server/conf/startup_log4j.properties
    -Xmx4g
    -Xms4g
    -Xgcpolicy:gencon
    -Xcompressedrefs 
    Jazz Team Server が Windows プラットフォームにインストールされているが、DB2® for z/OS® データベース・サーバーを使用している場合は、ドライバー・ロケーションのパスを置換してこの行を追加します。
    注: ドライバー・ロケーションのパスは、ファイル・パスでなければなりません。また、スラッシュに注意してください。
    -DDB2Z_JDBC=D:/JazzInstallDir/server/db2z
    Oracle データベースを使用している場合は、次の行を追加して、パスをドライバーのロケーションに置換します。
    注: ドライバー・ロケーションへのパスは、ファイル・パスでなければなりません。
    -DORACLE_JDBC_DRIVER_FILE=C:¥OJDBCLocation¥ojdbc6.jar
    SQL Server データベースを使用している場合は、以下の行を追加して、パスをドライバーのロケーションに置換します。
    注: ドライバー・ロケーションへのパスは、ファイル・パスでなければなりません。
    -DSQLSERVER_JDBC_DRIVER_FILE=C:¥SQLJDBCLocation¥sqljdbc4.jar
  8. 「最大メモリー・プール」でプール・サイズを 4000 に変更します。
  9. 「始動」タブおよび「シャットダウン」タブで、 「モード」設定に「jvm」が選択されていることを確認します。
  10. Windows が始動すると自動的にサービスが開始されるように設定するには、「全般」タブをクリックし、「スタートアップの種類」「自動」に変更します。
  11. サービスの開始後に、ブラウザーからサーバーにログオンすることにより、サーバーが実行されていることを確認します。

フィードバック