Gateway ウィザードを使用した Rational RhapsodyRational DOORS の構成

IBM® Rational® Rhapsody® Gateway は、Rational Rhapsody モデルを、IBM Rational DOORS® および他の「要求管理」ツールと同期させます。

このタスクについて

Gateway DOORS ウィザードは、これら 2 つの製品をリンクするためのセットアップ・プロセスを簡単にします。 このウィザードを使用すると、新規 Rational DOORS 文書を作成したり、一部をカスタマイズするために既存の Rational DOORS 文書をウィザードで開いたりすることができます。このウィザードには、Rational DOORS の文書取り込みをステップ・バイ・ステップで構成する手順が用意されています。

カスタマイズには、Rational DOORS 基本タイプと、Rational DOORS 拡張タイプの 2 種類があります。Rational DOORS の共通の取り込み構成、および Rational DOORS 基本タイプでは、要件 ID としてオブジェクト ID を使用します。Rational DOORS 拡張タイプでは、要求 ID として ReqID 属性を使用します。

Rational Rhapsody Gateway ウィザードを使用して Rational DOORS を構成するには、以下の手順を行います。

手順

  1. Rational Rhapsody Gateway を開きます。
  2. 「ファイル」 > 「DOORS ウィザード」 を選択します。ウィザードは新規 Rational DOORS 文書をプロジェクト・エディターに挿入します。
  3. 新規文書について以下の情報を入力します。
    • 文書名
    • 直接使用する、または新規タイプのテンプレートとして使用する Rational DOORS のタイプ。 タイプを作成する場合は、新規タイプ名を入力してください。
    • Rational DOORS 拡張タイプ、または Rational DOORS 基本タイプなどの、ライブラリー内のタイプ。
  4. 「タイプ・カスタマイズ (Type Customization)」ウィンドウ内の ReqID の「種類」列で、「要件」および「属性」取り込みを構成します。以下のいずれかのオプションを選択します。
    • ID (Ident): 属性を要件 ID として使用します。
    • ラベル (Label): 属性を要件ラベルとして使用します。
    • テキスト (Text): 属性を要件テキストとして使用します。
    • 存在 (Present): 取り込み中の Rational DOORS オブジェクト上に属性が存在していることを確認し、その属性の値をテストするための条件が提供されます (正規表現)。
    • 不在 (Absent): オプションの条件が付いた属性が、取り込み中の Rational DOORS オブジェクト上にないことを確認します。
    • 属性 (Attribute): Rational Rhapsody Gateway 内で Rational DOORS 属性を取り込むための属性タイプを作成します。
    • 無視 (Ignore): Rational Rhapsody Gateway 用に Rational DOORS 属性が必要ない場合に、この選択を保持します。
  5. 「取り込むリンクの設定 (Set Links to capture)」ウィンドウのリンク・モジュールのリストから、取り込むリンクを選択します。
  6. また、Rational DOORS 文書用に構成可能な以下の 2 つのグローバル設定のいずれかを選択できます。
    • ダイアグラムの取り込み (Capture diagrams): Rational DOORS オブジェクト・テキストにインラインで含まれているピクチャーを取り込めるようにします。
    • 定義済み属性のみを抽出 (Extract only defined attributes): Rational DOORS タイプで使用されていない属性を変換しないことで、変換にかかる時間を節約できるようにします。

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