既にフォーマット済みの新しいブランク・ディスクに、ロー区画をセットアップします。新しいディスクは、通常、製造メーカーによってフォーマットされています。
手順
- ディスクを、希望のサイズの区画に分割します。
- ロー・デバイスへのシンボリック・リンクを作成します。
chunk_name を、ロー・デバイスへのシンボリック・リンクにします。
root# ln -s raw_device_path chunk_name
この手順はオプションですが、デバイスへのシンボリック・リンクを使用してください。理由は次の通りです。
- ccmsrv archive を使用して Informix® サーバーをアーカイブし、ccmsrv restore を使用してサーバーを復元する場合、復元された Informix サーバー構成は、アーカイブされたサーバー構成とほとんど同一になるはずです。サーバーをアーカイブする際に使用されたものと同じチャンク・ファイル・パスに復元する必要があります。チャンク・ファイル・パスにシンボリック・リンクを使用するのは、アーカイブ・パスと復元パスが同一になるようにするための信頼性の高い方法です。
- シンボリック・リンクを使用すると、チャンク・ファイルを異なる区画 (ただし同サイズ以上) またはさらに大きい区画に変更することも容易になります。
- また、シンボリック・リンクを使用すると、例えばオペレーティング・システムをアップグレードした場合などに、ロー区画名が変わっても問題は生じません。
- ロー区画パスの所有権、グループ、および許可を変更します。
root# chown informix chunk_name
root# chgrp informix chunk_name
root# chmod 660 chunk_name
- ccmsrv create を実行して、ロー区画名の入力を求めるプロンプトが出されたら、その区画のデバイス・ファイルへのパスを入力します。
正しい区画を参照していることを確認してください。
chunk_name
- root、temp、log、および ccm について、ステップ 2 から 4 までを繰り返します。
ロー・ディスクを区画に分割する方法について詳しくは、ご使用のオペレーティング・システムの資料を参照してください。