インストール後のステップの実行

このセクションでは、Rational® Synergy リリース 7.2 以降 のインストール後に行う必要がある作業について説明します。

このタスクについて

  1. Rational Synergy 環境のセットアップ
  2. PC インテグレーションの再インストール (該当する場合)
  3. 構成ファイルのマージ (該当する場合)
  4. インストールの検証

Rational Synergy 環境のセットアップ

Rational Synergy 環境をセットアップします。

手順

  1. ユーザー ccm_root の環境変数を更新します。

    Rational Synergy リリース 7.2 以降 をデフォルト・インストール済み環境にするには、該当するログイン・スクリプト (.profile.kshrc.login、および .cshrc ファイル) の CCM_HOME および PATH の設定を更新します。 デフォルトを変更しない場合は、アップグレードの実行およびアップグレード結果のテストの段階で環境を明示的に設定します。

  2. ユーザー informix の環境変数を更新します。 この情報は、Oracle 実行ユーザーには適用されません。

    Rational Synergy リリース 7.2 以降 をデフォルト・インストール済み環境にするには、該当するログイン・スクリプト (.profile.kshrc.login、および .cshrc ファイル) の CCM_HOME および PATH の設定を更新します。 デフォルトを変更しない場合は、アップグレードの実行およびアップグレード結果のテストの段階で環境を明示的に設定します。

  3. Rational Synergy デーモン (ルーター、ESD、ヘルプ・サーバー、オブジェクト・レジストラー) を開始します。以下のコマンドは、同一コンピューター上ですべてのデーモンを実行します。すべてのデーモンを 1 つのコンピューターで実行しない場合、または別のコンピューターで追加デーモンを実行する場合は、管理ガイドを参照してください。
    ccm_root$ ccm_start_daemons
  4. 他のデータベース・サーバーでオブジェクト・レジストラーを開始します。

    データベース・サーバーが ccm_start_daemons コマンドを実行したコンピューターではない場合は、そのデータベース・サーバーでオブジェクト・レジストラーを実行する必要があります。ccm_root としてログオンし、ccm_root の始動スクリプトを変更していない場合は必要な環境を設定し、ccm_objreg コマンドを実行します。

    root# su - ccm_root
    ccm_root$ CCM_HOME=/usr/local/ccm72x; export CCM_HOME
    ccm_root$ PATH=$CCM_HOME/bin:$PATH:/usr/ucb; export PATH
    ccm_root$ ccm_objreg
    ccm_root$ exit

PC インテグレーションの再インストール

Rational Synergy リリースで PC インテグレーション製品を使用していた場合は、リリース 7.2 以降 のインストール後に該当するインテグレーション・リリースをインストールする必要があります。

手順

PC インテグレーション・タイプを既存のデータベースに再インストールする必要はありません。データベース・アップグレード手順で説明するデータベース・アップグレード・プロセスでは、PC インテグレーション・タイプが維持されます。

構成ファイルのマージ

このコンピューターから旧インストール済み環境が可視ではない場合は、構成ファイルを、保存したこれらのファイルと手動でマージする必要があります。

手順

データベース・サーバーの作成に示すファイルをまだマージしていない場合はマージします。

インストールの検証

正しくインストールできたかどうかを検証するため、テスト・データベースをデータベース・サーバーの Rational Synergy データベースのディレクトリーにアンパックします。以下のいずれかのステップで失敗する場合は、IBM Rational Software Support に連絡してください。

手順

  1. テスト・データベースをアンパックします。
    $ su - ccm_root
    ccm_root$ CCM_HOME=/usr/local/ccm72x; export CCM_HOME
    ccm_root$ PATH=$CCM_HOME/bin:$PATH; export PATH
    ccm_root$ ccmdb unpack $CCM_HOME/packfiles/training.cpk -t
    ccm_databases/testdb [-s servername]
  2. テスト・データベースで Rational Synergy セッションを開始します。
    ccm_root$ cmsynergy -d ccm_databases/testdb

    「Rational Synergy の開始」ウィンドウが開いたら、「サーバー」フィールドにサーバー URL を入力します。 「開始」をクリックしてセッションを開始します。

タスクの結果

インストールが完了し、セッションが開始します。

次のタスク

セッションを停止するには、「Rational Synergy クライアント」ウィンドウの「閉じる」アイコンをクリックするか、または「タスク」 > 「終了」をクリックします。

フィードバック