Rational® Synergy クライアントは、セッションを開始するエンジン始動デーモンを使用するように構成することができます。esd によって、ユーザーは、rsh (リモート・シェル) または rexec (リモート実行) ユーティリティーを使用しなくても、リモート・サーバーで Rational Synergy エンジンを始動できます。esd プロセスがそのサーバー上で実行されます。任意のクライアントを、esd を使用するように構成した場合、Rational Synergy エンジンを実行するどのマシンでも、1 つの esd プロセスを実行する必要があります。ESD プロセスを停止するには、root としてログインする必要があります。
始める前に
ESD は、Rational Change に対して使用する場合のみ適用できます。
インストール時に、ユーザー ccm_root に対して CCM_HOME と PATH をセットアップしなかった場合、ここでこれらの環境変数を設定します。
このタスクについて
ccm_esd または ccm_start_daemons コマンドを実行して、このプロセスを開始することができます。
注: Rational Synergy Web モード・セッションでは、ESD は必要ありません。
エンジン始動デーモンのデフォルト・ログ・ファイルは $CCM_HOME/log/ccm_esd_hostname.log です。
また、『エンジン始動デーモン (esd) の始動と停止』も参照してください。
esd.adr ポート・ファイルの構成については、以下を参照してください。
Informix® 上の UNIX: ccm_esd
Oracle 上の UNIX: ccm_esd
手順
- エンジン始動デーモンを開始します。
- ユーザーを ccm_root に設定します。
$ su - ccm_root
Password: *****
- エンジン始動デーモンを開始します。
$
ccm_esd
- ユーザー ccm_root を終了します。
- エンジン始動デーモンを停止します。
- ユーザーを ccm_root に設定します。
$ su - ccm_root
Password: *****
- esd のプロセス ID を見つけます。
$ ccm
monitor -process esd
以下の例のような出力が表示されます。
Rational Synergy process monitor...1 process(es) located:
user process host port pid database path
---- ------- ---- ---- --- -------------
ccm_root esd galaxy 57235 5238 -
esd のプロセス ID (例えば 5238) を書き留めます。
- エンジン始動デーモン・プロセスを強制終了します。
$
kill process_ID
- ユーザー ccm_root を終了します。