スコープは、削除の対象と見なされるオブジェクト、削除する関連オブジェクト、および削除しないオブジェクトに関する規則を決定します。データベースには、オブジェクトの典型的な削除理由を示す定義済みのスコープが付属しています。ユーザーが独自のカスタム・スコープを作成することもできます。
詳しくは、『soad_scope コマンド』を参照してください。
SOAD スコープおよび SOAD のスコープ評価方法について詳しくは、『オフライン保存と削除のスコープ』を参照してください。
データベースからオブジェクトを削除するのには、以下の目的があります。
削除可能なデータのタイプの例を以下に示します。
SOAD では、オブジェクトを削除する前にオフラインで保存して、後から Synergy データベースに復元できるようにすることもできます。ccm_admin ロールに属するユーザーは、DCM 初期化されたデータベースでこの機能を使用できます。保存されるオブジェ クトは、DCM パッケージに似たオフライン保存パッケージに格納されます。オブジェクトは、DCM 受信操作を使用して復元されます。詳しくは、『転送パッケージの受信』を参照してください。
スコープは、どのロールに属しているユーザーがそのスコープを使用できるかを定義します。さらに、オブジェクトを削除できるタイミングについては、通常の Synergy セキュリティー・ルールが適用されます。ユーザーは、working 状態のプロジェクトまたは自分が所有するオブジェクトを削除できます。ビルド・マネージャーとして作業している場合は、prep 状態のプロジェクトとオブジェクトも削除できます。ccm_admin ロールに属しているユーザーは、 working 状態でないオブジェクトや他のユーザーが所有するオブジェクトを削除できます。SOAD には複数の安全対策が組み込まれており、タイプ定義やその他の管理データなどの特定タイプのオブジェクトが削除されないようになっています。
soad コマンドを使用して以下の作業を行うことができます。
オブジェクトをオフラインで保存するには、現在のデータベースが DCM 用に初期化されていること、および DCM ライセンスが使用可能であることが必要です。
save_offline_and_delete コマンドは、以下のサブコマンドをサポートします。