ccmsrv create

ccmsrv create コマンドはデータベース・サーバーを作成します。

概要

ccmsrv create [-f|-file config_file] [-s|-server servername] [-y]

用途

データベース・サーバーを作成するには、ccmsrv create コマンドを使用します。

このコマンドは、データベース・サーバー上で、ユーザー informix として実行する必要があります。

注: サーバー番号を求めるプロンプトが出されたら、1 から 255 の範囲でサーバー番号を入力します。同じマシン上の他のサーバーがこのサーバー番号を使用していないことを確認してください。ccmsrv create が失敗した場合、以下のようなメッセージがログ・ファイルに記録されることがあります。

shmget: [EEXIST][17]: key 52574801: shared memory already exists

この場合は、以前にこのサーバーを作成しようとして失敗したにもかかわらず、共有メモリーが削除されていないか、あるいは、同じサーバー番号を持つ別の Informix® サーバーがこのマシン上に存在しています。このサーバーは、旧リリースの Rational® Synergy のサーバーか、または Informix を独自に使用するためのサーバーである可能性があります。

同じ番号を持つ Informix サーバーが他に存在しないことが確かである場合は、ipcrm を使用して、この特定のキーを持つ共有メモリーを削除してください。同じ番号を使用する別のサーバーがある場合は、1 から 255 の範囲で異なる (固有の) サーバー番号を使用して ccmsrv create を再試行してください。

また、共有メモリーのカーネル・パラメーターのサイズを増やす必要がある場合には、以下のようなエラーがログ・ファイルに記録されることがあります。

16:53:12  shmat: [EMFILE][24]: out of shared memory
segments, check system SHMSEG
16:53:12  mt_shm_init: can't create resident segment
注: 共有メモリーのカーネル・パラメーター値については、『共有メモリーおよびセマフォーのカーネル・パラメーター』を参照してください。

詳しくは、『データベース・サーバーのパラメーター値の変更』を参照してください。

オプションおよび引数

-f|-file config_file
構成ファイルを使用した UNIX 用のデータベース・サーバーの作成の説明に従って、構成ファイルのパスを指定します。構成ファイルを指定しない場合は、以下の情報を求めるプロンプトが出されます。
  • 最大ユーザー数
  • サーバー数
  • root dbspace の詳細 (ロケーション・オフセット・サイズ)
  • log dbspace の詳細 (ロケーション・オフセット・サイズ)
  • ccm dbspace の詳細 (ロケーション・オフセット・サイズ)
  • temp dbspace の詳細 (ロケーション・オフセット・サイズ)
  • CPU 数
-s|-server servername
データベース・サーバーの名前を指定します。デフォルトは、現在のマシンの名前です。
サーバー名には以下のような制限があります。
  • 14 文字以下でなければなりません。
  • 最後の 4 文字を _net にすることはできません。
  • すべて小文字にする必要があります。
  • 先頭文字は英字にする必要があります。
  • スペース、タブ、改行、および # を除く、任意の印刷可能文字を含めることができます。
-y
確認メッセージを表示せずにコマンドを実行します。

hydra1 という名前のデータベース・サーバーを作成します。

$ ccmsrv create -s hydra1


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