range_for_keyword_expand

range_for_keyword_expand オプションは、オブジェクトの作成時または派生時に、キーワードを処理するためにファイルの先頭から何文字までスキャンするかを設定します。

ファイルをチェックアウトすると、そのファイルがスキャンされてキーワードが値に置き換えられます。デフォルトでは、java または misc タイプとすべてのサブタイプの値は -1 です。これはキーワードがファイル全体に拡張されることを意味します。ファイルのあらゆる部分にキーワードが定義された大容量ファイルの場合、スキャン・プロセスにより、作成やチェックアウトの操作が遅くなることがあります。デフォルト設定を変更するには、 typedef コマンドを実行して、 特定のタイプに対して個別に値を設定します。

または、システムの .ini ファイル内の設定を変更することもできます。システムの .ini ファイルでは、デフォルトの数値は 20480 です。これは、キーワードをスキャンする場合の最大文字数です。ファイルが 1 行当たり 80 文字に設定されている場合、デフォルト設定を使用すると、1 ファイルにつき先頭から少なくとも 256 行までのスキャンが許可されます。デフォルト設定は、すべてのキーワードがヘッダー・エリア内に記述されていれば有効に機能します。キーワードがファイル全体に分散している場合は、この設定を再設定して、ファイル全体でキーワードを展開できるようにしてください。

システムの .ini ファイル内の設定が影響を与えるのは、range_for_keyword_expand が設定されていないタイプに対してのみです。


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