指定する転送セットのデータベース定義に、最新状態としてのマークを付けることができます。現行データベースのコピーをアンパックしてデータベース識別子を変更することによってデータベースを作成する場合、作成されたデータベースには、そのデータベースのバックアップ時に存在していたすべてのオブジェクトが含まれることになります。この機能を使用して、複製時にオブジェクトが不必要に既存のデータベースに送信されることを防ぎます。
始める前に
DCM を使用するために、現在のデータベースを初期化する必要があります。
ユーザーには、この機能を使用するために有効な dcm_mgr ロールまたは ccm_admin ロールが設定されている必要があります。
このタスクについて
ccm dcm -mark_up_to_date -dbid|-database_id database_spec
-ts|-transfer_set transfer_set_spec [-force] [date]
- -database_id database_spec
- 転送パッケージの宛先データベースを生成するように指定します。database_spec は単一のデータベース定義を指定する必要があります。詳しくは、『データベース仕様』を参照してください。
- date
- データベースが最新状態になっている日付を指定します。デフォルトでは、Synergy は現在の日付と時刻を使用します。別のデータベースのバックアップをアンパックしてデータベースを作成した場合、このコマンドには、バックアップの日時を日付として使用してください。この日付以降に行われた変更は、コピーされるデータベースから除外されます。
- -force
- 指定した転送セットと宛先データベースが前にパッケージを生成済みだとしても、操作が正常に完了するように指定します。デフォルトでは、転送セットと宛先データベースに対して DCM 生成操作が実行されなかった場合にのみ、操作が正常に完了します。
- -ts|-transfer_set transfer_set_spec
- 指定した宛先データベースに最新状態としてのマークを付ける転送セットを指定します。transfer_set_spec は、単一の転送セットに設定します。詳しくは、『転送セット仕様』を参照してください。