アーカイブ変換とは、GNU または BSD のアーカイバーにより作成された古いアーカイブを読み取って、7.2 以降 フォーマットの新しい ccm_delta アーカイブを作成するプロセスです。
アーカイブ変換プロセスでは、アーカイブの変換時に古いアーカイブ・ファイルとディレクトリーが削除されます。アーカイブ変換実行時に発生する可能性がある一般的な問題や疑問点について説明します。
変換済みアーカイブの利点は以下のとおりです。
- ccm fs_check コマンドが未使用の変換済みアーカイブを検出する際に使用するメモリーが減少します。
- 変換済みアーカイブには、データベース破壊、ディスク破壊、およびそれに類する事象が発生した場合の復旧に役立つ情報がより多く格納されています。
アーカイブ変換を開始する前に
以下は、アーカイブ変換を開始する前に理解しておく必要がある情報の一部です。
- リリース 7.0、7.1、または 7.1a から 7.2 以降 にアップグレードします。
- アーカイブ変換は、データベース・アップグレード・プロセスの一部ではありません。
- データベースが保護されている場合でも、データベースのバックアップまたはメンテナンス中にプロセスを一時停止できます。
- この処理により、GNU または BSD で作成された古いアーカイブは削除されます。
- アーカイブ変換は、優先度の低いバックグラウンド・プロセスとして動作します。
- 変換中に CCM サーバーを稼働させる必要があります。
- Rational® Synergy 6.5 から Rational Synergy 7.2 にアーカイブを直接変換することはできません。
- 変換のために、管理者はデータベースごとに 1 つの追加バックエンド・セッションを割り振る必要があります。
- CM アドミニストレーターは、アーカイブ変換の前および後で ccm fs_check コマンドを実行し、報告されたエラーをすべて解決する必要があります。
- Web アドミニストレーター・ユーザー・インターフェースを使用して、アーカイブ変換の開始および停止と、アーカイブ変換の進行に関するレポート作成を行います。
アーカイブ変換を開始する準備が整ったら、『アーカイブ・データの変換の準備』に進みます。