以下の表に、組み込み演算子の要約を示します。
演算子 | 結果のタイプ | 説明 |
---|---|---|
not | Boolean | 単項 not 演算子は、ブール式に適用されてブール否定を実行します。これは、Groovy の ! 演算子に相当します。例えば、式 not TRUE では FALSE が得られます。 |
and && |
Boolean | 短絡ブール「and」演算を実行します。例えば、式 TRUE AND TRUE では TRUE が得られ、TRUE AND FALSE では FALSE が得られます。 |
or || |
Boolean | 短絡ブール「or」演算を実行します。例えば、式 TRUE OR FALSE では TRUE が得られ、FALSE AND FALSE では FALSE が得られます。 |
+ | 左右のオペランドのタイプで決まります。 | Integer、Float、BigDecimal などの数値タイプと共に使用された場合は、加算を実行します。 String タイプのオペランドと共に使用された場合は、ストリング連結を実行します。 詳しくは、Groovy の Web サイト (http://groovy.codehaus.org/Operators) を参照してください。 |
< | Boolean | 「小なり」比較を実行します。Integer、Float、BigDecimal などの数値タイプの場合は、符号付き算術比較となります。また、この演算子を使用してストリングや日付を比較することもできます。 詳しくは、Groovy の Web サイトを参照してください。 |
<= | Boolean | 「以下」比較を実行します。Integer、Float、BigDecimal などの数値タイプの場合は、符号付き算術比較となります。また、この演算子を使用してストリングや日付を比較することもできます。 詳しくは、Groovy の Web サイトを参照してください。 |
> | Boolean | 「大なり」比較を実行します。Integer、Float、BigDecimal などの数値タイプの場合は、符号付き算術比較となります。また、この演算子を使用してストリングや日付を比較することもできます。 詳しくは、Groovy の Web サイトを参照してください。 |
>= | Boolean | 「以上」比較を実行します。Integer、Float、BigDecimal などの数値タイプの場合は、符号付き算術比較となります。また、この演算子を使用してストリングや日付を比較することもできます。 詳しくは、Groovy の Web サイトを参照してください。 |
= == |
Boolean | 「等価」比較を実行します。Integer、Float、BigDecimal などの数値タイプの場合は、符号付き算術比較となります。また、この演算子を使用してストリングや日付を比較することもできます。 詳しくは、Groovy の Web サイトを参照してください。 |
!= | Boolean | 「非等価」比較を実行します。Integer、Float、BigDecimal などの数値タイプの場合は、符号付き算術比較となります。また、この演算子を使用してストリングや日付を比較することもできます。 詳しくは、Groovy の Web サイトを参照してください。 |
~ | Boolean | シェル・パターン一致を実行します。文字「*」は、0 個以上の文字に一致するワイルドカードです。文字「?」は任意の 1 つの文字に一致します。シェル・パターン一致は、UNIX では大/小文字を区別しますが、Windows では区別しません。 例: %name ~ '*.c' この例では、example.c や a.txt.c などの名前に対して TRUE が返され、abc や a.cc などの名前に対して FALSE が返されます。 |
=~ | Boolean | 正規表現一致を実行します。=~ の後のオペランドは、有効な正規表現であるストリングでなければなりません。正規表現一致では、プラットフォームに関係なくデフォルトで大/小文字が区別されますが、(?i) オプションをパターンに組み込むことで、大/小文字が区別されないようにすることができます。 例: %name =~ '.*¥¥.c' この例では、example.c や a.txt.c などの名前に対して TRUE が返され、abc や a.cc などの名前に対して FALSE が返されます。 詳しくは、Groovy の Web サイトを参照してください。 |