パターンによるファイルの無視

パターンは、いくつかの IDE によって作成された多くの一時ファイルがデータベース内で制御されないようにするのに役立ちます。フィルターを設定すると、指定されたパターンを持つ非制御ファイルは、「ワークエリアの同期」操作の実行後にコンフリクトとして表示されなくなります。

手順

  1. メインメニューで「ツール」をクリックし、「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログ・ボックスを起動します。
  2. 「アクション」タブをクリックし、左側ペインの「ワークエリアの同期」をクリックします。
  3. フィルター・リストを変更します。

    「データベース・デフォルト」に、無視されるファイルのマッピング・ルールがリストされます。このリストは CM アドミニストレーターによって設定され、すべてのユーザーによって共有されます。デフォルト・リストに対する追加または削除を行うことはできません。

    「追加パターン」リストに追加するには、スクロール・ボックスに直接パターンを入力します。入力できるのは 1 行につき 1 パターンのみです。パターンを削除するには、該当するパターンを強調表示して削除します。

    さらに、パターン構文値を使用して、フィルターを詳細にカスタマイズできます。この構文は、標準のワイルドカード・ストリングに似ています。つまり、* を指定すると任意の値の 0 以上の文字が一致し、? を指定すると任意の値の 1 文字が一致します。また、¥¥ (Windows) および / (UNIX) は、ディレクトリーを区切ります。

    例えば、ディレクトリー名の後に ¥¥* を記述すると、ディレクトリーとそのサブディレクトリーのすべての内容が一致します。(ワイルドカードはストリングの末尾で適用されます。)

    以下の例は、パターンを使用してフィルターをカスタマイズする方法を示しています。
    • myproj-me プロジェクトの tempfiles サブディレクトリーをフィルターに掛ける場合:

      C:¥¥ccm_wa¥¥mydb¥¥myproj-me¥¥myproj¥¥tempfiles¥¥*

    • 任意のプロジェクトの tempfiles サブディレクトリー内にあるファイルをフィルターに掛ける場合:

      tempfiles¥¥*

    • すべての HTML ファイルをフィルターに掛ける場合:

      *.html

    • test ディレクトリーのすべての Java™ ファイルをフィルターに掛ける場合:

      test¥¥*.java

      フィルターをチーム・メンバーと共有するには、CM アドミニストレーターに、フィルターをデータベース・デフォルトに追加するよう依頼します。

  4. オプションで、それぞれのプロジェクトのために無視するパターンを追加して指定します。

    個々のプロジェクトについて追加の無視パターンを指定して、ワークエリアの同期操作が正規表現セットの仕様を無視できるようにします。

    プロジェクトのルート・ディレクトリーに、_synergy_ignore_file_pattern.txt と呼ばれる制御ファイルを作成します

    このファイルは、UTF-8 エンコードを使って読み取られます。このファイルの構文は、無視されるパターンを定義した「GUI オプション」ダイアログで使用される構文と同じです。

  5. デフォルト設定に戻るには、「デフォルト設定」をクリックします。
  6. 「適用」をクリックして、変更を保存します。

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