ccm_objreg

ccm_objreg コマンドは、Rational® Synergy のオブジェクト・レジストラー・デーモンを開始します。

概要

ccm_objreg

用途

ccm_objreg コマンドは、オブジェクト・レジストラー・デーモンを開始するのに使用します。このデーモンは、Rational Synergy データベースが変更されるにつれて、すべてのユーザー・インターフェース・プロセス内で各オブジェクト・データを現行の状態に保ちます。

データベース上で Rational Synergy セッションを開始する前に、Rational Synergy データベースの ORHOST パラメーターで指定したホストで、オブジェクト・レジストラー・デーモンを実行している必要があります。データベースのオブジェクト・レジストラー・ホスト名を取得するには、以下のコマンドを使用します。ccmdb info database_path -k orhost

単一のオブジェクト・レジストラーは複数のデータベースにサービスを提供することができます。したがって、データベースの数がいくつであっても、ホストで実行する必要があるオブジェクト・レジストラーは 1 つだけです。

デフォルトでは、オブジェクト・レジストラーは動的に割り当てられたポートを使用します。 インターフェース・プロセスがファイアウォールの外側にあるマシンで実行されている場合に Rational Synergy セッションを開始するには、ファイル $CCM_HOME/etc/.objreg.adr を作成してポートを固定してください。このファイルの各行は、hostname:port という形式になります。オブジェクト・レジストラーが、このファイルを読み取ります。該当のマシンの項目が検出されると、プロセスは対応するポートを使用します。

注: ファイアウォール越しに Rational Synergy セッションを実行する必要のあるその他のデーモンとして、ルーターおよび ESD の 2 つがあります。これらのデーモンはどちらも常に、$CCM_HOME/etc/.router.adr ファイルおよび $CCM_HOME/etc/esd.adr ファイルで構成されている固定ポートを使用します。

ESD は、Rational Change に対して使用する場合のみ適用できます。

Rational Synergy オブジェクト・レジストラーのログ・ファイルは、$CCM_HOME/log/ccm_objreg.log に入っています。

このコマンドは、データベース・サーバー上で、ユーザー ccm_root として実行する必要があります。

詳しくは、『オブジェクト・レジストラー (objreg) の始動と停止』を参照してください。

オプションおよび引数

このコマンドには、オプションと引数はありません。

現行マシン上のオブジェクト・レジストラー・デーモンを開始します。

$ ccm_objreg

ファイル

$CCM_HOME/log/ccm_objreg.log


フィードバック