Informix® を実行しているコンピューターに Rational® Synergy をインストールする場合には、ここに示すガイドラインに従ってください。
このタスクについて
Informix を実行しているコンピューターに Rational Synergy をインストールする場合は、潜在的な問題を回避するために、以下のガイドラインに従う必要があります。Informix がサポートするソフトウェアのバージョンに関係なく、また Informix の実行対象が以前のリリースの Rational Synergy であるかベンダー・ソフトウェアであるかに関係なく、以下のガイドラインを使用します。
- Rational Synergy を実行する際には、どのユーザーも ONCONFIG、INFORMIXDIR、および INFORMIXSERVER の各環境変数を設定しないようにしてください。この規則は、通常ユーザー (ユーザー joe、ユーザー john など) および管理ユーザー (つまり、ユーザー ccm_root、informix、および root) に適用されます。これらの変数を設定すると、正しくないサーバーでコマンドが実行されてしまう可能性があります。
- ユーザー informix およびグループ informix は、Informix の複数のインストール済み環境で共有できます。ユーザーおよびグループの設定は一切変更する必要がありません。
- 特定のコンピューターで各サーバー名が固有になることを確認します。Rational Synergy Informix サーバーがデフォルトのサーバー名を使用していない場合は、ccmsrv コマンドおよび ccmdb コマンドを使用する際に、常に -s オプションと適切な servername を使用します。
- 同じコンピューター上のすべての Informix データベース・サーバーで SERVERNUM 構成パラメーターが固有であることを確認します。SERVERNUM がコンピューター上で固有ではない場合は、サーバー同士が干渉します。
- すべての Informix データベース・サーバーの SERVERNUM 構成パラメーターに 1 以上 255 以下の値が設定された状態にしてください。(有効な値は 0 から 255 で、0 がデフォルト値です。0 は複数のサーバーの共存を許可しないため、使用しないでください)。
手順
以下の手順を実行して、データベース・サーバーのサーバー番号を確認します。
- ユーザーを informix に設定します。
$ su - informix
- 環境変数を設定します。
$ CCM_HOME=ccm_home; export CCM_HOME
$ PATH=$CCM_HOME/bin:$PATH; export PATH
- $INFORMIXDIR/etc ディレクトリー (Rational Synergy の場合は、このディレクトリーは $CCM_HOME/informix/etc) 内のファイルを編集します。ファイル名は Rational Synergy 内のサーバー名と同じですが、Rational Synergy によって作成されていない場合は異なる可能性があります。標準的な名前は onconfig です。このファイルで SERVERNUM を検索して、その値を確認します。