UNIX サーバーと Windows サーバーの間でデータベースを移動することができます。ただし、Windows から UNIX にデータベースを移動すると、その結果、データベースの重要なファイルに Windows スタイルの ASCII データが含まれる場合があります。このようなファイルは更新する必要があります。ccmdb upgrade コマンドには /w オプションがあります。このオプションは、アップグレードの実行に加えてデータベース・ファイルを変換します。ascii タイプまたはそのサブタイプのデータベース構成ファイルと制御対象ファイルがすべて検査され、UNIX ASCII フォーマットに変換されます。この変換の影響を受けるのは、アーカイブおよびキャッシュ内の制御対象ファイルのみです。ワークエリアは更新されません。
このタスクについて
この操作は静的なアーカイブ・ファイルの内容を変更するため、注意して使用してください。後で問題が発生した場合に備えて、必ずオリジナルの圧縮ファイルを保持してください。
さらに、Rational® Synergy Distributed を使用して、あるデータベースから別のデータベースに内容を転送することもできます。
要旨については、以下を参照してください。
Windows: ccmdb upgrade
Informix® 上の UNIX: ccmdb upgrade
Oracle 上の UNIX: ccmdb upgrade
詳しい説明および使用手順については、『Windows での Rational Synergy のアップグレード』または『UNIX での Rational Synergy のアップグレード』を参照してください。
手順
UNIX および Windows の間でデータベースを移動するには、以下の手順を実行します。
- 現在のデータベース・サーバー上で、データベースを圧縮します。
- 圧縮ファイルを移動先のサーバーにコピーします。
- そのサーバー上でデータベースを解凍します。
- ccmdb upgrade /w コマンドを実行します。