リリース定義および関連プロセス・ルールの複製

リリース定義を複製すると、ユーザーがリリース定義とそれらの関連プロセス・ルールを一元管理できるようになります。さらに、ユーザーは DCM クラスター内の他のデータベースを自動的に更新できます。

DCM クラスターがリリース値を使用して共有データをプロジェクトに構成する場合は、転送されるオブジェクトのリリース値を宛先データベース内のリリース定義として定義する必要があります。

リリース定義と情報の複製は、以下のパラメーターと設定によって制御されます。

表 1. リリース定義を更新するためのアクション
リリース定義の更新 アクション
なし DCM 転送パッケージ内のすべてのリリース情報が無視されます。
アクティブ 受信データベース内にリリース定義を作成または更新する際に、パッケージ内のリリース定義が使用されます。ただし、リリース定義が作成されるのは、アクティブ・リリースの場合のみです。非アクティブ・リリースに対しては、新規リリース定義は作成されません。非アクティブで、以前に受信されたことのある既存のリリース定義は、引き続き更新されます。

この設定はデフォルト設定です。

非アクティブ 受信データベース内にリリース定義を作成または更新する際に、パッケージ内のリリース定義が使用されます。アクティブ・リリースと非アクティブ・リリースの両方のリリース定義が作成または更新されます。

DCM 生成操作時には、リリース定義、プロセス・ルール、またはフォルダー・テンプレートのみが DCM に組み込まれます。各オブジェクトの修正日時または各オブジェクトが転送セットのメンバーになった日時は、その転送セットおよびデータベースの最終生成時刻よりも最近でなければなりません。DCM 生成を「なし」の設定以降に実行する際に、転送セットのリリース・スコープが「リリースとテンプレート (Releases and Templates)」に設定され、リリース・クエリーが空白の場合は、すべてのリリース定義とそれらの関連プロセス・ルールおよびユーザー定義のフォルダー・テンプレートが DCM 転送パッケージに組み込まれます。

リリース定義を確認または手動で変更するには、ccm release コマンドを使用します。


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