DCM 設定の変更

変更する DCM 設定を指定することができます。このコマンドに関連付けられたオプションのうち、少なくとも 1 つを指定する必要があります。

このタスクについて

ccm dcm -m|-modify -settings
        [-desc|-description description_of_database]
        [-location location]
        [-admin_info admin_info]
        [-default_add_history|-nodefault_add_history]
        [-default_include_baselines|-nodefault_include_baselines]
        [-ignore_maintain_wa|-noignore_maintain_wa]
        [-update_db_info|-noupdate_db_info]
        [-keep_typedefs|-nokeep_typedefs]
        [-event_log_size log_size]
        [-parallel_checking parallel_check_keyword]
        [-update_releases release_action_keyword]
        [-add_receive_control_transition transition]
        [-remove_receive_control_transition transition]
        [-no_of_generate_times generate_times]
        [-no_of_old_generate_times old_generate_times]
        [-old_generate_time_resolution old_generate_resolution]
        [-update_rft|-noupdate_rft]
-add_receive_control_transition transition
受信の制御遷移リストに、有効な状態遷移を追加します。この追加された状態遷移は、現在のデータベースで管理されるオブジェクトを受け取るときに許可されます。transition に指定する値は以下の形式にする必要があります。

from_state:to_state

ここで、

from_state は有効な状態である必要があります。

to_state は、指定の from_state からの遷移が許可されている有効な状態でなければなりません。

詳しくは、『管理データベースへの遷移』を参照してください。

-admin_info admin_info
データベース管理者の連絡先情報を指定します。admin_info 値には、改行文字が含まれない任意のストリングを指定できます。例えば、電話番号や E メール・アドレスは有効なエントリーです。
-default_add_history
転送セットに追加するオブジェクトを、先行オブジェクトと共に追加することを指定します。
-default_include_baselines
転送セットの作成時に、関連するベースラインをデフォルトとして新規転送セットに含めることを指定します。このオプションのデフォルト設定は -nodefault_include_baselines です。
このオプションは、関連するベースラインを転送セットに含める必要があるが、破損の可能性がある場合に役立ちます。詳しくは、『関連するベースラインの転送』を参照してください。
-desc|-description description
このデータベースについての説明を指定します。description に改行文字を含めることはできません。
-event_log_size log_size
イベント・ログの最大エントリー数を指定します。log_size オプションは、ゼロ以外の任意の整数に設定できます。イベント・ログ・リストが log_size に指定した値に到達すると、最も古いエントリーが新規のエントリーによって置き換えられます。
-ignore_maintain_wa
インポートまたは XML インポートで (DCM 受信操作時などに) 作成されるプロジェクトが、保守対象ワークエリアがない状態で作成されることを指定します。ccm wa -wa コマンドを使用すると、プロジェクトのワークエリアの保守を再度有効にすることができます。
-keep_typedefs
受信操作の完了後に、タイプ定義を保持することを指定します。
-location location
データベースの地理的位置を指定します (例: Costa Mesa, California)。この位置は、改行文字を含まない任意のストリングにできます。
-no_of_generate_times generate_times
DCM に保管される生成時刻の数を指定します。generate_times に指定する値は、古い生成時刻の数以上の、ゼロ以外の任意の整数にすることができます。
-no_of_old_generate_times old_generate_times
DCM に保管される古い生成時刻の数を指定します。old_generate_times に指定する値は、生成時刻の数以下の、ゼロ以外の任意の整数にすることができます。
-nodefault_add_history
転送セットの作成時に、関連するベースラインをデフォルトとして新規転送セットに含めないことを指定します。このオプションはデフォルト設定です。
このオプションの設定は、関連するベースラインを転送セットに含める必要があるが、破損の可能性がある場合に役立ちます。詳しくは、『関連するベースラインの転送』を参照してください。
-nodefault_include_baselines
転送セットのメンバーに関連付けられたベースラインを、転送セットから除外することを指定します。このオプションはデフォルトです。
-noignore_maintain_wa
インポートまたは XML インポートによって作成されたプロジェクトが、ワークエリアを保持することを指定します。このオプションはデフォルトです。
-nokeep_typedefs
受信操作の完了後に、タイプ定義を削除することを指定します。このオプションはデフォルトです。
-noupdate_db_info
受信操作時に DCM データベース情報を更新しないことを指定します。
-noupdate_rtf
受信操作時に、プロセス・ルールおよびプロセス・ルールに関連付けられたフォルダー・テンプレートを更新しないことを指定します。
-old_generate_time_resolution old_generate_resolution
古い生成時刻の間隔を指定します (日単位)。old_generate_resolution に指定する値は、ゼロ以外の任意の整数 (浮動小数点形式) にすることができます。
-parallel_checking (none|created|updated)
DCM 受信操作時に実行されるパラレル・チェックの種類を指定します。指定できる値は nonecreated、および updated で、大/小文字は区別されません。
-remove_receive_control_transition transition
受信の制御遷移リストから、指定した transition を削除します。削除された状態遷移は、現在のデータベースで管理されているオブジェクトの受信時には許可されなくなります。transition に指定する値は以下の形式にする必要があります。

from_state:to_state

ここで、

from_state は、受信の制御遷移リストにある有効な状態である必要があります。

to_state は必ず、指定の from_state からの遷移が許可されている有効な状態でなければなりません。

詳しくは、『管理データベースへの遷移』を参照してください。

-update_db_info
受信操作時に DCM データベース情報が更新される可能性があることを指定します。この情報は、DCM 情報ファイルにあるデータから更新されます。このオプションはデフォルトです。
-update_rtf
受信操作時に、プロセス・ルールおよびプロセス・ルールに関連付けられたフォルダー・テンプレートが更新される可能性があることを指定します。このオプションはデフォルトです。
-update_releases (none|active|inactive)
DCM 受信時のリリース定義の更新方法を指定します。指定できる値は noneactive、および inactive で、大/小文字は区別されません。
  • none

    リリース定義が作成も更新もされないことを指定します。

  • active

    DCM 転送パッケージにリリース定義が含まれている場合は、受信データベースに存在するリリース定義はすべて更新されます。加えて、新規のアクティブなリリース定義のみが作成されます。DCM 転送パッケージに含まれているのがリリース・テーブル情報のみ (Telelogic Synergy 6.2 以前からの) の場合は、リリースのリリース定義がアクティブなリリースとして作成されます。

  • inactive

    DCM 転送パッケージにリリース定義が含まれている場合は、受信データベースでリリース定義が作成または更新されます。DCM 転送パッケージに含まれているのがリリース・テーブル情報のみ (Telelogic Synergy 6.2 以前からの) の場合は、リリースのリリース定義が非アクティブなリリースとして作成されます。

イベント・ログ・サイズおよび古い生成時刻の数の設定を変更します。
ccm dcm -m -settings -event_log_size 25 -no_of_old_generate_times 2

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