メッセージ・ルーターは、他のプロセスが互いに通信できるように、それらのプロセスからの情報を登録および要求します。ルーターは、システムで許可される最大数のファイル記述子 (すなわちセッション) を許可し、上限は 4096 個です。許可される数が十分ではない場合、システム管理者は、カーネル・パラメーターでファイル記述子の数を変更できます。
始める前に
インストール時に、ユーザー ccm_root に対して CCM_HOME と PATH をセットアップしなかった場合、ここでこれらの環境変数を設定します。
このタスクについて
インストール中に指定されたルーター・ホストで、ネットワークのインストールごとに 1 つの router プロセスを実行する必要があります。ccm_router または ccm_start_daemons コマンドを実行して、このプロセスを開始します。
ルーターのデフォルト・ログ・ファイルは $CCM_HOME/log/ccm_router.log です。
手順
- ルーターを始動します。
- ユーザーを ccm_root に設定します。
$ su - ccm_root
Password: *****
- ルーターを始動します。
$ ccm_router
- ユーザー ccm_root を終了します。
- メッセージ・ルーター・デーモンを停止します。
- ユーザーを ccm_root に設定します。
$ su - ccm_root
Password: *****
- ルーターのプロセス ID を見つけます。
$ ccm monitor -process router
以下の例のような出力が表示されます。
Rational Synergy process monitor...1 process(es) located:
user process host port pid database path
---- ------- ---- ---- --- -------------
ccm_root router galaxy 1514 12220 -
ルーターのプロセス ID (例えば 12220) を書き留めます。
- ルーター・プロセスを強制終了します。
$ kill process_ID
- ユーザー ccm_root を終了します。