ccm fs_check コマンドは、データベースのメタデータ、キャッシュ、およびアーカイブの各部分が整合しているかどうかを確認するコマンドです。
リリース 7.1 以降では、ccm fs_check コマンドにより、静的なバージョン付きオブジェクトのアーカイブの存在が検査されます。
- 最近バージョン付きオブジェクトがチェックインされたが、このオブジェクトにアーカイブがない場合、アーカイバーはそのオブジェクトを処理していません。これは通常の振る舞いであり、エラーではありません。
- オブジェクトがチェックインされたが、ユーザーが指定した時間を超えてもアーカイブされない場合は、アーカイバーが稼働していない可能性があります。警告が表示されます。
- ccm fs_check コマンドに新しいオプション -c|-cutoff cutofftime が導入されました。カットオフ時間よりも前にチェックインされたがまだアーカイブされていないオブジェクト・バージョンがある場合は、警告が表示されます。デフォルトのカットオフは 2 日間 (-2:0:0:0) です。つまり、2 日前以前にチェックインされたファイルがアーカイブされていない場合には、警告が表示されます。
- アーカイブの検査後に未使用アーカイブ・ファイル検査機能が使用するメモリー量が、リリース 7.0 以前よりも少なくなりました。
アーカイブ変換を開始する前に、すべてのエラーおよび警告を解決する必要があります。以下に、ccm fs_check コマンドから報告される頻度が高いエラーおよび警告と、考えられるエラー解決手順をいくつか示します。