ヘルプ・システムを IBM WebSphere Application Server にデプロイする操作

WebSphere® Application Server を使用している環境では、ほとんどの場合、製品と同じサーバーにヘルプ・コンテンツをインストールすることになります。WebSphere Application Server の既存のインストール環境にヘルプ・システムをデプロイできます。

始める前に

以下の要件を満たしていることを確認します。
  1. ヘルプ・コンテンツを構成するサーバーは、ファイアウォールの背後にいるユーザーからもアクセスできるようでなければなりません。
  2. サーバーに help.war ファイルがあるかどうかを確認します。
    • ヘルプを構成する製品をサーバーにインストールした場合は、help.war ファイルが既にインストールされている可能性があります。
      • installation_directory/help ディレクトリーで help.war ファイルを探します。
      • 製品の略語が含まれているバージョンのファイル (clmhelp.warramhelp.war など) を探します。
      • インストール・ディレクトリーで *help.war を検索します。
    • 製品をサーバーにインストールしなかった場合や、製品に help.war ファイルが含まれていなかった場合は、該当バージョンの help.war ファイルをダウンロードします。
  3. Java™ ランタイム環境 (JRE) または Java Development Kit (JDK) をインストールします。いずれかの IBM® Developer Kit を選択してインストールできます。
  4. WebSphere Application Server がインストールされ、構成されています。それぞれの環境に合わせて WebSphere Application Server をインストールして構成するための詳細については、製品資料または WebSphere Application Server の資料を参照してください。
  5. JRE または JDK のパスの環境変数が設定されています。
    • JRE をインストールした場合は、JRE をインストールしたディレクトリーのパスが JRE_HOME 環境変数に設定されていることを確認します。例:
      • Windows: C:¥Program Files¥Java70¥jre
      • Linux: /usr/local/java70/jre
    • JDK をインストールした場合は、JDK をインストールしたディレクトリーのパスが JAVA_HOME 環境変数に設定されていることを確認します。例:
      • Windows: C:¥Program Files¥Java70
      • Linux: /usr/local/java70/
  6. WebSphere Application Server が開始されています。

手順

help.war をデプロイするには、以下のようにします。

  1. WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。
  2. 「アプリケーション」 > 「新規アプリケーション」 > 「新規エンタープライズ・アプリケーション」をクリックします。
  3. 「ローカル・ファイル・システム」を選択します。
  4. 「参照」をクリックし、使用する help.war ファイルを選択します。
  5. 「Web モジュールのコンテキスト・ルートをマップ」ページに達するまで、「次へ」をクリックして、すべてのデフォルト・オプションを受け入れます。
  6. 「Web モジュールのコンテキスト・ルートをマップ」ページで、「コンテキスト・ルート」「/helpに設定して、「次へ」をクリックします。
  7. 「終了」をクリックします。
  8. アプリケーションが正しくインストールされていることを確認し、「マスター構成に直接保存 (Save directly to the master configuration)」をクリックします。
  9. 「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」をクリックします。
  10. help.war アプリケーションの横にあるチェック・ボックスを選択し、「開始」をクリックします。
    注: このアプリケーションを手動で開始/停止すると、ヘルプ・システムが開始/停止します。
  11. サーバー・アプリケーションの URL の末尾に context_root/index.jsp を追加して、ヘルプ・システムにアクセスできるかどうかを確認します。例えば、http://server:port/help/index.jsp のようにします。
    注: ヘルプ・システムにヘルプ・コンテンツがまだ含まれていない場合もあります。その場合は、次にヘルプ・システムに資料をインストールする必要があります。

次のタスク

  1. サーバーに資料をインストールします。
  2. IBM Installation Manager「ヘルプ・システムの構成 (Help System Configuration)」ページで入力するサーバー、ポート、ヘルプ・システムのパスの情報をユーザーに提供します。 localhost 以外のサーバーを提供してください。
    例: http://server.ibm.com:8080/help/index.jsp の場合は、以下の値になります。
    • サーバー: server.ibm.com
    • ポート: 8080
    • パス: /help

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