タイプ定義 は、タイプのプロパティーを定義して表すオブジェクトです。そのタイプのオブジェクトは、対応するタイプ定義から特定のプロパティーと動作を継承します。
ディレクトリー、ファイル、および symlink のコンテナーです。
これらのタイプはプロジェクトのメンバーとして使用することはできないため、ワークエリアに表示することができません。このようなタイプには、baseline、task、folder、releasedef、process_rule などがあります。これらのタイプは基本モデル・タイプとして提供されます。
ディレクトリーに対応し、ゼロ個、1 個、または複数個のディレクトリー項目を所有する組織タイプです。プロジェクト内では、ディレクトリーの各ディレクトリー項目は、通常、そのディレクトリー項目に一致する対応の子オブジェクトがあります。
これらのタイプはプロジェクトのメンバーとして使用することができ、ワークエリアに表示されます。dir、ascii、binary、csrc、および java などがあります。
ccm typedef コマンドを使用して、ファイル・ベースのタイプの作成や、dir、symlink、およびファイル・ベースのタイプの変更ができます。タイプ定義の作成または変更は、type_developer ロールまたは ccm_admin ロールが割り当てられたユーザーだけが行えます。
プロパティー | 説明 |
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名前 | タイプの名前。例: "java" |
説明 | タイプの意味または目的についての 1 行の説明。 |
super_type | 継承の親タイプ。循環継承を含むタイプを定義することは正しくありません。標準の値は「ascii」または「binary」です。 |
ソース・テンプレート | ファイルの初期ソース・コンテンツのテンプレートを、このタイプの新規オブジェクトの作成時に定義します。 テンプレートには、作成時に拡張される Rational Synergy キーワードを含めることができます。 |
キーワード拡張の範囲指定 | ファイルに ascii コンテンツが含まれている場合、キーワード拡張はチェックアウト時に実行され、オプションでチェックイン時に実行されます。このプロパティーは、キーワード拡張用に処理するファイルの先頭のバイト数を定義します。 変数は以下のいずれかにすることができます。
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パラレル・チェックアウト | このタイプのパラレル・オブジェクトがチェックアウト時に許可されるかどうかを指定します。 FALSE の値は、ユーザーがこのタイプのオブジェクトのパラレル・バージョンをチェックアウトできないことを意味します。TRUE の値は、パラレルが許可される可能性があることを意味します。パラレルが許可されるかどうかは、オブジェクトの関連付けられたリリースのリリース定義によって決まります。 |
パラレル・チェックイン | このタイプのパラレル・オブジェクトがチェックイン時に許可されるかどうかを指定します。FALSE の値は、ユーザーがこのタイプのオブジェクトのパラレル・バージョンをチェックインできないことを意味します。TRUE の値は、パラレルが許可される可能性があることを意味します。パラレルが許可されるかどうかは、オブジェクトの関連付けられたリリースのリリース定義によって決まります。 |
アクティブ | このタイプの新規オブジェクトを作成したりチェックインしたりすることが可能かどうかを指定します。 FALSE の値は、タイプ定義を廃止する場合に使用します。 このタイプの既存のオブジェクトは変更されません。ただし、ユーザーは、このようなオブジェクトの新規バージョンをチェックインする場合、タイプ変更操作を使用する必要があります。このようにして、ユーザーは徐々に代替タイプを使用するようになります。 |
実行許可 (execute permission) | UNIX クライアントによって更新される UNIX ワークエリアで、オブジェクトが UNIX ’x’ 実行許可を持っているかどうかを指定します。 |
Windows 無視 | Windows クライアント上では、レコンサイルおよび移行がこのタイプのファイルを無視するかどうかを指定します。 |
UNIX 無視 | UNIX クライアント上では、レコンサイルおよび移行がこのタイプのファイルを無視するかどうかを指定します。 |
Windows 一致 | Windows クライアント上でのファイルの突き合わせに使用する正規表現をゼロ個、1 個、または複数個指定します。Windows 上での作成、レコンサイル、および移行操作中に、これらのいずれかの式と一致するファイルは、このタイプをデフォルトとして使用します。詳細については、Mapping rules を参照してください。 |
UNIX 一致 | UNIX クライアント上でのファイルの突き合わせに使用する正規表現をゼロ個、1 個、または複数個指定します。UNIX 上での作成、レコンサイル、および移行操作中に、これらのいずれかの式と一致するファイルは、このタイプをデフォルトとして使用します。詳細については、マッピング・ルールを参照してください。 |
typedef コマンドは、以下のサブコマンドをサポートしています。