マシンによって使用するプロトコルが異なる可能性があるため、ご使用のシステムでリモート実行が適切に行われるように Rational Synergy を構成する必要があります。
Rational Synergy は構成ファイル remexec.cfg を使用して、特定のホスト上でのリモート実行に使用する方式を判別します。
この手順を実行するためには、ローカル管理者 として作業を行う必要があります。また、CCM_HOME¥bin が PATH 変数に含まれている必要があります。
Windows 用にリモート実行をセットアップするには、以下のようにします。
ホストごとに方式を追加します。
以下の構文を使用して、ソース・ホスト、宛先ホスト、目的、環境変数、およびコマンドを指定します。
source_host dest_host [%purpose envvar] command
ここで、source_host はソース・ホスト・マシンの名前です。
dest_host は、宛先ホスト・マシンの名前です。
purpose はオプションのリモート実行目的 (通常は DCM または DEFAULT) です。 これを指定する場合は、目的が指定されたことを ccm_remexec が判別できるように、目的の先頭にパーセント記号 (%) を含める必要があります。
目的を指定しない場合は、DEFAULT 目的として扱われます。DEFAULT 目的および一致する目的の両方が 2 つのマシン間に存在する場合は、一致する目的を持つエントリーが使用されます。
envvar は、環境変数のリストです。このリストは、オプションのダッシュ (-) を先頭に付けることができます。コンマ区切りで指定し、余分なスペースは含めないようにします。このリストによって、リモート・コマンドを実行しているプロセスに ccm_rem が渡す環境変数が定義されます。先頭にダッシュが付くリストは、指定された環境変数を除くすべての環境変数を ccm_rem が渡すことを意味します。先頭にダッシュが付かないリストは、指定された環境変数のみを ccm_rem が渡すことを意味します。キーワード値 ALL は、すべての環境変数を渡すことを意味します。
環境変数は、以下のいずれかの形式にすることができます。
purpose と envvar はどちらもオプションです。ただし、envvar を指定する場合は、purpose も指定する必要があります。purpose フィールドを指定しない場合は、ccm_rem がリモート実行方式として使用されるときにすべての環境変数が渡されます。
remexec.cfg ファイルには以下のデフォルトが設定されています。
DEFAULT DEFAULT ccm_rem %hostname [%shell /C] %cmd_line
remexec.cfg の検索ルールは以下のとおりです。
source_host dest_host matching_purpose Highest Priority
ALL dest_host matching_purpose
source_host ALL matching_purpose
DEFAULT DEFAULT matching_purpose
source_host dest_host DEFAULT
ALL dest_host DEFAULT
source_host ALL DEFAULT
DEFAULT DEFAULT DEFAULT Lowest Priority
DCM 宛先ホストごとに、実行方式を $CCM_HOME/etc/remexec.cfg ファイルに追加します。このファイル内の各エントリーには、ホスト名とそれに対応するリモート実行方式が含まれています。
UNIX 用にリモート実行方式をセットアップするには、以下のようにします。
$ su - ccm_root
Password: *****
インストール時に、ユーザー ccm_root に対して CCM_HOME と PATH を設定しなかった場合は、ここでそれらの環境変数を設定します。
$ cd $CCM_HOME/etc
$ vi remexec.cfg
以下の構文を使用して、ソース・ホスト、宛先ホスト、目的、環境変数、およびコマンドを指定します。
source_host dest_host [%purpose envvar] command
ここで、source_host はソース・ホスト・マシンの名前です。
dest_host は、宛先ホスト・マシンの名前です。
purpose はオプションのリモート実行目的 (通常は DCM または DEFAULT) です。 これを指定する場合は、目的が指定されたことを ccm_remexec が判別できるように、目的の先頭にパーセント記号 (%) を含める必要があります。
目的を指定しない場合は、DEFAULT 目的として扱われます。DEFAULT 目的および一致する目的の両方が 2 つのマシン間に存在する場合は、一致する目的を持つエントリーが使用されます。
envvar は、環境変数のリストです。このリストは、オプションのダッシュ (-) を先頭に付けることができます。コンマ区切りで指定し、余分なスペースは含めないようにします。このリストによって、リモート・コマンドを実行しているプロセスに ccm_rsh が渡す環境変数が定義されます。先頭にダッシュが付くリストは、指定された環境変数を除くすべての環境変数を ccm_rsh が渡すことを意味します。先頭にダッシュが付かないリストは、指定された環境変数のみを ccm_rsh が渡すことを意味します。キーワード値 ALL は、すべての環境変数を渡すことを意味します。
環境変数は、以下のいずれかの形式にすることができます。
purpose と envvar はどちらもオプションです。ただし、envvar を指定する場合は、 purpose も指定する必要があります。purpose フィールドを指定しない場合は、ccm_rsh がリモート実行方式として使用されるときにすべての環境変数が渡されます。
remexec.cfg ファイルには以下のデフォルトが設定されています。
DEFAULT DEFAULT %DEFAULT ALL ccm_rsh -n [-s %shell] %hostname
%cmd_line
remexec.cfg の検索ルールは以下のとおりです。
source_host dest_host matching_purpose Highest Priority
ALL dest_host matching_purpose
source_host ALL matching_purpose
DEFAULT DEFAULT matching_purpose
source_host dest_host DEFAULT
ALL dest_host DEFAULT
source_host ALL DEFAULT
DEFAULT DEFAULT DEFAULT Lowest Priority