マッピング・ルールは、Java™ 仮想マシン用の動的なアジャイル言語である Groovy に基づいています。Groovy について詳しくは、http://groovy.codehaus.org を参照してください。組み込みの関数と演算子を使用することで、Groovy に関する知識がほとんどなくても、単純で一般的なルールを定義できます。
マッピング・ルールは、条件とアクションで構成されます。条件では、オブジェクトの 1 つ以上のプロパティー (名前など) を、組み込み関数を使用した式、またはインライン Groovy コードを使用して、検査できます。アクションでは、条件が TRUE である場合に実行するアクションを、組み込みアクションまたはインライン Groovy コードを使用して定義します。
以下に例を示します。
WHEN %name ~ '*.bin' SET TYPE TO 'binary'
上記の例で示されているマッピング・ルールでは、シェル・パターン一致によってオブジェクトの名前を検査する条件を使用しており、名前の末尾が「.bin」サフィックスであれば、type プロパティーを binary に設定するアクションを実行します。
ほとんどのマッピング・ルールは、組み込みの関数および演算子を使用した条件と、組み込みのアクションを使用することで実装できます。ただし、高度な処理が必要である場合は、インライン Groovy を使用して条件とアクションを作成できます。
以下の各トピックで、マッピング・ルールについてさらに詳しく説明します。