転送パッケージの構造

転送パッケージには 3 つのオブジェクトが含まれており、DCM はこれらのオブジェクトの読み取りと書き込みをバイナリー・フォーマットで行います。
DCM の転送パッケージの構成は以下のとおりです。

情報ファイル、プレビュー・ファイル、および任意のデータ・ファイルは、バイナリー・ファイルとして DCM による書き込みと読み取りが行われます。パッケージを手動で転送する場合は、バイナリー・モードで転送し、これらのファイルに対して行末変換を行わないようにしてください。

ソース・データベースが転送パッケージを生成すると、DCM はこれらのオブジェクトをソース・データベースの generate_directory 内に作成します。これらのファイルは、DCM が各ファイルを宛先ディレクトリーに正常に転送したことを示す確認をソース・データベースが受け取るまで、generate_directory 内に置かれます。転送が完了すると、転送ファイルは宛先データベースの receive_directory に置かれます。この状況の例外として、直接転送モードが使用される場合は、ソース・データベースが宛先データベースの receive_directory 内にオブジェクトを直接生成します。 これらのファイルは、DCM が宛先データベースでその転送パケットを受け取るまで、receive_directory ディレクトリー内に置かれます。

パッケージのコンテンツ・ファイルまたはディレクトリーには、以下の最大 5 つのパーツを含めることができます。

転送ファイル名の構文は以下のとおりです。

   <FROM_DB_ID><TSET_NUMBER><TO_DB_ID><TIME><name>

ここで、name は、DCM 情報ファイルの場合は dcm_info.txt、DCM プレビュー・ファイルの場合は dcm_preview.txt、圧縮パッケージのコンテンツの場合は .tar.gz、解凍されたコンテンツの場合は .dcm となります。この名前の name に先行する部分は、所定の転送パッケージに含まれているすべてのファイルで同一となります。


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