ccmdb pack

ccmdb pack コマンドは、データベースの内容を単一のポータブル・ファイルにダンプします。

概要

ccmdb pack    database_path [-t|-to packfile|archive_device|-]
              [-z compress_level]

用途

ccmdb pack コマンドは、データベースの内容を、別のシステムへの移動に適した単一のポータブル・ファイルにダンプするのに使用します。圧縮ファイルには、拡張子 .cpk が付きます。

圧縮の実行中は、データベースがロックされます。これによって、圧縮中にユーザーが Rational® Synergy データベース内のデータを変更できないようになります。圧縮の実行中にユーザーがセッションを開始しようとすると、データベースがロックされていることを知らせるメッセージを受け取ります。

ccmdb pack で作成される圧縮ファイルの最大サイズは、宛先ファイル・システムによって制限されます。多くの UNIX ファイル・システムでは、最大ファイル・サイズは 4 TB (テラバイト) です。

このコマンドを実行するには、ユーザー ccm_root である必要があります。

オプションおよび引数

database_path
圧縮するデータベースのパスを指定します。
-t|-to packfile|archive_device|-
データベース圧縮ファイルの宛先を指定します。packfile 引数は、圧縮されたデータベースのポータブル・ファイルの名前です。デフォルトの圧縮ファイル・パスは、database_path の下の database_name リーフの上のディレクトリーにある database_name.cpk です。archive_device 引数を指定すると、圧縮ファイルは指定のアーカイブ・デバイスに書き込まれます。「-」引数を指定すると、圧縮ファイルが標準出力に書き込まれます。
-z compress_level
圧縮ファイルの圧縮のレベルを指定します。この値は、1 (最小の圧縮レベル、ただし最も速い) から 9 (最大の圧縮レベル、ただし最も遅い) の範囲です。デフォルト設定は 6 です。

test_ccm.cpk という圧縮ファイルを /vol/bulldog/ccmdb ディレクトリーに生成します。

$ ccmdb pack /vol/bulldog/ccmdb/test.ccm -to 
/vol/hydra/ccmdb/test_ccm.cpk

重要

スケジュール済みのバックアップには、ccmdb backup コマンドを使用してください。


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