ccm monitor

ccm monitor コマンドは、状況情報を表示します。

概要

ccm monitor [-attr value] [-d|-database database_path]
            [-rfc_address address] [-u|-user username]

用途

ccm monitor コマンドは、以下を含め、Rational® Synergy のユーザー情報およびプロセス情報のネットワーク全体のビューを表示するのに使用します。

ccm monitor にオプションを何も指定しなかった場合、コマンドは、現在の Rational Synergy インストレーション ($CCM_HOME) のすべてのユーザーおよびプロセスの情報を表示します。

プロセスが一定期間ルーターに応答しない場合、ccm monitor コマンドは、プロセスの状況フィールドに感嘆符 (!) を付加します。応答の失敗は、問題を示していると考えられます。例えば、プロセスを実行していたマシンが停止した、またはプロセスがハングした場合がこれに該当します。

マシンがビジー状態のために応答が遅れている場合は、マシンを使用している操作が完了すると、感嘆符が消えます。

このコマンドは、どのユーザーおよびロールでも実行できます。

ccm monitor コマンドで表示されるプロセス名は、以下のプロセスを示します。

表 1. ccm monitor コマンドのプロセス名
ccm monitor で表示される名前 プロセス
engine エンジン (任意の種類)
cmd バックエンド・セッション
dev_clnt Rational Synergy GUI
usr_cmd Rational Synergy CLI
server CCM サーバー
router メッセージ・ルーター・デーモン
objreg オブジェクト・レジストラー通知デーモン
ccm_ess Windows 用のエンジン起動サービス
monitor モニター (このコマンド)

詳しくは、ユーザーのモニターを参照してください。

オプションおよび引数

-attr value
モニター対象のフィールドの名前を指定します。使用可能な -attr オプションの引数は、processdisplaypiduserhostdatabaseengine_address、または pwa_path です。
-d|-database database_path
database_path のすべてのユーザーをモニターすることを指定します。
1 つの正規表現を使用して、複数のデータベースをモニターできます。正規表現の先頭には、疑問符 (?) が必要です。
-rfc_address address
モニター対象の Rational Synergy インターフェース (GUI) プロセスの RFC (Remote Function Call) アドレスを指定します。
使用する RFC アドレスは、ターゲット・プロセスの正確な RFC アドレスでなければなりません。このアドレスは、ccm ps コマンドを実行して決定できます。
マシンのホスト名が既知の場合のフォーマットは、以下のとおりです。

host:port[:ip]*

マシンのホスト名が不明な場合のフォーマットは、以下のとおりです。

ip:port[:ip]*

ここで、[:IP]* は、コロンで区切られた 0 個以上の IP アドレスを表します。

-user username
モニター対象のユーザーを指定します。


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