アーカイブ・データの変換

Rational® Synergy 7.2 ではアーカイブ変換が必要です。 7.2 より後のリリースでは、古いアーカイバーがサポートされない予定です。 アーカイブ変換は、Rational Synergy データベースをリリース 7.2 にアップグレードした後であればいつでも実行できます。フィックスパック 7.1.0.2 がインストールされている場合は、7.2 へのアップグレード前にアーカイブ変換を実行することもできます。

このタスクについて

注: アーカイブ変換を実行するには CM アドミニストレーター でなければなりません。

手順

  1. Rational Synergy Web 管理インターフェースを開始します。
    1. ブラウザーを開きます。
    2. http://server:port/admin と入力します。

      server:portRational Synergy Web 管理インターフェースがあるサーバーおよびポート番号 (例:
      http://usir-sol2:8400/admin) です。

      CCM サーバーの URL を表示するには、ccm monitor コマンドを実行します。

  2. Rational Synergy Web 管理インターフェースで「アーカイブ変換」タブをクリックします。

    変換が必要なデータベースのリストと、各アーカイブ変換の状況が表示されます。右端の列には、変換の開始/停止、または変換が不要なデータベースの削除を実行するためのアイコンが表示されます。

  3. 「開始」をクリックして、データベースのアーカイブ変換を開始します。アイコンが「開始」から「停止」に変わります。また、変換プログラムが、変換の必要なオブジェクトのクエリーを実行している間は状況が「初期化中」になります。この初期クエリーには数分かかることがあります。
  4. データベースのアーカイブ変換は、「停止」をクリックすることでいつでも停止できます。アイコンが「停止」から「開始」に変わります。次回変換を開始すると、停止した位置から変換が続行されます。
  5. アーカイブ変換の実行中は、最新情報 (変換対象オブジェクトの総数、未処理のオブジェクトの数、完了パーセンテージなど) を表示するために、ブラウザーを手動で再表示する必要があります。
  6. アーカイブ変換で変換できなかったアーカイブがある場合、状況列には「エラー」リンクが表示されます。変換中にエラーが発生した場合は、Rational Synergyサポートに連絡する必要があります。 「エラー」リンクをクリックすると、エラーの数、変換に失敗したオブジェクトのリスト、Rational Synergy サポート・サイトへのリンクなどの情報がページに追加されます。
  7. アーカイブ変換が完了すると、アイコンが「削除」に変わります。「削除」をクリックし、Rational Synergy Web 管理インターフェースの「アーカイブ変換」 タブからこのデータベースの行を削除します。

    データベースが削除されず、データベースが引き続き表示されてアイコンが「開始」に変わる場合は、アーカイブ変換が完了していません。6 の説明に従ってエラーを確認してください。次に、ファイル・システム・アーカイブ・エラーの検査の説明に従って ccm fs_check コマンドを実行します。

  8. Rational Synergy Web 管理インターフェースは、タブの右側にある「ログアウト」リンクをクリックすることで、いつでも終了できます。

タスクの結果

データベースに対して以前に ccm clean_cache を実行している場合、アーカイブ変換では、新しいアーカイバーでアーカイブできるようにするために、以前に削除されたキャッシュ・ファイルが古いアーカイブから抽出されます。このため、データベースが占有するディスク・スペースが増える可能性があります。アーカイブ変換の完了後に ccm clean_cache を再度実行すると、このスペースを回復できます。データベース・キャッシュ用のディスク・スペースが不足している場合には、アーカイブ変換の実行中に ccm clean_cache を繰り返し実行する必要があることがあります。


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