関係

IBM® Rational® Synergy は、関係を使用してデータベース内で 1 つのオブジェクトを別のオブジェクトに関連付けます。
以下のような関係が維持されます。

オブジェクトという用語は、バージョン付きオブジェクトを意味します。さらに、オブジェクトという用語は RationalSynergy データベースに格納される任意のオブジェクトも意味します。 その例として、プロジェクト、フォルダー、タスク、および変更依頼があります。

各関係には名前があります。関係名には、英数字の任意の組み合わせを使用できます。関係の名前により関係の性質が特定されます。 関係名の例として、successortask_in_folderassociated_task などがあります。

関係は、単一方向です。1 つのオブジェクトから別のオブジェクトへと指します。 例えば、cosine.c-2cosine.c-1 の後続オブジェクトである場合、successor 関係はバージョン 1 からバージョン 2 へと指します。関係にはどちらのオブジェクトからでもアクセスできます。 例えば、バージョン 1 が後続オブジェクトのバージョン 2 を持つこと、およびバージョン 2 がバージョン 1 の後続オブジェクトであることがわかります。

オブジェクトは、任意の数の関係を持つことができます。異なるオブジェクトに対して、同じ関係の多くのインスタンスを同じ名前で持つことができます。例えば、単一の問題に多くのタスクを関連付けることができます。 オブジェクトは関係のいずれの末端にもなり得ます。例えば、オブジェクトは、後続オブジェクトを持ち、かつ別のオブジェクトの後続オブジェクトであることが可能です。 1 つのオブジェクトが多数の異なるタイプの関係を持つことができます。例えば、タスクは、フォルダーに属したり (task_in_folder)、ソース・オブジェクトに関連付けたり (associated_cv)、そのタスクを修正する別のタスクに関連付けたりする (fix) ことが可能です。

関係を持つオブジェクトを削除すると、Rational Synergy により、そのオブジェクトへの関係とそのオブジェクトからの関係が自動的に削除されます。


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