以下の手順を使用して、Rational® Synergy をインストールします。
手順
- インストール・コンピューターに、ユーザー root としてログオンします。
- インストール・メディアをマウントします。DVD が自動的にマウントされない場合は、以下の表の該当するマウント・コマンドを使用してください。
表 1. プラットフォーム別のマウント・コマンドプラットフォーム |
コマンド |
Solaris |
mount -r -F hsfs /dev/sr0 /cdrom |
AIX® |
mount /cdrom |
IRIX |
mount -r -t iso9660 cd_device
/media |
Tru64 |
mount -t cdfs -o noversion
/cd_device /media |
Linux |
mount /media/cdrom |
注: DVD が自動的にマウントされた場合は、メディアがマウントされたディレクトリーを把握しておく必要があります。
- SID および Oracle Sun ホーム・ディレクトリーを設定します。
$ ORACLE_SID=sargasso; export ORACLE_SID
$ ORACLE_HOME=/opt/oracle; export ORACLE_HOME
- インストール・プログラム (ccm_install) を実行します。
注: ccm_install を実行するときは、環境変数 ccm_home を設定する必要があります。プライマリー・インストールの場合は、ccm_home をインストール先のディレクトリーのパスに設定します。そうでない場合は、セカンダリー・プラットフォームのバイナリー・ファイルを -p および -d オプションを指定してインストール・ディレクトリーにインストールする際に、ccm_home を現在のプラットフォームで既にインストールされているディレクトリーに設定します。
ccm_install は、インストールするバイナリー・ファイルと同じタイプのコンピューターで実行する必要があります。別のタイプのコンピューターで実行する場合は、-p[latform] フラグを使用してバイナリー・ファイルのタイプを指定する必要があります。
表 2. -p オプションの引数プラットフォーム |
属性値 |
Oracle Sun |
solaris |
AIX |
ibm または aix |
IRIX |
sgi または irix |
Tru64 |
alpha または dec |
Linux |
linux |
ccm_install プログラムでは、$CCM_HOME または -d (インストール先ディレクトリー) オプションで指定したディレクトリーにインストールされます。-d オプションについて詳しくは、リモート・ファイル・システムへのインストールを参照してください。
Bourne シェルを使用している場合は、以下のようなコマンドで環境変数を設定し、インストール・コマンドを実行します。
root# CCM_HOME=ccm_home; export CCM_HOME
root# PATH=$CCM_HOME/bin:$PATH; export PATH
root# /media/ccm/unix/bin/ccm_install -x
ccm_home と media には、ワークシートに記入した値を使用します。
注: CCM_HOME は、Rational Synergy 7.2 のインストール・ディレクトリーに設定する必要があります。CCM_HOME を以前の 7.1、7.0、または 6.5 のインストール済み環境に設定したままにしないでください。設定したままにすると、そのインストール済み環境が Rational Synergy 7.2 で上書きされる場合があります。
- ソフトウェア使用許諾契約への同意を求めるプロンプトが出されます。同意しない場合、インストールは終了します。
- ccm_install プログラムから、ルーター・サービス・ホスト名、ルーター・サービス名、ルーター・サービス・ポート番号、ESD (エンジン起動デーモン) ポート番号、CCM サーバー・ポート番号、ライセンス・サーバー・ホスト名、ライセンス・サーバー・ポート番号、および Rational Directory Server ポート番号の指定を求めるプロンプトが出されます。プロンプトで指定するには、ワークシートの項目 10 から 19 までを参照してください。ESD は、Rational Change に対して使用する場合のみ適用できます。