以下は、Rational Synergy で自動マウント機能を使用する場合に考慮する必要がある事項です。
自動マウント・データベース・パスには、GUI インターフェースおよびエンジン・マシン上の同じパスを使用してアクセスできる必要があります。
ディレクトリーを GUI インターフェースおよびエンジン・マシン上の公式データベース・パスに変更して、データベース・パスにアクセスできることを検証します。
多くの場合、自動マウント・ファイル・システムで pwd または getwd コマンドを実行すると、/tmp_mnt 接頭部がパスに追加されます。同じファイル・システムが自動マウントされたマシン上で実行されているプログラム間で、パスが認識されます。ただし、ファイル・システムが自動マウントされていないマシン上のプログラムに、この同じパスが渡されても、プログラムはパスを認識できません。
Rational Synergy は、自動マウント・ファイル・システムのパスから /tmp_mnt 接頭部を除去することで、この問題を解決します。また、Rational Synergy は、AUTOMOUNT_FIX 環境変数を使用して、すべての接頭部セットを除去します。
間接自動マウント機能マップを使用する場合、すべてのユーザーの環境において環境変数 AUTOMOUNT_FIX の設定が必要な場合があります。AUTOMOUNT_FIX 環境変数を使用することで、自動マウント機能に関連する潜在的な問題をすべて解決できます。AUTOMOUNT_FIX がストリングに設定されている場合、Rational Synergy は、すべてのパスの冒頭から当該ストリングを除去します。例えば、AUTOMOUNT_FIX が設定されていない場合、デフォルトでは /tmp_mnt が除去されます。
以下の両方の条件に該当する場合のみ、AUTOMOUNT_FIX を設定してください。
マシンによっては、シンボリック・リンクを作成する必要がある場合があります。これにより、自動マウント・ファイル・システム上のファイルに、同じパスを使用してすべてのマシンからアクセスできるようになります。シンボリック・リンクの作成方法が不明な場合は、自動マウント機能の資料を参照してください。