このセクションでは、開発プロジェクトでの開発者によるタスクの完了から、ビルド・マネージャーによるタスクの収集およびテストを通して、最終プロジェクト・リリースおよび次のリリース用のベースラインの確立に至るまでの開発サイクル全体を取り上げています。
以下の図に、プロジェクトがワークフローを実装する方法を簡単に示します。
矢印は各種のプロジェクトにおけるタスクの流れを示しています。
図の要点は以下のとおりです。この例では、簡潔さのためにプロジェクトが 1 つだけ示されています。通常は、ベースラインには多くのプロジェクトが含まれます。
- ベースライン・プロジェクトとして示されているプロジェクトは、開発者が開発プロジェクトに通常コピーするプロジェクトです。その代わりに、開発者は統合テストまたはシステム・テストのプロジェクトをコピーすることができます。
開発者は通常、ベースラインのメンバーであるプロジェクトからコピーします。
末尾に示されているプロジェクト PROJECT-2.0 は、新規のリリース済みベースラインの一部です。
- 各開発者には、最新のベースラインを含むプロジェクトがあります。
ビルド・マネージャーは、完了タスクが統合テストに合格した後でベースラインを作成します。各開発者には、指定されたリリース用のタスクを収集するための個人用フォルダー (例えば、Jane’s Assigned or Completed Tasks for Release
editor/2.0) もあります。
各開発者は、プロジェクト・グルーピングにタスクを追加するかまたはプロジェクト・グルーピングからタスクを除去することができます。
- ビルド・マネージャーは、テスト用に統合テストとシステム・テストのプロジェクトを使用します。統合テスト・プロジェクトは、All
Completed Tasks for Release editor/2.0 という名前のフォルダーを使用します。このフォルダーは、クエリーを使用してタスクを収集します。ビルド・マネージャーは、プロジェクト・グルーピングに承認済み変更を追加するかまたはプロジェクト・グルーピングから承認済み変更を除去します。
- ビルド・マネージャーは、テストの適切なレベルに合格するそれぞれの統合テスト・ビルドおよびシステム・テスト・ビルドからベースラインを作成します。リリースの最後に、ビルド・マネージャーは最終的なシステム・テスト・ベースラインをリリースします。