フォルダーの変更

このサブコマンドは指定したフォルダーを変更します。フォルダーは、ユーザーが修正可能なものでなければなりません。

フォルダー・クエリーを定義するときには、-custom-platform-release-subsystem、および
-task_scope オプションが、最終的に生成されるタスク・クエリーを導きます。
-platform-release、および -subsystem オプションは複数回使用できます。同じオプションを複数回使用すると、それぞれのオプションで使用するクエリー式が「OR」で結合されます。例えば、-release 1.0 -release 2.0 を指定すると、クエリー式は (release='1.0' or release='2.0) になります。異なる複数のオプションからのクエリー式は、「and」で結合されます。例えば、-release 1.0 -platform windows を指定すると、クエリー式は (release='1.0') and (platform='windows') になります。-task_scope オプションも、指定されたスコープに基づくタスク・クエリーを導く結果となりますが、この場合は指定された -database_id オプションによって変更されます。最終的に使用されるタスク・クエリーは、これらの要素のすべてを単一のクエリー式に結合します。

このタスクについて

ccm folder -m|-modify [-n|-name folder_name]
          [-mode ((man|manual) | (uq|use_query))]
          [-w|-writable (owner | (build_mgr|build_manager|buildmanager) | 
          all | none)] [-cus|-custom custom_query]
          [(-db|-dbid|-database_id database_spec)...]
          [(-plat|-platform platform)...] [(-purpose purpose)...] 
          [(-rel|-release release_spec)...]
          [(-sub|-subsystem subsystem)...] [-ts|-scope|-task_scope
          (user_defined | (all_my_assigned|all_owners_assigned) |
          (all_my_assigned_or_completed|all_owners_assigned_or_completed) |
          (all_my_completed|all_owners_completed) |
          (all_my_tasks|all_owners_tasks) | all_completed | all_tasks)]
          (ct_projs|ct_projects|component_task_projects) | 
          (ct_prods|ct_products|component_task_products) | 
          (ct_projs_prods|ct_projects_products|
          component_task_projects_products))]
          [(-at|-add_task|-add_tasks task_spec)...]
          [(-rt|-remove_task|-remove_tasks task_spec)...]
          [-related] [-up|-update] folder_spec...
-at|-add_task|-add_tasks task_spec
指定したタスクを指定したフォルダーに追加します。詳しくは、『タスク仕様』を参照してください。
-cus|-custom custom_query
指定したカスタム・クエリー式が含まれるようにフォルダー・クエリーを更新することを指定します。
-db|-dbid|-database_id database_spec
-task_scope オプションと併用して、タスク・スコープから生成されるクエリーを変更するデータベース識別子を指定します。詳しくは、-task_scope および『データベース仕様』を参照してください。
folder_spec
変更するフォルダーを指定します。詳しくは、『フォルダー仕様』を参照してください。
-mode ((man|manual) | (uq|use_query))
タスクを手動で追加してフォルダーを変更するか、またはクエリーを使用してタスクを追加することによってフォルダーを変更するかを指定します。

フォルダーを手動からクエリー・ベースに変更する場合、タスク・クエリーを定義したことがなく、使用可能なオプションを指定していなければ、クエリー・ベースとして作成されるフォルダーには、以下のデフォルト・タスク・クエリーが定義されます。

  • デフォルトのタスク・クエリーを定義済みの場合、それが使用される。
  • デフォルト・クエリーを定義していない場合は、タスク・スコープ「割り当てたタスクおよび完了済みタスクのすべて (All my assigned and completed tasks)」が使用される。
-n|-name folder_name
指定したフォルダーを指定したフォルダー名に変更するように指定します。folder_name に改行文字を含めることはできません。
-plat|-platform platform
指定したプラットフォームのクエリー式を使用するように、フォルダー・クエリーを更新することを指定します。
-purpose purpose
指定した目的のクエリーを含むタスク・クエリーでフォルダーを作成するように指定します。目的について詳しくは、『project_purpose コマンド』を参照してください。

通常このオプションは、スコープ component_task_projectscomponent_task_products、または component_task_projects_products のいずれかで指定されるコンポーネント・タスクのクエリーに適用されます。

-related
このオプションを使用するのは、-at|-add_task|-add_tasks オプションまたは -rt|-remove_task|-remove_tasks オプションと併用する場合に限られます。-at|-add_task|-add_tasks オプションと併用すると、指定したタスクの関連タスクが追加されます。-rt|-remove_task|-remove_tasks オプションと併用すると、指定したタスクの関連タスクが削除されます。
-rel|-release release_spec
指定したリリースのクエリー式を使用するように、フォルダー・クエリーを更新することを指定します。release_spec を複数のリリースに設定できます。詳しくは、『リリース仕様』を参照してください。
-rt|-remove_task|-remove_tasks task_spec
指定したタスクを指定したフォルダーから削除します。詳しくは、『タスク仕様』を参照してください。
-sub|-subsystem subsystem
タスク・サブシステムのクエリー式を使用するようにフォルダー・クエリーを更新することを指定します。
-ts|-scope|-task_scope
タスク・クエリーを使用するよう指定します。タスク・クエリーには、指定したスコープに依存するクエリー式が含まれています。指定したスコープに関連付けられたクエリー式は、-database_id オプションにも依存します。 以下のスコープを使用できます。
  • user_defined

    このスコープは、デフォルトのタスク・クエリー・オプションによって定義されます。
    -database_id を指定すると、クエリーには、指定したデータベース内の修正可能なタスクまたは完了したタスクを対象としたクエリー式も含まれます。

  • all_my_assigned|all_owners_assigned

    このスコープのクエリーの対象は、ユーザーに割り当てられたすべてのタスクです。-database_id を指定すると、クエリーはユーザーに割り当てられた、指定したデータベース内で修正可能なすべてのタスクを対象とします。

  • all_my_assigned_or_completed|all_owners_assigned_or_completed

    このスコープのクエリーの対象は、ユーザーに割り当てられたか、またはユーザーが完了したすべてのタスクです。-database_id を指定すると、クエリーは、指定したデータベース内でユーザーに割り当てられた、修正可能なすべてのタスク、または指定したデータベース内でユーザーが完了したすべてのタスクを対象とします。

  • all_my_completed|all_owners_completed

    このスコープのクエリーの対象は、ユーザーが完了したすべてのタスクです。-database_id を指定すると、クエリーは指定したデータベース内でユーザーが完了したすべてのタスクを対象とします。

  • all_my_tasks|all_owners_tasks

    このスコープのクエリーの対象は、ユーザーがタスク担当者であるすべてのタスクです。-database_id を指定すると、クエリーは、ユーザーがタスク担当者となっているタスク、および指定したデータベース内で修正可能なタスクまたは完了したタスクのすべてを対象とします。

  • all_completed

    このスコープのクエリーの対象は、完了したすべてのタスクです。-database_id を指定すると、クエリーは指定したデータベース内で完了したすべてのタスクを対象とします。

  • all_tasks

    このスコープのクエリーの対象は、すべてのタスクです。-database_id を指定すると、クエリーは指定したデータベース内で修正可能なすべてのタスク、または指定したデータベース内で完了したすべてのタスクを対象とします。

  • component_task_projects|component_task_products| component_task_projects_products

    このスコープでのクエリーの対象は、プロジェクト、プロダクト、またはプロジェクトとプロダクト両方のコンポーネント・タスクです。-database_id を指定すると、クエリーは指定したデータベース内に作成されたすべてのコンポーネント・タスクを対象とします。 -purpose を指定すると、クエリーは指定した目的を持つコンポーネント・タスクを対象とします。

-up|-update
フォルダーのクエリーを実行して、クエリー・ベースのフォルダーを更新するように指定します。指定したフォルダーがクエリー・ベースでない場合は、エラーが報告されます。
-w|-writable (owner | (build_mgr|build_manager|buildmanager) | all | none)
指定したフォルダーを変更できるユーザーを指定します。


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