各 dbspace には、それぞれ特定の目的があり、少なくとも 1 つのチャンク・ファイルが必要です (チャンク・ファイルとは物理的ディスク・スペースのことです)。サーバーには、4 つ以上のチャンク・ファイルが必要です。
Rational Synergy
データベースは、ファイル・システム・データおよび Informix メタデータ dbspaces で構成されています。ファイル・システム部分は、標準の UNIX ファイル・システムを使用して、制御情報および CM 制御下のソース・ファイルを格納します。所有者やオブジェクトのステータスなど、メタデータを保持する Informix の一部は、Informix データベース・サーバー上の dbspaces にストアされます。
Informix サーバーは、rootdbs dbspace を使用して、システム・データ、物理ログ、初期論理ログ、および一時データを格納します。そのデータの格納には、チャンク・ファイル ROOTPATH が必要です。ROOTPATH およびそのサイズは、Informix サーバーの作成時にユーザーが指定します。
log dbspace は、Informix サーバーがデータベース変更を格納するために使用する、論理ログを保管するために使用します。log dbspace では、サーバーの作成時にユーザーが指定したチャンク・ファイルが必要です。サイズは、ユーザーごとに 1 MB です。サーバー作成プログラムからプロンプトが表示されたときに、デフォルト値より大きいサイズを指定することで、計算サイズを指定変更できます。
tempdbs dbspace は、一時テーブルおよびソート・ファイルを格納するために使用します。クエリーによっては、大規模な一時ファイルが作成され、このファイルへのアクセスが行われます。そのため、一時 dbspace を配置することは、重要なパフォーマンス要因となります。Informix データベース・サーバーを作成するときに、temp パスおよびサイズを指定します。
ccm dbspace は、Rational Synergy データベースのデータを格納するために使用します。最初は、この dbspace は、単一のチャンク・ファイルを使用します。Informix データベース・サーバーを作成するときに、ccm パスおよびサイズを指定します。
root、temp、および log の各 dbspaces に推奨されるデフォルト・スペースは、ユーザーごとに約 1 MB です。ccm dbspace の場合、ユーザーごとに約 2 MB です。デフォルトの 40 ユーザーでは、合計 dbspace は約 220 MB です。