コンポーネントのコンテンツの例としては、ヘッダー・ファイル、ヘルプ、互換性および依存関係に関する情報、ハードウェアまたはソフトウェアの要件、設計情報、テスト・ケースなどがあります。 コンポーネントにはソース・コードも含めることができます。
Rational Synergy では、コンポーネントを個別ファイルまたはプロジェクトで表すことができます。
各ファイル・バージョンは再使用可能であるため、1 つのプロジェクトで作成またはビルドして、別のプロジェクトで使用することができます。 例えば、ccmscci.dll ライブラリー・ファイルは、そのソース・コードが保管されている ccmscci プロジェクトでビルドすることができます。 ただし、それと同じファイルを visual_studio_integration と va_java_integration の両方のプロジェクトにメンバーとして含めることもできます。 各プロジェクトは、その要件に応じて、異なるバージョンのファイルを含むことができます。
さらに、コンポーネントとして一緒に公開されるいくつかのファイルを含むプロジェクトを作成することができます。例えば、ccmserver_ext と呼ばれるプロジェクト (外部専用を除く ccmserver プロジェクトに類似している) を作成し、ファイル ccmserver.jar、ccmserver.properties、および ccmserver.html を含めることもあります。ccmserver_ext プロジェクトの多くのバージョンを保持し、それぞれのバージョンに、互換性のあるファイルを含んだコンポーネントの公開済みバージョンを含めることができます。
コンポーネントのユーザーがコードを表示または変更しなければならない場合は、ソース・プロジェクト全体をコンポーネントと見なすこともあります。
コンポーネントは他のコンポーネントから構成することができるため、コンポーネントを表すプロジェクト階層全体を保持することができます。
以下のトピックでは、Rational Synergy がコンポーネント・ベースの開発を管理する方法について説明します。