データベース・サーバーのアーカイブおよび復元の概要

サーバーのアーカイブと復元は、データベースをバックアップおよび復元するための最も複雑で難解な作業です。そのため、データベース・ロギング手法について習熟しており、かつ前述の手法をご使用の環境で実施できない場合のみ、サーバーのアーカイブおよび復元コマンドを使用してください。このバックアップ方式の管理は非常に複雑であるため、高可用性を実現するハードウェア・ソリューション (ディスク・ミラーリングやその他の RAID 機能など) に投資したり、他のいずれかのバックアップ方式を利用して完全なシステム障害から保護し、各種バックアップ要件を満たすようにするなど、別の手段を検討する方が費用効率が高い可能性があります。

サーバー・アーカイブでは、ファイル・システム・データとメタデータが含まれる圧縮ファイルや、単一データベースのメタデータが含まれるダンプ・ファイルを作成するのではなく、サーバー・データベースのメタデータのみが含まれるアーカイブ (servername) ファイルを作成します。

サーバー・アーカイブの唯一のメリットは、メタデータの増分バックアップや、継続的オンライン・バックアップも実行できる点です。

サーバー・アーカイブを使用して、Rational® Synergy の新規リリースにアップグレードすることはできません。

データベース・サーバーをアーカイブすることで、異常事態の発生時に予期しないデータ損失を防ぐことができます。異常事態の例を以下に示します。

詳しくは、以下を参照してください。

Windows: ccmdb backup

Informix® 上の UNIX: ccmdb backup

Oracle 上の UNIX: ccmdb backup


フィードバック