ccmdb upgrade コマンドは、データベースを以前のリリースから変換します。
以下で、ccmdb upgrade コマンドについて簡単に説明します。詳細な説明および使用法の説明については、Windows での Rational® Synergy のアップグレード (Upgrading Rational Synergy on Windows) または UNIX での Rational Synergy のアップグレード (Upgrading Rational Synergy on UNIX) を参照してください。
このアップグレード・プログラムは、データベースをリリース 6.4、6.5、または 7.0 からリリース 7.1 に変換します。リリース 7.2 のデータベースを使用する前に、以前のリリースからデータベースをアップグレードする必要があります。
アップグレード・プログラムは、アップグレード対象の各データベースに対して以下のアクションを実行します。
- ターゲット・データベースのスキーマをリリース 7.2 のスキーマに更新します。
- ターゲット・データベースのバージョンを 7.2 に更新します。
- 元のマイグレーション規則を database_path¥lib¥Windows¥migrate.old として保存します。
- 元の pt ディレクトリーを database_path¥oldpt として保存します。
- 元の bin ディレクトリーを database_path¥oldbin として保存します。
- 元の notify ディレクトリーを database_path¥lib¥oldnotify として保存します。
- ターゲット・データベースを保護します。
- 元のモデルのインストール以降に変更されたタイプをすべて database_path¥old_types ディレクトリーにエクスポートします。アップグレード・プログラムが元のモデルのインストール時刻を判別できない場合は、すべての標準タイプをエクスポートし、代替アルゴリズムを使用して、変更されたタイプの識別を試みます。
- ターゲット・データベースにインストールされているモデルのリストを検索します。
- model データベースからターゲット・データベースに、必要なモデルおよび追加モデルのリストをインストールします。
- ターゲット・データベースの保護を解除します。
- ステップ 3 で保存した元のマイグレーション規則のファイルを復元し、必要なアップグレードを実行します。
- ターゲット・データベースで 7.2 セッションを開始します。
- ccm db_update /update コマンドを実行して、ターゲット・データベース内のデータを 7.2 フォーマットに更新します。
- ターゲット・データベースから古いファイルを削除します。
- 新規データベースを適切なサーバーに割り当てます。