転送セットに直接メンバーが含まれていると、その転送セットに「要再計算」のマークが付くことがあります。以下に例を示します。
生成操作の実行時に転送セットの再計算が必要な場合は、すべての直接メンバーが展開され、すべての間接メンバーが判別されます。多数のプロジェクトとフォルダーを持つ複雑な転送セットの場合は、必要な処理時間とデータベース・クエリーも多くなります。
1 つの大きな転送セットよりも複数の転送セットを使用した方がパフォーマンスと効率性が高くなることがよくあります。大きな転送セットを再計算するのではなく、小さな転送セットだけを再計算すれば済む可能性もあります。
転送セット定義には、「再構成プロパティーの完全展開 (Fully Expand Reconfigure Properties)」オプションが含まれています。 このオプションのデフォルトは OFF です。デフォルト設定にすると転送セットの間接メンバーシップが比較的小さくなるため、一般にはデフォルト設定を使用します。
「再構成プロパティーの完全展開 (Fully Expand Reconfigure Properties)」オプションがオンに設定されている場合は、その転送セットのメンバーになっているすべてのプロジェクトの更新プロパティーが展開されます。さらに、組み込みタスクの関連オブジェクトもすべてその転送セットに組み込まれます。この結果、転送セットのメンバーシップが大きくなり、そのメンバーシップの再計算に長い時間がかかる可能性があります。