コンフリクト検出は、変更の一部のみが構成に含まれているときに識別されます。この方法は、(タスクによって定義した) 特定の変更を含めた場合、その変更がすべての変更を含むことを確認するのに役立ちます。
例えば、プロジェクトを更新した後でコンフリクトを表示すると、コンフリクト警告を受け取りますが、これは複数のタスクに関連付けられたオブジェクトがあるためです。チームはプログラムを書き直して、そのプログラム内の複数の問題を修正します。この場合、複数のタスクに関連付けられたオブジェクトは、組織にとって問題ありません。 解決を必要とするコンフリクトが通知されるようにするために、そのようなコンフリクト通知をオフにすることができます。
コンフリクト検出は、変更の一部が構成に存在しなかったり、予期しない変更が構成に含まれている場合に通知する操作を実行するために使用します。
次のいくつかのセクションでは、コンフリクトの検出方法、潜在的な問題の原因、および問題の解決方法を示します。これらのトピックは、通知を必要とするコンフリクトを決定するのに役立ちます。
コンフリクトは、プロジェクトの更新プロパティーとプロジェクト・メンバーに差があるときに発生します。コンフリクトを検出するために Rational® Synergy が使用する関係には、次のものがあります。
例えば、あるオブジェクトがプロジェクトのメンバーだが、そのプロジェクトの更新プロパティー内のタスクにそのオブジェクトが関連付けられていない場合、コンフリクトが検出されます。あるいは、あるオブジェクトがプロジェクトの更新プロパティー内で指定されたタスクに関連付けられているが、オブジェクトがプロジェクト内に直接的または間接的に存在しない場合、コンフリクトが検出されます。
プロジェクトの更新は、1 つ以上のプロジェクトのコンフリクトを表示する直前に実行します。プロジェクトの更新後にプロジェクトの更新プロパティーが変更されると、コンフリクトはプロジェクトの更新プロパティーとプロジェクト・メンバーの相違について表示されます。したがって、プロジェクトの更新プロパティーを更新した直後にコンフリクトを表示すると、コンフリクトが追加される可能性が最小限に抑えられます。