ccm_rsh コマンドは、リモート・コマンドを実行するためのデフォルト・ツールです。ccm_rsh コマンドは rsh プロトコルを使用しており、さらにいくつかの機能拡張があります。独自のツール (ssh など) を使用してリモート・コマンドを実行する場合は、remexec.cfg ファイルをカスタマイズしてください。
Windows
- ccm_rem と同様の機能を持つ独自のツールを開発する際には、以下の項目について検討してください。
- リモート・コマンドの戻り状況を保持する。(必須)
- ローカル環境変数をリモート・マシンに複製する機能を追加する。(オプション)
- リモート・コマンドの現行ディレクトリーを保持する。(オプション)
- remexec.cfg ファイル内の対応するフィールドを変更して、独自のツールを使用するようにします。
例えば、remexec.cfg ファイルで以下の行を編集して、独自のツールを使用するようにファイルを変更します。
以下の行を見つけます。
DEFAULT DEFAULT ccm_rem %hostname [ %shell /C ] %cmdline
以下のように変更します。
DEFAULT DEFAULT my_rexec_tool %hostname %cmdline
UNIX
- ccm_rsh と同様の機能を持つ独自のツールを開発する際には、以下の項目について検討してください。
- リモート・コマンドの戻り状況を保持する。(必須)
- ローカル環境変数をリモート・マシンに複製する機能を追加する。この変更はオプションですが、Rational® Synergy Distributed の auto_receive 機能を使用する場合はこの機能が必要になります。
- リモート・コマンドの現行ディレクトリーを保持する。(オプション)
- remexec.cfg ファイル内の対応するフィールドを変更して、独自のツールを使用するようにします。
例えば、remexec.cfg ファイルで以下の行を変更して、独自のツールを使用するように DCM を変更します。
以下の行を見つけます。
DEFAULT DEFAULT %DCM -HOME,PWD,TMP ccm_rsh -n [-s %shell] %hostname
以下のように変更します。
DEFAULT DEFAULT %DCM -HOME,PWD,TMP my_ssh %hostname
- DCM に独自のツールを使用する場合は、環境変数の部分的複製機能を実装してください。
複製された環境変数は、独自のツールに渡される CCM_REMOTE_ENV 環境変数によって制御されます。
すべての環境変数をリモート・マシンに複製するには、CCM_REMOTE_ENV フォーマットを ALL に設定します。