ワークエリア・プロパティーの変更

ワークエリアのパスや、ワークエリアを維持するかどうかなど、プロジェクトのワークエリア・プロパティーを変更できます。プロジェクトを指定しない場合、コマンドは、現行作業ディレクトリーに関連付けられているワークエリアを持つプロジェクトを更新します。

このタスクについて

ccm wa|work_area ([-wa|-maintain_wa] | [-nwa|-no_wa]) 
      ([-cb|-copy_based] | [-lb|-link_based|-ncb|-not_copy_based])
      ([-rel|-relative] | [-nrel|-not_relative]) 
      ([-mod|-modifiable] | [-nmod|-not_modifiable]) 
      ([-wat|-wa_time] | [-nwat|-no_wa_time]) 
      ([-tl|-translate|-translation] | [-ntl|-no_translate|-no_translation])
      [-set|-path|-setpath absolute_path] 
      [-pst|-project_subdir_template template_value] 
      ([-r|-recurse] | [-nr|-norecurse|-no_recurse])
ccm wa|work_area ([-wa|-maintain_wa] | [-nwa|-no_wa]) 
      ([-cb|-copy_based] | [-ncb|-not_copy_based]) 
      ([-rel|-relative] | [-nrel|-not_relative]) 
      ([-mod|-modifiable] | [-nmod|-not_modifiable]) 
      ([-wat|-wa_time] | [-nwat|-no_wa_time]) 
      ([-tl|-translate|-translation] | [-ntl|-no_translate|-no_translation])
      [-set|-path|-setpath absolute_path] 
      [-pst|-project_subdir_template template_value] 
      ([-r|-recurse] | [-nr|-norecurse|-no_recurse]) [-p|-project] 
      project_spec...
-cb|-copy_based
ワークエリアをコピー・ベースに指定します。
-lb|-link_based|-ncb|-not_copy_based
ワークエリアをリンク・ベースに指定します。このオプションは、UNIX ユーザーのみが使用可能です。
-mod|-modifiable_wa
ワークエリア内のファイルに、チェックアウトされていないとしても修正可能となるようにアクセス許可を設定するように指定します。デフォルトは -nmod|-not_modifiable_wa です。
-nmod|-not_modifiable_wa
working などの書き込み可能状態になっている場合にのみデフォルトで修正できるよう、ワークエリアのファイルに権限を設定することを指定します。デフォルトは -not_modifiable_wa です。
-nr|-no_recurse
これらのオプションを適用すると、プロジェクト階層は再帰処理されません。 指定されたプロジェクトだけが変更されます。デフォルトは -no_recurse です。
-nrel|-not_relative
任意のワークエリアを絶対パス上に配置することを指定します。
-ntl|-no_translate|-no_translation
ワークエリア内の ASCII ファイルが、Windows と UNIX との間で改行変換なしでコピーされることを指定します。デフォルトは -translate です。
-nwa|-no_wa
プロジェクトのワークエリアを維持しないように指定します。このデフォルトは -maintain_wa です。
-nwat|-no_wa_time
プロジェクトのワークエリア内のファイルにタイム・スタンプを使用するよう指定します。タイム・スタンプが示すのは、ワークエリアにコピーされた時刻ではなく、変更時刻です。このデフォルトは -no_wa_time です。
-p|-project
このオプションは指定する必要はありません。
project_spec
変更するプロジェクトを指定します。詳しくは、『プロジェクト仕様』を参照してください。
-pst|-project_subdir_template template_value
指定したプロジェクトのワークエリア・パス (プロジェクトがファイル・システムと同期される場所) を新しい場所に変更します。このパラメーターは、ワークエリア・パスのプロジェクト固有の部分のみを変更します。ワークエリアのファイル・システムの別の部分を変更する場合、またはワークエリアを別のプラットフォームと同期させる場合には、setpath_absolute_path オプションを参照してください。
すべてのプロジェクトのワークエリアが作成されるデフォルトのディレクトリーは、ホーム・ディレクトリーの下の ccm_wa の後ろに database_name を付けたものです。 デフォルトでは、プロジェクト名とバージョンが database_name に付加されます。ワークエリア・テンプレートを変更することで、名前のプロジェクト固有の部分を変更して project_nameproject_versionreleaseplatform、および delimiter を含めることができます。
以前のパスがインターフェース・ホストに可視である場合は、新しい場所に移されます。 そうでない場合は、このオプションを指定して work_area コマンドを実行すると、ワークエリアが作成されます。
-r|-recurse
指定したプロジェクトと一緒に、プロジェクト階層内のすべてのプロジェクトが更新されるようにします。デフォルトは -nr|-norecurse です。
-rel|-relative
ワークエリアを親プロジェクトのパスの相対パスに配置するように指定します。
-set|-path|-setpath absolute_path
プロジェクトに用に指定したワークエリア・パスを新しい場所に変更します。このオプションは、ワークエリア・パスのプロジェクトに固有ではない部分を変更します。名前のプロジェクト固有の部分 (project_nameproject_versionreleaseplatform、および delimiter) を変更するには、ワークエリア・テンプレートを変更します。-project_subdir_template オプションを参照してください。
以前のパスがインターフェース・ホストに可視である場合は、新しい場所に移されます。 そうでない場合は、このオプションを指定して work_area コマンドを実行すると、ワークエリアが作成されます。
ビルド・マネージャーまたは ccm_admin ロールのユーザーのみが、読み取り専用プロジェクトのワークエリア・パスを変更できます。
tl|-translate|-translation
ワークエリア内の ASCII ファイルを Windows と UNIX の間で改行を変換してコピーするように指定します。
-wa|-maintain_wa
ワークエリアを維持します。このオプションを設定すると、ワークエリアが同期され、同期が保たれます。
CLI から同期を停止するには、任意の時点で CTRL+C を押します。
同期を停止すると、ワークエリア内でエラーが発生した可能性があることを報告する、エラー・メッセージが表示されます。ただし、このエラーは、ワークエリアを使用しようとするまでは発生しません。 問題を避けるには、ワークエリアを使用する前に、ワークエリア全体の同期を実行してください。
ccm_admin ロールのユーザーである場合のみ、読み取り専用プロジェクトの親プロジェクトで -recurse オプションを使用するときに、このオプションを使用できます。 ビルド・マネージャーは、リリースされたプロジェクトで直接このコマンドを使用できます。
-wat|-wa_time
プロジェクトのワークエリア内のファイルにタイム・スタンプを使用するよう指定します。タイム・スタンプが示すのは、変更時刻ではなく、ワークエリアにコピーされた時刻です。デフォルトは -no_wa_time です。

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