ccmsrv expand

ccmsrv expand コマンドは、データベース・サーバー・スペースのサイズを増やします。

概要

ccmsrv expand   [-d|-dbspace dbspace_name] [-o|-offset chunkpath_offset]
                [-s|-server servername] -size KBytes -p|-path chunkpath [-y]

用途

このコマンドは、データベース・サーバー上で、ユーザー informix として実行する必要があります。

チャンク・ファイルを追加することでデータベース・サーバーの dbspace のサイズを増やすには、ccmsrv expand コマンドを使用します。このコマンドは、dbspace が少なくなっているサーバーのサイズを増やしたい場合に便利です。

注: 既存のファイルは使用しないでください。

詳しくは、データベース・サーバーの dbspace を増やすを参照してください。

オプションおよび引数

-d|-dbspace dbspace_name
dbspace を指定します。デフォルトでは、ccm dbspace が使用されます。指定可能な dbspace 名は、rootlogccm、および temp です。詳しくは、Informix データベース・サーバー dbspacesを参照してください。
-o|-offset chunkpath_offset
ロー・パーティションを使用してデータベース・サーバーを作成する場合は、チャンク・パスに対するオフセットを指定します。デフォルトのオフセットはゼロです。
-p|-path chunkpath
新規チャンク・ファイルのパスを指定します。
新規チャンク・ファイルの絶対パス、またはディレクトリー・パスを指定できます。ディレクトリーを指定する場合は、デフォルトの次の名前 (例: ccm.001、ccm.002、ccm.003) が新規チャンク・ファイルの名前になります。
-s|-server servername
データベース・サーバーの名前を指定します。デフォルトは、現在のマシン上のサーバーです。
-size KBytes
チャンク・サイズを KB 単位で指定します。
-y
確認メッセージを表示せずにコマンドを実行します。

/vol/data/informix_chunkfiles2 チャンク・ファイル・ディレクトリーを追加して、ccm dbspace を 100 MB 拡張します。

$ ccmsrv expand -dbspace ccm -size 100000 -path /vol/data/ informix_chunkfiles2

既存のチャンク・ファイル名の数値を 1 増やしたものが、新しいチャンク・ファイル名になります。例えば、前回作成したチャンク・ファイルの名前が ccm.001 の場合、新しいチャンク・ファイル名は ccm.002 になります。


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