ccmadm admin_user

ccmadm admin_user コマンドは、Windows 用の Rational® Synergy アドミニストレーターの名前を変更します。

概要

ccmadm admin_user

用途

Rational Synergy アドミニストレーター名を変更する前に、データベースをバックアップしてください。その後、データベースを準備します (ccmdb prepare_admin_user_change)。

Rational Synergy アドミニストレーターの名前を変更した後で、それぞれの Windows Rational Synergy サーバー・インストレーションで ccmadm config_admin コマンドを実行する必要があります。

Rational Synergy アドミニストレーターのユーザー名を変更した後で最初にデータベースを開いたときに、Rational Synergy によってデータベース・ファイルの所有権が更新されます。この更新のため、起動時間が遅くなります。起動時間はデータベースのサイズによって異なり、大規模なデータベースの場合はかなり長くなることがあります。

Rational Synergy アドミニストレーターのパスワードを変更するには、ccmadm passwordを参照してください。

オプションおよび引数

このコマンドには、オプションも引数もありません。

以下の例では、Rational Synergy 管理ユーザーの名前の変更に必要なすべてのステップを示します。

  1. 現行の Rational Synergy アドミニストレーターとしてログオンします。
  2. データベース・サーバー・マシンから、定期的にバックアップを実行する既存のディレクトリーに、すべてのデータベースをバックアップします。

    > ccmdb backup ¥¥bulldog¥ccmdb¥database /to d:¥backup_directory

  3. 新規の Rational Synergy アドミニストレーター名を受け入れるように、データベースを準備します。
    > ccmdb prepare /d domain /u new_admin_name 
    ¥¥bulldog¥ccmdb¥database

    データベースのサイズによっては、準備の部分に時間がかかる場合があります。詳しくは、ccmdb prepare_admin_user_changeを参照してください。

  4. ローカル管理者としてログオンします。
  5. Rational Synergy アドミニストレーターの名前を変更します。

    > ccmadm admin_user

    1. 続行するか終了するかを尋ねるプロンプトが出されます。
    2. 新しい admin ユーザー名の入力を求めるプロンプトが出されます。
    3. 新規パスワードの入力と、入力したパスワードの確認を求めるプロンプトが出されます。
    4. 終了を求めるプロンプトが出されます。
  6. ローカル・インストール領域の権限をセットアップして、RationalSynergy アドミニストレーターが必要なアクセス権限を持つことができるようにします。
    1. ローカル管理者 としてログオンします。
    2. それぞれの該当する Windows データベース・サーバーで、このコマンドを実行します。

      > ccmadm config_admin

  7. 新規の Rational Synergy アドミニストレーターとしてログオンします。
  8. 各データベースの保護を解除します。

    > ccmdb unprotect ¥¥database_name


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