スコープの作成

このサブコマンドは、オフライン保存と削除 (SOAD) スコープを作成します。
注: スコープを作成するときは、そのスコープを使用してプレビューを実行し、スコープをテストしてください。保持したいデータが削除されないように、必ずスコープに除外ルールを設定してください。

SOAD スコープおよび SOAD のスコープ評価方法について詳しくは、『オフライン保存と削除のスコープ』を参照してください。

始める前に

ccm_admin ロールで作業をしている場合、スコープを作成できます。

このタスクについて

ccm soad_scope|save_offline_and_delete_scope -c|-create [-roles role] 
        [-parameters parameters] ([-object four_part_object_name] | 
        [-query query]) [-expand|-expansion_rules expansion_rules] 
        [-exclude|-exclusion_rules exclusion_rules] 
        [-exclude_query|-exclusion_query exclusion_query] 
        [-pn|-package_name package_name] scope_name
-exclude|-exclusion_rules exclusion_rules
1 つ以上の除外ルールを指定します。除外ルールにより、関連するオブジェクトが初期オブジェクト・リストから削除されます。
例えば、リリース名を最初のパラメーター (release='%1') にしたクエリーにより、指定したリリースに関するすべてのオブジェクトを検索するとします。この場合、他のプロジェクトで使用されているスコープ・フォルダーおよびタスクから削除するための除外ルールを追加することによって、スコープを制限できます。他のフォルダーによって使用されているタスクまたは他のオブジェクトと関連しているタスク、他の非静的なプロジェクトによって使用されているベースライン、および他の保存されているベースラインの一部であるオブジェクトも削除できます。
-expand|-expansion_rules expansion_rules
1 つ以上の展開ルールを指定します。展開ルールは、関連するオブジェクトを初期オブジェクト・リストに追加します。
例えば、リリース名を最初のパラメーター (release='%1') にしたクエリーにより、指定したリリースに関するすべてのオブジェクトを検索するとします。プロジェクトのフォルダーとタスク、フォルダーのタスク、およびタスクのオブジェクトを含める展開ルールを追加することにより、スコープを展開できます。
-exclude_query|-exclusion_query exclusion_query
スコープからオブジェクトを削除するために使用するクエリーを指定します。
例えば、requirements という名前の属性を持つオブジェクトをスコープから除外するには、以下のクエリー式を指定します。
has_attr('requirements')
SOAD では、オブジェクト名、クエリー、またはルールを評価する場合は、以下の否定文節を追加します。
and not has_attr('requirements')
-object four_part_name
初期オブジェクト・リストに使用するオブジェクトの名前を指定します (%1 など)。結果として得られる展開されたストリングは、4 つの部分で構成された有効なオブジェクト名でなければなりません。
例えば、最初のパラメーター (%1) として入力したプロジェクト・オブジェクト名を使用して、初期オブジェクト・リストにそのプロジェクト・オブジェクト名を設定できます。
-parameters parameters
-object、-query、-exclude_query およびそれらの定義に関する引数のラベルを指定します。
例えば、「All objects for specified release」スコープ内で使用されているクエリーに対して、1 つのパラメーター・ラベル Release Value のスコープを以下に示すように定義します。
ccm soad_scope -create "All objects for specified release"
-parameters "Release Value" -query "release='%1'" other_options
次に、以下の ccm soad -delete コマンドでスコープを使用します。 2.3 はリリース値です。
ccm soad -delete -scope "All objects for specified release" 2.3
-pn|-package_name package_name
スコープのオブジェクトを保存するオフライン保存パッケージの名前を指定します。パッケージ名には、キーワードを含めることができます。
-query query
初期オブジェクト・リストを定義するクエリー式を指定します。
例えば、指定されたリリースに関して、現在のユーザーのすべてのプロジェクトおよびプロダクトを初期オブジェクト・リストに含めるためには、以下のクエリー式を指定します。
(cvtype='project' or is_product=TRUE) and owner='%user' and
status='working' and release='%1'
-roles role
スコープを使用できるロールを指定します。デフォルトでは、スコープを変更できるのは ccm_admin ロールで作業しているユーザーのみです。
scope_name
オフライン保存と削除のスコープを指定します。
OS によって制限されていない文字のみを使用してください。
この名前はスコープのファイル名としても使用され (スペースやその他の文字を含む)、URL に変換されます。例えば、スコープ名を This is my test scope とした場合、作成されるファイル名は、This_is_my_test_scope.xml になります。
この名前は、スコープのファイル名として使用されます。スペースと句読文字は、16 進エンコードで下線に変換されます。例えば、スコープ名を This is my test scope とした場合、作成されるファイル名は This_0020is_0020my_0020_test_0020scope.xml になります。

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