パッケージの受信について
DCM 転送パッケージを受信できます。
DCM では、受信操作中に以下のステップが実行されます。
以下の検査を実行します。
転送パッケージに受信側データベースのリリースとの互換性がある。
バージョン区切り文字、リリース区切り文字、およびデータベース CASE 設定に互換性がある。
タイプ定義が含まれていなかった場合、受信側データベースでパッケージ内のすべてのオブジェクトにタイプが定義されていることを確認します。
転送パッケージの生成が将来の時刻ではない。
転送パッケージが失われていない。
-nowait
オプションが指定されなかった場合に、DCM 受信ロックを取得します。
デフォルトでは、一度に 1 つのデータベースで受信操作を 1 回実行できます。 複数の受信を並行して行うことは安全ではありません。
パッケージが圧縮されていた場合、DCM がパッケージの内容を解凍します。
転送パッケージのデータ部分のデータでオブジェクトを作成および更新します。この操作は以下の操作で構成されます。
タイプ定義が含まれていて、パッケージ内のオブジェクトにそれらが必要な場合、タイプ定義を作成します。 詳しくは、『
タイプ定義のロード
』を参照してください。
リリース定義を作成または更新します。詳しくは、『
リリース定義のロード
』を参照してください。
プロセス、プロセス・ルール、およびフォルダー・テンプレートを作成または更新します。 詳しくは、『
プロセス、プロセス・ルール、およびフォルダー・テンプレートのロード
』を参照してください。
オプションで、パラレル・バージョンがあるかを確認します。
受信操作の要約を作成します。この要約は、転送セットの E メール宛先に E メールを通じて送信されます。 この要約は DCM イベント・ログにも記録されます。 詳しくは、『
DCM イベント・ログについて
』を参照してください。
操作が正常に行われた場合に、パッケージが DCM 転送パッケージであれば、そのパッケージは受信ディレクトリーから削除されます。
タイプ定義のロード
DCM が特定のタイプのオブジェクトを受信するには、そのタイプの定義が宛先データベースに存在している必要があります。
リリース定義のロード
リリース定義を作成する場合、汎用プロセス・ルールを使用して、そのリリースの特定のプロセス・ルールをどのように形成するかを定義します。 その結果得られたリリース固有のプロセス・ルールが、そのリリースのプロセスの制御に使用されます。 このプロセス・ルールは、そのリリースのプロジェクトまたはプロジェクト・グルーピングが更新されたときに含まれる変更も制御します。 リリース定義とそれが使用する 1 組のプロセス・ルールは、そのリリースで使用する有効な目的を定義します。 また、この情報は、そのリリースおよびこれらの有効な目的のいずれかを含むプロジェクトまたはプロジェクト・グルーピングの更新方法も示します。
プロセス、プロセス・ルール、およびフォルダー・テンプレートのロード
プロセスは、1 組の目的に対する汎用プロセス・ルールの集合です。 プロセス・ルールと目的は、プロジェクトまたはプロジェクト・グルーピングの変更をどのように更新操作に含めるかを制御します。 さらに、プロセス・ルールと目的は、変更がどのように開発から 1 つ以上のテスト・ステージを経てリリースに達するかについても制御します。 フォルダー・テンプレートは、フォルダーの作成に使用されるパターンです。 フォルダー・テンプレートから作成されたフォルダーは、そのフォルダー・テンプレートによって制御および更新されます。
転送データのロード
DCM は、転送された各オブジェクトを複製またはコピーして宛先データベースにロードします。
パラレル・バージョンのチェック
単一のファイルまたはディレクトリーから複数のバージョンがチェックアウトされると、パラレル・バージョンが発生します。
関連概念
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自動受信の使用
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