オプションおよび引数

ccmdb で使用できるオプションと引数について説明します。
/f model_file

このオプションでは、モデル・パッケージ・ファイル名を指定します。

モデル・ファイルを指定しない場合、Rational® Synergy のデフォルト・モデル名 CCM_HOME¥packfiles¥base.model が使用されます。 標準以外のモデルの使用については、このインフォメーション・センターでは説明しません。

このオプションは、UNC パスでなければなりません。

/m model [model ...]

このオプションでは、インストールするモデル名のリストを指定します。モデル名は、モデル・データベースのモデル・プロジェクト名と同じです。Rational Synergy に付属のデフォルト・モデルは base モデルおよび modsup モデルです。

注: モデル・ファイルの各モデルには固有の名前が必要です。

このオプションが指定されなかった場合、ccmdb upgrade は現在各データベースにインストールされているモデルを読み取り、それらのモデルを適切にアップグレードします。

このオプションが指定された場合は、新しいリストが使用されて、現行モデルがオーバーライドされます。ターゲット・データベースへのモデルのインストール順序は、このオプションでモデルがリストされている順序と同じです。指定されたリストに存在しない現行モデルはすべて削除されます。したがって、オプション /m base を指定すると、データベースが Rational ベース・モデルにアップグレードされ、旧リリースに存在するカスタム・モデルがすべて削除されます。

/url server_url

このオプションでは、アップグレード後のデータベースが接続する必要がある CCM サーバーを指定します。デフォルトでは、アップグレード後のデータベースはデータベース・サーバー・ホストのデフォルト・ポートでこのサーバーに接続します。デフォルト・ポートは、インストール時にヘルプ・サーバー・ポートとして指定したポートです。これは $CCM_HOME/etc/system_info.txt ファイルに保存されています。

データベースで Rational Synergy セッションを開始するには、cmsynergy /s server_url と入力します。

server_url が、互換サーバーの有効な URL であり、http:// または https:// で始まっていることを確認してください。

CCM サーバーについては、CCM サーバーの管理を参照してください。

/w 

このオプションを指定すると、タイプ ascii およびそのサブタイプであるデータベース構成ファイルおよび制御ファイルがすべて検査され、行末が Windows の規則から UNIX 規則に、または UNIX の規則から Windows の規則に変換されます。 このプロセスはアップグレードの実行時に行われます。この変換の影響を受けるのは、アーカイブとキャッシュに入っている制御ファイルのみです。ワークエリアは更新されません。

注: この操作は静的アーカイブ・ファイルの内容を変更するため、使用する際には十分に注意してください。問題が検出された場合に備えて、元のパック・ファイルを常に保持しておいてください。
   database_path [database_path ...]

このオプションでは、アップグレード対象のデータベースのリストを指定します。

これらのパスは、ログオンしたサーバー上のデータベースの UNC パスである必要があります。


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