ユーザー・エンジン・プロセスが多すぎるために Rational® Synergy サーバー・システムが過負荷になっている場合は、追加エンジン・サーバーとして使用されるシステム上にエンジン・コンポーネントをインストールすることをお勧めします。以下に例を示します。
手順
エンジンをカスタム・インストールとしてインストールするには、以下のステップを実行します。
- 「機能の選択」ダイアログ・ボックスで、「エンジン」のみを選択します。他のチェック・ボックスをすべてクリアして、「次へ」をクリックします。
- 「メイン Windows サーバー」フィールドに Rational Synergy サーバーの名前を入力して、「次へ」をクリックします。
- 以下のいずれかのオプションを選択します。
- 「Rational Synergy ルーター情報」ダイアログ・ボックスが開いている場合は、ステップ 4 に進みます。
- 「Ccm サーバー情報」ダイアログ・ボックスが開いている場合は、ステップ 7 に進みます。
- 「Informix ポート情報」ダイアログ・ボックスが開いている場合は、インストール・プログラムは、メイン・サーバー・コンピューターからルーター・ポート番号を判別しました。ステップ 6 に進みます。
- 「ファイルのコピーの開始」ダイアログ・ボックスが開いている場合は、インストール・プログラムは、メイン・サーバー・コンピューターからルーター・ポート番号を判別し、Informix ポート番号も判別しました。ステップ 10 に進みます。
- 必要な場合は、該当するフィールドにルーター・ホスト名およびルーター・ポート番号を入力します。
- デフォルトでは、Rational Synergy ルーターが使用するポート番号は 5412 です。ポート番号は、ルーター・コンピューター上で指定されたポート番号と同じである必要があります。デフォルトでは、ルーター・コンピューターがメイン・サーバーです。
- 「次へ」をクリックして、以下のいずれかのオプションを選択します。
- 「Ccm サーバー情報」ダイアログ・ボックスが開いている場合は、ステップ 8 に進みます。
- 「Informix ポート情報」ダイアログ・ボックスが開いている場合は、ステップ 8 に進みます。
- 「ファイルのコピーの開始」ダイアログ・ボックスが開いている場合は、インストール・プログラムは、Informix ポート番号を判別しました。ステップ 10 に進みます。
- 「Ccm サーバー情報」ダイアログ・ボックスでサーバー・ポート番号を変更できます。CCM サーバーは、Rational Synergy セッションを提供する Web サーバーです。Rational Synergy には、ルーター・ホスト・システム上で実行される 1 次サーバーが必要です。デフォルトのサーバー・ポート番号 (8400) が既に使用中である場合、「サーバー・ポート」フィールドでポート番号を変更します。ポート番号 8400 が使用可能かどうかが不明な場合は、%windir%¥System32¥drivers¥etc¥services ディレクトリーにあるサービス・ファイルを参照します。詳しくは、サービス・ファイルを参照してください。
- 「次へ」をクリックして、「Informix 情報」ダイアログ・ボックスを表示します。「Informix 情報」ダイアログ・ボックスで、Informix® が使用するデフォルトのポート番号 (1526) が既に使用中である場合、「Informix ポート」フィールドに別のポート番号を入力します。ポート番号 1526 が使用可能かどうかが不明な場合は、%windir%¥System32¥drivers¥etc¥services ディレクトリーにあるサービス・ファイルを参照します。詳しくは、サービス・ファイルを参照してください。
- 「次へ」をクリックして、「ファイルのコピーの開始」ダイアログ・ボックスを表示します。
- 「ファイルのコピーの開始」ダイアログ・ボックスで、「現在の設定」リストをスクロールして、セットアップを表示します。設定を変更する必要がある場合は、変更する必要があるダイアログ・ボックスに到達するまで「戻る」をクリックします。変更した後で、「ファイルのコピーの開始」ダイアログ・ボックスに到達するまで「次へ」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
進行標識ウィンドウにインストールの進行状況が表示されます。
ファイルがロードされると、「インストール・プログラム・ウィザード完了」ダイアログ・ボックスが開きます。
- 「完了」をクリックします。
タスクの結果
Rational Synergy エンジンのインストールが完了しました。このコンピューターは、エンジンとしてローカルに実行するか、他のコンピューター上で Rational Synergy クライアントを実行する複数のユーザーのためのエンジン・サーバーとして使用することができます。
すべてのセットアップ情報は、ログ・ファイル Documents and Settings¥user¥Application Data¥IBM Rational¥Synergy 7.2 install.log に書き込まれます。