このトピックでは、以降のトピックにおいてマスターとサテライトのシナリオを理解するために役立つステージング情報を示します。データベースの場所、ソフトウェア・アプリケーションの名前とバージョン、区切り文字の使用法などの詳細は、シナリオに深みを与え、有用な例を作成できるようにします。
このシナリオには 2 つの独立したデータベースが含まれます。1 つはマサチューセッツ州 (MA) ボストン (Boston) にあり、もう 1 つはイリノイ州シカゴ (Chicago) にあります。これらの 2 つのサイトは「Hello world」を表示するソフトウェア・アプリケーションのバージョン 2.0 を並行して開発しています。このシナリオではリリース値 hello/2.0 を使用します。アプリケーションの最初のリリースは Boston サイトによって開発およびリリースされました。これに対するリリース済みベースラインはリリース hello/1.0 を使用して作成され、hello-1.0 というメンバー・プロジェクトを含んでいます。
各サイトではこのアプリケーションの一部を開発し、独自の統合 prep プロジェクトを維持しています。マスターとサテライト手法が使用されています。MA はマスターであり、マスター統合とリリース済みプロジェクトを制御します。IL はサテライトです。
以下が想定されます。
- これらのサイトは同じ、またはほぼ同じモデルを使用します。
- 両サイトはデフォルトの DCM 区切り文字 (「#」) を使用します。
- 両サイトはデフォルトのリリース区切り文字 (「/」) を使用します。
- 両サイトはタスク・ベースの CM を使用します。
- 両サイトは分散プロセスを使用するリリース値 hello/2.0 を使用します。
- 両サイトは自動受信を使用し、自動受信をサポートするために各サイトでセキュリティーがセットアップされています。
- DCM は、転送パッケージを生成または受信すると、Boston と Chicago の両方の DCM 管理者に E メール通知を送信します。
- これらのサイトは広域ネットワークによって接続され、remote copy コマンドを使用してデータを転送します。