release コマンド

このコマンドは、リリース情報の作成、修正、削除、表示、名前変更を行う場合に使用します。

リリースは、プロジェクトの更新方法を管理し、並行開発を支援する目的で使用されます。各リリースには固有の名前が付けられており、変更内容がその名前に関連付けられています。名前はコンポーネント名、リリース区切り文字、およびコンポーネント・リリースで構成されています。例えば webapp/3.0 という名前の場合、コンポーネント名は webapp であり、そのコンポーネントのリリース 3.0 であることを表しています。デフォルトのリリース区切り文字は「/」です。コンポーネント名の最大長は 64 文字です。コンポーネント・リリースの最大長は 32 文字です。名前の代替形式ではコンポーネント・リリースのみが使用されます (例: 2.0)。このようなリリースは、ヌル・コンポーネント名を使用していると言われます。同一コンポーネントのリリースを論理的に関係付け、手動命名規則が必要となるのを避けるには、コンポーネント名を使用してください。

リリース定義にはいくつかの重要なプロパティーが含まれています。ベースライン・リリースは、プロジェクトの更新時に使用されます。例えばプロセス・ルールのベースライン・リリース目的リストで %baseline_release キーワードが使用されます。プロセス・ルールは、更新対象のプロジェクトまたはプロジェクト・グルーピングに関連付けられているリリースの、ベースライン・リリースを示します。開発者が今後の開発でリリースを使用することを防ぐため、そのリリースを非アクティブとしてマークできます。

コンポーネント名とコンポーネント・リリースの先頭文字として以下の文字を使用しないでください

/ ¥ ' " : * ? [ ] @ % - + ~ スペース、タブ

2 番目以降の文字には、以下の記号を使用できません

/ ¥ ' " : * ? [ ] @ %

コンポーネント名とコンポーネント・リリースにはバージョン区切り文字 (デフォルトでは -) を使用できます。ただし、これはこの区切り文字が使用を制限されている文字でない場合に限ります。

オブジェクトをチェックアウトするたびに、リリースがカレント・タスクから新規オブジェクトに自動的にコピーされます。

リリース操作を実行するには、必要なロールに属して作業している必要があります。

release コマンドは、以下のサブコマンドをサポートしています。


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