インストール時に、ユーザー informix に対して CCM_HOME と PATH をセットアップしなかった場合は、ここでこれらの環境変数を設定します。
現行のシステム構成が、サーバーがアーカイブされた時点のシステム構成と同じであることを確認します。
システム構成には、ディスク・パス、チャンク・ファイル・サイズ、共有メモリー・カーネル・パラメーターなどが含まれます。システム構成設定は、最新のレベル 0 のアーカイブの設定と同じか、それより大きい必要があります。例えば、不良ディスクの置き換えのために磁気テープから復元を行う場合、新しいディスクはチャンク・ファイルの DB スペースへの同じパスを使用する必要があります。また、ディレクトリーは、アーカイブに使用したのと同じサイズ以上である必要があります。
現在使用中の構成ファイルが、サーバーをアーカイブするのに使用された構成ファイルと同じであることを確認します。
構成ファイル $CCM_HOME/informix/etc/servername は、レベル 0 のアーカイブの実行に使用された構成ファイルと同じである必要があります。レベル 0 のアーカイブの実行時には、必ずこのファイルのコピーが保存されます。
ファイルを変更したらすぐにレベル 0 のアーカイブを実行して、レベル 0 のアーカイブに必ず現在の構成ファイルが反映されるようにしてください。
root# su - informix
Password: *****
$ ccmsrv offline
磁気テープにアーカイブした場合は、復元するアーカイブ・レベルの最新の磁気テープを挿入します。増分アーカイブを復元している場合は、ccmsrv restore コマンドによって、他のアーカイブ磁気テープを挿入するようプロンプトが出されます。
これらの手順は、復元する各アーカイブ・ファイルに対して実行する必要があります。 増分アーカイブを復元している場合、次のレベルの「磁気テープ」を挿入するようプロンプトが出されたら、これらの手順を実行する必要があります。
$ cd $CCM_HOME/informix/etc
例えば、/vol/hydra1/archive_data ディレクトリーから hydra1,level-0,10_19_99_09_20 というレベル 0 のアーカイブ・ファイルを復元することを選択するには、以下のようにします。
$ rm hydra1.tapedev
例えば、hydra1.tapedev をレベル 0 のアーカイブ・ファイル hydra1,level-0,10_19_99_09_20 にリンクするには、以下のようにします。
$ ln -s /vol/hydra1/archive_data/hydra1,level
-0,10_19_99_09_20 ¥hydra1.tapedev
ccmsrv restore コマンドを使用してアーカイブ・デバイス (ファイル) を指定し、正しいアーカイブ・ファイルが見つかるようにします。
例えば、/dev/rts8 にある磁気テープからデータベース・サーバーを復元するには、以下のようにします。
$ ccmsrv restore -device /dev/rst8
または、/vol/hydra1/archive_data ディレクトリーからデータベース・サーバーを復元するには、以下のようにします。
$ ccmsrv restore -device $CCM_HOME/etc/informix/hydra1.tapedev
ccmsrv restore コマンドにより、各アーカイブ・レベルに対して磁気テープ (またはアーカイブ・ファイル) をマウントするようプロンプトが出されます。レベル 0 の (完全な) アーカイブのみを復元している場合は、n と入力すると、レベル 1 およびレベル 2 (増分) のアーカイブのプロンプトが引き続き出されます。
$ ccmsrv online