プロジェクト・グルーピングは、目的およびリリースごとにプロジェクトをグループ化し、プロジェクトの更新時に使用するタスクおよびベースラインを保持します。プロジェクト・グルーピングにタスクを追加すると、プロジェクト・グルーピングでは、ビルドに進むために必要なオブジェクトを素早く収集できます。
以下は、開発者がプロジェクト・グルーピングにタスクを追加する状況の例です。開発者 John は、個別開発プロジェクト・グルーピングで作業しており、タスクの実行準備ができていますが、まずパラレル・バージョンをマージする必要があります。John は、パラレル変更をマージしてから、マージ後のオブジェクトのタスクをプロジェクト・グルーピングに追加します。オブジェクトに関連付けられているタスクをプロジェクト・グルーピングに追加してから、Joe はプロジェクトを更新し、その後ビルドします。
次の例では、ビルド・マネージャーは、プロジェクト・グルーピングにタスクを追加しています。ビルド・マネージャーは最終のシステム・テスト・ビルドを完了しています。ここで、SQE が、リリース前に修正する必要がある問題を検出しました。開発者は問題を修正し、タスクをビルド・マネージャーに渡します。ビルド・マネージャーは、このシステム・テスト・プロジェクト・グルーピングにタスクを追加してから、別のビルドを実行します。
手順
- 該当するプロジェクト・グルーピングを右クリックして、「プロパティー」を選択します。
「プロパティー」ダイアログ・ボックスが表示されます。
- 「タスク」タブをクリックします。
「タスク」タブには、このダイアログ・ボックスを使用するか、「タスク」コンテキスト・メニューまたは「アクション」メインメニューの「プロジェクト・グルーピングに追加」オプションを使用して、プロジェクト・グルーピングに手動で追加したタスクが表示されます。
プロジェクト・グルーピングに含まれるタスクは、手動で追加したタスクのみではありません。プロジェクト・グルーピングには、ベースラインの作成後に実行されたタスクが含まれます。
そのため、プロジェクト・グルーピングには、以下のような状況によりタスクが組み込まれる場合があります。
- タスクがベースラインに関連付けられている。
「ベースライン・プロジェクト」タブをクリックしてから、ベースラインをダブルクリックして、タスクを表示します。「プロパティー」ダイアログ・ボックスの「タスク」タブに、タスクが表示されます。
- タスクが更新テンプレート内に存在するが、ベースライン内には存在しない。
このようなタスクを表示するには、「タスク」タブをクリックし、「ベースラインで処理されたタスク」リストを確認します。
- タスクが手動で追加されている。
このようなタスクを表示するには、「タスク」タブをクリックします。タスクを手動で追加すると、その必須タスクも追加されます。
ベースラインで処理された目的のタスクを選択できます。
- ベースラインで処理されたすべてのタスクを使用するには、「すべてを使用」をクリックします。
- 使用するタスクを選択するには、該当する「使用」チェック・ボックスで各タスクをクリアまたは選択します。
- 「タスクの追加」ボタンをクリックします。
「タスク選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。これを使用して、プロジェクト・グルーピングに追加するタスクを検索します。