DB2 データベースのセットアップ

Jazz™ Team Server と連動するように、サポートされる DB2® または組み込まれた DB2 Workgroup Server データベースをセットアップします。
始める前に
この手順は、以下の前提条件が満たされていることを前提としています。 詳しくは、DB2 の資料を参照するか、DB2 データベース管理者 (DBA) にお尋ねください。
このタスクについて
DB2 データベースをセットアップするには、次のようにします。
  1. DB2 コマンド・ウィンドウでデータベースを作成します。
    サンプルのコマンドは、JAZZ という名前の新規データベースを作成します。これらのコマンドは、DB2 コマンド・ウィンドウで実行されます。 コマンド・ウィンドウは、「DB2 コマンド行ツール」メニュー下のアプリケーションの「開始」メニューから開くことができます。
    注: ユニコード・コンテンツが適切に処理されるよう、データベースの文字セットは UTF-8 エンコードにする必要があります。 AUDITABLE_LINKS 表は、Windows のデフォルトのページ・サイズである 4K に収まらないため、ページ・サイズを少なくとも 8K に (Rational® Team Concert の場合)、または少なくとも 16K に (Rational Quality Manager の場合) に設定してください。
    • Windows® の場合:
      db2 create database JAZZ on c: using codeset UTF-8 territory en PAGESIZE 16K
    • Linux の場合:
      db2 create database JAZZ using codeset UTF-8 territory en PAGESIZE 16K
    ヒント: データベースが稼働していない場合は、コマンド db2start で、DB2 が始動します。
  2. ディレクトリー JazzInstallDir/server/conf/jazz でファイル teamserver.properties を見つけて、 teamserver.derby.properties に名前変更します。
  3. ディレクトリー JazzInstallDir/server/conf/jazz でファイル teamserver.db2.properties を見つけて、teamserver.properties に名前変更します。
  4. teamserver.properties ファイルでデータベースおよび接続の詳細を指定します。

    デフォルトの接続指定では、localhost のポート 50000 で実行している DB2 データベースに接続します。このデータベースは JAZZ という名前であり、ユーザー名とパスワードはいずれも db2admin です。データベースのセットアップで デフォルト値を使用した場合、teamserver.properties ファイルはこれで正しく構成されます。デフォルトを使用していない場合は、ここに記載されている情報を ご使用の構成に合わせて変更してください。

    1. テキスト・エディターでファイル teamserver.properties を開きます。
    2. 次の行を見つけます。
      com.ibm.team.repository.db.vendor = DB2
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=//localhost:50000/JAZZ:user=db2admin;password={password};
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=db2admin
    3. com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の値 を、ご使用の DB2 サーバーおよびデータベースに合わせて編集します。
    4. ご使用の DB2 ユーザー名に合わせて com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の値を編集します。
      注: DB2 ユーザーには、テーブルおよびテーブル・スペースの作成や、データベース構成の変更を実行するための許可が必要です。 DB2 ユーザーはオペレーティング・システムによって作成されます。
    5. ユーザー・パスワードをプロパティー com.ibm.team.repository.db.jdbc.password で指定します。
      注: com.ibm.team.repository.db.jdbc.location プロパティーの password={password} テキストは変更しないでください。
    6. 必要な場合は、プロパティー com.ibm.team.repository.db.db2.content.tablespace.location を、メインのテーブル・スペースを作成できる Jazz Team Server 上のパスに変更してください。
      注: この値をデフォルトの content_tablespace から変更しない場合、データベース・ストレージ・ロケーションにテーブル・スペースが作成されます。 Windows で、新しいパスを指定する場合は、二重の円記号を使用して指定する必要があります。 例: com.ibm.team.repository.db.db2.content.tablespace.location=c:¥¥db2¥¥jazz¥¥content_tablespace

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