テンプレートの翻訳可能化

定義済みプロセス・テンプレートでは、ストリングの翻訳をサポートします。複数のロケールをサポートするための翻訳を行えるように、作成したプロセス・テンプレートを変更できます。
このタスクについて
プロセス・テンプレートを翻訳可能にするには、翻訳可能なプロパティー・ストリングをプロパティー・キー (%key.n 形式) に置き換えます。次に、ロケール固有のファイルを作成します (このファイルにおいて、それらのプロパティー・キーを翻訳済みのテキスト・ストリングにマップします)。ロケール固有のファイルをプロセス・テンプレートに添付します。

プロパティー・キーで置き換える必要があるストリングの例としては、以下のようなものがあります。

  • ダッシュボードおよびダッシュボードのビューレットの各説明
  • ダッシュボードのタイトルおよびカテゴリー
  • ダッシュボードのビューレットのタイトル
  • フォローアップ・アクションの名前および説明
  • プロセス・コンテンツへのパス (必要に応じて)
  • 前提条件の名前および説明
  • プロセスの名前、説明、および要約
  • 役割の名前および説明
  • ワークアイテムの別名
  • ワークアイテムの列挙型リテラル
  • ワークアイテムの照会名および説明
  • ワークアイテムのクイック通知のタイトル
  • ワークアイテムの状態、アクション、および解決
  • ワークアイテムのタイプ名
  • ワークフロー名

すべてのストリングが翻訳対象になるわけではありません。以下のフィールドのストリングは置き換えないでください。

  • ID フィールド (プロセス ID、ワークアイテム ID、役割 ID など)
  • 論理型値または色値を含むフィールド
  • 他のフィールドを参照するフィールド
  • ワークアイテム照会内のフィールド
  • ビューレット要素内のトリム値
  • True および False のフィールド

プロパティー・キーで置き換えるストリングの例について詳しくは、定義済みプロセス・テンプレートを参照してください。

  1. プロセス・テンプレート」ビューでプロセス・テンプレートをダブルクリックし、プロセス・テンプレート・エディターで開きます。
  2. 名前」フィールドおよび「要約」フィールド内のエントリーを、%key.n 形式を使用した固有のプロパティー・キーに置き換えます。 例えば、%Agile.282%Agile.283 などです。 プロセス・テンプレートに説明が用意されている場合は、processContent[_locale].zip という名前のアーカイブ・ファイル (例えば、processContent_en_US.zip) に説明のコンテンツを組み込んで、そのアーカイブ・ファイル内にパスを指定します。
  3. プロセス構成ソース」タブをクリックします。 翻訳可能なすべてのストリングをプロパティー・キーに置き換えます。
  4. プロセス反復ソース」タブをクリックします。 翻訳可能なすべてのストリングをプロパティー・キーに置き換えます。
  5. template.messages という名前のテキスト・ファイルを作成します。「概要」、「プロセス構成ソース」および「プロセス反復ソース」の各タブからすべてのプロパティー・キーをコピーして、template.messages ファイルに貼り付けます。プロパティー・キーにストリング値を追加します。 例えば、Agile.282=Agile Process などです。 この template.messages ファイルは、選択したロケール固有のファイルにプロパティーのエントリーが含まれていない場合に使用されるデフォルトのファイルです。
  6. ロケール固有のプロパティー・セット用のテキスト・ファイルを作成します。 template_la_CO.messages の命名規則を使用します。la は言語コード (小文字)、CO は国別コード (大文字) です。例えば、template_en_US.messages などです。すべてのキーをコピーして、このロケール固有のプロパティー・ファイルに貼り付けます。 プロパティー・キーにロケール固有のストリング値を追加します。
  7. ファイルを保存して閉じます。
  8. 概要」タブの「プロセス添付」を展開して、「追加」をクリックします。 template.messages ファイル、および作成したロケール固有のプロパティー・ファイル (複数の場合もあります) を追加します。「保存」をクリックして、プロセス・テンプレートに対する変更を保存します。
タスクの結果
プロジェクト・エリアを作成する際、「プロジェクト・エリアの作成」ウィザードで、デプロイするプロセス・テンプレートのロケールを選択することができます。

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