共通インストール・コンテンツ - コンテンツ参照ファイル

Apache Tomcat は、ディレクトリー JazzInstallDir/server/tomcat にインストールされています。Web アプリケーション (jazz.war) は、Apache Tomcat ディレクトリー webapps にインストールされています。コマンド・ウィンドウで、現行ディレクトリーを JazzInstallDir/server に設定します。サーバーの始動とシャットダウンのスクリプトは、このディレクトリーにあります。
  • 他のディレクトリーから開始および停止スクリプトを実行する場合は、絶対パスを使用するように JazzInstallDir/server/conf/jazz/provision_profiles 内の profiles.ini ファイルを変更しなければなりません。profile.ini および license_profile.ini ファイルの変更を参照してください。
  • ファイル JazzInstallDir/server/tomcat/conf/server.xml 内で Apache Tomcat はポート 9080 および 9443 を使用するように構成されています。必要に応じて、ご使用のシステムに該当するように変更してください。また必要に応じて、Jazz 管理 Web UI の「拡張プロパティー」構成ページで Jazz サーバーのリポジトリー HTTP ポートの構成設定を更新してください。
  • ディレクトリー JazzInstallDir/server/logs にはサーバー・ログ・ファイルが含まれています。サーバーの開始に関するトラブルがある場合は、ログ・ファイルを確認してください。
  • JazzInstallDir/server/tomcat/conf/server.xml ファイルには、IBM JRE のみで使用可能なアルゴリズムを指定する SSL 設定が含まれています。サーバーと Sun JRE を共に実行する場合は、server.xml ファイルで、Connector port="9443" の設定を、sslProtocol="TLS" になるように ("SSL" ではなく) 変更してください。 また、アルゴリズムのパラメーターを除去してください。

Jazz™ Team ServerRational Team Concert™ クライアント、Build System Toolkit ClearCase® ConnectorClearQuest® Connector、および他のインキュベーター・ファイルを http://jazz.net からダウンロードできます。Rational Team Concert を購入するには、 http://www.ibm.com/software/awdtools/rtc/ にアクセスすると、インストール可能イメージをダウンロードしたり DVD を注文したりできます。

Installation Manager ベースのインストール

以下の一連のステップと注記は、Installation Manager ベースのインストール・パスの場合に使用します。
始める前に
このタスクについて

IBM Installation Manager を使用する際には、インストール・プロセス中に「ロケーション」ページ上のインストール・ディレクトリーをメモしてください。このディレクトリーは JazzInstallDir として参照されています。

  • クライアント、サーバー、およびオプション・コンポーネントの Installation Manager Web インストール: このアーカイブ・ファイルには、Installation Manager ランチパッド・プログラムと事前定義済みのインストール・リポジトリーの場所が含まれています。 このファイルは自己解凍型で、コンテンツを抽出した後で IBM Installation Manager ランチパッド・プログラムを開始します。 Web インストール・パッケージを使用することには、初期ダウンロードのサイズが小さくなり、インストールのために選択したリソースのみインストール・プロセスでダウンロードされるという利点があります。
    注: Web インストールでは、インストール・プロセス中にインターネット接続する必要があります。
  • DVD の全コンテンツの .zip ファイル: このアーカイブ・ファイルには、Installation Manager ランチパッド・プログラムとすべてのインストール可能リソースのローカル・コピーが含まれています。 ローカル・インストール・パッケージを使用することには、インターネット接続なしでインストールを進められるという利点があります。 これは自己解凍型の .zip ファイルではありません。
  • CD のクライアント・コンテンツの .zip ファイル - クライアント用 Installation Manager ローカル・インストール: このアーカイブ・ファイルには、Installation Manager ランチパッド・プログラムと、Rational Team Concert クライアントのローカル・コピーが含まれています。 ローカル・インストール・パッケージを使用することには、インターネット接続なしでインストールを進められるという利点があります。 これは自己解凍型でない .zip ファイルです。
  • クライアント、サーバー、およびオプション・コンポーネントの Installation Manager Web インストール: このアーカイブ・ファイルには、Installation Manager ランチパッド・プログラムと事前定義済みのインストール・リポジトリーの場所が含まれています。 このファイルは自己解凍型で、コンテンツを抽出した後で IBM Installation Manager ランチパッド・プログラムを開始します。 Web インストール・パッケージを使用することには、初期ダウンロードが小さくなり、インストールのために選択したリソースのみインストール・プロセスでダウンロードされるという利点があります。
    注: Web インストールでは、インストール・プロセス中にインターネット接続する必要があります。
  • DVD の全コンテンツの .zip ファイル: このアーカイブ・ファイルには、Installation Manager ランチパッド・プログラムとすべてのインストール可能リソースのローカル・コピーが含まれています。 ローカル・インストール・パッケージを使用することには、インターネット接続なしでインストールを進められるという利点があります。 これは自己解凍型でない .zip ファイルです。
  1. ランチパッド・プログラムを開始します。

    Installation Manager を実行していない場合は開始します。

    注: ランチパッド・プログラムを実行するには、管理者特権がなければなりません。
    • Installation Manager Web インストールを使用している場合は、実行可能ファイルを実行します。ファイルがディレクトリーに抽出され、ランチパッド・プログラムが表示されます。
      • Windows でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        RTC-edition-Full-version-Win-Web.exe
      • Linux でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        sh RTC-edition-Full-version-Linux-Web.sh
    • DVD の全コンテンツの .zip ファイルを使用している場合は、アーカイブのコンテンツを一時ディレクトリーに抽出して、ランチパッド・プログラムを実行します。
      • Windows でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        launchpad.exe
      • Linux でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        sh launchpad.sh
  2. ランチパッド・プログラムを開始します。

    Installation Manager をまだ実行していない場合は、以下のステップを完了して開始します。

    注: ランチパッド・プログラムを実行するには、管理者特権がなければなりません。
    注: ランチパッド・プログラムを開始する Linux コマンドは、Rational Team Concert for Eclipse IDE 専用です。
    ランチパッド・プログラム・ファイルを開始するには、以下のようにします。
    • CD のクライアント・コンテンツの .zip ファイルを使用している場合は、アーカイブのコンテンツを一時ディレクトリーに抽出して、ランチパッド・プログラムを実行します。ランチパッド・プログラム・ファイルを開始するには、以下のようにします。
      • Windows でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        launchpad.exe
      • Linux でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        sh launchpad.sh
    • Installation Manager Web インストールを使用している場合は、実行可能ファイルを実行します。ファイルがディレクトリーに抽出され、ランチパッド・プログラムが表示されます。実行可能ファイルを開始するには、以下のようにします。
      • Windows でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        RTC-edition-Full-version-Win-Web.exe
      • Linux でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        sh RTC-edition-Full-version-Linux-Web.sh
    • DVD の全コンテンツの .zip ファイルを使用している場合は、アーカイブのコンテンツを一時ディレクトリーに抽出して、ランチパッド・プログラムを実行します。ランチパッド・プログラム・ファイルを開始するには、以下のようにします。
      • Windows でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        launchpad.exe
      • Linux でファイルを実行するには、以下のコマンドを実行します。
        sh launchpad.sh

.Zip ファイル・ベースのインストール

.zip ファイルのインストールには以下の項目を使用します。
このタスクについて
注: 圧縮アーカイブ・ファイルを使用してインストールを完了するには、ファイルの抽出先のディレクトリーをメモしてください。以後のステップで、このディレクトリーは JazzInstallDir として参照されています。
  1. ファイルをコンピューターにダウンロードします。
    • サーバー .zip ファイルをダウンロードします。
    • クライアント .zip ファイルをダウンロードします。
    • オプション: ビルド .zip ファイルをダウンロードします。
    • オプション: コネクター .zip ファイルをダウンロードします。
  2. パッケージのコンテンツをファイル・システムに抽出します。
    注: ファイルを抽出する際には、ファイル・システムのルート近くの場所を選択する必要があります。ファイル・パス名が長いと、不要な警告が出されることがあります。例えば、ファイルの抽出先を Windows では c:¥IBM にして、Linux では /opt/IBM にします。

クライアント・インストール

このタスクについて
注: クライアントを既存の Eclipse ワークベンチ内にインストールする場合は、IBM Installation Manager を使用します。IBM Installation Manager インストールは、拡張するワークベンチについて尋ねるプロンプトを出し、将来のワークベンチの更新、ロールバック、および変更の管理を行います。
トラブルシューティング: 問題管理の手法に関する提案を以下に示します。
  • 空のワークスペースを使用して開始してください。
  • クライアントとサーバーのビルドが一致していなければなりません。クライアントとサーバーの両方の配布内容でビルド ID が一致していることを確認してください。
  • サーバーが起動していることを確認してください。状況 URL https://example.com:9443/jazz を使用して確認してください。
  • Linux では、ディレクトリー JazzInstallDir/client/eclipse 外からクライアントを開始する場合は、JazzInstallDir/client/eclipse/links/ 内の各ファイルを変更して、名前指定したディレクトリーへの絶対パスを組み込まなければなりません。デフォルトでは、相対パスが使用されます。例えば、JazzInstallDir/client/eclipse/links/build.link にはテキスト "path=jazz/build" が含まれています。クライアントがディレクトリー /home/username/teamconcert にインストールされる場合は、"path=/home/username/teamconcert/jazz/client/eclipse/build" のようにファイルを編集してください。
クライアントを正常にインストールし終えたら、Rational Team Concert の利用開始に役立つように以下のトピックを参照する必要があります。

  1. サーバーに接続します。 Team Invitation を使用してサーバーに接続するのが最も簡単な方法です。Invitation がない場合は、手動で接続できます。
    1. 「ファイル」 > 「Team Invitation を受け入れる (Accept team invitation)」をクリックします。ウィザードがプロセスを支援します。
      注: Invitation がない場合は、サーバー管理者から URI または URL を入手する必要があります。(フォーマットの例: https://example.com:9443/jazz。)「Team Invitation を受け入れる (Accept Team Invitation)」ウィンドウの右下隅に表示される「既存のプロジェクト・エリアへの接続 (connecting to an existing project area)」ハイパーリンクをクリックします。
    2. ウィザード内の指示に従って、接続をセットアップします。

その他のインストール conref

このタスクについて
重要: Jazz Team Server と Derby データベースを併用すると、最大 10 のユーザーがサポートされます。10 を超えるユーザーをサポートするには、DB2® Workgroup Server、DB2、Oracle、または Microsoft SQL Server データベースを使用します。IBM Installation Manager の使用時には、DB2 Workgroup Server は Enterprise、Standard、および Express Edition のインストール・パッケージと共に組み込まれます。.zip ファイルのインストール方式を使用する場合、DB2 Workgroup Server のダウンロードは Rational Team Concert のダウンロードと同じサイトで入手できます。DB2 Workgroup Server のインストール後に、インストール・セットアップ・ガイドの説明どおりにインストールして構成しなければなりません。

プロパティー・ファイルの保存時に、常にアプリケーションは同じディレクトリー内に前のバージョンのバックアップ・コピーを作成します。平文パスワードを含むすべてのファイルを除去する場合は、初めてサーバーを構成した後にバックアップ・プロパティー・ファイルを除去してください。

注: 組み込み済みの Apache Tomcat サーバーの代わりに、既存のアプリケーション・サーバーの使用を計画している場合は、Apache Tomcat パッケージのチェック・ボックスのマークを外します。外すと、既存のアプリケーション・サーバーと併用する必要のあるファイルのみインストールされます。Installation Manager は、これらのファイルのインストール場所を選択するよう求めるプロンプトを出します。
注: Derby データベースはデフォルト構成に組み込まれており、インストールは必須ではありませんが、このデータベースは 10 を超えるユーザーをサポートできません。10 を超えるユーザーをサポートする場合に、既存の DB2 または Oracle データベースへのアクセス権がなければ、バンドル済みの DB2 Workgroup Server Edition をインストールしてください。

DB2 Workgroup Server をインストールする場合は、ユーザー ID、パスワード、およびポート番号を記録してください。この情報は後で必要になります。インストール時にデフォルトを受け入れると、Jazz Team Server の構成が単純になります。

サーバーの始動

このタスクについて

組み込み済みの Apache Tomcat アプリケーション・サーバーの使用を計画している場合は、Jazz Team Server を開始する準備ができています。

WebSphere® Application Server の使用を計画している場合は、WebSphere Application Server の設定の説明どおりにサーバー環境をセットアップしてください。

WebSphere Application Server の使用を計画している場合は、WebSphere Application Server のセットアップの説明どおりにサーバー環境をセットアップしてください。

Apache Tomcat サーバーの開始

現時点で Apache Tomcat サーバーを開始する準備ができています。
Apache Tomcat は、ディレクトリー JazzInstallDir/server/tomcat にインストールされています。Web アプリケーション (jazz.war) は、Apache Tomcat ディレクトリー webapps にインストールされています。コマンド・ウィンドウで、現行ディレクトリーを JazzInstallDir/server に設定します。サーバーの始動とシャットダウンのスクリプトは、このディレクトリーにあります。
  • 他のディレクトリーから開始および停止スクリプトを実行する場合は、絶対パスを使用するように JazzInstallDir/server/conf/jazz/provision_profiles 内の profiles.ini ファイルを変更しなければなりません。profile.ini および license_profile.ini ファイルの変更を参照してください。
  • ファイル JazzInstallDir/server/tomcat/conf/server.xml 内で Apache Tomcat はポート 9080 および 9443 を使用するように構成されています。必要に応じて、ご使用のシステムに該当するように変更してください。また必要に応じて、Jazz 管理 Web UI の「拡張プロパティー」構成ページで Jazz サーバーのリポジトリー HTTP ポートの構成設定を更新してください。
  • ディレクトリー JazzInstallDir/server/logs にはサーバー・ログ・ファイルが含まれています。サーバーの開始に関するトラブルがある場合は、ログ・ファイルを確認してください。
  • JazzInstallDir/server/tomcat/conf/server.xml ファイルには、IBM JRE のみで使用可能なアルゴリズムを指定する SSL 設定が含まれています。サーバーと Sun JRE を共に実行する場合は、server.xml ファイルで、Connector port="9443" の設定を、sslProtocol="TLS" になるように ("SSL" ではなく) 変更してください。 また、アルゴリズムのパラメーターを除去してください。

Windows でのサーバーの開始

Windows でサーバーを開始するには、スタートアップ・ファイルを実行します。
このタスクについて
  1. サーバーを開始するには、JazzInstallDir/server ディレクトリーから、以下のコマンドを実行します。
    server.startup.bat
    注: 別個の Apache Tomcat コンソール・ウィンドウが開きます。このウィンドウを閉じないでください。閉じるとサーバーは作業を停止します。また、Apache Tomcat Native Library に関するメッセージを含む、複数の通知メッセージが起動します。これらの通知メッセージは、Jazz Team Server の機能には影響を与えません。
  2. サーバーを停止するには、JazzInstallDir/server ディレクトリーから、以下のコマンドを実行します。
    server.shutdown.bat
次のタスク
注: 上記の例は、開始および停止スクリプトを直接ディレクトリー JazzInstallDir/server から実行します。IBM® Installation Manager を使用して Jazz Team Server をインストールした場合は、Jazz Team Server (Jazz Team Server)」Windows スタート・メニューからコマンドを実行することもできます。

サーバーの開始後、セットアップ・ウィザードの実行に進みます。

Linux でのサーバーの開始

Linux でサーバーを開始するか停止するには、以下のスタートアップ・ファイルを実行します。
このタスクについて
  1. サーバーを開始するには、JazzInstallDir/server ディレクトリーから、ユーザー root として、以下のコマンドを実行します。
    ./server.startup
    ユーザー ID に管理者権限がある場合は、以下のコマンドを実行します。
    sudo ./server.startup

    別個の Apache Tomcat コンソール・ウィンドウは表示されません。JazzInstallDir/server/logs/jazz.log のログ・ファイルを表示して、サーバー始動の進行状況を確認できます。

  2. サーバーを停止するには、JazzInstallDir/server ディレクトリーから、ユーザー root として、以下のコマンドを実行します。
    ./server.shutdown
    ユーザー ID に管理者権限がある場合は、以下のコマンドを実行します。
    sudo ./server.shutdown
次のタスク
注: この例は、開始および停止スクリプトを直接ディレクトリー JazzInstallDir/server から実行します。IBM Installation Manager を使用して Jazz Team Server をインストールした場合は、Jazz Team Server (Jazz Team Server)」アプリケーション開始メニューからコマンドを実行することもできます。

サーバーの開始後、セットアップ・ウィザードの実行に進みます。

WebSphere Application Server のセットアップ

このトピックは、WebSphere Application Server と協働するように、Jazz Team Server をセットアップする方法について説明しています。このセットアップは、Jazz Team Server を Websphere Application Server と同じマシンにインストールしていることを前提としています。
始める前に
これらのステップを始める前に、以下を完了している必要があります。
  • WebSphere Application Server が既にインストールされている。
  • データベースが作成され、teamserver.properties ファイルがデータベース設定で更新されている。
  • 大/小文字を区別しないログインを使用可能にしている (オプション): アプリケーション・サーバーの認証方式で大/小文字を区別しないログインが許可されている場合は、Jazz アプリケーションにも受け入れさせることができます。管理 Web UI の「拡張プロパティー」ページ上の「大/小文字を区別しないユーザー ID の突き合わせの使用 (Use case insensitive user ID matching)」プロパティーで、大/小文字を区別しないログインの許可を使用可能にすることができます。デフォルトは未変更です。大/小文字を区別しないログインを使用可能にするには、管理者がこのプロパティーを明示的にオーバーライドしなければなりません。
  • Java™ 2 セキュリティー・オプションを、オフにする必要があります。このオプションが WebSphere Application Server でオンにされている場合、Jazz Team Server の .war の開始に失敗する原因となります。
  • WAS のセキュリティー設定「無保護の URI にアクセスした場合に使用可能な認証データを使用する」にチェック・マークが付けられていることを確認します。WAS Integrated Solutions Console を使用している場合は、以下のようにして確認できます。
    1. 「セキュリティー」->「セキュア管理、アプリケーション、およびインフラストラクチャー (Secure administration, applications, and infrastructure)」->「Web セキュリティー (Web Security)」-「一般設定」へとナビゲートします。
    2. 「無保護の URI にアクセスした場合に使用可能な認証データを使用する (Use available authentication data when an unprotected URI is accessed)」のチェック・ボックスを選択します。
  • Jazz Team Server には、完全な Apache Tomcat ベースのサーバーの実行に必要なファイルが組み込まれています。WebSphere インストール済み環境の場合、Jazz Team Server のファイルのサブセットのみ必要で、WebSphere サーバー・マシンのディレクトリーに入れる必要があります。以後の手順では、これを Jazz Team Server のインストール・ディレクトリーとして参照するか、または短縮して JazzInstallDir として参照します。 このディレクトリーから、以下のものを使用します。
    • ファイル JazzInstallDir/server/tomcat/webapps/jazz.war
    • ディレクトリー JazzInstallDir/server/update-site
    • ディレクトリー JazzInstallDir/server/conf
    • JazzInstallDir/repositoryDB 内のデフォルトのリポジトリー・データベース
    • JazzInstallDir/repotools 内のリポジトリー・ツール
    • ディレクトリー JazzInstallDirserver/license-update-site
    • ディレクトリー JazzInstallDir/server/nl1-update-site
    • ディレクトリー JazzInstallDir/server/nl2-update-site
ヒント: IBM Installation Manager の使用時には、Jazz Team Server のファイルを Web アプリケーション・ディレクトリー内にインストールできます。インストール・プロセス中に、組み込み済みの Apache Tomcat アプリケーション・サーバーをインストールすることはできません。この場合 Installation Manager が Web アプリケーション・ディレクトリーを尋ね、WebSphere にとって必要なファイルのみインストールするようになります。デフォルトのディレクトリーは、Windows では C:¥Program Files¥IBM¥JazzTeamServer で、Linux では /opt/IBM/JazzTeamServer です。 この手順で、インストール・ディレクトリーは JazzInstallDir として参照されます。IBM Installation Manager を使用してファイルを WebSphere Application Server Web アプリケーション・ディレクトリー内にインストールする場合は、前述のようにファイルを手動で移動する必要はありません。
このタスクについて
注: 本書では、WebSphere 認証または SSL の構成については、複雑なトピックになるので説明していません。WebSphere のさまざまな認証と暗号化のオプションに関する詳細情報については、WebSphere インフォメーション・センターで説明されています。詳しくは、WebSphere インフォメーション・センターにアクセスして、「アプリケーションとその環境の保護」を検索してください。Jazz Web UI では、アプリケーションの許可や個人情報設定を実行するには、認証を構成する必要があります。
  1. teamserver.properties ファイル内のデータベースの場所を検討して更新します。
    com.ibm.team.repository.db.vendor = DB2
    com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=//localhost:50000/JAZZ:user=db2admin;password={password};
    com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=db2admin
    注: これは DB2 構成のサンプルです。データベース・ベンダー (Oracle/MS-SQL) に応じて teamserver.properties を更新する必要があります。
  2. WebSphere Application Server のレベルを確認して更新します。

    Jazz Team Server では、 WebSphere Application Server バージョン 6.1 に IBM Java SDK 1.5 SR5 以降の累積フィックスが適用されているか、 または WebSphere Application Server バージョン 7.0 に 少なくとも 7.0.0.7 がインストールされている必要があります。IBM Java SDK 1.5 SR6 SDK の更新 は、http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg24017492 から入手できます。WebSphere 6.1 および GA IBM Java SDK では、Jazz は操作をいくつか実行した後で、「プロキシー・エラー」の報告を開始します。

    IBM Java SDK 1.5 SR9 または IBM Java SDK 1.6 SR4 へのフィックスに対して、対応する WebSphere Application Server iFix を入手する必要があります。これらは、IBM Rational Team Concert 2.0 を正常に実行するために必要です。 入手しないと、サーバーのいくつかのサービスが正常に開始されない場合があります。 iFix は、対応する WebSphere Application Server APAR で入手できます。 IBM Java SDK 1.5/WebSphere Application Server 6.1 の場合、APAR は PK85942 であり、ファイルを ftp://ftp.software.ibm.com/software/websphere/appserv/support/fixes/PK85942/ からダウンロードできます。 少なくとも WebSphere Application Server 6.1 フィックスパック 19 をインストールしてから JRE iFix をインストールします。 IBM Java SDK 1.6/WebSphere Application Server 7.0 の場合、APAR は PK 86771 であり、ファイルを ftp://ftp.software.ibm.com/software/websphere/appserv/support/fixes/PK86771/ からダウンロードできます。

  3. JVM 引数を更新します。

    Jazz Team Server には、稼働している Java 仮想マシン上に特定の設定が必要です。

    汎用 JVM 引数内で設定する必要がある 1 つ目のプロパティーは、デフォルトの最大メモリー割り振りで、-Xmx 設定を使用します。 この値は、Jazz Team Server が稼働しているサーバーでサポートされるチームのサイズとサーバーのメモリー容量に基づいて設定する必要があります。 標準的な中規模のサイズのチームは、Jazz Team Server のプロセスのヒープ・メモリーが 1536 MB であるとすると、-Xmx1536M の値を使用できます。

    汎用 JVM 引数内で設定する必要がある 2 つ目のプロパティーは、スレッド・スタック・サイズであり、特に Rational® Quality Manager において設定する必要があります。 Rational Quality Manager の標準的なスタック・サイズは -Xss786K です。

    Oracle または SQL Server データベースに接続している場合は、「ORACLE_JDBC」または「SQLSERVER_JDBC」という名前のプロパティーを追加する必要があります。このプロパティーを、該当する JDBC ドライバーへの絶対ファイル・パス (URL ではない) に設定します。

    以下の例は、Oracle および SQL Server データベースへの接続に関する汎用 JVM 引数と、デフォルトの最大メモリー割り振りおよびスレッド・スタック・サイズを示しています。JazzInstallDirJazz Team Server のインストール・ディレクトリーに置換してください。

    -DORACLE_JDBC=JazzInstallDir¥server¥oracle -Xmx1536M -Xss768k
    -DSQLSERVER_JDBC=JazzInstallDir¥server¥sqlserver -Xmx1536M -Xss768k

    特定のサーバーの動作を制御するには、他の複数のシステム・プロパティーを設定する必要があります。これらについては、以下の記載に含まれています。 以下の記載は、WebSphere Administrative Console でのこれらの JVM プロパティーの設定に特定されます。JazzInstallDirJazz Team Server のインストール・ディレクトリーに置換してください。

    1. 「サーバー (Servers)」 > 「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
    2. 「server1」をクリックします。
    3. 「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」 > 「プロセス定義 (Process Definition)」をクリックします。
    4. 「Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」をクリックします。
    5. 値 100 を「初期ヒープ (Initial Heap)」に追加します。
    6. 値 1000 を「最大ヒープ・サイズ」に追加します。
    7. 「適用」をクリックします。
    8. 「ロギングおよびトレース (Logging and Tracing)」をクリックします。「ログ詳細レベルの変更 (Change Log Detail Levels)」をクリックします。Jazz Team Server は BIRT レポート・エンジンを使用します。WebSphere ログ・ファイルに BIRT 通知項目が書き込まれないようにするには、org.eclipse.birt.* パッケージに関するロギング・レベルを「重大 (severe)」に設定します。「適用」をクリックします。
    9. 「カスタム・プロパティー」をクリックします。 追加する必要があるカスタム・プロパティーの 1 つに JAZZ_HOME があり、これは特定の構成ファイルが検出される場所を指定するシステム・プロパティーです。このプロパティーは、シンプル・パスではない URL を使用するので、値を file://-style URL として指定する必要があります。
    10. 以下のプロパティーを追加します。 「新規」をクリックし、「名前」「値」を入力してから、「OK」をクリックします。
      • 名前: java.awt.headless : true
      • 名前: org.eclipse.emf.ecore.plugin.EcorePlugin.doNotLoadResourcesPlugin : true
      • 名前: JAZZ_HOME : file:///JazzInstallDir/server/conf
    11. 「保存」をクリックして、マスター構成に直接保存します。
    重要: Solaris に限り、以下の Java コマンド行引数も追加しなければなりません。
    -XX:MaxPermSize=256m
    追加情報については、IBM WebSphere Application Server V6.1 on the Solaris 10 Operating System レッドブックの第 2 章『Configuring a Solaris environment for WebSphere Application Server』を参照してください。
  4. Websphere を再始動して、Jazz Application をインストールします。
    以下のコマンド行の例で、WASInstallDir は、サーバー上の WebSphere Application Server がインストールされている場所を表します。
    • Windows では、WebSphere のインストール・ディレクトリーのデフォルト値は以下のとおりです。
      C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer
      Windows で以下のコマンドを使用して、サーバーを再始動できます。
      cd WASInstallDir¥bin 
      stopServer.bat server1 [for a secure server, include: -username {LDAP_User} -password {LDAP_Password}] 
      startServer.bat server1
    • Linux では、WebSphere のインストール・ディレクトリーのデフォルト値は以下のとおりです。
      /opt/IBM/WebSphere/AppServer
      Linux で以下のコマンドを使用して、サーバーを再始動できます。
      cd WASInstallDir/bin 
      ./stopServer.sh server1 [for a secure server, include: -username {LDAP_User} -password {LDAP_Password}] 
      ./startServer.sh server1
    1. WebSphere Application Server の管理コンソールを開きます。
    2. 「アプリケーション (Applications)」 > 「新規アプリケーションのインストール (Install New Application)」をクリックします。
    3. 「新規アプリケーションへのパス (Path to new Application)」の下の「ローカル」ファイル・システムをクリックします。
    4. 「絶対パス」の下で以下のように入力します。
      JazzInstallDir/server/jazz.war
    5. 「コンテキスト・ルート」を /jazz に設定します。
    6. 「次へ」をクリックして、残りの「新規アプリケーションのインストール (Install New Application)」のステップをすべて続行します。
    7. 「終了」をクリックします。
    8. 「保存」をクリックして、マスター構成に直接保存します。
    9. 「アプリケーション (Applications)」 > 「エンタープライズ・アプリケーション」をクリックします。
    10. jazz_war の隣のボックスを選択し、「開始」をクリックします。

      アプリケーションが正常に開始されたことを示す緑色の矢印が表示されるはずです。

次のタスク
サーバーの開始後、セットアップ・ウィザードの実行に進みます。

セットアップ・ウィザードの実行

セットアップ・ウィザードを実行すると、サーバーが適切に作動しているか検証され、サーバーを構成するステップが支援されます。
このタスクについて

Jazz Team Server がデータベースに接続しているか検証するには、サーバー・ログまたはコンソール出力を確認します。接続およびデータベース情報は、最初のアクセスの時にエコー出力されます。ディレクトリー JazzInstallDir/server/logs はサーバー・ログ・ファイルに使用されます。

この手順は、ご使用のサーバーがホスト名 localhost、およびデフォルト・ポート 9443 を使用できることを前提としています。必要に応じて、localhost をサーバーのホスト名に置き換え、ポート 9443 を置き換えます。

セットアップ・ウィザードを開始して、サーバーを構成します。URL https://localhost:9443/jazz/setup を使用します。
デフォルトのユーザー名とパスワードには大/小文字の区別があります。
  • ユーザー名は ADMIN です。
  • パスワードは ADMIN です。
LDAP ディレクトリーの Web コンテナーを構成した場合、LDAP ディレクトリーで定義される JazzAdmin ユーザーで、ログインします。
セットアップ・パスを選択します。セットアップ・ウィザードには、2 つのメインパスがあります。
  • ファースト・パス・セットアップは、デフォルト構成を使用します。サーバーを即時に実行させる場合は、ファースト・パス・セットアップが適切なオプションです。ファースト・パス・セットアップの際には、以下の項目をセットアップします。
    • ユーザー・レジストリー。
  • カスタム・セットアップは、E メール通知を使用可能にする機能を含めて、詳細なサーバー構成を支援します。カスタム・セットアップの際には、以下の項目をセットアップします。
    • データベース
    • E メール通知
    • ユーザー・レジストリー
    注: デフォルトでは、データベースとして Derby を使用するようにサーバーを構成します。DB2 などの別のデータベースを使用するには、カスタム・セットアップ・パスを選択して、ステップ 2:「データベースの構成 (Configure Database)」を完了します。データベース表を作成していない場合は、接続のテスト後に、データベース表を作成するよう求めるプロンプトが出されます。ファースト・パス・セットアップを選択した場合に、データベース表を作成しないと、ステップ 2 に進んでデータベース表を作成するよう求めるプロンプトが出されます。

初期セットアップを完了すると、URL https://localhost:9443/jazz/admin を使用して、Jazz Team Server の管理 Web ユーザー・インターフェースから追加のオプションを構成できます。

次のタスク
サーバー・セットアップ・ウィザードがロードしない場合は、以下の項目を確認してください。
  • アプリケーション・サーバーが開始されていることを確認します。URL http://localhost:9080 を使用します。
  • URL https://localhost:9443/jazz/admin を使用して、Jazz Team Server の管理 Web UI にログインし、Jazz Team Server が開始されていることを確認します。ページがロードしないか、サーバーにエラーがある場合は、サーバーは正しく開始されていません。サーバーの問題のトラブルシューティングにあるトラブルシューティング情報を参照してください。
  • Jazz Team Server のパスの URI ルートは /jazz でなければなりません。例えば、https://example.com:9443 ではなく https://example.com:9443/jazz を使用しなければなりません。

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