パイプライン・ビューを使用したパイプラインの管理

「パイプライン・ビュー」を使用して、単一ページからリリースとデプロイメントを管理することができます。

始める前に

このタスクについて

「パイプライン・ビュー」には、リリース、そのアプリケーション、フェーズ、および環境に関する情報が表示されます。このビューから、環境のコンテンツを比較し、デプロイメントをスケジュールに入れることができます。

手順

  1. 「パイプライン・ビュー」を開くには、ホーム・ページから、「パイプライン・ビュー」をクリックし、ページ上部のリストからリリースを選択します。

    「パイプライン・ビュー」には、ページの右から左に列としてリリース・フェーズが表示されます。各フェーズの列には、そのフェーズのリリース環境が表示されます。例えば、以下の図は、DEV-1DEV-2 という名前の 2 つのリリース環境を示しています。これらの環境は、DEV フェーズに割り当てられています。

    リリース・フェーズ内の 2 つのリリース環境を表示している「パイプライン・ビュー」
    このビューには、「アプリケーション」の下に、リリース環境にデプロイされたスナップショットとリリース・バージョンが表示されています。例えば、以下の図は QA-1 環境を示しています。この環境では、アプリケーションのスナップショット 1.1.001 がデプロイされています。このスナップショットには、リリース・バージョン 1.1 のマークが付けられています。
    1 つのリリース環境を含むリリース・フェーズ。この環境には、デプロイされているリリース・バージョンが 1 つあります

    パイプライン・ダイアグラムを開いたときは、次にデプロイされる環境が選択されています。選択されている環境は、淡い黄色の背景と濃い緑色のバージョン番号で示されています。他の環境内のすべての一致するバージョンも緑色で表示されます。濃淡の異なる紫色の陰影は、他のバージョンが、選択されているバージョンにどのくらい緊密に関連しているかを示しています。陰影が濃いほど関係が緊密になります。パイプラインを開いた後に、環境の名前または環境内の空白をクリックして、いずれの環境も選択できます。環境を選択すると、新しく選択された環境を反映して、ダイアグラムの色分けが更新されます。
  2. 環境のコンテンツを比較するには、環境をクリックして選択します。 その環境内のスナップショットとリリース・バージョンが緑色で表示されます。同時に、他の環境内のスナップショットとリリース・バージョンの色が一時的に変更されます。一時的な色は、それらの環境のコンテンツが、選択された環境のコンテンツにどの程度一致しているかを示します。

    スナップショットを個別にクリックして、それらを比較することができます。複数のスナップショットをクリックすると、以下の図に示すように、そのスナップショットに関する情報がポップアップ・ウィンドウに表示されます。

    スナップショットの比較。状況およびゲートに関する情報が表示されています

  3. このビューからデプロイメントをスケジュールに入れるには、以下の図に示すように、スナップショットまたはリリース・バージョンをある環境から別の環境にドラッグします。 このようにスナップショットまたはリリース・バージョンをドラッグすることによって、スケジュール済みデプロイメントが作成されます。
    アプリケーション・スナップショットを環境にドラッグ

    また、「次回」行内のリンクをクリックして、環境のスケジュール済みデプロイメントを作成または編集することができます。環境にスケジュール済みデプロイメントがない場合、この行には、「スケジュール」というタイトルのリンクが表示されます。スケジュール済みデプロイメントがある場合、この行には、スケジュール済みデプロイメントの日時を含むリンクが表示されます。ここに表示されるリンクをクリックして、デプロイメントの作成、またはスケジュール済みデプロイメントの編集を行います。

  4. スケジュール済みデプロイメントの表示と現行デプロイメントの表示の間でビューを切り替えるには、ページ左にある「次回」または「最新」のリンクをクリックします。 以下の図は、DEV-1 環境のスケジュール済みデプロイメントを示しています。スナップショットはまだデプロイされていないため、オレンジ色で表示されています。
    スケジュール済みデプロイメントを表示しているパイプライン・ビュー。スナップショットが環境の下にリストされ、スケジュール済みデプロイメントの時刻が示されている。
    ゲート条件が満たされていない場合、「次回」をクリックするとエラー・アイコンが表示されます。「最新」をクリックすると、コンプライアンスの警告アイコンが表示されます。
  5. 環境に、保存したいアプリケーション・バージョンの集合が含まれている場合、スナップショット ボタンをクリックして、それらのアプリケーション・バージョンのスナップショットを作成することができます。 スナップショットは、その環境が少なくとも 1 つのデプロイメントを実行したことがある場合にのみ作成することができます。「スナップショット」ウィンドウで、このスナップショット (リリース・バージョンとも呼ばれる) に名前を付け、どのアプリケーションを含めるかを指定することができます。リリース・バージョンを作成した後、それを他の環境にドラッグしたり、「スケジュール」リンクをクリックしてデプロイメントのスケジュールに入れたりすることができます。
  6. このビューから、ゲート・アイコンに表示されるすべてのゲート警告を管理できます。 各フェーズにはゲートがあり、このゲートにより、アプリケーションがそのフェーズ内の環境にデプロイされるために持っていなければならないバージョンの最小の状況が定義されます。 必須状況を表示するには、ゲート・アイコン をクリックします。バージョンが最小の必須状況にない場合、「次回」行にエラー・アイコンが表示されます。この問題を解決するには、必須状況をそのバージョンに追加するか、除外を作成します。いずれのアクションも、スケジュール済みデプロイメント、またはエラー・アイコンを持つバージョンをクリックして実行できます。

    リリース・バージョンを環境にデプロイする場合は、リリース・バージョンにのみバージョン状況を設定する必要があります。アプリケーション・バージョンには状況を指定する必要はありません。

  7. このビューから、バージョンに表示されるコンプライアンス・エラーも管理できます。 コンプライアンス・エラーは、次のいずれかの条件で発生します。
    • コンポーネント・バージョンが、その環境にデプロイされるよう意図されているバージョンと一致しない。
    • コンポーネント・バージョンが、アプリケーション・スナップショット内のバージョンと一致しない。言い換えれば、アプリケーション・スナップショットが取られた後、別のコンポーネント・バージョンがその環境にデプロイされた。
    • アプリケーション・バージョンが、リリース・バージョンのコンテンツと一致しない。言い換えれば、スナップショットが取られ、そのリリース・バージョンが別の環境にデプロイされた。しかし、新しい環境で、1 つ以上のアプリケーションが正しくデプロイされなかった。したがって、1 つ以上のアプリケーションのバージョンが、リリース・バージョンのコンテンツと一致しない。

    コンプライアンス・エラーを訂正する 1 つの方法は、アプリケーションまたはリリース・バージョンを環境に再デプロイしてみることです。ショートカットとして、環境名の横のドロップダウン・リストをクリックし、「コンプライアンス」をクリックすることができます。 ポップアップ・ウィンドウに、コンプライアンス・エラーのあるアプリケーションのみが表示されます。このウィンドウから、再デプロイする 1 つ以上のアプリケーションを選択し、「スケジュール」をクリックして新規デプロイメントをスケジュールに入れることができます。


フィードバック