IBM UrbanCode Release の概要

これらのステップに従うことにより、IBM® UrbanCode Release を使用する生産性を素早く向上できます。

以下のダイアグラムは、リリースを作成し、リリース環境でデプロイメントを実行するために必要な基本ステップの概要を示しています。 各ボックスはコア・アクティビティーを示し、それらがまとまって、製品の主要機能を表します。生産性を上げる最も速い方法は、これらのステップに取り組み、それぞれが何を行い、他とどのように関係するのかを理解することです。

編集エリアと使用可能なステップのリストを表示しているプロセス・エディター 外部製品との統合については、このエリアをクリックしてください。 アプリケーションの作成については、このエリアをクリックしてください。 リリース環境の作成については、このエリアをクリックしてください。 リリースの作成については、このエリアをクリックしてください。 デプロイメント計画の作成については、このエリアをクリックしてください。 計画セグメントの作成については、このエリアをクリックしてください。 タスクの作成については、このエリアをクリックしてください。 リリースの作成については、このエリアをクリックしてください。 デプロイメントのスケジュールについては、このエリアをクリックしてください。 デプロイメントの実行については、このエリアをクリックしてください。

アプリケーションと環境のセットアップ

表 1. セットアップ・アクティビティー
アクティビティー 説明
統合の構成

統合を構成して、外部オブジェクトを使用できるようにします。例えば、IBM UrbanCode DeployIBM UrbanCode Release と統合すると、IBM UrbanCode Deploy のアプリケーションとスナップショットが使用できるようになります。

アプリケーションの作成

手動タスクで使用されるアプリケーションを作成します。アプリケーションの作成と構成を参照してください。

リリース環境の定義

リリース・フェーズにマップされる環境を作成します。リリースの作成時に、各フェーズに環境を割り当てます。

リリースの計画

各リリースには独自の課題が提示されますが、以下の方法が有用な場合があります。

表 2. リリースの計画アクティビティー
アクティビティー 説明
リリースの作成

リリースに、意味のある名前と説明を指定します。

アプリケーションとリリースとの関連付け

アプリケーションは必須ではありません (例えば、完全にマイルストーンとインフラストラクチャーに関連したタスクのみで構成されたリリースを作成する場合があります) が、ほとんどのリリースにアプリケーションのデプロイメントが含まれます。 アプリケーションは、IBM UrbanCode Deploy などの外部ツールとの統合によって得られる場合、または IBM UrbanCode Release 自体の中に作成される場合があります。

実動への道筋の定義

リリースで使用可能なフェーズは、そのリリース用に選択されたライフサイクルに定義されています。ライフサイクル・モデルは、リリースを作成および推進するために使用されるテンプレートと考えるといいかもしれません。ライフサイクルは、ソフトウェアが実動へと進んでいくうえで通過するフェーズの進行を定義します。それは、実動フェーズ、または同様に指定された最終フェーズによって表されます。ライフサイクルは、どの特定環境がリリースに使用されるかではなく、一般的なパターンを指定します。例えば、ライフサイクルには、開発、品質保証、実動のフェーズがある場合があります。実際に使用される環境はリリースごとに変わる可能性がありますが、このライフサイクルに基づいたリリースは 3 つのフェーズをすべて持っています。また、ライフサイクルは、ゲート と呼ばれる、ソフトウェアが次のフェーズに進むためにあらかじめ正常に完了する必要がある品質ステップを定義することもできます。

リリース環境をフェーズにマップする

各ライフサイクル・フェーズ中に使用される環境を識別します。リリース環境は、デプロイメント・ターゲットを表すユーザー定義の構成体です。

デプロイメントの日付の特定とリリース環境の予約

リリースに割り振られた環境へのデプロイメントをスケジューリングすることにより、既知の実動日付と実動前日付の記録と伝達が可能になります。

他のリリースとの競合を避けるために、リリース環境を予約します。

デプロイメント計画の作成または変更

デプロイメント計画は、デプロイメントを推進するセグメントおよびセグメントに関連したタスクを定義します。

表 3. デプロイメント計画のアクティビティー
アクティビティー 説明
デプロイメント計画の作成

通常、デプロイメント計画は既存の計画から作成しますが、ブランクの計画から開始することもできます。

計画セグメントの作成

セグメントは、一部のユーザー定義の関係を含み、一緒に完了する必要のあるタスクのコンテナーです。

自動タスクの作成

タスクとは、開始点と終了点があり、所要時間が測定可能なリリース・アクティビティーを表します。 通常、自動タスクは、IBM UrbanCode Deploy からインポートされるアプリケーション・プロセスを表します。

手動タスクの作成

手動タスクを作成する際は、その所要時間を指定し、パターンを定義します。パターンにより、タスクを使用できる頻度と、タスクを使用できる対象のリリース環境が決定されます。

計画をリリースに関連付け

デプロイメント計画を作成したら、その計画をリリースに関連付けます。リリースと計画のそれぞれの組み合わせは固有です。

デプロイメントの実行

タスクを解決することでデプロイメントを完了します。各タスクを開始して、次にさまざまな状況をそれに適用することでタスクを解決します。

表 4. デプロイメント・アクティビティー
アクティビティー 説明
デプロイメントのスケジュール

デプロイメントをスケジュールする際、リリース、リリース環境、関連付けられたアプリケーションのバージョン、およびデプロイメント計画を選択します。 スケジュールされた開始時刻から、チームはデプロイメントのタスクを解決します。 デプロイメントは、自動でも手動でも開始できます。 周期的スケジュールでデプロイメントを実行するように規則を定義することもできます。

アプリケーション・バージョンの選択

アプリケーション・バージョンを自動的に選択するようにデプロイメントを構成しなかった場合は、デプロイメントの開始前にいつでもバージョンを選択できます。 指定のアプリケーション・バージョンがない自動タスクは、実行できません。

通知の構成

通知を、さまざまな方法でトリガーするように設定できます。E メール通知は、ユーザー定義のトリガー・イベントが発生すると必ずユーザーに送信されるようにすることができます。

デプロイメントの開始

デプロイメントが開始されたら、定期的に更新されるフィードバックにより、デプロイメントの進行状況に関する情報が得られます。 また、デプロイメントが開始した後でも、既存のタスクを変更したり、新しいタスクを追加したりすることもできます。

セグメントの開始

セグメント内のタスクは、そのセグメント自体が開始されるまで開始できません。同時に複数のセグメントを開始して、進行中にすることができます。 セグメントに前提条件がある場合、すべての前提条件セグメントが完了するまでそのセグメントは開始できません。

タスクの要求と解決

タスクを開始するには、その前に、タスクに割り当てられた役割を持つユーザーからの要求が必要です。 タスクは、その状況を変更することで解決されます。

すべてのタスクが解決されると、デプロイメントは完了します。


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