Rational® XDE モデルのインポート・ウィザードは、正確にマップできない XDE (UML 1.4) と Rational UML モデリング製品 (UML 2.0) の意味の違いを示すレポートを生成します。これらの違いをインシデントと言います。
レポートは、インポート・プロセスの終了時に、「XDE インポート・レポート」ビューに表示されます。レポートには、以下の 3 つのペインがあります。
- インデックス: モデルとそれに含まれる要素が表示されます。関連するインシデント、および、特定のモデルまたは要素とは関連付けられていないグローバル・インシデントがあります。
- 目次: 「インデックス」ペインで選択された項目へのナビゲーション・リンクが表示されます。
- コンテンツ: インシデント情報 (インシデント・カテゴリーを含む)、対処すべき問題を説明するメッセージ、およびその問題に対処するための推奨アクションがリスト表示されます。また、関連する UML 2.0 要素がある場合は、「モデル・エクスプローラー」ビューの「コンテンツ」ペインに、その要素へのリンクが表示されます。
レポートを検討するには、以下のようにします。
- 「インデックス」ペイン内のカテゴリーを展開します。
- 最初のモデル要素を選択します。
- 「目次」ペインでリンクをクリックし、インシデント情報を表示します。 選択されたモデル要素に複数のインシデントが関連付けられている場合は、「目次」ペインに複数のリンクが表示される場合があります。 「目次」ペインに、インシデントに関する情報が表示されます。
- インシデント情報をよく読みます。 多くのインシデントは類似していますが、固有のものです。例えば、未解決のモデル・リファレンスはモデル・レベルで表示され、リファレンスの各図インスタンスにも対応するインシデントがあります。
- 各インシデントに関する情報を、グローバル・インシデントも含めてすべて検討し、潜在的なインポート問題を理解します。
- インシデント情報を検討してから、インポート済みモデルに対してアクションを実行する必要があるかどうかを判断します。 未解決のインシデントが多数存在する場合は、XDE モデルの変更および再インポートについても考慮します。