Agent Controller - リリース情報


1.0 既知の問題
   1.1 HP-UX での「libjvm.sl」の場所が不一致であるためにリーク分析が失敗する

1.0 既知の問題

1.1 HP-UX での「libjvm.sl」の場所が不一致であるためにリーク分析が失敗する

HP-UX 上で稼動するアプリケーションにて「メモリー・リーク分析 - 手動ヒープ・ダンプ (Memory Leak Analysis - Manual heap dumps)」または「メモリー・リーク分析 - 時刻指定ヒープ・ダンプ (Memory Leak Analysis - Timed heap dumps)」プロファイル機能を使用すると、次のエラー・ダイアログが表示されることがあります。

 「リーク分析検証に失敗しました。Agent Controller が稼働していることを確認してください。(Leak Analysis validation failed. Check that the Agent Controller is running)」

Agent Controller が対象 HP-UX ホスト上ですでに稼働中にこの問題が発生した場合、ご使用の HP-UX Agent Controller のインストール・ディレクトリーの config/servicelog.log にて次のテキストが記載された警告メッセージを検索します。

 「JVM が作成できなかったため、ファイル・サーバーを作成できませんでした (Could not create file server because JVM could not be created)」

この問題は、PA-RISC 2.0 ホスト上に HP JVM がある際にメモリー・リーク分析を使用すると発生します。この問題の次善策として、ご使用の HP-UX Agent Controller インストール・ディレクトリーにある config/serviceconfig.xml を編集します。「<AgentControllerConfiguration」で始まる行の場所を探索します。この行内で、libjvm.sl へのパスを見付けます。例えば、ご使用の JRE が /opt/java1.4 にインストールされている場合、次のように表示されます。

<AgentControllerConfiguration activeConfiguration="default" filePort="10005" jvm=/opt/java1.4/jre/lib/PA_RISC/server/libjvm.sl" ...

PA_RISC の代わりに your_jre/jre/lib/PA_RISC2.0 を参照するように libjvm.sl へのパスを変更します。上記の例は次のようになります。

<AgentControllerConfiguration activeConfiguration="default" filePort="10005" jvm=/opt/java1.4/jre/lib/PA_RISC2.0/server/libjvm.sl" ...

変更を保存してから、HP-UX ホスト上の Agent Controller を停止し再開します。ファイル・サーバー作成の警告が servicelog.log 内で繰り返されなければ、リーク分析が正しく動作するようになります。

注意: SetConfig.sh を実行して HP-UX Agent Controller を再構成すると、serviceconfig.xml が上書きされるので、この変更を再度行う必要があります。

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