IBM Rational XDE モデルのインポート機能 - リリース情報

Rational Software Architect バージョン 6.0.1.1 / Rational Software Modeler バージョン 6.0.1.1 / Rational Systems Developer バージョン 6.0.1.1 の場合

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このファイルの最新バージョンを参照するには、 www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rsa/60/html/xde/nl/readme_ja_JP_60103.html のリリース情報を参照してください。

コンテンツ

1.0 このリリースについて
   1.1 製品の修正履歴 
2.0 インストール情報
   2.1 ハードウェア要件
   2.2 ソフトウェア要件
3.0 既知の制限、問題、および回避方法
4.0 お客様サポート
5.0 特記事項および商標

1.0 このリリースについて

IBM® Rational XDE(TM) モデルのインポート機能では、 Rational XDE モデル・インポート・ウィザードを使用して、 既存の Rational® XDE モデルを、すでに作成済みでこれらのモデルに適用されているカスタムの UML プロファイルと一緒に、 IBM Rational Software Architect、IBM Rational Software Modeler、または IBM Rational Systems Developer に移動することができます。 XDE モデルが IBM Rational RequisitePro® プロジェクトにリンクされている場合は、 インポート後に RequisitePro 要求リンクを再確立することができます。

1.1 製品の修正履歴

Rational XDE モデルのインポート機能の本リリースに組み込まれている修正は、次のとおりです。

問題点 説明
141973 方向付けされていない関連をマイグレーションすると、 マイグレーション後のダイアグラムに関連の終端の名前が表示されないことがありました。 この問題は修正されました。
142077 関連クラスを含むダイアグラムをマイグレーションすると、 マイグレーション後のダイアグラムに、関連クラスのビューを作成できないことを示す内部エラー・メッセージが表示されることがありました。 この問題は修正されました。
142088 マイグレーション後のダイアグラムに、分類子の属性のデフォルト値が表示されないことがありました。 属性のデフォルト値が再び表示されるように、この問題はほとんどの場合に関して修正されました。 ただし、Rational XDE と Rational UML モデリング製品は、別々のメカニズムを使用して属性のデフォルト値の表示を制御しているので、 すべての場合について修正することはできませんでした。
142110 XDE 制約関係のいずれの終端も制約ではない場合、関係はまったくマイグレーションされませんでした。 現時点では、関係が «constrain» キーワードの依存関係としてマイグレーションされるように変更されました。
142216 Rational XDE ダイアグラムでグループ化されている項目はインポートされませんでした。 これらの項目はインポートされるようになりましたが、グループ化は失われます。
142231 XDE ダイアグラム上のコネクターの一方の終端が要素のビューであるときに、その要素が見つからないと、 XDE モデルのインポートは内部エラーを報告し、コネクターをマイグレーションしませんでした。 現時点の XDE モデルのインポートでは、未解決の参照エラーが報告され、見つからない要素のプレースホルダーとしてダイアグラム上に長方形が描画されるように変更されました。
142371

モデル要素を含むモデルが閉じている場合、XDE インポート・レポートからモデル要素へのハイパーリンクが正常に機能しませんでした。 この問題は修正されました。

142829 ステレオタイプを持つインターフェースがあり、そのステレオタイプに関連付けられたイメージがある場合に、インターフェースがダイアグラム上に配置されると、 XDE は通常、ステレオタイプのイメージを表示します。以前のバージョンの XDE モデルのインポートでは通常、このようなダイアグラムをマイグレーションすると、 インターフェースは単純な円 (「ロリポップ」表記とも言います) として表示されました。 この問題は修正されたので、インターフェースはステレオタイプのイメージを使用して表示されるようになりました。
142832 ダイアグラム上でステレオタイプのイメージと一緒に表示される図形がマイグレーションされると、 図形によっては、ステレオタイプのイメージが小さくなりすぎることがありました。 この振る舞いは変更され、ステレオタイプのイメージを伴う図形はすべてマイグレーション時に自動的にサイズ変更されるようになりました。 ほとんどの図形の場合、結果に問題は生じませんが、図形が XDE で非常に拡大または縮小されると、 ダイアグラムのレイアウトが著しく変化することがあります。
142208 XDE モデル要素のエイリアス名がマイグレーションされるようになりました。以前のバージョンでは、エイリアス名は無視されていました。
142476 XDE プロファイルのステレオタイプのイメージが、マイグレーション時に正しく変換されないことがありました。 このため、ステレオタイプのイメージが正しく表示されなかったり、表示時にエラーが発生することがありました。 この問題は修正され、問題があったステレオタイプのイメージは正しく変換されるようになりました。
142609/APAR PK05815 状態マシンまたはアクティビティー・グラフに直接属する StubState 要素が正常に処理され、 ProxyState 要素と同様に扱われるようになりました。 以前は、StubState 要素はサブマシンまたはサブアクティビティーにしか属さないものと見なされていたので、 それ以外のものに属していると、インポーターで問題が発生していました。
142609/APAR PK05815 1 つの XDE モデルに同じ GUID を持つ複数の要素が含まれている場合、 XDE モデルのインポートでは、GUID が重複するインポート済みモデルが作成されていたので、 モデルを開くことができませんでした。 現在の XDE モデルのインポートでは、XDE で複数の要素が同じ GUID を持っている場合でも、マイグレーション後の要素はすべて一意の GUID を持つようになりました。
142840 XDE 成果物要素に外部ファイルの参照がある場合、外部参照はマイグレーションされませんでした。 現在の XDE モデルのインポートでは、マイグレーション時に外部参照を解決し、マイグレーション後の UML2 成果物要素の fileName プロパティーにパスを格納しています。
142458/APAR PK04828 関連クラスのマイグレーションのマッピングが若干変更されました。 関連クラス関係のターゲットであった XDE クラスを別の UML2 クラス要素として保存するか、 UML2 関連クラス要素にマージするかを、ユーザー・オプションで適切に制御できるようになりました。 デフォルトのマッピングも変更され、XDE クラス要素は、ほとんどの場合は関連クラス要素にマージされ、 XDE 関連クラス関係の両端にあるクラスと関連が別のモデルに存在する場合にのみ、UML2 クラス要素として保存されるようになりました。
142831 UML2 ダイアグラム要素には文書フィールドがないため、XDE ダイアグラム要素の文書はマイグレーションされません。 回避方法として、XDE モデルのインポートでは、ダイアグラム文書を、ダイアグラムの親に属するコメントとしてマイグレーションしています。コメントには、«DiagramDoc:name» というキーワードがあります (ここで、name にはダイアグラムの name が入ります)。このコメントのビューは (ノートと同じように表示され)、 ダイアグラム自体にも追加されます。
143303 この製品は、「RequisitePro のアップグレード」ウィザードを使用して、モデル要素とモデルの要求との関連付けを、インポートされた RequisitePro にリンクした Rational XDE モデルで、続いて RequisitePro にリンクした Rational Rose® モデルで再設定した場合、動作を停止することがあります。
538677/APAR PK12415 インポートのときに、アクティビティー図内の遷移をもつ Rational XDE モデルが終わりまで参照を解決することができない場合、例外が発生します。
1081402/APAR PK03399 XDE のシーケンス図でライフラインより上に配置されているノートとテキストは、 モデルのインポート時にライフライン上に移動されなくなりました。
1081692/APAR PK03472 XDE でユースケース要素に属する振る舞いに関する分類子 (アクティビティー・グラフや状態マシンなど) は、 ユースケース要素の収容パッケージに属するように、インポート時に親の再設定が行われていました。 この問題は、XDE の場合と同じように、振る舞いに関する分類子がマイグレーション後もユースケース要素に属するように修正されました。

2.0 インストール情報

Rational XDE モデルのインポート機能のインストール、インストールの前提条件、 コマンド行からのインストール、および更新サーバーのローカル・ミラーの設定について詳しくは、 http://www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rsa/60/html/xde/nl/install_ja_JP_60103.html のインストール指示を参照してください。

2.1 ハードウェア要件

この機能をインストールするために必要な追加のハードウェア要件はありません。

2.2 ソフトウェア要件

この機能は、IBM Rational Software Architect バージョン 6.0.1、IBM Rational Software Modeler バージョン 6.0.1、または IBM Rational Systems Developer バージョン 6.0.1 で使用する目的でインストールすることができます。この機能をインストールする前に、IBM Rational Software Architect Fix Pack 6.0.1.1、IBM Rational Software Modeler Fix Pack 6.0.1.1、または IBM Rational Systems Developer バージョン 6.0.1.1 をインストールしておく必要があります。

この機能は、Rational XDE バージョン 2003.06.12 以上で使用される Rational XDE モデルのインポートをサポートしています。現在インストールされている Rational XDE のパッケージおよびビルド ID を判別するには、 「スタート」>「プログラム」>「Rational Software」>「Rational Software インストール済み製品情報 (Rational Software Installed Product Information)」 の順にクリックして、「Rational Software インストール済み製品情報 (Rational Software Installed Product Information)」 ユーティリティーを実行します。

3.0 既知の制限、問題、および回避方法

このリリース情報には、リリース固有の問題および制限が含まれています。

問題点 説明
141829

XDE インポート・レポート・プロジェクトをダブルクリックで開くことができません。

回避方法: レポートを開くには、レポート・プロジェクトを右クリックし、 「XDE インポート・レポートを開く」メニュー項目をクリックします。

また、このリリースには次の制限も含まれています。

4.0 お客様サポート

Rational Software Architect の製品ホーム・ページは www.ibm.com/software/awdtools/architect/swarchitect/ です。よくある質問 (FAQ)、既知の問題と修正のリスト、およびその他のサポート情報については、サポート・ページ ( www.ibm.com/software/awdtools/architect/swarchitect/support/) を参照してください。

Rational Software Modeler の製品ホーム・ページは www.ibm.com/software/awdtools/modeler/swmodeler/です。よくある質問 (FAQ)、既知の問題と修正のリスト、およびその他のサポート情報については、サポート・ページ ( www.ibm.com/software/awdtools/modeler/swmodeler/support/) を参照してください。

Rational Systems Developer の製品ホーム・ページは www.ibm.com/software/awdtools/developer/systemsdeveloper/ です。よくある質問 (FAQ)、既知の問題と修正のリスト、およびその他の情報については、サポート・ページ (www.ibm.com/software/awdtools/developer/systemsdeveloper/support/) を参照してください。

5.0 特記事項および商標


(C) Copyright IBM Corporation 2004, 2005. All Rights Reserved.

本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

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