CDT 概説

C/C++ Development Toolkit (CDT) は、Eclipse プラグインのセット で、Eclipse ワークベンチに対し C および C++ の拡張機能を提供します。 Eclipse について詳しくは、「ワークベンチ・ユーザー・ガイド 」>「概念」>「ワークベンチ」を参照してください。

CDT には、コマンド行からでも使用できる各種ツールを単純化する C/C++ IDE が備わっています。また、CDT は、以下を含む数多くの外部ユーティリティーと通信して、それらの応答を解釈することができます。

注: 本書で使用している例は make、gcc、および gdb ですが、実際は、同様のツールまたはユーティリティーからなる任意のセットを使用できます。

CDT は、Eclipse ワークベンチの C/C++ パースペクティブと して開きます。C/C++ パースペクティブは、1 つのエディターと以下のビュー から構成されます。

C/C++ プロジェクト
C/C++ プロジェクトおよびファイルを表示します。このビューは、「ナビゲーター」とほぼ同じように作動します。
コンソール
プログラムの出力を表示するほか、ビルドおよび外部ツール・チェーンからの出力も表示します。
エディター
C/C++ エディター・ビューには、C/C++ 関連ファイルの編集を行うための 専門化された機能が提供されています。
Make ターゲット
このビューによって、ワークスペース内にビルドする Make ターゲットを選択できます。
ナビゲーター
ワークスペース・ディレクトリー内のすべてのファイル・システムのファイルを表示します。
アウトライン
エディターで現在開かれているファイルの構造を表示します。
「問題」ビュー
ビルド中に検出されたエラーは、「問題」ビューに表示されま す。
プロパティー
ビューまたはエディターで現在選択されている項目の属性を表示します。
検索
ファイルまたはテキストの検索結果を表示します。
タスク
実行すべき作業のスケジュールとして、または実行された作業のヒストリーとして、 追跡したいタスクをリストします。

詳しくは、「ワークベンチ・ユーザー・ガイド」> 「概念」>「パースペクティブ」を参照してください。

CDT の更新

インストール/更新」ウィザードに、現在の Eclipse インストール・システムに関する情報と、 更新を管理するためのフレームワークが提供されています。詳しくは、「ワークベンチ・ユーザー・ガイド」 >「タスク」>「更新マネージャーでフィーチャーを更新する」を 参照してください。

ユーザーがインストールしているツール・セットに適用可能な更新のリ ストを表示するには、「ヘルプ」>「ソフトウェア更新」>「新規更新」を参照してください。

追加情報

Eclipse CDT プロジェクトについて詳しくは、 http://www.eclipse.org/cdt/ で以下の情報を参照してください。

ライセンス

CDT は、オープン・ソース・プロジェクトで、 Common Public License の下でライセンス交付を受けています。

関連概念
既存コードでの作業
新機能

関連参照
ビュー

IBM 著作権文