クラス図では、所有される要素関連は所有権を示す関連のタイプです。
所有される要素関連は、別のクラスが所有するクラスを表します。 この関係は、クラスが別の (外部) クラスの有効範囲内で宣言されている場合に、クラス図でネストされたクラスを視覚化する場合に使用されます。 ネストされたクラスは外部クラスのネーム・スペースに属し、外部クラスでのみ使用できます。 つまり、親クラスは内部 (ネストされた) クラスを宣言します。 この構成が使用されるのは、主に実装上の理由からです。
宣言クラスおよびネーム・スペース内のクラスはアンカー線 (UML モデル内の所有された関連として表される線) で接続され、宣言クラスの接続端にアンカー・アイコンが付加されます。 アンカー・アイコンは円内部の正符号 (+) として表示されます。
例えば、Class B が Class A とアンカー線で接続され、Class A にアンカー・シンボルが付加されている場合、Class B は Class A のネーム・スペース内で宣言されています。つまり、Class A と Class B の関係は、ネーム・スペースが所有する要素関連です。
以下の表に、所有される要素関連の関係を示します。
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