カスタム UMLプロファイルのステレオタイプと制約の指定
カスタム UMLプロファイルを作成したら、そのプロファイルに組み込むステレオタイプと制約を作成する必要があります。
カスタム UMLプロファイルへのステレオタイプの追加
カスタム UML プロファイルに組み込むステレオタイプを作成できます。プロファイルをモデルに適用する場合は、プロファイルのステレオタイプを使用して、特定のドメインまたはプラットフォームのモデルをマークアップできます。
ステレオタイプと UML モデル要素の関連付け
ステレオタイプの拡張対象モデル要素のタイプを指定できます。プロファイルをモデルに適用する場合には、指定するモデル要素のタイプに適用できるステレオタイプのみを適用できます。
UML ステレオタイプのアイコンとグラフィックの指定
作成する各ステレオタイプを識別するアイコンとグラフィックを指定できます。モデル要素にステレオタイプを適用すると、 指定したアイコンがステレオタイプ名の横に表示され、図エディターで図要素のデフォルト・グラフィックが指定したグラフィックに置換されます。ステレオタイプ・アイコンのファイル・フォーマットとして GIF または JPG ファイルを使用することをお勧めします。また、図エディター・グラフィックのファイル・フォーマットとしては SVG を使用することをお勧めします。
UML ステレオタイプへの属性の追加
UML モデリングでは、属性は情報、データ、プロパティーを表します。UML ステレオタイプに属性を追加することができます。属性のデータ・タイプを指定することもできます。
カスタム UMLプロファイルへの制約の追加
カスタム UML プロファイルのステレオタイプ内に制約を指定できます。Object Constraint Language (OCL) 制約を定義すると、 制約の構文が検証されます。ただし Java™ 制約の構文は検証されません。ステレオタイプをモデル要素に適用すると、ステレオタイプの属性がモデル要素に追加されます。ステレオタイプ制約は、ステレオタイプの適用対象モデル要素の属性に適用されます。モデル検証プロセスでは、モデル要素属性がステレオタイプ制約に準拠しているかどうかが調べられます。制約に準拠していない値が属性に指定されている場合、
「問題」
ビューにエラーが表示されます。
カスタム UMLプロファイルへの列挙の追加
UML モデルでは、列挙はユーザー定義のデータ・タイプを表すモデル要素です。列挙には、列挙リテラルと呼ばれる指定された識別子のセットが含まれます。これは列挙の値を表します。 列挙は integer および Boolean 型などの基本タイプや、ユーザー定義のタイプを表すことができます。プロファイルでは、属性タイプとして列挙を指定できます。例えば、Days という列挙を指定し、週の各曜日に列挙リテラルを指定できます。次にタイプ Days の属性 MyFavoriteDay を作成し、属性のデフォルト値として Saturday という列挙リテラルを指定できます。
親トピック:
カスタム UMLプロファイルを使用した UML メタモデルの拡張
前のトピック:
カスタム UMLプロファイルの作成
次のトピック:
カスタム UMLプロファイルの配置
関連概念
カスタム UMLプロファイル