列挙

UML モデルで列挙は、ユーザー定義のデータ・タイプを表すクラス図におけるモデル要素です。列挙は列挙の値を示す、指定された識別子のセットを含みます。 これらの値は列挙リテラルと呼ばれます。

ソフトウェア・システムを示すモデルに列挙を追加して、離散的な値のセットを示すことができます。列挙は Integer および Boolean 型などの基本型や、ユーザー定義の型を示すことができます。

列挙は、モデル内でのその役割を説明する名前を持ちます。 図エディターでは、2 つの区画を持つ長方形として列挙を表示します。

UML 表記で Boolean と呼ばれる列挙が、列挙リテラル区画が可視の状態で図示されています。列挙区画は、真および偽と呼ばれる可視性が public の 2 つの列挙リテラルから構成されています。

曜日を定義したユーザー定義の列挙などをモデルに含めることができます。例えば、Day と呼ばれる列挙には、月曜日、火曜日、水曜日などの列挙リテラルがあります。

また、多くのプログラム言語にある基本データ型をモデリングすることもできます。例えば、Boolean データ型の列挙リテラルは真および偽です。

関連タスク
列挙への列挙リテラルの追加
列挙リテラルのソートとフィルタリング
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2004, 2005. All Rights Reserved. (C) Copyright IBM Japan 2005