成果物

UML モデルにおける成果物は、ソフトウェア・システムの物理エンティティーを表すモデル要素です。成果物は実行可能ファイル、ライブラリー、ソフトウェア・コンポーネント、文書、データベースなどの物理的な実装単位を指します。

通常の場合は、配置図で成果物を使用します。しかし、コンポーネント図で使用して、成果物内のマニフェストであるコンポーネントやクラスなどのモデル要素を表示することもできます。またモデル要素はさまざまな成果物で明示することができます。

成果物はノードに配置され、システムの配置や操作で使用したり作成したりする物理的な情報の一部を指定します。成果物はさまざまな種類のノードに配置することができます。

図では、区画が成果物の属性と操作に関する情報を示します。

成果物ごとにそれらが表すファイルやソフトウェア・コンポーネントを説明する固有の名前があります。

次の図が示す通り、成果物は長方形で表され、中に成果物の名前が表示されます。長方形の中には «artifact» というステレオタイプおよび成果物アイコンも表示されます。

長方形の中では Artifact1 という名前が二重不等号括弧で囲まれ、対応するアイコンが表示されています。

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