演習 5: 新規エレメントとパターン・インスタンスのバインディング

この練習では、パターン・インスタンスに引数を追加またはバインドするさまざまな方法を検討します。

バインドを行うと、パターン・インスタンスのテンプレート・パラメーターはパターン適用者が指定した選択エレメントまたは新規作成エレメントに置き換えられます。

引数として既存のエレメントを選択するか新規エレメントを作成するかは、パターンで行う内容によって決まります。このチュートリアルでは、さまざまな方法を検討し、学習します。

フリーフォーム図またはクラス図では、アクション・バーを使用してエレメントを追加できます。 アクション・バーを表示するには、空のダイアグラム・エディターの表面上で カーソルを動かして、スペース・バーを押します。パターン・インスタンスの テンプレート・パラメーター上にカーソルを置くと、テンプレート・パラメーターの UML タイプに適用できるエレメントだけが入ったより小さなアクション・バーが 表示されます。

アクション・バーが数秒で消える場合、スペース・バーを押すと、再表示されます。

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始める前に、『演習 4: パターンのインスタンスの作成』を完了する必要があります。

引数として新規エレメントを作成する

これは、デフォルト名を持つ引数値をパターン・インスタンスに追加する簡単な方法です。
  1. フリーフォーム図またはクラス図で、パターン・インスタンスの「インターフェース」パラメーター上にカーソルを保持します。 アクション・バーが表示されます。
  2. アクション・バー上のインターフェース・アイコンをクリックし、テンプレート・パラメーターにインターフェース・エレメントをバインドします。 テンプレート・パラメーターの隣にある空のボックスの代わりにバインド記号が表示され、その後にエレメント (インターフェース) の UML タイプが表示されます。これは、新規エレメントがパターン・インスタンスにバインドされたことを示します。
  3. 「モデル・エクスプローラー」ビューで、UML モデルに追加された新規インターフェース・エレメントに注意してください。 パターン・インスタンスのテンプレート・バインド構造にも、インターフェース・エレメントにバインドされたインターフェース・テンプレート・パラメーターが表示されます。

引数として独自に命名されたエレメントを作成する

引数を追加するこの方法は、エレメントのバインド前にエレメント名を付けることを除けば、上記と同じ方法です。
注: パターン 設計者が設計時にこのオプションを抑制することがあるため、すべてのパターン・ テンプレートにこのオプションがあるとは限りません。
  1. フリーフォーム図またはクラス図で、パターン・インスタンスの「インターフェース」パラメーター上にカーソルを移動します。 アクション・バーでアイコンを選択できます。これは、テンプレート・パラメーターの多重性により別のエレメントをバインドできることを示します。
  2. アクション・バーのインターフェース・アイコンの右側にある「テキスト」アイコンをクリックします。テンプレート・パラメーターの右側に長方形のボックスが表示されます。
  3. ボックスに IMyInterface と入力して新規エレメントに名前を付け、インスタンスの外側をクリックするか Enter を押し、入力を完了します。テンプレート・パラメーターの隣にある空のボックスの代わりにバインド記号が表示され、その後にエレメント (インターフェース) の UML タイプが表示されます。
  4. 「モデル・エクスプローラー」ビューでテンプレート・バインド構造への変更を確認します。 バインド構造には、IMyInterface という 追加 UML インターフェース・エレメントにバインドされたインターフェース・ テンプレート・パラメーターが表示されます。

パターン・インスタンスに引数を追加するさらに 2 つの方法を学習する準備ができました。『演習 6: 引数としての既存のエレメントのバインディング』に進んでください。

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