構造分析コード・レビューは、コード構造にアンチパターンがあるかどうかを調べる
ルールを適用します。アンチパターン は、
コンポーネントが依存するか依存される多数のエレメントを持つため、
コードが不必要に複雑になったり保守が困難になったりする構造上の問題です。
以下のリストに、このコード・レビューに含まれるルール・カテゴリーと、
それらのルール・カテゴリーが対象とする固有の領域を示します。
- ブレーカブル: 過剰な直接的依存関係を持つオブジェクトを検出する構造分析ルールを含みます。
- 循環依存関係: オブジェクト間の循環依存関係を検出する構造分析ルールを含みます。
- ハブ: 過剰な直接的依存関係および直接依存を持つオブジェクトを検出する構造分析ルールを含みます。
提供されているルールを変更して追加のルールを作成できます。例えば、
開発過程を通じてアプリケーション・アーキテクチャーの保全性が
維持されていることを確認する場合は、アーキテクチャー制御のためのルールを
定義できます。次に、これらのルールを構造分析コード・レビューに
含めます。
設計方針ルールのカテゴリーには、コードがオブジェクト指向プログラミングの設計方針に準拠していることを確認するルールが含まれます。このカテゴリーのルールを
以下の例に示します。
- 4 個を超える演算子を使用した条件式を避ける
- 1 を超えるクラスのネストを避ける
- 1 を超える if 文のネストを避ける
コードに対して構造分析コード・レビューまたは設計方針ルールを実行すると、構造に新しく依存関係や変更が
入ったかどうかを調べ、開発過程の早い段階でこれらの問題を修正できます。
ルールの詳細情報
各ルール、カテゴリー、およびコード・レビューに関する情報は、
「設定」ウィンドウに表示されます。詳しくは、『Java™ 設定の「コード・レビュー」ページ』を参照してください。
注: 構造分析コード・レビューは、ワークスペース、ワーキング・セット、
またはプロジェクトで実行できます。ただし、単一のファイルで実行した場合は、結果は表示されません。