パターンの適用者には、適用可能なパターンの選択、 パターンの適用、さらにパターン適用の結果の予想を行うためのパターン文書が必要です。 パターンの適用者のニーズに一致するさまざまなタイプの文書が、 パターンの作成者によって作成または提供されます。
概要図を除くすべての文書が、パターン・ライブラリーまたはパターン構造のいずれかをサポートする 2 つのタイプの標準 RAS アセット・マニフェスト・ファイルに含まれています。 マニフェスト・ファイルにはパターンの静的データが含まれており、 Rational® マニフェスト文書ファイルの場合は、 ファイル拡張子 .rmd によって識別されます。 一部のマニフェスト・データは、「簡単な説明」プロパティーなどのパターン・プロパティーと共用されます。 保管データの一部は、パターン・タスクに関係がある場合にはパターンの適用者に提示されます。
リポジトリーでのパターンの検索を支援するために、 パターンの作成者はパターン設計に複数のキーワードを含めることができます。 検索の一致を評価するために、パターンの適用者は、 「RAS アセット・エクスプローラー (RAS Asset Explorer)」ビューでパターン・マニフェスト・ファイルを検討し、 インポートするパターンを選択します。 「パターン・エクスプローラー」ビューには、 パターンの適用者のために、各パターンとパラメーターのタイプや目的についての簡単な説明のある HTML ページが表示されます。 「概要」ページには、主なパターン・コンポーネント間の関係が表示されます。 パターンのオンライン・ヘルプには、UML 2.0 タイプのパラメーターなどの静的データや、 ライブラリーのパターンが編成されているグループに関する説明が示されています。 パターンの複雑さによっては、パターンの作成者によって、 オンライン・ヘルプにパターンの簡単または詳細な説明が含められている場合があります。 ダイアグラム・エディターでは、パターンの適用者が、 パターンの引数を指定したり、概要図を検討するために概要区画を開く際に パターン・インスタンス内のパラメーターのツールチップを使用したりすることができます。