クラス図では、可視性により、特定のクラスの属性および操作が別のクラスから参照し使用することが可能かどうかが定義されます。
例えば、public 可視性を持つクラス内の属性と操作は、他のクラスから参照し、使用することができます。それに対し、private 可視性を持つ属性と操作は、それを含むクラスによってのみ参照し、使用することができます。
以下の表で示されるように、装飾アイコンまたはテキスト・シンボルを使用して、属性および操作の可視性レベルを表示できます。 関連端の名前に追加されたテキスト・シンボルは、その関連端の可視性を示しています。
可視性レベル | 属性のアイコン | 操作のアイコン | テキスト・シンボル | 説明 |
---|---|---|---|---|
private | ![]() |
![]() |
- | 同一コンテナー内のクラスのみが、Private 可視性のクラスを参照し、使用できます。 |
protected | ![]() |
![]() |
# | 同一コンテナー内のクラス、またはそのコンテナーの派生のみが、Protected 可視性のクラスを参照し、使用できます。 |
public | ![]() |
![]() |
+ | コンテナーを参照可能なすべてのクラスは、Public 可視性のクラスも参照し、使用できます。 |
クラス図での属性や操作など、分類子機能に可視性のスタイルを指定できます。
可視性のスタイルは、属性と操作の可視性レベルを表す、装飾アイコン ( など) およびテキスト・シンボル (# など) を表示または非表示にすることにより指定できます。