ステレオタイプ

UML モデルでのステレオタイプ・モデル要素は、ステレオタイプの適用先のモデル要素の目的を識別するために使用できる拡張性メカニズムです。UML 2.0 では、モデル要素に適用できるステレオタイプの標準セットが提供されます。

ステレオタイプを使用して、モデル要素の意味を洗練できます。例えば、«library» ステレオタイプを成果物に適用して、これが特定のタイプの成果物であることを示すことができます。 «call»、«create»、«instantiate»、«responsibility» および «send» の各ステレオタイプを使用関係に適用して、 1 つのモデル要素が他のモデル要素をどのように使用するかを正確に示すことができます。ステレオタイプを使用して、他のモデル要素とは意味または使用法が異なるモデル要素を記述することもできます。

ステレオタイプは、タグ付きの定義と呼ばれるプロパティーを持つことができます。ステレオタイプをモデル要素に適用したときのこのプロパティーの値を、タグ付きの値と呼びます。

プロファイル

プロファイルは、基本メタモデルの特定のサブセットを識別し、そのサブセットに適用される可能性のあるステレオタイプと制約を定義するパッケージです。プロファイルに含まれているステレオタイプは、プロファイルをモデルに適用するときに使用できます。基本、中間、および完全の各 UML 2.0 プロファイルは、すべてのモデルに自動的に適用されます。この製品では、配置プロファイルとデフォルト・プロファイルも提供され、両方ともすべてのモデルに自動的に適用されます。

関連タスク
モデル要素への制約の適用
関連資料
モデル要素ステレオタイプ
関係ステレオタイプ
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