コンポジション関係

コンポジション関係 (UML 1.4 ではコンポジション関連関係と呼ばれていた) は、集約の 1 つの形式であり、 全体と部分の関係を表します。コンポジション関係では、パート分類子の存続時間が分類子全体の存続時間に依存すると明示されています。

通常コンポジション関係では、データは一方向のみに流れます (つまり分類子全体からパート分類子に向かって流れます)。 例えば、コンポジション関係が Student クラスと Schedule クラスを接続するということは、ユーザーが生徒を削除したらスケジュールも削除されることを意味します。

ユーザーは、2 つの分類子の関係を説明するために関連に名前をつけることができます。ただし関連端に名前を使用している場合は、関連に名前をつける必要はありません。

コンポジション関連は実線で表示され、関連端に塗りつぶされたダイヤモンド図形が描かれますが、このダイヤモンドは分類子全体、もしくはコンポジット分類子に接続されます。

図は、コンポジション関係によって結合された Student と Schedule の 2 つのクラスを示しています。

関連タスク
UML 図における関係の指定
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