この演習では、C++ Visualizer および最初の演習で作成したクラス図を使用して、 circle および sphere クラスに操作を追加します。
前の演習では、C++ Visualizer を使用して、 C++ Shapes プロジェクトの階層を表示しました。また、C++ Visualizer を使用して、 プロジェクトにクラスを追加したり、クラスにプロパティーおよびメソッドを追加したりすることもできます。 この演習では、getCircumference メソッドを circle および sphere クラスに追加します。 getCircumference メソッドは、半径を使用して形状および円の外周を計算します。
円の外周を計算する式は pi x r x r で、r は円の半径です。グローバル定数 pi は基本形状クラスに保管されます。
{return pi * (2 * getSize());};
<< "\n\tCircumference = " << getCircumference()
これで、circle クラスに getCircumference メソッドが追加されました。 getCircumference メソッドは、getSize メソッドから得られるサイズ変数とグローバル定数 pi を使用して、外周を計算します。getCircumference メソッドの出力を印刷するために print メソッドの変更も行いました。
最大直径で球の外周を計算する式は、 前のステップで使用した式と同じです。
{return pi * (2 * getSize());};
<< "\n\tCircumference = " << getCircumference()
ここでは、UML ビジュアル開発ツールおよびコード・エディターを使用して、 getCircumference メソッドを circle および sphere の両方のクラスに追加しました。
main.cpp クラスを変更することで、アプリケーションを実行できます。 main.cpp クラスは C++ Shapes アプリケーション用のドライバーです。
//instantiate and run the sphere class sphere sp; sp.print(); sp.set(); sp.print();
Shapes プログラムは、コンソール・ビューで実行され、 以下の出力を表示します。
Enter the radius of the sphere: 10 Enter the color of the sphere: Blue Sphere: Radius = 10 Circumference = 62.8319 Area = 1256.64 Volume = 4188.79 Color = Blue
プログラムは、現在の形状のサイズおよび色を表示し、 新しい形状の値を指定するようにプロンプトを出します。新しい形状の属性は、 コンソール・ビューに表示されます。circle クラスを実行するように main.cpp のコードを変更することができます。
継続する場合は、『演習 3: cone クラスの作成』に進みます。