パターン拡張

パターン適用時に実行したいパターンの振る舞いを実装するために、パラメーターごとにパターン拡張コードがパターン作成者によって提供されていて、パラメーターがバインドされたときに呼び出されます。 したがって、拡張は段階的に行われます。

引数はパターン適用者が指定するので、バインドまたは拡張された引数の結果はすぐにターゲット要素内で見ることができます。 パラメーターはそれぞれ独立して拡張されるので、パターン適用者は現在の設計上の問題を解決できるパターン・パラメーターのみを適用することを選択できます。 パターンの複数のインスタンスを同時に存在させることができます。またパターンは複数回、ターゲット要素に適用できます。

パラメーター独立の例外として、パラメーター間の依存を使用できます。 これは拡張時に他のパラメーターの値を必要とするようなパラメーターに適用されます。 パターン依存は UML 2.0 の依存関係ではありません。 「依存クライアントまたはサプライヤー (dependency Client or Supplier)」プロパティーがパターン・モデル内で設定されていると、パターン内に空の更新メソッドが生成されます。 この更新メソッドが用意されているのは、パターン作成者がパラメーター間の要件に基づいて拡張シーケンス・コードを作成するためです。

関連概念
パターン・フレームワーク
パターン定義
パターン・プロジェクトの内容
パターン・インスタンス化
パターン・タイプ
関連タスク
拡張メソッドの定義
更新メソッドの定義
パラメーターへの依存の追加
ソース・コードの再生成
パターン定義の再生成
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