モデルの構築
プロジェクト、モデル、モデル要素、図、および図要素を使用して、システムを記述し、設計できます。
UML モデリング・プロジェクトの新規作成
プロジェクトとプロジェクトに属するファイル (モデルを含む) を 開く、閉じる、保存する、および削除することができます。モデリング・ プロジェクトを作成するとき、新規モデルと新規図の両方を作成することが できます。
モデルの既存のプロジェクトへの追加
新規モデルを既存のプロジェクト内で作成することができます。 新規モデルを作成するときに、新規図をその中に作成することができます。
外部モデル・ファイルのオープン
ワークスペース内にないモデル (.emx または .pfx) ファイルを開くことができます。モデルおよびそのダイアグラムを UML モデル・エディターで表示して変更し、それをワークスペースに保存できます。
モデルの保存
「モデル・エクスプローラー」
ビューでは、 モデル名の横のアスタリスク (*) は、モデルに保存されていない変更点がある ことを示します。モデルを保存するとき、アスタリスクは名前から削除されます。
UML 2.0 へのモデルのエクスポート
既存のモデルを、他の UML ツールとモデルを交換するための共通フォーマットである UML 2.0 (.uml2) モデルにエクスポートできます。
モデルをテンプレートとしてエクスポートする
ワークスペースのモデルをモデル・テンプレートとして保存できます。 モデルのテンプレートは、定義済みのモデル要素を含むことができ、新規モデルの基本構造を提供できます。モデルのテンプレートを他のチーム・メンバーに配布することにより、プロジェクト内のモデル・フォーマットを一貫性のあるものにすることができます。
モデルの移動
モデルをあるモデリング・プロジェクトから別のモデリング・プロジェクトに移動できます。
モデルの削除
モデル、およびダイアグラムを含む基本となるモデル要素をプロジェクトから 削除することができます。
モデルの名前変更
作成するモデルの名前を変更できます。モデルは、.emx というファイル名拡張子が付いたモデル・ファイルに保管されます。モデルの名前は、モデル・ファイルの名前と同じにすることも、異なる名前にすることもできます。モデルの名前を変更しても、モデル・ファイルの名前は変更されません。
モデルの検索
UML モデルでは、検索/置換機能を使用して、開いている 1 つ以上のモデル内のテキストを検索することができます。特定のモデル要素、または同じ名前または名前に同じ文字グループを共用するモデル要素のグループを検索することができます。また、モデル要素のノートまたは文書内の特定の語を検索することもできます。
モデルの検証および修復
モデリング・プロジェクトでは、モデルおよび図を確認し、それを統一モデリング言語 (UML) により定義された制約に確実に合致させることができます。 定義した制約、または別のアプリケーションにより提供された制約の整合性を確認することもできます。
設定によるモデリング環境のカスタマイズ
設定を使用し、モデリング環境をカスタマイズできます。 例えば、シーケンス図およびコミュニケーション図における、モデル要素および図要素のデフォルトの外観の変更、ファイル・システムでのディレクトリー位置を指定するパス変数の作成、またはリターン・メッセージの自動作成をメッセージで行うかどうかの制御が可能です。
モデル要素の使用
モデル要素は、ソフトウェア開発の成果物を示し、モデルにセマンティクスを追加します。 モデル要素の追加、変更、ソート、グループ化、およびフィルタリングが可能です。
モデリング図を使用したモデルのグラフィカルな表現
モデリング図を使用して、モデルの要素の視覚化および操作が可能です。 開発したシステム、アプリケーション、またはデータベースのさまざまなビューが、さまざまなダイアグラムにより表現されます。 ダイアグラムでは、1 つのモデルを複数のビューで図示できるため、同一のモデル要素が、1 つ以上のダイアグラムに表示される場合があります。
モデリング図でのモデル要素のグラフィカルな表現
ダイアグラムにおいて、UML 図形とも呼ばれる図要素、および図形を使用して、アプリケーションまたはデータベースをモデル化できます。
関連概念
モデル