アクター

アクターは、モデリングの対象システムと対話するユーザーのロール (役割) を表します。ユーザーとなるのは、人間のユーザー、組織、機械、別の外部システムなどです。

単一のアクターで複数のユーザーを表すことができ、単一のユーザーに複数のアクターのロールを持たせることができます。アクターはシステムの外部に存在します。ユースケースに記述された振る舞いを開始することができ、ユースケースの動作の対象とすることもできます。また、システムとデータを交換することもできます。

ビジネスを説明するモデルでは、アクターはビジネスと相互作用する個人やマシンのタイプを表します。ソフトウェア・アプリケーションを説明するモデルでは、アクターはシステムと相互作用する個人、外部システム、またはマシンのタイプを表します。

ユースケース図でアクターを使用するのが一般的ですが、クラス図とシーケンス図で使用することもできます。

次に示すように、アクターは人の形をした線画で表されます。

人の形をした線画の下に Actor1 という語が表示されています。

各アクターには、システムと対話するユーザーのロールを説明する固有の名前があります。

アクターの作業とアクターがシステムと対話する方法を定義する文書を追加することができます。

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