ライブラリーへのパターンおよびパラメーターの追加

パターンの作成者は、パターン・ライブラリーに 1 つ以上のパターンを追加できます。 それぞれのパターンは、機能およびアプリケーションの面では独立しています。 ただし、パターンは、パターン・プラグインのライブラリーでのみ配布できます。

「新規パターン」ウィザードにより、パターンのプロパティーを定義し、そのすべてのテンプレート・パラメーターを追加できます。 パターンがライブラリーに追加された後は、パターンのプロパティーを変更し、そのパラメーターの追加、再定義、および削除が可能です。 多くのステップがオプショナルですが、すべてのデフォルトを受け入れることで、簡単なパターンを作成できます。

パターン・ライブラリーに、パターンおよびそのパラメーターを追加するには、以下のようにします。

  1. 「パターン・オーサリング (Pattern Authoring)」ビューで、ライブラリー・ノードを右クリックし、「新規パターン」をクリックします。 「新規パターン」ウィザードの「一般」ページが開きます。
  2. 以下のステップを実行して、基本パターン・プロパティーを定義します。
    1. パターンの名前を「パターン名」フィールドに入力します。 この名前は、パターンを識別するため、「パターン・エクスプローラー」ビューにリストされます。
    2. パターン名から生成されたクラス名およびパッケージ名を受け入れるか、または「クラス名」および「パッケージ」フィールドでそれを変更します。
    3. 作成するパターンのタイプ (クラス、コラボレーション、またはパッケージ) を「パターン・タイプ」リストから選択します。
    4. 「グループ」フィールドの隣の「追加」ボタンをクリックして、「グループの追加」ウィンドウを開き、パターンにグループ名を追加します。 パターンは、少なくとも 1 つのグループに割り当てる必要があり、複数のグループに割り当てることもできます。 すべてのパターンは、「パターン・エクスプローラー」ビューのグループにリストされます。 デフォルト・グループ、「その他のパターン」は削除可能です。
    5. 「バージョン」フィールドで、バージョン番号を変更します。 バージョン番号は、xx.xx.xx の書式である必要があります。ここで、x は数値です。
    6. 「詳細」タブをクリックし、「新規パターン」ウィザード「詳細」ページを開きます。
    7. 「作成者」フィールドに、ユーザーの名前を入力します。
    8. 簡潔なパターンの概要を「簡単な説明」フィールドに入力します。 簡単な説明は、「パターン・エクスプローラー」ビュー「簡単な説明」ページに表示されます。
    9. 「キーワード」フィールドの隣の「追加」ボタンをクリックし、パターンのキーワードを追加します。 追加するキーワードは、パターンの適用者が、特定のパターンに一致するものを検索する場合に使用されます。 パターンのメタファイルも検索されるため、説明や名前などのプロパティーの内容を複写する必要はありません。
  3. 以下のステップを実行して、パラメーターを追加します。
    1. 「一般」タブをクリックし、「新規パターン」ウィザードの「一般」ページに戻ります。
    2. 「パラメーター」フィールドの隣の「追加」ボタンをクリックし、「パラメーター」ウィンドウ「一般」ページを表示します。 ウィザードの使用が完了すれば、パラメーターの追加または変更をいつでも行うことができます。
    3. パラメーターの名前を「名前」フィールドに入力します。 「クラス名」が、パラメーター名から自動的に導き出されます。
    4. パラメーター名から生成されたクラス名を受け入れるか、または「クラス名」フィールドでそれを変更します。
    5. パターンの適用者がパターンの引き数を容易に指定できるように、パラメーターの簡単な説明を入力します。 簡単な説明は、「パターン・エクスプローラー」ビュー「簡単な説明」ページに表示されます。また、ツール・ヒントとして、パターンの適用者が図エディターのテンプレート・パラメーター上にマウスを移動した場合にも表示されます。
    6. 「タイプ」フィールドで、パラメーターのタイプとして、クラスの UML 2.0 タイプを受け入れるか、または「参照」をクリックして、別の UML 2.0 タイプを選択します。
    7. そのパターンの最初のパラメーターを追加している場合、またはパラメーターの依存を追加しない場合は、ステップ i に進みます。依存を追加するには、「パラメーターの依存」タブをクリックします。
    8. 「パラメーターの依存」ページ「既存のパラメーター」フィールドで、1 つ以上のパラメーター名をクリックして、移動矢印ボタンをクリックし、パラメーター名を「クライアント・パラメーター」または「サプライヤー・パラメーター」フィールドに配置します。 クライアントまたはサプライヤー・パラメーターとして別のパラメーターを割り当てる場合、相互割り当てが追加するパラメーターに動的に追加されます。 そのため、既存のパラメーターを「サプライヤー・パラメーター」フィールドに移動することで、クライアントの役割が追加するパラメーターに割り当てられます。
    9. 「OK」をクリックして、 「新規パターン」ウィザードに戻ります。
    10. 追加のパラメーターを追加するには、ステップ b から h を繰り返します。
    11. 「OK」をクリックして、「新規パターン」ウィザードを閉じ、パターンの追加を完了します。
新規パターンは、「パターン・オーサリング (Pattern Authoring)」ビューのパターン・ライブラリーのノードとして追加され、 パターン・アセットに対するサポート RAS メタファイル、およびパターンおよび各パラメーターの両方に対する Java? クラスが作成されます。
関連概念
IBM Rational 設計パターン
パターン・コードおよびサポート・ファイル
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2004, 2005. All Rights Reserved.
(C) Copyright IBM Japan 2005