Crystal Reports  

カスタム関数の作成

新しいカスタム関数を作成するには、カスタム関数エディタにロジックを直接入力するか、既存のレポート式からロジックを抽出します。

カスタム関数エディタの使用

  1. 式ワークショップで[新規作成]をクリックし、リストから[カスタム関数]を選択します。
  2. [カスタム関数名]ダイアログ ボックスに、作成するカスタム関数の名前を入力します。
  3. [エディタを使用]をクリックします。
  4. カスタム関数エディタでカスタム関数を定義します。

    カスタム関数エディタの使い方は、式エディタを使ってレポート式を作成する方法と似ています。式エディタの使用方法については、「式エディタ」を参照してください。カスタム関数を記述するときに使用する構文の詳細については、「カスタム関数の Basic 構文」または「カスタム関数の Crystal 構文」を参照してください。

    ヒント   Ctrl キーを押しながら Space キーを押すと、使用できる関数のリストが表示されます。既に文字列を入力してある場合、入力した文字列が含まれているキーワードのリストが表示されます。
  5. カスタム関数を確認して保存します。

一度保存したカスタム関数は、必要に応じて変更したり、レポート式で使用したりできます。

[カスタム関数の式からの抽出]ダイアログ ボックスの使用

カスタム関数を既存の式から抽出すると、抽出する式がコピーされ、式のフィールドは引数に変更されます。

   エクストラクタを使って作成されたカスタム関数で返すことができる値は、文字列や整数などの単純な型だけです。配列は返せません。配列を返すカスタム関数を作成するには、カスタム関数エディタを使用します。戻り値の型とカスタム関数に関連する構文規則の詳細については、「カスタム関数の Basic 構文」または「カスタム関数の Crystal 構文」を参照してください。

カスタム関数を既存の式から抽出するには

  1. 式ワークショップで[新規作成]をクリックし、リストから[カスタム関数]を選択します。
  2. [カスタム関数名]ダイアログ ボックスに、作成するカスタム関数の名前を入力します。
  3. [エクストラクタを使用]をクリックします。
  4. [式]リスト ボックスで、カスタム関数で使用するロジックを含むレポート式を選択します。

    式を選択すると、[戻り値の型]、[引数]、および[式テキスト]の各フィールドに、その式の関連情報が入ります。これらのフィールドは、別の式を選択しない限り変更できません。

    それ以外のフィールドはオプションです。各フィールドの説明は、「[カスタム関数の式からの抽出]ダイアログ ボックス」を参照してください。

    ヒント

    • カスタム関数で使用する引数に対して、意味のある名前を付けることができます。デフォルトでは、汎用名(v1、v2、v3 など)が自動的に割り当てられます。
    • この手順で選択した式の中のテキストを、新しく作成するカスタム関数の中のテキストに置き換えるには、[式を変更して新しいカスタム関数を使用]を選択します。
  5. [OK]をクリックすると、カスタム関数は式ワークショップのレポート カスタム関数ノードに保存されます。

抽出して保存したカスタム関数は、必要に応じて変更したり、レポート式で使用したりできます。

   [カスタム関数の式からの抽出]ダイアログ ボックスでカスタム関数を作成している間は、カスタム関数に新しい引数を追加できません。新しい引数を追加するには、カスタム関数を保存してからカスタム関数エディタで変更します。

参照

カスタム関数の Basic 構文 | カスタム関数の Crystal 構文 | カスタム関数を使用する利点 | カスタム関数のワーク フロー | カスタム関数