Faces アクションを使用しない連携ターゲットの使用可能化

連携ターゲットが Faces ポートレットである場合、Faces アクションを含めるためにターゲット・ページは必要ありません。 これは、設計上の選択です。ターゲット Faces ページで予想される入力値のタイプが 1 つ だけの場合、ターゲット・ページを Faces アクションに関連付ける必要はありません。

この方法で連携ターゲットを使用可能にする手順は、次のとおりです。

  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、ポートレットまたは「ポートレット・デプロイメント記述子」を 選択する。ポートレット・プロジェクト・フォルダーの下の「ポートレット・デプロイメント記述子」ノードを展開すると、ポートレットが表示されます。
  2. 目的のポートレットを右クリックし、ポップアップ・メニューから「連携」 > 「ターゲットを使用可能にする」を選択する。 「連携ターゲットを使用可能にする」ダイアログ・ボックスが表示されます。 もう 1 つの方法として、JSP ファイルを開き、このファイルにフォーカスがあることを確認して、 「ページ」 > 「連携」 > 「ターゲットを使用可能にする」 メニュー項目を選択します。
  3. 連携ターゲットの使用可能化で説明されているように、「連携ターゲットを使用可能にする」ダイアログ・ボックスに適切な値を入力する。 ただし、次の値を指定する必要があります。
    1. 「[アクション] 名 ([Action] Name)」フィールドに JSP ファイルを指定する。
    2. 「[パラメーター] パラメーター」フィールドに要求パラメーター名を指定する。
    3. 「バインド先 (Bound to)」ドロップダウン・リストで「要求パラメーター」を選択する。
    4. 「OK」をクリックする。Click-to-Action が使用可能になっているポートレットが、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューにターゲット・ポートレット・アイコン (「Click-to-Action ターゲット・ポートレット」アイコン) とともに表示されます。
  4. 要求パラメーターを使用して、JSP ファイルで表示されるデータを初期化または更新する。 JSP ファイルに関連したページ・コードを編集してください。
    たとえば、次のとおりです。
    public TicketList getTicketList() {
       if (ticketList == null) {
          ticketList = (TicketList)
             getFacesContext().getApplication().createValueBinding("#{ticketList}").getValue(getFacesContext());
          String customerId = (String)getRequestParam().get("customerId");
          if (customerId != null) {
             ticketList.setCustomerId(customerId);
          }
       }
       return ticketList;
    }
関連概念
連携ポートレットの開発
関連タスク
既存のポートレットを連携可能にする
連携ソースの使用可能化
連携ターゲットの使用可能化
Click-to-Action encodeProperty の挿入
Click-to-Action encodeProperties の挿入
Click-to-Action encodeProperty の編集
Click-to-Action encodeProperties の編集
関連資料
Web サービス記述言語 (WSDL) 1.1
WebSphere Portal Information Center
XML スキーマ・パート 2: データ型

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