[共通] タブは、目的のフィールドに対して、非表示、水平方向の配置、オブジェクトごとにまとめて表示、などのプロパティを設定できます。
- オブジェクト名
- このフィールドでは、書式設定するオブジェクトの名前を定義します。この名前は、レポート パーツ ハイパーリンクを定義するときに使用されます。
レポートの各フィールドにデフォルト名が作成されます。デフォルト名を使用する場合は、このフィールドを無視してください。
- CSS クラス名
- このフィールドでは、書式設定するレポート オブジェクトのクラス名を指定します。クラス名を CSS で使用すると、選択したレポート オブジェクトに固有のスタイルを指定できます。
[式エディタ]ダイアログ ボックスを使用して、クラスの条件名を作成することもできます。その場合、オブジェクトの特定の繰り返しが他とは異なる書式設定になるように CSS で指定できます。
- 非表示
- このチェック ボックスをオンにすると、選択したフィールドが非表示になります。レポートのプレビュー時にフィールド値は表示されず、フィールドが出力されることもありません。
- 横位置
- このボックスには、フィールドに指定できる水平方向の配置タイプが表示されます (左揃え、中央揃え、右揃えなど)。
- オブジェクトごとにまとめて表示
- このチェック ボックスをオンにすると、特定のセクションからのすべてのオブジェクトが、同一ページにまとめて表示されます。現在のページに十分なスペースがあれば、現在のページに出力されます。スペースが足りない場合は、次のページに出力されます。
注 1 ページのサイズを超えるオブジェクトがある場合、このプロパティは機能しません。
- ページ区切りで境界線を閉じる
- 境界線を持つオブジェクトが 2 つのページに分割される場合は、分割されたオブジェクトをそれぞれ境界線で囲むか、全体を 1 つの境界線で囲むかを選択できます。このチェック ボックスをオンにすると、ページ区切りで境界線を閉じます。
- 複数行に出力
- このチェック ボックスは、メモ フィールドなどの可変長文字列を含むオブジェクトの場合に役立ちます。
- このチェック ボックスをオンにすると、オブジェクト内のテキストがフレームに収まらない場合、オブジェクト フレームが垂直方向に拡張されます。
- このチェック ボックスをオフにすると、フレームに収まらない値は切り詰められます。
デフォルトでは、[複数行に出力] チェック ボックスはオフになっています。
- 最大行数
- [複数行に出力] チェック ボックスをオンにした場合は、オブジェクト フレームを拡張するときの最大行数をこのボックスに指定できます。このボックスに目的の行数を入力するか、または制限を設定しない場合は 0 (ゼロ) を入力します。
- ツールヒント テキスト
- [式エディタの書式] ボタンをクリックし、引用符で囲んだテキストを入力すると、選択したフィールドにツールヒント テキストを追加できます。ツールヒント テキストは、フィールドの上にマウス ポインタを数秒間置いたままにすると表示されます。
- テキストの回転
- このボックスには、選択したテキストに指定できる回転オプションが表示されます。[テキストの回転] ボックスのオプションは、レポート上のフィールドおよびテキスト ベースのオブジェクトを垂直方向に整列するために使用します。
- 90 度のテキストの回転を選択すると、テキストが反時計回り 90 度回転します。
- テキストの回転を 0 度のままにした場合、レポートは水平に書式設定されます。
- テキスト ベースのオブジェクトをテキスト回転する場合は、テキストがオブジェクト内で切り詰められないようにする[複数行に出力]オプションが自動的にオフになります。[複数行に出力]オプションの詳細については、「テキストの切り詰めの回避」を参照してください。
- 垂直に書式設定されたテキストがページの端を超えると、その部分はレポートに表示されません。
- 重複データの非表示
- このチェック ボックスをオンにすると、レポートの出力時に、重複するフィールド値が非表示になります。
- 埋め込みフィールドの空行を非表示
- このチェック ボックスをオンにすると、空白フィールド(データベースから情報が返されないフィールド)が、レポートの出力時に非表示になります。このオプションでは、フィールドが空の場合にレポートに空白行が出力されるのを防ぎます。
- 表示文字列
- 条件付き書式設定ボタンをクリックすると、数値、通貨、日付、時刻、日付と時刻、論理値の各フィールドだけでなく文字列フィールドもカスタム文字列として表示するための式を入力できます。この種の条件付き書式設定は、データベース フィールドだけでなく、積算合計、式、パラメータ フィールド、集計などにも使用できます。
たとえば、レポートで 1000000 を M、1000 を K で示すとします。レポート用の文字列表示式を作成するには、適切な数値フィールドを選択し、次の式を書式条件式エディタに入力します。
if CurrentFieldValue >= 1000000
then ToText(CurrentFieldValue/1000000, 2) + "M"
else if CurrentFieldValue >= 1000
then ToText(CurrentFieldValue/1000, 2) + "K"
else ToText(CurrentFieldValue, 2)
参照
[書式エディタ]ダイアログ ボックス | 条件付き書式設定 | フィールド オブジェクトとテキスト オブジェクトのトラブルシューティング