ここでは、Crystal Enterprise の JavaServer Faces コンポーネントを使用してエンタープライズ レポーティング アプリケーションを構築する方法を説明します。 エンタープライズ レポーティング アプリケーションは、Crystal Enterprise に接続して、レポートへのアクセスやレポートの処理および表示を行います。
Crystal Enterprise の JavaServer Faces コンポーネントは、Crystal Enterprise Web アプリケーションを設計、実装するための開発ツールです。このツールは、Crystal Enterprise Java SDK の上に構築された JavaServer Faces コンポーネントと Managed Bean で構成されています。
Crystal Enterprise の JavaServer Faces コンポーネントによって、次のようなさまざまな点で Web アプリケーションの開発プロセスが改善されます。
コンポーネントには、システムへのログオン、フォルダ間の移動、レポートの表示など、Crystal Enterprise アプリケーションにおける共通の機能がカプセル化されています。 これらの機能はコンポーネントの内部にカプセル化されており、アプリケーション開発時に使用することができます。 これらのコンポーネントを使用することで、実装を迅速化し、より本質的な問題に集中することができます。
事前にパッケージ化されたコンポーネントにより、アプリケーション開発の複雑性が大幅に軽減され、開発期間が短縮されます。 Crystal Enterprise Web アプリケーションにおける主要なビジネス機能を抽象化したこれらのコンポーネントを使用することで、ビジネス情報に関する複雑な問題を解決できます。また、複数のページを同時に更新、変更できるため、継続的なアプリケーション管理も容易です。
これらのコンポーネントを使用することで、実装を迅速化し、アプリケーションの基本機能を超える範囲の各種機能のテストと品質向上に時間と労力を割くことができます。たとえば、開発期間の短縮化で得られる余剰時間をアプリケーションのプロトタイプ作成に割り振り、操作性の向上と顧客レビューを行うことができます。 また、ドラッグ アンド ドロップによるアプリケーション開発アプローチにより、アプリケーションの基本機能を迅速かつ簡単に実装できるため、プロトタイプを短時間で作成できます。
Crystal Enterprise の JavaServer Faces コンポーネントには、アプリケーションの機能を拡張するための豊富な API が含まれています。 あらゆる機能をカスタマイズでき、また、アプリケーションの機能は、コンポーネントで提供されているデフォルトの機能には制限されません。 独自のイベント ハンドラを記述したり、各ページに機能を追加したりできます。 また、コンポーネントと Bean は Crystal Enterprise Java クラスの上に構築されているため、アプリケーション開発者は Crystal Enterprise Java SDK のすべての機能にフルにアクセスすることができ、特別な Crystal Enterprise の機能をより細かく制御できます。 Crystal Enterprise の JavaServer Faces コンポーネントでは、開発プロセスを改善し、アプリケーションの機能を拡張するツールが提供されます。
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