デフォルトでは、コンポーネント・テストとスタブは、テスト対象コンポーネント (CUT: components-under-test) を使用して自動的に同期化されます。そのため、開発サイクルの初期の段階でコンポーネント・テストを作成することができるため、アプリケーションが変更されるたびに、 テストの更新について心配することがなくなります。
開発サイクル全体を通してソフトウェア・コンポーネントをテストすることは、 回帰の欠陥を回避するのに最善の方法です。必要な場合、スタブを使用して、実際のコンポーネントを開発する前でも、重要なアプリケーション・コンポーネント用のコンポーネント・テストを作成できます。
プロジェクト・モニター機能は、 スタブとテスト対象コンポーネントの間の同期にのみ有効です。プロジェクトがテスト・プロジェクトのスコープに追加されると、そのプロジェクトはモニターの対象となります。
モニター・プロパティーは、テスト対象コンポーネントが含まれているプロジェクトの属性です。これは、モニター対象のプロジェクトが幾つかのテスト・プロジェクト のスコープに含まれている場合、そのプロジェクトは、すべてのテスト・プロジェクトによってモニターされるということです。
モニター・プロパティーに変更を適用するには、 ワークスペースに配置されている、そのプロジェクトの .project ファイルへの書き込みアクセス権限が必要です。これは、ソース管理を使用するときには問題になります。.project ファイルは、 変更を行う前に検査される必要があるためです。
プロジェクトがテスト・プロジェクトのスコープに追加されるたびに、そのプロジェクトがテストの同期用にモニターされるようにするかどうか尋ねられます。設定によって、このウィンドウを使用可能または使用不可にすることが できます。プロジェクトのプロパティーでは、「テスト・モニターされる システム」プロパティーをいつでも手動で変更できます。