ポータル・プロジェクトでは、同じポータル・ページ内の同一
API ポートレット間でワイヤーを構成することができます。この機能は、WebSphere® Portal
5.1 ポータル・プロジェクトでのみ使用可能です。
Portal Designer では、「プロパティー」ビューにページ・プロパティーが用意されており、
それらを使用してワイヤーを構成することができます。
「ワイヤー (Wires)」プロパティー・ページには、構成済みのワイヤーが
リストされ、またワイヤーを作成するために必要な、ソース・ポートレット、
出力プロパティー、ターゲット・ポートレット、およびアクションの可能な候補が
示されます。
このページでは、ワイヤリング情報を追加または除去することができます。
ワイヤリング・オプションは、ポータル・ページで使用する特定のポートレット・
プロジェクト用に既に構成した連携機能を基にしてます。
注: 構成済みの
ワイヤーを編集することはできません。ワイヤリング・プロパティーを変更したい場合は、
既存のワイヤーを除去して、適切なプロパティーを持つ新規ワイヤーを作成する
必要があります。
一部のワイヤリング機能では、ポートレット情報を検索するために、関連する
ポートレット・プロジェクトをワークスペースに入れる必要があります。
ただし、例えば、WebSphere
Portal からインポートしたポータル・プロジェクトを操作する場合など、選択した
ページ内のポートレットのすべてのポートレット・プロジェクトが必ずしも
ワークスペース内に存在するわけではありません。
次の表は、ポートレット・プロジェクトがワークスペースに存在しない場合に
サポートされる機能を示しています。(ポートレット・プロジェクトがワークスペースに
存在する場合は、すべての機能がサポートされます。)
機能 |
ポートレット・プロジェクトがワークスペースにない場合 |
ワイヤーの追加 |
使用不可 |
ワイヤーの除去 |
使用可能 注: ワークスペースにポートレット・プロジェクトが存在しないポートレットから
ワイヤーを除去する場合は、注意が必要です。なぜなら、ポートレット・プロジェクトがワークスペースにない 場合、
それらのワイヤーを再度追加することができないためです。
|
構成済みワイヤーの表示 |
使用可能 |
「アウトライン」ビューでは、ワイヤー・エレメントは表示されません。
IBM® ポートレット API ポートレット間の
ワイヤーの WebSphere
Portal 5.1 へのデプロイ (前提条件)
Portal Designer を使用して
定義された IBM ポートレット
API ポートレット間の新規ワイヤーをリモート・サーバーに
デプロイするには、
最初に 次のステップを実行する必要があります。
- wp51_installdir/PortalServer/shared/app/config/services ディレクトリーで
ConfigService.properties ファイルを見つける。
- ConfigService.properties ファイルを開き、host.name および
host.port.http プロパティーを、インポートに使用する
ターゲット・ポータル・サーバーのホスト名および HTTP ポートに設定する。
- ファイルを保管する。
- WebSphere
Portal を再始動する。
注: これらのステップは、WebSphere Portal 5.1 テスト環境を
使用する場合は不要です。
WebSphere Portal 5.1 リモート・サーバーにデプロイする場合のみ必要です。