Crystal Reports  

評価時期関数(Basic 構文および Crystal 構文)

BeforeReadingRecords、WhileReadingRecords、WhilePrintingRecords、および EvaluateAfter は、レポートに固有の関数です。これらの関数を使用すると、Crystal Reports に式を評価するタイミングを指示できます。

式を評価する必要があるのは、データベースからレコードを取得する前か、データベースからレコードを読み取っている間で、しかもレコードがグループ化、並べ替え、および集計される前か、またはレコードがグループ化、並べ替え、または集計され、レポートが出力されている間です。通常、Crystal Reports は、式が必要としている情報量に基づいて適切な評価時期を設定します。たとえば、式がデータベース フィールドを使用している場合は、データベースからレコードを読み取った後でなければその式を評価することができません。しかし、目的の結果を得るため、さらに評価時期を遅らせる必要がある場合もあります。例については、「グローバル変数(Basic 構文)」または「グローバル変数(Crystal 構文)」を参照してください。

通常、関数が返す値は、それ以降の式の中で使用されます。しかし、評価時期関数は、Crystal Reports の内部動作を変更するために呼び出すものなので、戻り値は使用されません。評価時期関数を呼び出すには、独立したステートメントの中で関数の名前を指定します。キーワード Call を名前の前に指定することもできます。

WhilePrintingRecords
Call WhilePrintingRecords

参照

レポート中での計算の実行 | レポート処理モデル