ポータル・ツール - リリース情報


1.0 サポートされるソフトウェアおよび仕様
2.0 制限
   2.1 JSR 168 ポートレットには ID 属性が必要
   2.2 関連レコードと Portal V5.1
   2.3 連携ポートレットの制限
   2.4 個人タグの制限
   2.5 EIS ツールの制限
   2.6 WebSphere Portal サーバーでの SAP JCo の構成
   2.7 RedHat Enterprise Linux 3.0 の連携ポートレットの制限
   2.8 「問題」ビューにリンク切れに関する警告メッセージが表示される
   2.9 Portal Designer のマークアップ・サポート
   2.10 社内 URL を設定できない
   2.11 Admin テーマはデフォルトとして選択できない
3.0 既知の問題
   3.1 (ポートレットの作成) 既存の IBM API ポートレット・プロジェクトにてポートレットを作成する際のサーブレット参照の誤りについてのエラー
   3.2 (ポートレットのデバッグとテスト) WebSphere Portal テスト環境を開始できない
   3.3 (ポートレット・デプロイメント記述子) JSR 168 ポートレット・デプロイメント記述子エディターによる編集
   3.4 <f:view> の代わりに <f:subview> を使用すると、Faces ポートレットが正しく機能しない
   3.5 最大化された Faces ポートレットで Click-to-Action が機能しない
   3.6 (インポート、エクスポート、およびデプロイ) 「ローカル・ホスト」をターゲットとする「インポート、エクスポート、およびデプロイ」サーバーを作成できない
   3.7 (ポータルのインポート) インポート操作をキャンセルすると新規ポータル・プロジェクトが使用不可になる
   3.8 (ポータルのインポート) インポートされたポータル・プロジェクトの「問題」ビューに WSRP 関連エラーが表示される
   3.9 (ポータルのカスタマイズ) インポートされたポータル・プロジェクトで license.html ファイルおよび privacy.html ファイルを開くことができない
   3.10 Rational Software Architect のニュースグループ (フォーラム)

1.0 サポートされるソフトウェアおよび仕様

ポータル・プロジェクトは WebSphere Portal v5.0.2.2 をサポートします。

2.0 制限

2.1 JSR 168 ポートレットには ID 属性が必要

ポートレット・ウィザードを使用して JSR 168 ポートレットを作成するとき、Rational Developer は ID 属性を自動的に割り当てます。サーバーにポートレットを一意的に識別するためには、portlet.xml ファイルの <portlet-app/> エレメントに ID 属性を含める必要があります。 (この属性は IBM ポートレット API ポートレットが使用する UID 属性に対応します。)

portlet.xml <portlet-app/> エレメントに ID 属性を持たない JSR 168 ポートレットがある場合は、ワークスペースにポートレットをインポートしたら即時に固有値のある ID 属性を追加してください。ID 属性を追加するには、ポートレット・デプロイメント記述子を開き、「ソース」ビューを使用して編集します。 JSR 168 ポートレットをデプロイした後、またはポータル・プロジェクトで JSR 168 ポートレット・プロジェクトを使用した後は、ID 値を変更しないでください。

ID 属性のない JSR 168 ポートレットには次の制限があります。

2.2 関連レコードと Portal V5.1

関連レコード・リストまたは関連レコード (SDO) のいずれかを含むポートレットを実行すると、サーバー・ログに次のエラーが記録されることがあります。

[04/10/07 17:57:27:172 JST] 4942fbd0 SystemOut O java.lang.LinkageError: クラス org/eclipse/emf/ecore/EClass がローダー制約に違反: 親ローダーと子ローダー間の定義不一致
このエラーは無視できます。

2.3 連携ポートレットの制限

連携ソース・ポートレットを作成するときは、WSDL ファイルに手動で actionNameParameter 属性および name 属性を追加する必要があります。例えば、以下のようにします。

<portlet:action type="standard" name="myActionName" actionNameParameter="ACTION_NAME"/>

このリリースでは、ポータル・ツールは WSDL ファイルにキャプション属性を生成しません。WebSphere Portal v5.1 でワイヤーを使用する場合、WSDL ファイルのキャプション属性とリソース・ファイルのキャプション値の手動指定が必要です。例:

<ポートレット:param name="orderId" partname="order_id" caption="order.id" />
詳しくは WebSphere Portal インフォメーション・センターの「連携のためのポートレットの開発」トピックを参照してください。

2.4 個人タグの制限

WebSphere Portal v5.1 で IBM API 基本ポートレットに個人タグを使用する場合は、次の構文を使用して指定できます。

<pa:person value="CN=John Smith,OU=SALES,O=ACME" valueType="LDAPDN" displayName="John Smith" />

WebSphere Portal v5.1 で IBM API Faces ポートレットに個人タグを使用する場合は、次の構文を使用して指定できます。

<pa:person value="CN=John Smith,OU=SALES,O=ACME" />John Smith<pa:person>

個人タグは、JSR 168 ポートレットではサポートされません。

2.5 EIS ツールの制限

SAP BAPI および RFM SDO ウィザードの制限: 「main および pre/post 関数」ページより先に進み、異なる main 関数をピックした後で戻ろうとしたとき、Pre/Post マッピング・ページが正しく機能しません。

解決策: pre および post 関数マッピングを新規に設定する必要がある場合は、ウィザードを再開しなければなりません。

2.6 WebSphere Portal サーバーでの SAP JCo の構成

Portal Server で SAP SDO を含むポートレットをテストするためには、まず WebSphere Portal 5.1 サーバーで SAP JCo アダプターを構成する必要があります。

  1. SAP サービス・マーケットプレイスで SAP から SAP の JCo アダプター・ディレクトリーをダウンロードします。
  2. 「ソフトウェアのダウンロード」>「ダウンロード」>「SAP コネクター」>「SAP Java コネクター」をクリックします。 オペレーティング・システムに基づいて、ダウンロードする適切なファイルを選択します。 Zip ファイルの内容をローカル・ディレクトリーに解凍します。
  3. オペレーティング・システムに応じて、次のステップを実行します。注: <wps_51> は、WebSphere Portal 5.1 サーバーのインストール・ディレクトリー (例えば、C:\WebSphere\PortalServer51TE) を参照します。
      Windows の場合:
    1. sapjco.jar および sapjcorfc.dll を <wps_51>\shared\app にコピーします。
    2. librfc32.dll を c:\windows\system32\ にコピーします。
    3. WebSphere Portal 5.1 サーバーを再開する必要があります。

      Linux の場合:
    1. sapjco.jar および libsapjcorfc.so を <wps_51>\shared\app にコピーします。
    2. ファイル librfccm.so を含むフォルダーを環境変数 LD_LIBRARY_PATH に追加します。
    3. WebSphere Portal 5.1 サーバーを再開する必要があります。

2.7 RedHat Enterprise Linux 3.0 の連携ポートレットの制限

RedHat Enterprise Linux 3.0 用の Rational Developer 内部ブラウザーでは、連携ポートレットはサポートされません。 RedHat Enterprise Linux 3.0 で連携ポートレットを使用する必要がある場合は、Netscape Communicator を使用してください。

Netscape Communicator をデフォルトのブラウザーとして使用するには、外部ブラウザーを使用するように Rational Developer を構成します。 そのためには、メニュー・バーから「ウィンドウ」>「設定」を選択します。 左方の「インターネット」ノードを展開し、「Web ブラウザー」を選択します。 メイン・セクションで、「内部 Web ブラウザー」以外のブラウザーを選択します。

詳しくは WebSphere Portal インフォメーション・センターの「連携ポートレットの既知の問題と制限事項」トピックを参照してください。

2.8 「問題」ビューにリンク切れに関する警告メッセージが表示される

「新規ポータル・プロジェクト」ウィザードを使用してポータル・プロジェクトを作成するか、またはサンプル・ギャラリーからサンプルのポータル・プロジェクトをインポートすると、「問題」ビューにリンク切れに関する警告メッセージが表示されます。

2.9 Portal Designer のマークアップ・サポート

このバージョンの Rational Developer では、Portal Designer はサポートされるマークアップとして HTML、cHTML、および WML のみを表示します。 インポートするプロジェクト内のページまたはラベル用に、サポートされるその他のマークアップを指定した場合、それらのマークアップは Rational Developer でサポートされますが、変更することはできず、「プロパティー」ビューにも表示されません。

2.10 社内 URL を設定できない

このバージョンの Rational Developer では、外部 URL は Portal Designer でのみ設定できます。 ポータル・サーバー上に社内 URL がある場合、それらの URL はインポートされたプロジェクトでも維持されますが、変更することはできません。 社内 URL は元のポータル・サーバーに戻してデプロイすることだけができます。

2.11 Admin テーマはデフォルトとして選択できない

このリリースの Portal Designer では、Admin および AdminLeftNavigation テーマが「アウトライン」ビューに表示されます。 しかし、これらのテーマはポータル管理目的専用であり、ポータル・プロジェクトのデフォルト・テーマとしては選択できません。

3.0 既知の問題

3.1 (ポートレットの作成) 既存の IBM API ポートレット・プロジェクトにてポートレットを作成する際のサーブレット参照の誤りについてのエラー

問題: 既存の IBM API ポートレット・プロジェクトに新規ポートレットを作成する場合、「イベント処理」ページにて 「Click-to-Action 送信側ポートレット・サンプルを追加 (Add Click-to-Action sender portlet sample)」または「送信側ポートレット・サンプルの追加 (Add message sender portlet sample)」オプションを選択すると、次のエラー・メッセージが表示されます。

解決策: 次の方法を使用してポートレット・プロジェクトを再オープンする必要があります。

  1. ポートレット・プロジェクトを右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューから「プロジェクトを閉じる」を選択します。
  2. ポートレット・プロジェクトを右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューから「プロジェクトを開く」を選択します。
  3. ポートレット・プロジェクトを右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューから「検証の実行」を選択します。

3.2 (ポートレットのデバッグとテスト) WebSphere Portal テスト環境を開始できない

問題: WebSphere Portal テスト環境の開始が失敗する。

解決策:

3.3 (ポートレット・デプロイメント記述子) JSR 168 ポートレット・デプロイメント記述子エディターによる編集

問題: JSR 168 ポートレット・デプロイメント記述子では、「ポートレット・コレクション」エリアでポートレット名を編集できません。

解決策: ソース・ページでポートレット名を編集します。

3.4 <f:view> の代わりに <f:subview> を使用すると、Faces ポートレットが正しく機能しない

問題: ウィザード生成の Faces JSP ファイルから <f:view> タグを削除し、Faces コンポーネントをファイルに挿入すると、<f:view> タグの代わりに <f:subview>タグが挿入されます。 このタイプの JSP ファイルでは、Faces ポートレットが正しく実行されません。ブラウザーでの入力がサーバー・サイドの処理で失われます。

問題: この問題をフィックスするには、JSP ファイルで <f:subview> タグを <f:view> タグに置き換えます。

3.5 最大化された Faces ポートレットで Click-to-Action が機能しない

Click-to-Action タグを含む Faces ポートレットを最大化すると、ポートレットの内容が表示されません。

3.6 (インポート、エクスポート、およびデプロイ) 「ローカル・ホスト」をターゲットとする「インポート、エクスポート、およびデプロイ」サーバーを作成できない

問題: Portal UTE が未インストールの場合、「ローカル・ホスト」または「127.0.0.1」をターゲットとするポータル「インポート、エクスポート、およびデプロイ」サーバーを作成できません。

解決策: このようなサーバーを作成する必要がある場合は、「ローカル・ホスト」ではなくマシンの完全修飾名 (例えば、myhost.mydomain) を使用します。

3.7 (ポータルのインポート) インポート操作をキャンセルすると新規ポータル・プロジェクトが使用不可になる

問題: 新規ポータル・プロジェクトのインポートを完了する前にキャンセルすると、不完全なポータル・プロジェクトが除去されず、使用不可になります。

解決策: 「ポータルのインポート」ウィザードで「上書きで削除」オプションを使用してポータル構成およびファイルを再びインポートする必要があります。

3.8 (ポータルのインポート) インポートされたポータル・プロジェクトの「問題」ビューに WSRP 関連エラーが表示される

問題: WebSphere Portal から Rational Developer に既存ポータル・サイトをインポートするとき、インポートされたポータル・プロジェクトについて「問題」ビューに WSRP 関連の検証エラーが表示されます。

解決策: Rational Developer にインポートする前に WebSphere Portal に APAR PQ95638 を適用します。

3.9 (ポータルのカスタマイズ) インポートされたポータル・プロジェクトで license.html ファイルおよび privacy.html ファイルを開くことができない

問題: エンコードの誤りのため、インポートされたポータル・プロジェクト内の license.html ファイルまたは privacy.html ファイルが Page Designer を使用して開くことができません。

解決策: ポータル・サーバーに APAR PQ93681 を適用してから、ポータル・サーバーからプロジェクトを再インポートします。

3.10 Rational Software Architect のニュースグループ (フォーラム)

「SDO ランタイムの追加 (Add SDO runtime)」は Rational Software Architect ニュースグループを参照します。Rational Software Architect のサポート・サイト (www.ibm.com/software/awdtools/developer/application/support) が更新され、ニュースグループへのリンクが含まれます。

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