プロファイル・データを収集するには、データを収集する対象のマシン上で事前に Agent Controller が実行されている必要があります。
RedHat Linux マシンの場合、Agent Controller を実行するには libstdc++.so パッチ libstdc++-libc6.2-2.so.3 が必要です。
HP-UX 上で稼動するアプリケーションにて「メモリー・リーク分析 - 手動ヒープ・ダンプ (Memory Leak Analysis - Manual heap dumps)」または「メモリー・リーク分析 - 時刻指定ヒープ・ダンプ (Memory Leak Analysis - Timed heap dumps)」プロファイル機能を使用すると、次のエラー・ダイアログが表示されることがあります。
「リーク分析検証に失敗しました。Agent Controller が稼働していることを確認してください。(Leak Analysis validation failed. Check that the Agent Controller is running)」Agent Controller が対象 HP-UX ホスト上ですでに稼働中にこの問題が発生した場合、ご使用の HP-UX Agent Controller のインストール・ディレクトリーの config/servicelog.log にて次のテキストが記載された警告メッセージを検索します。
「JVM が作成できなかったため、ファイル・サーバーを作成できませんでした (Could not create file server because JVM could not be created)」この問題は、PA-RISC 2.0 ホスト上に HP JVM がある際にメモリー・リーク分析を使用すると発生します。この問題の次善策として、ご使用の HP-UX Agent Controller インストール・ディレクトリーにある config/serviceconfig.xml を編集します。「<AgentControllerConfiguration」で始まる行の場所を探索します。この行内で、libjvm.sl へのパスを見付けます。例えば、ご使用の JRE が /opt/java1.4 にインストールされている場合、次のように表示されます。
<AgentControllerConfiguration activeConfiguration="default" filePort="10005" jvm=/opt/java1.4/jre/lib/PA_RISC/server/libjvm.sl" ...PA_RISC の代わりに your_jre/jre/lib/PA_RISC2.0 を参照するように libjvm.sl へのパスを変更します。上記の例は次のようになります。
<AgentControllerConfiguration activeConfiguration="default" filePort="10005" jvm=/opt/java1.4/jre/lib/PA_RISC2.0/server/libjvm.sl" ...変更を保存してから、HP-UX ホスト上の Agent Controller を停止し再開します。ファイル・サーバー作成の警告が servicelog.log 内で繰り返されなければ、リーク分析が正しく動作するようになります。
注意: SetConfig.sh を実行して HP-UX Agent Controller を再構成すると、serviceconfig.xml が上書きされるので、この変更を再度行う必要があります。