トピック

概論To top of page

このガイドラインでは、JavaBeans の識別とモデリングを中心に説明します。

JavaBeans について詳しくは、『概念: JavaBeans』を参照してください。

JavaBeans の識別 To top of page

JavaBeans は Java クラスであり、JavaBeans コンポーネント・モデルの規則に従って記述されます。

JavaBeans は、getter と setter を介してプロパティーを公開し、イベントは発行しないという、単純な形式で使用できます。このような JavaBean では、プレーンな Java クラスのフィールド名をもとにして getter と setter の名前をつけることが推奨されます。このタイプの JavaBean は、一般に、Java Server Pages で使用され、Web ページ内のフォームからデータを取り出す役割を担います。

JavaBean プロパティーの変更または変更の試みがあった際に外部に通知したい場合、さらに高度なレベルの機能を追加することもできます。この場合、JavaBean は、プロパティーの変更を示すイベントを発行するように設計する必要があります。

イベントを発行 (および処理) する JavaBeans は、モデル・ビュー・コントローラー (MVC) アーキテクチャー・パターンの実装に使用されるユーザー・インターフェース・フレームワーク (Swing など) に共通です。ビジュアル・コンポーネントを表す JavaBeans には、多くの場合 Bean カスタマイザーなどの追加クラスがあり、これによって設計時に JavaBean インスタンスの修正が可能になります。

JavaBeans のモデリング To top of page

JavaBeans は、Java クラスとしてモデリングされます。

JavaBeans のプロパティーは、明示的にモデリングされませんが、代わりに、JavaBeans 命名規則によって識別されます。

Customer プロパティーを表す UML ダイアグラム

この設計図では、イベントを発行または処理するクラスを表す依存関係を使用すると便利です。イベント・リスナーは、インターフェースとして導入され、具象実装によって実現されます。

イベント・リスナーを表す UML ダイアグラム





この内容は、Inferdata Corporation によって作成または部分的に作成されました。

Rational Unified Process   2003.06.15