処理ノード間でのシステムの物理的な分散を理解する基礎として、配置ビューと呼ばれるアーキテクチャ ビューが分析 / 設計ワークフローで使用されます。配置ビュー (後に示す 5 つのビューの 1 つ) は、システム内のノード間での処理の分散を図示します (プロセスとスレッドの物理的な分散を含みます)。配置ビューは反復のたびに洗練されます。

配置ビューは、システム内の処理の物理的な分散を示します。

このほかにも次の 4 つのビューがあります。要求ワークフローで処理されるユース ケース ビュー、分析 / 設計ワークフローと実装ワークフローで処理される論理ビュープロセス ビュー実装ビューです。

アーキテクチャ ビューは、「ソフトウェア アーキテクチャ説明書」に記述されます。セキュリティ ビューなどのさまざまなビューを自分で追加して、ソフトウェア アーキテクチャのそのほかの特定の側面を記述することができます。

アーキテクチャ ビューは要するに、構築されるモデルの抽象化または単純化として見ることができ、詳細を省略することで重要な特性を見やすくします。アーキテクチャは、システムの開発中に構築されるモデルの質を向上させるための重要な方法です。



Rational Unified Process   2003.06.15