成果物:
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この成果物には、開発対象のシステムに対して利害関係者 (顧客、エンドユーザー、マーケティング担当者など) が提起するあらゆる種類の要望が含まれます。システムが準拠しなければならない、あらゆる種類の外部の情報源への参照を含む場合もあります。 |
役割: | システム分析者 |
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オプション度 / 使用時期: | ほとんどの場合、方向づけフェーズと推敲フェーズ |
テンプレートとレポート: |
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例: | |
UML の表現: | なし |
詳細情報: | |
成果物を入力とする作業: | 成果物を出力とする作業: |
この成果物の目的は、プロジェクトに対して提起されるすべての要望と、それらの要望への対処方法を把握することです。この成果物に責任を持つのはシステム分析者ですが、多くの人々、具体的にはプロジェクトの結果の利害関係者であると考えられるすべての人 (マーケティング担当者、エンドユーザー、顧客など) がこの成果物の作成に関与します。この情報は、文書にまとめられることもあれば自動化ツールで収集されることもあります。その価値があると考えられる要望については、承認済みの変更依頼管理 (CRM) プロセスに従って追跡し、レポートを作成することが推奨されます。
利害関係者の要望の情報源には、例として次のようなものがあります。
利害関係者の要望は主に、方向づけフェーズと推敲フェーズの間に収集されますが、製品の強化と更新を計画するために、プロジェクトのライフサイクル全体を通して要望の収集を続けることが推奨されます。変更依頼の追跡ツールは、これらの要望の収集と優先順位づけを行うために役立ちます。
システム分析者は、次の事柄を徹底し、利害関係者の要望の整合性に責任を持ちます。
ステータスの追跡、優先順位づけ、レポートの生成、追跡可能性の確立を行うために、利害関係者の要望は Rational ClearQuest や Rational RequisitePro などのデータベースで管理するのが最も適しています。カスタマイズでは、利害関係者別、および利害関係者の要望別に文書化する情報 (属性) を決定します。
Rational Unified Process
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