ツール・メンター: Web Application Server に対する Web アプリケーションの導入
目的
このツール・メンターでは、WebSphere Application Server に Web アプリケーションを導入する方法を説明します。
これは、次に示す RUP 情報と関連があります。
概要
Web アプリケーションを導入する前に、まずアセンブルしてアーカイブ・ファイル (J2EE モジュールまたは J2EE アプリケーション) にする必要があります。後は、導入で、WebSphere の管理ツールを使用してアーカイブ・ファイルをサーバーにインストールするだけです。
このツール・メンターでは次の手順を実行します。
Web アプリケーションを RAD 6.0 で開発した場合は、「ツール・メンター: RAD 6.0 を使用した J2EE モジュールとアプリケーションのアセンブル」で説明されている手順に従ってアーカイブ・ファイルにパッケージします。それ以外で開発した場合は、WebSphere Application Server に付属する アセンブリ・ツールキット を使用し、次のようにしてアーカイブを作成できます。
- Assembly Toolkit を開始します。
- Windows の場合、[スタート] > [プログラム] > [IBM] > [ASTK] > [ASTK] の順に選択します。
- [アプリケーション・サーバー・ツールキット] ウィンドウで、ワークスペースを指定して、[OK] をクリックします。
- Enterprise Application Archive (EAR) ファイルを作成するには、次のようにします。
- J2EE パースペクティブで、[ファイル] > [新規作成] > [エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト] の順に選択します。
- [新規エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト] ウィザードを使用して、サポートする J2EE レベルを選択し、EAR ファイルの名前と場所を指定し、EAR ファイルに組み込む既存のモジュール (Web、EJB、アプリケーション・クライアント、またはコネクター) を選択します。
- Web Archive (WAR) ファイルを作成するには、次のようにします。
- J2EE パースペクティブで、[ファイル] > [新規作成] > [ダイナミック・Web・プロジェクト] の順に選択します。
- [新規 Web プロジェクト] ウィザードを使用して、WAR ファイルの名前と場所を指定し、EAR ファイルに関連付け、Web プロジェクト・オプションをカスタマイズします。
- 新しい Web プロジェクトが作成されたら、[ファイル] メニューで使用できる [インポート] ウィザードを使用して、アプリケーションの Web コンテンツをインポートできます。
- EJB JAR ファイルを作成するには、次のようにします。
- J2EE パースペクティブで、[ファイル] > [新規作成] > [EJB プロジェクト] の順に選択します。
- [新規 EJB プロジェクト] ウィザードを使用して、使用する EJB 仕様のバージョンを選択し、JAR ファイルの名前と場所を指定し、EAR ファイルに関連付け、モジュールと JAR ファイルの依存関係を定義します。
- 新しい EJB プロジェクトが作成されたら、[ファイル] メニューで使用できる [インポート] ウィザードを使用して、Enterprise JavaBeans および関連コードの成果物をインポートできます。
- アプリケーション・クライアント JAR ファイルを作成するには、次のようにします。
- J2EE パースペクティブで、[ファイル] > [新規作成] > [アプリケーション・クライアント・プロジェクト] の順に選択します。
- [アプリケーション・クライアント・プロジェクトの作成] ウィザードを使用して、使用する J2EE レベルを選択し、JAR ファイルの名前と場所を指定し、EAR ファイルに関連付け、モジュールと JAR ファイルの依存関係を定義します。
- Resource Adapter Archive (RAR) ファイルを作成するには、次のようにします。
- J2EE パースペクティブで、[ファイル] > [新規作成] > [コネクター・プロジェクト] の順に選択します。
- [新規コネクター・プロジェクト] ウィザードを使用して、JAR ファイルの名前と場所を指定し、EAR ファイルに関連付け、モジュールと JAR ファイルの依存関係を定義します。
- 必要に応じて、エンタープライズ・アプリケーション、Web、EJB、またはアプリケーション・クライアント・モジュールの配置ディスクリプターを編集します。
- J2EE [階層] ビューで、モジュールを右クリックして、[Open With] > [ 配置ディスクリプター・エディター] の順に選択します。
- エディター・ビューの下部にある該当するタブを選択し、特定の配置ディスクリプターの値を編集します。
- EJB モジュールの導入コードを生成します。
- J2EE [階層] ビューで、モジュールを右クリックして、[生成] > [配置と RMIC コード] の順に選択します。
- 生成の段階で問題が報告されないことを確認します。
- Web サービス対応モジュールの導入コードを生成します。
- J2EE [階層] ビューで、モジュールを右クリックして、[Web サービス] > [配置 Web サービス] の順に選択します。
- 生成の段階で問題が報告されないことを確認します。
アプリケーションのアセンブル後、WebSphere の管理ツールを使用して、EAR、WAR、または JAR ファイルをアプリケーション・サーバーに導入します。
GUI またはスクリプト・ベースのインターフェースの場合、それぞれ管理コンソールまたは wsadmin ツールを使用します。
管理コンソールを使用する場合、次のようにします。
- アプリケーション・サーバーを始動します (コマンド行で startServer コマンドを使用します)。
- Web ブラウザーを開いて http://your_server_name:9090/admin と入力し、管理コンソールを開始します。
- コンソールにログインします。
- 新しいアプリケーションをインストールするときの手順に従います。
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