目的

ここでは、このツール・メンターに関連する追加情報へのリンクを示します。


このツール・メンターの手順は、作業の手順と一致しています。RSA のオンライン・ヘルプのトピックへのリンクには というマークが付いています。

概要

このツール・メンターは、「Rational Software Architect のためのモデル構造ガイドライン」で説明している方法に従って、トップレベルの実装モデル構造が定義済みであることを前提としています。 このツール・メンターの手順によって、実装モデルの初期構造を洗練することができます。

このツール・メンターでは次の手順を実行します。

追加ツール情報

実装モデルの構成の確立 ページの先頭へ

RSA での推奨アプローチは、MDD - Model Driven Development (「モデル駆動型開発 (MDD) およびモデル駆動型アーキテクチャーR (MDAR)」を参照) です。 開発チームがこのアプローチを採用している場合、 実装モデルは、設計モデルの編成によって強力に主導されます。 実装サブシステムを識別するときは、 設計モデルでそれをパッケージまたはサブシステムとしてモデル化する必要があります。 一般に、設計モデルでパッケージを識別する際は、 そのパッケージがどのように Eclipse/RSA プロジェクトにマップするかを考慮する必要があります。 大きなサブシステムは基本的に自身のプロジェクトにマップし、 小さなパッケージは基本的にプロジェクト内のソース・フォルダーにマップします。 プロジェクトの構造および実装と設計モデルの内部編成について説明している「Rational Software Architect のためのモデル構造ガイドライン」の項目を参照してください。

RSA では、実装ビューは、 サブシステム間の依存関係を示すダイアグラムが含まれた <<perspective>> パッケージを使用して定義できます。 設計モデルに適用される変換の種類によっては、 パッケージ/サブシステム間に定義する依存関係が、 Eclipse/RSA プロジェクト・メタデータ内の 3GL インポート宣言とプロジェクト依存関係宣言にマップする場合があります。

コードが生成されたら、プロジェクト内に直接クラス図を作成し、それに実装成果物をドラッグして入れることによって、より詳細な UML ダイアグラムを生成して実装レベルの構成とその関係を表示することができます。 UML Visual Editor for Java に関連したオンライン・ヘルプ・トピックを参照してください。

コードを生成する前に、コードと関連ファイルを入れる予定の実際の RSA プロジェクトとパッケージを表示する必要がある場合には、実装概要モデルが役に立つ可能性があります。 詳細については、 白書「Rational Software Architect のためのモデル構造ガイドライン」の実装モデルに関連したトピックを参照してください。

実装サブシステムの調整 ページの先頭へ

この手順では、RSA 固有のガイダンスはありません。

各実装サブシステムのインポートの定義 ページの先頭へ

MDD 環境では、実装モデルの依存関係は、 設計モデルで明示的または暗黙的に定義されている依存関係を非常に厳密に反映します。 詳細は、設計モデルに適用されるコード生成変換によって決まります。

実装概要モデルを使用する場合は、 そのモデルにプロジェクトおよびパッケージ間の予想依存関係が表示されます。 これはシステム作成要求 (「Rational Software Architect のためのモデル構造ガイドライン」を参照) を識別する際に役立ちます。

実行可能ファイル (とその他の派生オブジェクト) の取り扱い方法の決定 ページの先頭へ

MDD 環境では、 設計モデルに適用される変換の種類に応じて、導入可能なさまざまなタイプの成果物が生成されます。 たとえば、 <<control>> クラスおよび <<entity>> クラスなどの要素からは、 J2EE ターゲット (実装クラス、インターフェース、EJB を EJB JAR に割り振ってそれら JAR を EAR にマップする配置ディスクリプター・コンテンツのコードを含む) に対するセッションおよびエンティティー EJB が生成される可能性があります。

RSA 導入モデルを使用して、概念レベルで導入可能成果物をモデル化することもできます。 その場合は、UML ノードと成果物を使用してモデル化します。 現在、RSA 変換はこのようなダイアグラムのセマンティクスを利用して導入データを生成することはないので、ダイアグラムは純粋に概念的なものとなり、資料としてのみ役立ちます。

また、オプションでこのようなダイアグラム内に実際の実装成果物を描くこともできます。 そうするには、それらの実装成果物をキャンバス上にドロップし、(依存関係を使用して) それをダイアグラムの概念要素に結び付けます。

テスト資産の扱い方の決定 ページの先頭へ

この手順では、RSA 固有のガイダンスはありません。

実装ビューの更新 ページの先頭へ

独立した実装ビューが存在する場合には、その保守が必要です。 白書「Rational Software Architect のためのモデル構造ガイドライン」では、基本的に、サブシステム間の依存関係を示すダイアグラムが含まれている <<perspective>> パッケージの使用を推奨しています。

実装モデルの評価 ページの先頭へ

モデルを HTML 形式にして発行すると便利です。さらに、RSA から Microsoft Word などのプログラムに図をコピーできるという点も押さえておいてください。

詳細については、Publishing Models for Review Outside the Modeling Tool」と以下のチュートリアルを参照してください。

  • Generating Standard Model Reports
  • Generating Custom Model Reports
  • Publishing Models to Web

追加ツール情報ページの先頭へ

参考文献:

  • Structuring the Implementation Model

Rational Unified Process   2003.06.15