テーブルおよびデータ・ソース・クリエーターにより、パーシスタンス (永続性) 機構またはデータ・ソースの構成方法に煩わされることなく、CMP エンタープライズ Bean の単体テストを自動的に実行する方法が実現されます。
CMP Bean は、データ・ソースまたはデータベース表を作成することなく、セッション Bean と同じく容易にテストすることができます。
テーブルおよびデータ・ソース・クリエーターは以下を自動的に収集します。
ユーザー ID、パスワード、別名、ホスト名、ポート、JDBC ドライバーのパス、
テーブルを最初にドロップするかどうか、およびデータ・ソースのみを作成してテーブルは
作成しないかどうか。
以下のデータベース・システムが、次に記述する制限付きでサポートされています。
- ローカル側に、またはリモート・マシンにインストールされた DB2® v8.1。db2jcc.jar 内の
タイプ 4 JDBC ドライバーを使用しなければなりません。
また、データベースが存在しなければなりません。データベースをアクセスするには、ユーザー ID およびパスワードを
持つ必要があります。
- ローカル側に、またはリモート・マシンにインストール
された Oracle v9i 。classes12.jar 内の JDBC ドライバーを使用しなければなりません。
また、データベースが存在しなければなりません。データベースをアクセスするには、ユーザー ID およびパスワードを
持つ必要があります。
- テスト環境の一部として組み込まれている Cloudscape™ v5.1
前提条件タスク:- バージョン 1.3 エンタープライズ・
アプリケーション・プロジェクトを作成する。
- 作成したばかりのエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの中に バージョン 2.0 EJB プロジェクトを作成する。
- 作成したばかりのエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトに対応する EJB プロジェクト
で、2.x CMP Bean を
作成する。
- 以下のいずれかをターゲット・データベースとして
選択して、トップダウン・
マッピングを生成する。
- Cloudscape v5.1
- DB2 v8.1
- Oracle v9i
- EJB プロジェクト用の
デプロイメント・コードを生成する。
- 以下のステップを完了して、EJB デプロイメント記述子エディターを開く。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、「EJB プロジェクト」フォルダーを展開する。
- 使用している「EJB プロジェクト」フォルダーを展開する。
- 「デプロイメント記述子」フォルダーを右マウス・ボタン・クリックし、「開く」を選択する。
- 以下のステップを完了して、使用している EJB プロジェクトにバックエンド ID が指定されていることを確認する。
- 「概要」ページで、WebSphere® バインディング・セクションまでスクロールダウンする。
- 「現行」フィールドの横にある「更新」ボタンをクリックする。
- 「現行」フィールドにバックエンド ID が指定されていることを確認する。例えば、DB2UDBNT_V8_1。
- 変更内容を保管し、デプロイメント記述子エディターを閉じる。
- WebSphere v5.x サーバーを作成する。
- サーバーに EAR プロジェクトを追加する。
注: テーブルおよびデータ・ソースを作成する前にサーバー・エディターをクローズしてください。
そうでないとデータ・ソースは自動的に作成されません。
テーブルおよびデータ・ソース・クリエーターで CMP Bean をテストする方法は、以下のとおりです。
- 「サーバー」ビューで、作成したサーバーを右マウス・ボタンでクリックし、
「テーブルおよびデータ・ソースの作成」を選択する。
- DB2 および Oracle の場合: 「接続設定」ダイアログ・ボックスが表示される。
データ・ソースの作成およびテーブルの作成には、データベース接続が必要です。
以下のデータベース接続パラメーターを指定してください。
- 「ユーザー」フィールドに、データベースにアクセスするためのユーザー ID を入力する。
- 「パスワード」フィールドに、データベースにアクセスするためのパスワードを入力する。
- 「確認パスワード」フィールドに、もう一度パスワードを入力する。
- 「別名」フィールドに、データベース別名を入力する。
- 「ホスト名」フィールドに、データベース・サーバーのホスト名を入力する。
- 「ポート」フィールドに、データベース接続に使用するポート番号を入力する。
- 「Jar ファイル・パス」フィールドに、データベース JDBC ドライバーのパスを指定する。
注: ユーザーのプロジェクトに現行のバックエンドとして DB2 と Oracle の両方がある場合は、
接続設定のダイアログ・ボックスにはこれらの両方のバックエンドのフィールドが作られます。
- DB2 および Oracle の場合: EJB の作成時にトップダウン・マッピングを行った場合、「database_vendor テーブルを先に作成」および「database_vendor テーブルを先にドロップ」チェック・ボックスが事前選択さる。テーブルがすでに存在する場合、またはテーブルを作成しない場合には、「database_vendor テーブルを先に作成」チェック・ボックスをクリアします。
ボトムアップ・マッピングを行った場合には、「database_vendor テーブルを先に作成」チェック・ボックスはデフォルトでクリアされているため、テーブルを作成しない場合はデータ・ソースを自動的に作成することができます。
- この操作を再度実行すると:
- Cloudscape の場合、テーブルは再作成されますが、データ・ソースは以前と同じままです。
- DB2 および Oracle の場合、テーブルの再作成は「database_vendor テーブルを先に作成」および「database_vendor テーブルを先にドロップ」チェック・ボックスの選択によって決まります。
この操作を最初に実行した時点で作成されたオリジナルのテーブルを残したい場合は、必ず両方のチェック・ボックスをクリアしてください。
テーブルをドロップして再作成し、オリジナルのテーブルを削除したい場合は、両方のチェック・ボックスを使用可能に設定してください。
- 「接続設定」ダイアログ・ボックスに入力を行った後、「作成」をクリックして、テーブルおよびデータ・ソースの作成を開始する。
- EJB プロジェクトで定義されているそれぞれのバックエンドごとに、「テーブルおよびデータ・ソース・クリエーター」ダイアログ・ボックスが以下の詳細をレポートします。
- EJB プロジェクトのプロジェクト名
- データベース・ベンダー
- 使用されるバックエンド ID
- データ・ソースの作成状況: データ・ソースが EJB プロジェクトに追加されているかどうかを示します。
- テーブルの作成状況: テーブル作成の状況が正常でない場合は、テーブル作成のために実行されたオペレーションのリストを参照して、問題を識別してください。
- テーブル作成のために実行されたオペレーションのリスト: テーブル作成実行時の SQL オペレーションおよびスローされた例外をリストします。
- (オプション) データ・ソースの作成を確認するには、以下の手順を実行する。
- WebSphere Application
Server v5.x の場合、サーバー・エディターを開き、データ・ソースとリソース・プロパティーが作成されたことを確認する。
- WebSphere Application
Server v6.x の場合、アプリケーション・デプロイメント記述子または WebSphere 管理コンソールを開き、データ・ソースとリソース・プロパティーが作成されたことを確認する。
- (オプション) この段階で、サーバー上で CMP Bean をテストすることができる。「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、Bean を右マウス・ボタン・クリックし、「実行」>「サーバーで実行」を選択する。
ユニバーサル・テスト・クライアントが開く。