Web ダイアグラム内の接続

Web ダイアグラム内では、接続 は 2 つのノードを接続する線 です。

接続は、ロジック・フロー またはデータ・フロー のいずれかを表せます。 特定のタイプの接続の幾つかは、Faces ベースまたは Struts ベースの Web アプリケーションの場合に可能です。

ロジック・フロー

Web ダイアグラム内のロジック・フロー接続は、あるページまたはアクションがどのように実行されて次のページまたはアクションにつながるかを表します。 たとえば、ある Web ページから別のページへのリンクは、最初のページがどのように次のページへと進むことができるか、または次のページへ「流れる」ことができるかを表します。 同様に、アクション・マッピングの転送は、このアクションが (転送を介して) 次の宛先へと進めることを表します。

Web ページから Web ページ、アクション・マッピング、または Web アプリケーション・ノードへと引かれた線は、ロジック・フロー接続です。 アクション・マッピングからアクション・マッピングまたは Web ページへと引かれた線も、ロジック・フロー接続です。

データ・フロー

データ・フロー接続は、Web ページまたはアクション・マッピングから Bean を介して起こりうるデータの流れを表す線です。 データ・フロー接続には、宣言されたデータ参照手続き型データ参照 という 2 つのタイプがあります。

宣言されたデータ参照
この接続タイプは、デフォルトでは青い線として表示されます。 (デフォルトの色は、Web ダイアグラムに関する設定を行うことで変更できます。)

アクション・マッピングからフォーム Bean へと引かれた線 (Struts 構成ファイルのアクション・マッピング宣言で指定されているもの) は、宣言されたデータ参照を表します。 アクション・マッピングからフォーム Bean へと作成された最初の接続は、宣言されたデータ参照であると想定されます。 対照的に、そのアクション・マッピングから他のフォーム Bean へと作成された後続の接続はすべて、そのアクション・マッピングのアクション・クラスの内部からの Bean 参照を表すものであると想定され、手続き型データ参照として表示されます。

Web ページから Java™ Bean またはフォーム Bean へと引かれた線も、宣言されたデータ参照です。なお、これらの Bean は、Web ページで useBean タグによって参照されます。

手続き型データ参照
この接続タイプは、デフォルトでは緑の線として表示されます。 (デフォルトの色は、Web ダイアグラムに関する設定を行うことで変更できます。)

アクション・マッピングから Java Bean へと引かれた線は、手続き型データ参照です。 アクション・マッピングからフォーム Bean への接続で、ユーザーがそのアクション・マッピングに対して最初に作成した接続とつながっていないものはすべて、手続き型データ参照です。

接続のタイプ

表 1 に、Faces または Struts のノード間で可能なさまざまなタイプの接続を示します。

表 1. Faces および Struts の場合の接続タイプ
接続カテゴリー 接続タイプ
Faces Faces 結果
Faces アクション参照
Java Java Bean
Struts アクション・マッピング入力
アクション・マッピング・ローカル転送
アクション・マッピング・グローバル転送
アクション・マッピング・ローカル例外
アクション・マッピング・グローバル例外
フォーム Bean
転送として構成されたアクション・マッピング
インクルードとして構成されたアクション・マッピング
Struts モジュール終了
Web Web ページ・リンク
関連概念
Web ダイアグラムと Web ダイアグラム・エディター
関連タスク
Web ダイアグラムの作成
Web ダイアグラムの編集 : 概要
Web ダイアグラム内での接続の描画
Web アプリケーション・ダイアグラムに関する設定
関連資料
Web ダイアグラム・エディター用のキーボード・ショートカット
Web ダイアグラム・エディター : ポップアップ・メニュー
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