transferToProgram 要素

リンケージ・オプション・パーツの transferToProgram 要素は、 生成された COBOL プログラムが制御を転送し、処理を終了する方法を指定します。

要素には以下のようなプロパティーがあります。
ターゲット・プログラムが VisualAge® Generator、または EGL (別名がない場合) を使用して生成される際に、transferToProgram 要素の指定を省略できます。 デフォルトの振る舞いは、以下のとおりです。

CICS の外部で実行する COBOL コードを作成する場合には、 特別な注意事項があります。 CICS の振る舞いのランタイム・シミュレーションでは、任意の転送が発生するプログラムとして、 実行単位に初期プログラムを指定する必要があります。

Program01 から Program02 に転送され、次に Program03 に転送されることを考えてみます。 それぞれの転送は、transfer to program タイプと想定します。Program01 の生成時に (デフォルトの振る舞いを受け入れない場合)、 ユーザーのリンケージ・オプション・パートには、以下の転送が発生したことを示す 1 対の transferLink エレメントが含まれている必要があります。

Program02 が EGL 生成プログラムで、Program03 が EGL 生成プログラムではない場合には、 デフォルト設定は不適切です。Program01 から Program03 への制御の移行で必要になる transferLink エレメントを指定する必要があります。

上記の状態で、Program02 を他の実行単位の最初のプログラムとしても使用する可能性がある場合には、 ユーザーのリンケージ・オプション・パーツには、Program02 の生成時に異なる transferLink エレメントを組み込む必要があります。 この場合の目的は、単純に制御を Program02 から Program03 へ移動することです。

関連する概念
リンケージ・オプション・パーツ
実行単位

関連するタスク
EGL ビルド・ファイルへのリンケージ・オプション・パーツの追加
リンケージ・オプション・パーツの transfer 関連要素の編集

関連する参照項目
transfer 関連リンケージ要素の別名
transferToProgram 要素の fromPgm
transferToProgram 要素の linkType
移行関連リンケージ要素の toPgm
useXctlForTransfer

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