DADX ファイルを生成する

DADX ウィザードは、1 つ以上の SQL ステートメント、ストアード・プロシージャー、そして DAD ファイルの組み合わせからの DADX ファイルの作成をサポートします。 DADX ファイルは、リレーショナル・データベースにアクセスする Web サービスの作成に使用される XML ファイルです。

注: パラメーターを含む SQLステートメントから DADX ファイルを生成する場合、パラメーター・タイプが適切に DADX ファイル内に 生成されるためには、パラメーターが単一列式でなければなりません。 ユーザーがパラメーターを複雑な列式 (例えば、関数) 内に持つ場合は、ユーザーは自ら手動でそれらを生成された DADX コードに追加する必要があります。 これは既知の問題です。

DADX について詳しくは、ftp://ftp.software.ibm.com/ps/products/db2extenders/software/xmlext/docs/v72wrk/webserv/dadxspec/dadx.html を参照してください。

Document Access Definition (DAD) ファイルはユーザー指定ファイルで、ストレージと検索のために XML 文書エレメントの DB2® データベース列へのマッピングのコントロールを提供します。 DADX ウィザードは Xcollection DAD のみをサポートします。 DADX ウィザードでサポートされるマッピングのタイプとオペレーションを以下に示します。
  • SQL ステートメント・オペレーション (SQL ステートメントをベースにした照会と更新操作はサポートされる )。
  • RDB_node マッピング (DADファイル・マッピングをベースにした storeXML および retrieveXML オペレーションはサポートされる)。
  • ストアード・プロシージャー呼び出し。

ユーザーが選択する DAD ファイルが SQL ステートメント (SQL_stmt) マッピングを定義するとき、 SQL ホスト変数からオーバーライドしたいパラメーターを指定するためには SQL_override 情報を カスタマイズする必要がある可能性があります。 詳しくは Web services Object Runtime Framework (WORF) の資料を参照してください。

ユーザーの SQL ステートメントまたはストアード・プロシージャーは、ユーザーが DADX ウィザードを完了するためにワークベンチ内に存在しなければなりません。  SQL ステートメントまたはストアード・プロシージャーの作成について詳しくは、関連タスクを参照してください。

DADX ファイルを生成するには以下を行ってください。

  1. ファイル (File) > 新規 (New) > その他 (Other)」をクリックする。
  2. 新規のウィンドウ内で、「Web サービス (Web Services)」ノードを拡張して、 「DADX ファイル」をクリックし、そして「次へ (Next)」をクリックする。
  3. (オプショナル) フォルダーを拡張し、そして DADX ファイル内に組み込むため SQL ステートメントおよびストアード・プロシージャーを選択する。 ユーザーは SQL ステートメントのみ、ストアード・プロシージャーのみ、または SQL ステートメントとストアード・プロシージャーの両方を選択することができます。
  4. 次へ (Next)」をクリックする。
  5. (オプショナル) このページを使用してユーザーの DADX ファイルを組み込むため、1 つ以上の DAD ファイルを選択する。
    1. DAD ファイルをユーザーのファイル・システムからインポートするため、「ファイルのインポート (Import Files)」をクリックする。
    2. ワークベンチ・ファイル (Workbench Files)」リスト内で DAD ファイルをクリックし、それから 「>」をクリックする。 さらに DAD ファイルを追加するにはこれを繰り返してください。
    3. 1 つ以上の DAD ファイルを「選択済みファイル (Selected Files)」リストから除去するには 「<」または「<<」ボタンをクリックする。
    4. ユーザーがすべての必要な DAD ファイルをリスト、「選択済みファイル (Selected Files)」に追加後、 「次へ (Next)」をクリックする。
    注: ユーザーの DADX ファイルを DADX グループ、WebProject\JavaSource\groups\DADXGroup 内に作成するかまたはインポートする必要があります。 いずれの関係のある DAD ファイルもこのフォルダーに入れる必要があります。 これらのファイルは、実行時にこの場所に存在することが期待されています。 そのようになっていない場合は、データベースまたはサーバーのエラーが発生する可能性があります。
  6. (オプショナル) 行を選択してから変更したいセルを選択して、「操作 (Operation)」フィールドまたは「説明 (Description)」フィールド のテキストを変更または追加する。 変更を入力してからEnter (キー) を押す。操作 (Operation)」フィールドは、生成された DADX ファイル内操作タグの名属性の名前を提供し、 「説明 (Description)」フィールドは文書タグの説明テキストを提供しています。
  7. ユーザーの DADX ファイルのファイル名を入力する。 拡張子 .dadx を持つ必要があります。
  8. (オプショナル) DADX ファイルの説明を「説明 (Description)」テキスト・フィールドに入力する。
  9. 出力フォルダー (Output folder)」を選択して、それから「完了 (Finish)」をクリックする。 ユーザーの Web サービスが適切に機能するためには、DADX グループ内の DADX ファイルが順序よく作成されなければなりません。 必要ならば、ほかの場所で生成してから後で DADX グループに移動することもできますが、最初に生成したときにユーザーの DADX グループ内に置くことを推奨します。

DADX は生成されて XML エディターで開かれ、必要に応じて編集されます。 Web サービスによる DADX ファイルの使用法について詳しくはは下記の関連タスクを参照してください。

注: ストアード・プロシージャーがベースの DADX ファイルについては、DADX 用に結果セットのメタデータが生成されて呼び出しエレメントで使用されます。 修正されたメタデータのある結果セットを持つストアード・プロシージャーのみが、 Web サービスのために正しく定義された WSDL ファイルを得るために DADX から 呼び出しを受けることができます。

ストアード・プロシージャーが戻した各々の結果セットについて <result_set_metadata> エレメントが DADX 内に生成されます。 同一のメタデータ特性が共用されていても、これは真実です。 必要ならば、単一の <result_set_metadata> タグを使用するために、生成コードを変更することができます。 もし、 <call> エレメントの <result_set> 子エレメント内でメタデータが使用されている場所のメタデータ名を変更する場合は、 対応する <result_set_metadata> 定義内の名前の変更を間違いなく行ってください。

関連概念
「SQL ステートメントの新規作成」ウィザード
SQL ビルダー
関連タスク
ウィザードを使用して SQL から XML を生成する
関連情報
SQL ステートメントを実行する Java Bean を作成する
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