XML 文書を使用してテーブルを更新する

XML 文書のデータを持つリレーショナル・データベース・テーブルを更新するために、「XML To SQL」ウィザードを使うことができます。

前提条件: XML 開発機能を使用可能にする

このウィザードを使用する前に、SQL 照会が使用するデータベース・テーブルに関するデータを含む XML 文書を生成するために、 「XML FROM SQL」ウィザードを使用してください。 XML エディターを使用して、ユーザーが追加または更新したいデータを持つ XML ファイルを変更してください。

更新アクションのために、基本キーに対応する XML ファイル内のデータは、データベース・テーブル内のどの行を変更するか判別するために使用されます。 たとえば、データベース・テーブルにその基本キーとして従業員 ID の列がある場合、XML ファイル内の従業員 ID エレメントは どの行を更新するか判別するために使用されます。 以下のデータを持つ XML ファイルについてはよく検討してください。employeeid=1、salary=3 および employeeid=2、salary=4。 このデータを使用する更新アクションは、employeeid=1 および employeeid=2 のテーブル行を変更します。

XML から SQL へのマッピング操作が成功するためには、ファイルのフォーマットは非常に重要です。 そこでは、XML ファイル内にルート・エレメントがあり、それに続いてデータベース内のテーブルを表すエレメントがなければなりません。 テーブル・エレメントの各々が、テーブル内の列を表すサブエレメントを持つことができます。 テーブルおよび列エレメントの名前と、データベース・テーブルおよび列の名前が、正確に一致することは重要なことです。

ユーザーの XML ファイルを変更した後は、テーブルの更新または列のテーブルへの挿入の準備は完了しています。

XML 文書を使用してテーブルを更新するには以下を行います。

  1. データ・パースペクティブのナビゲーター・ビュー内で、テーブルを更新するためのデータを含む XML ファイルを右クリックし、 そして「生成 (Generate) > データベース・データ (Database data)」をクリックする。 「XML From SQL」ウィザードで生成された XML ファイルを使うか、またはウィザードによって生成されたファイルと同じフォーマット のファイルのいずれかを使用します。
  2. ユーザーのデータベース・プログラムに固有の情報を選択または入力してウィザードのデータベース接続ページを完了し、 それから「次へ (Next)」をクリックする。
  3. ウィザードの XML から SQL への更新ページ上で、正しいデータベースとテーブルが選択されていることを確認する。
  4. 更新するスキーマと行うアクションを選択し、それから「次へ (Next)」をクリックする。 ユーザーはテーブルの更新または行のテーブルへの挿入のいずれかができます。
  5. 「列の更新オプション (Columns Update Option)」ページで、更新したい、またはテーブルに追加してい列を選択する。 基本キーを更新することはできません。 基本キーがない場合は、基本キーを使用する方法で、テーブルから列を選択して更新に使用します。
  6. 完了 (Finish)」をクリックしてウィザードを閉じて、ユーザーのデータベース・テーブルを更新する。
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