ガード条件

統一モデリング言語 (UML) シーケンス図では、ガード条件は相互作用制約とも呼ばれ、結合フラグメント内の相互作用オペランドをガードするブール条件式です。 ガード条件には、ループ結合フラグメントが実行する最小回数と最大回数を指定する、2 つの式が含まれます。

シーケンス図では、ガード条件は結合フラグメントの相互作用オペランド内で大括弧に囲まれて設定されているセマンティック条件または制限事項です。 結合フラグメントを作成すると、ガード条件は自動的に作成されます。 既存のガード条件をもたない相互作用オペランドに、手動でガード条件を作成することもできます。

ガード条件は相互作用の開始時に現れ、相互作用オペランド内のトレースを実行するかどうかの決定に必要な、すべての情報を含んでいます。 ガード条件のテスト結果が真の場合には、トレースが実行されます。 ガード条件はオプションなので、相互作用オペランドにガード条件が指定されていない場合にも相互作用は実行されます。

次の図は、相互作用でガード条件がどのように表されるかを示したものです。

この相互作用フレームは、ライフラインと交差する 2 つの結合フラグメントをもった 2 つのライフラインを示しています。最初のループ結合フラグメントには、1 つの相互作用オペランドと 1 つのガード条件があります。 2 番目の alt 結合フラグメントには、それぞれ 1 つずつのガード条件をもった 2 つの相互作用オペランドがあります。

関連概念
シーケンス図
相互作用フレーム
ライフライン
メッセージ
実行オカレンス
相互作用オカレンス
結合フラグメント
相互作用演算子
相互作用オペランド
停止ノード
関連タスク
ガード条件を相互作用オペランドに追加する
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2004. All Rights Reserved. (C) Copyright IBM Japan 2005