プログラム・パラメーターの構文図は、以下のとおりです。

- dataItemName
- データ項目の名前。命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
- primitiveType
- データ項目のプリミティブ型、または (動的配列との関係における)
配列エレメントのプリミティブ型。
- length
- パラメーターの長さ、または (動的配列との関係における) 配列エレメントの長さ。
長さは、dataItemName、または (動的配列エレメントの場合)
dynamicArrayName のいずれかによって参照されるメモリー領域内の文字数または桁数を表す整数。
- decimals
- 一部の数値型には、decimals を指定できます。これは、小数点以下の桁数を表す整数です。
小数部の桁の最大数は、18 または length で宣言された桁数の小さいほうです。小数点は、データとともに保管されません。
- "dateTimeMask"
- INTERVAL 型または TIMESTAMP 型の項目には、"dateTimeMask" を指定できます。これは、項目の値の特定の位置に意味 (「年の桁」など) を割り当てるものです。
このマスクは、データと一緒には格納されません。
- dataItemPartName
- プログラムに対して可視の dataItem パーツ名。可視性についての詳細は、『パーツの参照』を参照してください。
パーツは、形式のモデルとして機能します。詳しくは、『Typedef』を参照してください。
- formPartName
- 書式の名前。
書式は、
プログラムの使用宣言の 1 つを示す書式グループを経由してアクセスする必要があります。パラメーターとしてアクセスされる書式は、
ユーザーには表示されませんが、他のプログラムから受け渡されるフィールド値にアクセスできるようにします。
命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
- recordName
- レコードの名前。命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
- recordPartName
- プログラムに対して可視のレコード・パーツ名。可視性についての詳細は、『パーツの参照』を参照してください。
パーツは、形式のモデルとして機能します。詳しくは、『Typedef』を参照してください。
- dynamicArrayName
- レコードまたはデータ項目の動的配列の名前。このオプションを使用する場合、
右側の他のシンボル (dataItemPartName、primitiveType など) は配列の各要素を参照します。
命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
レコード・パラメーターに対する入力または出力 (I/O) には、以下のことが当てはまります。
- 他のプログラムから渡されるレコードには、入出力エラー値 endOfFile などのレコードの状態は含まれていません。
同様に、レコードの状態の変更はいずれも呼び出し元に戻されません。
このため、レコード・パラメーターの I/O を実行する場合には、レコードのテストは、プログラムの終了前に行う必要があります。
- レコードに対して行われる入出力操作は、
引き数に指定されたレコード・プロパティーではなく、パラメーターに指定されたレコード・プロパティーを使用します。
- indexedRecord、mqRecord、relativeRecord、または serialRecord タイプのレコードの場合、
レコード宣言と関連付けられたファイルまたはメッセージ・キューは、
プログラム・リソースではなく実行単位リソースとして扱われます。レコード・プロパティー fileName
(または queueName) が同じ値を持つ場合、
ローカル・レコード宣言は同じファイル (またはキュー) を共用します。実行単位のファイルまたはキューと関連付けるレコード数にかかわらず、
物理ファイルを一度に 1 つずつファイルまたはキュー名に関連付けることができ、EGL は、
ファイルをクローズし、再オープンすることによりこの規則を実行します。