SQL ビルダー

「SQL ステートメントの新規作成」ウィザードおよび「SQL ビルダー」は共に SQL ステートメントの作成と実行のためのビジュアル・インターフェースを 提供しています。 ウィザードを使用して単純な照会を作成したり、あるいはより広範囲のステートメントをサポートする SQL ビルダーを使用することもできます。

SQL ビルダーおよび 「SQL ステートメントの新規作成」ウィザードを使用してどのような種類のステートメントを作成できるのかの詳細については、「SQL ステートメントの新規作成」ウィザード を参照してください。 これらのツールで生成されたステートメントは、.sqx の拡張子を持つファイル内に保管されます。

SQL ビルダーには多数のペインやタブが含まれます。 使用可能なオプションは、作成されるステートメントのタイプに依存します。 下記の画面は SQL ビルダーの基本的なレイアウトを示します。

SQL 照会ビルダーの主画面

SQL ビルダーをオープンするには、新規ステートメントを作成するかまたはデータ定義ビュー内の既存ステートメントをダブルクリックします。

このビルダーは 3 つの主要なセクションから構成されています。

SQL ソース・ペイン

上部ペインには SQLステートメントのソース・コードが含まれています。 ユーザーの SQL ステートメントをこのペインに直接入力することができます。あるいはユーザーのステートメントを作成するツールが提供する機能を使うこともできます。 SQL ソース・ペインのポップアップ・メニューからはコンテンツ支援が使用可能です。 このペインでユーザーのステートメントを変更した場合、別のペインにフォーカスを切り替えるとステートメント構文が検査されてインターフェースは更新されます。 
注: SQL コメント (2 つのダッシュ、-- に先導される行) は SQL ビルダーではサポートされていません。 しかしながらこれらは許容されます。 SQL ステートメントを保管した後は、SQL ソース・ペイン以外の SQL ビルダーのすべてのセクションは使用不可です。 SQL ステートメントを編集して保管するために SQL ソース・ペインの使用を継続することは可能です。 ユーザーがコメントを除去してステートメントを保管した場合、SQL ビルダーのすべてのセクションは再び使用可能になります。

テーブル・ペイン

テーブル・ペインには、ユーザーのステートメント内で使用されているテーブルまたはビューのビジュアル表示を提供しています。 このペインの中でユーザーはテーブルの追加や除去を行ったり、テーブルに別名を与えたり、テーブルから列を選択したり除外したりすることなどができます。 SELECT ステートメントを作成するときには、このペインでテーブル間の「結合 (join)」を定義することもできます。

注: テーブル・ペイン内のテーブル・グラフィックスを配置し直してその後 SQL ステートメントを保管すると、テーブル・グラフィックスの配置はリニア形式に戻り、 テーブル・グラフィックスの順序は SQL ステートメント内のそれらの順序に戻ります。

設計ペイン

設計ペイン内のオプションは、ユーザーが作成中のステートメントのタイプによって変わります。 1 セットより多いオプションが使用可能の場合、それらはノートブック・ページとして表示されます。 例えば SELECT ステートメントの場合、いくつかのオプションには、列の選択、条件の作成、グループの作成、そしてグループ条件の作成などが組み込まれます。  これは上記イメージ内の下部セクションです。

その他の役に立つ機能

ユーザーは式ビルダー・ウィザードを開くことにより、式の入力可能な SQL ビルダー内のどこ からでも、複雑な式の作成についてガイドを受けることができます。

デフォルトのデータ・パースペクティブ内の SQL ビルダー右側のアウトライン・ビュー には WITH または FULLSELECT ステートメントのコンポーネントが表示されます。

作成する SQL ステートメントでユーザーができることは?

SQL ビルダーを完了すると、ユーザーが実行可能な単純な SQL ステートメントが作成されています。 そのステートメントを使用して下記のタスクも行うことができます。

詳細については関連したタスクを参照してください。

SQL ビルダーによってサポートされるデータベース・ベンダー

サポートされるデータベース・ベンダーのリストについては、 「サポートされるデータベース・ベンダー」を参照してください。

SQL 文書は、IBM® DB2 Universal Database™と共に使われるときに使用可能となるオプションをベースにして書かれました。 ユーザーが別のデータベース製品を使っている場合、ツールの 動作の中や使用可能なオプションにいくらかの違いがあることに気がつく可能性があります。  例えば、WITH ステートメントの作成は DB2内でのみ使用可能です。

関連概念
「SQL ステートメントの新規作成」ウィザード
関連タスク
SQL ステートメントを編集する
SQL ビルダーをオープンする
DADX ファイルを生成する
ウィザードを使用して SQL から XML を生成する
関連情報
SQL ステートメントを実行する Java Bean を作成する
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