課題 1.7: Web サイトをプレビューする
Web アプリケーションを実際に公開する準備ができたら、Web アプリケーションをホスティングするサーバーが必要になります。これによってインターネットを通じて ユーザーが Web サイトにアクセスできるようになります。
ただし、Web サイトをテストする場合は、WebSphere Studio に含まれる WebSphere テスト環境というデフォルトのテスト環境を使用します。
WebSphere テスト環境を使用すると、サーバー・ツールがサーバーをシミュレートします。
注: Web サイトの開発中は、
いつでも Page Designer でページを開き、「 プレビュー」タブを使用して、
ブラウザーで設計がどのように表示されるのかを確かめることができます。しかし、「プレビュー」ビューでは、サーバ
ーから実行されて表示されるダイナミックな要素 (データベース接続など) を見ることはできません。
- 「プロジェクト・ナビゲーター」ビューの「all_records.jsp」ファイルを
右マウス・ボタンでクリックします。
- 「サーバーで実行」を選択します。「サーバーの選択」ウィザードが表示されます。
- 今回初めて WebSphere Studio を使用してページをテストする場合は、新規テスト・サーバーを作成する必要があります。
「新規サーバーの作成」を選択します。
既にサーバーを作成している場合は、「既存のサーバーを使用」を選択し、サーバーを選択して、
「完了」をクリックします。
- 「サーバー型 (Server Type)」フィールドで「WebSphere バージョン 5.1 (WebSphere version
5.1)」
>「テスト環境」と選択します。
注: WebSphere Application
Server Express を使用している場合は、「WebSphere バージョン 5.1 (WebSphere version 5.1)」>「Express テスト環境」と選択する必要があります。
- 「完了」をクリックします。
サーバー・ツールは、新規サーバー・シミュレーションを作成し、開始して、シミュレートした Web ブラウザーでページを開きます。
この操作には、時間がかかります。
サーバー・ツールがサーバーを開始すると「コンソール」ビューに、次のようなメッセージが表示されます。
サイトのスケルトンをクリックして、
リンクの動作方法および Web サーバーに公開されたときのサイトの表示外観を確認できます。
おめでとうございます!
チュートリアル『ダイナミック・コンテンツのある Web サイトの設計』が完了しました。
これで次のことが理解できました。
- Web プロジェクトは Web アプリケーションの
リソースをどのように含むのか、Web サイトとは何か、また Web ページでどのように構成されているのか。
- ページの設計から始めることよりもまとまりのある Web サイトを作成することの重要性。
- サイト構造の概念 (ファミリーおよびピア階層を含む)、ダイナミック・ナビゲーション、および関連リンク。
- サイトの外観のコントロールにページ・テンプレートとコンテンツ領域を使用することの利点。
このチュートリアルの終了後、Web ツール・テクノロジーについてさらに知識を深めるには、チュートリアル『JavaServer Faces を使用して Web ページにダイナミックな情報を表示する』を実行してください。
このチュートリアルでは、Faces コンポーネントを使用して、Web サイトにデータ接続を追加する方法について説明しています。