show

show 文は、以下のようにして、テキスト書式 (display 文でバッファーされた書式を含む) を表示するか、メインプログラムからの VGUI レコードを処理します。
  1. 回復可能リソースのコミット、ファイルのクローズ、ロックの解除
  2. オプションで、show 文の戻り文節があれば、そこで指定されているプログラムが使用する基本レコードを渡す。
  3. 最初のプログラムを終了する。
  4. テキスト書式を表示するか、VGUI レコードを処理する。

呼び出し先プログラムでは show 文は使用できません。

テキスト書式を処理する場合は、次の事項が適用されます。
  • returning 文節を組み込んでいない場合は、 テキスト書式が表示されたときに操作が終了します。
  • returning 文節を組み込んだ場合は、ユーザーがイベント・キーを押したときに、 指定されたプログラムに制御権が受け渡されます。 書式は、受け取り側プログラムの inputForm プロパティーに代入され、 受け渡されたレコード (ユーザー入力によって変更されていないレコード) は、受け取り側プログラムの input record に代入されます。
VGUI レコードを処理する場合は、次の事項が適用されます。
  • returning 文節を組み込んでいない場合は、Web ページが表示されたときに操作が終了します。
  • returning 文節を組み込んだ場合は、ユーザーが書式を実行依頼したときに、 VGWebTransaction 型の指定プログラムに制御権が受け渡されます。 書式データは、受け取り側プログラムの input UIrecord に代入され、 受け渡された基本レコード (ユーザー入力によって変更されていないレコード) は、受け取り側プログラムの input record に代入されます。

レコードの受け渡しはオプショナルです。


show 文の構文図
formPartName
プログラムに対して可視になっているテキスト書式の名前。可視性についての詳細は、『パーツの参照』を参照してください。この文に戻り文節を組み込んだ場合は、テキスト書式は、呼び出されるプログラムの inputForm プロパティーで指定されている書式と等価である必要があります。
VGUIRecordName
ユーザーに表示される VGUIRecord の名前。
targetName
ユーザーがテキスト書式または Web ページを実行依頼した後に呼び出されるプログラムの ID。 ターゲット・プログラムが CICS® にある場合は、トランザクション ID を使用してください。それ以外の場合は、プログラム名を使用してください。
sysVar.transferName
呼び出されるプログラムまたはトランザクションの ID を含むシステム変数。 実行時に ID を設定する場合は、この変数を使用してください。
basicRecordName
basicRecord 型のレコードの名前。その内容は、受け取り側プログラムの入力レコード に割り当てられます。
externallyDefined
EGL または VisualAge® Generator の外で定義されている CICS ベースのプログラムに制御権を戻していることを示す標識。 この標識を使用できるのは、VisualAge Generator との互換性があるプロジェクト・プロパティーを設定する場合のみです。

EGL 以外で生成されたプログラムは、show 文ではなく、生成時に使用されるリンケージ・オプション・パーツにおいて外部定義されている、と識別されるようにしておくことををお勧めします。 (関連するプロパティーは、リンケージ・オプション・パーツ、transferToTransaction エレメントにあり、externallyDefined とも呼ばれます。) ただし、どちらの方法でも識別することはできます。

関連概念
パーツの参照

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