クライアント・データは、ページ・データ・コンポーネントから得られます。クライアント・データは、JavaScript™ オブジェクトにフォーマットされ、ブラウザーに送信された JSP に組み込まれます。 パフォーマンスがより向上するように、クライアント・データを構成することもできます。データから余分なものを取り除いて使用しない属性を除去し、クライアント属性を追加し、基礎となるデータ Bean に変更があった場合にクライアント・データを再生成することができます。 これらの機能は、「クライアント・データの構成 (Configure Client Data)」ダイアログで提供されます。
「クライアント・データ」ビューから「クライアント・データの構成」ダイアログにアクセスできます。 「クライアント・データ・オブジェクト」を強調表示し、右マウス・ボタンをクリックして 「構成する」を選択します。「クライアント・データの構成」ダイアログ・ボックスには「基本」と「拡張」の 2 つのタブがあります。「基本」タブでは、クライアント・データから余分なものを取り除いたり、クライアント属性を追加したりすることができます。「基本」タブでは、クライアント・データ・モデル名はオプションです。ポートレット間でクライアント・データ・オブジェクトを共用したい場合に、このフィールドを指定します。 「主キー」チェック・ボックスは、Bean 内のプロパティーを主キーの一部分としてマーク付けするために使用します。基数が 1 以下のプロパティーは、デフォルトで主キーの一部分となるように設定されます。「主キー」のプロパティーを正しくマーク付けすると、パフォーマンスが向上します。
ターゲット・サーバーが WebSphere® Application Server 5.1 の場合、主キーには java.util.Date 属性タイプを使用できません。
ユーザーがページをサーバーに実行し直すと、クライアント・データは、サーバー上のデータを表すページ・データと同期することができます。この同期はデフォルトで使用可能です。 JavaBeans™、 関係レコード・リスト、関係レコード、および EGL レコードには自動更新がサポートされています。ユーザーが独自の diff ハンドラーを書いてクライアント・データとページ・データを同期化したい場合、「クライアント・データの構成」ダイアログの「基本」タブで、「同期時にこのエレメントへの変更を除外する」のチェックを外して、クライアント・データ・コンフィギュレーターからこの機能を停止することができます。
「基本」タブでノードの隣りのチェック・ボックスのチェックマークを外すと、 データ・グラフから余分なものを取り除くことができます。
「クライアント・データの構成 (Configure Client Data)」ダイアログ・ボックスの「拡張」タブに、emap ソースのロード、サーバー・サイド・データからの再生成、およびプロジェクトからのクライアント・データの除去を行う、いくつかのボタンがあります。