XML スキーマ・エディターの参照保全性

XML スキーマ・エディターには、参照保全性問題を扱うメカニズムが組み込まれています。特定のノードの削除または名前変更のときには、影響を受けるノードに対してクリーンアップが自動的に行われます。

複合タイプを定義する際に、コンテンツ・モデルを複合タイプに追加し、グローバル・エレメントを参照できます。
例:
<schema>
    <element name="comment" type="string">
    <complexType name="Items">
        <sequence>
               <element ref="comment">
        </sequence>
    </complexType>
</schema>

グローバル・エレメント (コメント) が削除された場合、そのグローバル・エレメントへの参照はすべてエラーになります。グローバル・エレメントを削除すると、XML スキーマ・エディターは次のアルゴリズムを使用してクリーンアップを行います。

他のタイプのオブジェクトが削除された場合にも、同様なクリーンアップ操作が行われます。次のリストでは、さまざまなクリーンアップ操作を記述しています。  

グローバル属性を削除すると、次のクリーンアップが行われます。

複合タイプを削除すると、次のクリーンアップが行われます。

単純タイプを削除すると、次のクリーンアップが行われます。

グループまたは属性グループを削除すると、次のクリーンアップが行われます。

インクルードおよびインポートされたスキーマの削除

インクルードまたはインポートされたスキーマが削除された場合は、下記の中の適切なタイプ参照を手動でリセットする必要があります。
  • グローバル・エレメントとエレメントのタイプ
  • 属性タイプ
  • 複合タイプの派生
  • 単純タイプの派生
インクルードまたはインポートされたスキーマが削除されているとタイプ参照は自動的にはリセットされません。
関連概念
XML スキーマ・エディター
関連タスク
XML スキーマ・プロパティーの編集
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