ユーザーの作成する出力のタイプを指定して、出力を作成する上での制御方法を提供するには、<xsl: output> エレメントを使用します。
ユーザーが作成するために選択する出力のタイプによっては、いくつかのフィールドに入力するだけで済む場合もあります。
次の説明は Resource パースペクティブを対象にしていますが、他のさまざまなパースペクティブでも使用できます。
<xsl: output> エレメントを作成するには、以下のステップに従ってください。
<xsl:output> エレメントは、その作成状況が読み取り専用フィールドに表示されます。
- XSL エディターで XSL ファイルを開く。
- 「断片 (Snippets)」タブをクリックし、XSL ドロワーを開き、それから xsl:output element
をダブルクリックします。
- メソッド属性は XSLT 文書の出力フォーマットを定義します。「メソッド (Method)」フィールドで、XSL ファイルによって作成される出力のタイプ xml、html、または text) を選択します。 「メソッド (Method)」フィールドに
ユーザー独自の出力タイプを入力して定義することもできます。
- バージョン属性は、出力メソッドのバージョンを提供します。
- エンコード・リストには、
出力文書に選択できるすべての文字エンコード・セットの説明があります。 その 1 つを選択すると、
読み取り専用「IANA」フィールドに、その文字セットの正しい名前が表示されます。
- 出力 XML ファイルの作成時に XML 宣言を省略する場合は、
「XML 宣言省略 (Omit XML Declaration)」フィールドで「はい (yes)」をクリックする。 それ以外の場合は、「いいえ (no)」をクリックする。
- XML 出力ファイルが XML パーサーおよびアプリケーションに対して、
外部エンティティー参照が存在しないことを示すようにしたい場合は、
「スタンドアロン (Standalone)」フィールドで「はい (yes)」をクリックする。 それ以外の場合は、「いいえ (no)」をクリックする。
- 「Doctype Public」フィールドで、
出力 HTML 文書の文書タイプ宣言で使用する public ID を選択する。
- 「Doctype システム (Doctype System」フィールドで、
出力 HTML 文書の文書タイプ宣言で使用するシステム ID を選択する。
- 「CDATA section エレメント (CData-section elements)」フィールドで、
CDATA section を使用して、結果ツリーの任意のエレメントを出力として指定することができます。
- 出力文書にフォーマット設定を使用する場合は、
「インデント (Indent)」フィールドで「はい (yes)」をクリックする。 「はい (yes)」を選択すると、出力文書に空白が追加されて見やすくなります。
フォーマット設定を行いたくない場合は、「いいえ (no)」をクリックする。
- メディア・タイプ属性は、出力文書のメディア・タイプを表します。 たとえば、HTML 出力メソッドの場合は text/html です。
- 「完了」をクリックする。
<xsl:output> エレメントが XSL ファイルの該当するロケーションに挿入されます。