設計ビューでの編集

XML エディターには設計ビューがあります。このビューは、XML ファイルをテーブルおよびツリーとして同時に表示します。これにより、ナビゲーションおよび編集を簡単に行うことができます。コンテンツおよび属性値は、テーブル・セル内で直接編集でき、ツリー・エレメントのポップアップ・メニューは、 その特定のエレメントで有効な代替手段を提供します。

たとえば、「子の追加」」メニュー項目は、 そのポイントで有効な子である DTD または XML スキーマから、これらのエレメントのみをリストします。

XML スキーマまたは DTD ファイルに関連付けられた XML ファイルがある場合、そのファイルに対して特定のタグおよび規則が既に設定されています。これによって設計ビューはこれらのタグに対してプロンプトを (ポップアップ・メニュー経由で) 提供することができます。 XML スキーマまたは DTD ファイルに関連付けられていない XML ファイルを作成すると、 そのファイルに関連付けられたタグまたは規則は存在しません。 このため、設計ビューは特定のタグに対するプロンプトを提供できません。 ただし、新規エレメントおよび属性を作成するためのプロンプトは提供可能です。

XML スキーマまたは DTD ファイルと関連付けられている XML ファイルの場合は、 設計ビューを使用して、XML スキーマまたは DTD に定義された任意の項目 (エレメントおよび属性など) を、その XML ファイルに追加できます。また、このビューを使用して、すべての XML ファイルに処理命令およびコメントを追加できます。 

設計ビューに使用されているアイコンについて詳しくは、関連参照を参照してください。

次の説明は Resource パースペクティブを対象にしていますが、他のさまざまなパースペクティブでも使用できます。

設計ビューで XML ファイルを編集するには、以下のステップを実行します。

  1. XML エディター内で作業したい XML ファイルを開きます (ナビゲーター・ビューでそのファイルを右クリックして、そして「アプリケーションから開く > XML エディター」をクリックします)。 必要であれば、「設計」タブをクリックする。
  2. XML ファイル内のすべての項目を展開するには、「すべて展開」ツールバー・ボタン 「すべて展開」ツールバー・ボタンのイメージ をクリックします。
  3. 項目を縮小するには、「すべて縮小」ツールバー・ボタン 「すべて縮小」ツールバー・ボタンのイメージ をクリックします。
  4. 作業する項目を右マウス・ボタンでクリックする。 以下の一部またはすべてのオプション (適用できる場合) は、表示されるポップアップ・メニューから使用可能です。
    • DTD 情報の追加 - XML ファイルを DTD に関連付けるにはこれをクリックする。
    • DOCTYPE の編集 - DOCTYPE 宣言を編集する場合に、このオプションをクリックします。詳細については、関連タスクを参照してください。
    • ネーム・スペースの編集 - 既存のネーム・スペース情報を編集したい場合、またはネーム・スペースと新規の関連を作成したい 場合はこれをクリックします。詳細については、関連タスクを参照してください。
    • 処理命令の編集 - 処理命令を編集する場合に、このオプションをクリックします。詳細については、関連タスクを参照してください。
    • 除去 - XML ファイルから選択した項目を除去する場合に、このオプションをクリックします。このオプションは、除去対象の項目が、存在していなければならない項目である場合には選択できません (たとえば、ユーザーの DTD で、XML ファイル内に 1 つまたは複数の 項目が存在する必要があると宣言されていて、 ユーザーが選択した項目がユーザーの XML ファイル内でただ一つしか存在していない場合)。
    • 属性の追加 - 選択した項目に属性を追加する場合に、このオプションをクリックします。エレメントへの追加を許可されているすべての属性がリストされます。属性を XML ファイルに追加した後、右側の列をクリックして、その属性値を変更できます。属性に複数の値が設定されている場合には、その設定値がリストに表示されます。 
    • 子の追加 - 親エレメントの子として別のエレメント、コメント、または処理命令を追加する場合に、このオプションをクリックします。
    • 以前の追加 - 選択した項目より前に配置可能な子エレメント、コメント、または処理命令を追加する場合に、このオプションをクリックします。たとえば、親エレメント CD Collections があって、CD と呼ばれる子を無制限に持つことができる場合は、ある CD エレメントをクリックして、「以前の追加」 > 「CD」とクリックすることができます。これは、CD エレメントを別の CD エレメントの前に配置できるためです。
    • 以後の追加 - 選択した項目より後に配置可能な子エレメント、コメント、または処理命令を追加する場合には、このオプションをクリックします。たとえば、 親エレメント CD Collections があって、CD と呼ばれる子を無制限に持つことができる場合は、ある CD エレメントをクリックして、「後に追加 (Add After)」 > 「CD」とクリックすることができます。これは、CD エレメントを別の CD エレメントの後に配置できるためです。
    • 以下のものと置換 - 1 つの項目を別の項目と置換する場合に、このオプションをクリックします。文法制約をオフにした場合、または項目を置き換える有効な代替項目がない場合は、このオプションは選択できません。
  5. 該当するオプションをクリックする。

設計ビューで行うすべての変更は、ソース・ビューおよびアウトライン・ビューにも反映されます。

関連概念
XML エディター
DTD および XML スキーマと XML ファイルの関連付け
関連タスク
ソース・ビューでの編集
DOCTYPE 宣言の編集
ネーム・スペース情報の編集
XML 処理命令の編集
関連資料
XML エディターで使用されるアイコン
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.