ファイル・アップロード

サーバーにファイルを送信します。ファイル・アップロード・コンポーネントは通常、データベースや Bean などのデータ・ストレージにバインドされています。ファイル・アップロード・コントロールがあるページがサブミットされると、 ファイルは指定されたロケーション (例えば、データベース内の列または Bean のプロパティー) に保管されます。

設計時のコンポーネント

ファイル・アップロード」コンポーネントをページにドラッグ・アンド・ドロップします:
「ファイル・アップロード」コンポーネント・ボタン

ファイル・アップロード」コンポーネントは、 ページでこのように表示されます:
設計時の「ファイル・アップロード」

実行時のコンポーネント

ファイル・アップロード」コンポーネントは、 実行時にページでこのように表示されます:
実行時の「ファイル・アップロード」

「プロパティー」および「すべての属性」ビュー

コンポーネントの「プロパティー」ビューには、コンポーネント上で設定できる最も一般的な属性セットが表示されます。コンポーネントによっては、コントロール、アクション、または他のコンポーネントを追加するためのオプションが表示されることもあります。「プロパティー」ビューを開くには、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「プロパティー」をクリックします。ただし、このビューはデフォルトで開かれています。

「ファイル・アップロード」コンポーネントのこれらの共通属性は、「プロパティー」ビューの「hx:fileupload」タブ、「妥当性検査 (Validation)」タブ、および「アクセシビリティ (Accessibility)」タブに表示されます。属性の詳細なリストについては、『ファイル・アップロードの全属性』の表を参照してください。入力の妥当性を検査したり、ファイルを限定したりするその他の構成オプションは、「hx:fileupload」タブおよび「hx:fileupload」 > 「妥当性検査 (Validation)」タブにあります。

表 1. ファイル・アップロードの構成オプション

構成オプション

説明

クリックしてカスタム検証コードを作成/編集

「クイック編集」ビューに切り替えて、 さまざまなユーザー開始イベントに対応するスクリプトまたはコードの断片を入力できるようにします。

エラー・メッセージ・コントロールに検証エラー・メッセージを表示

選択されたコンポーネントに関連付けされたエラー・メッセージ・コントロール・コンポーネントを挿入します。これにより、妥当性検査が失敗した場合にエラー・メッセージが表示されるようになります。

ファイル名

コンポーネントによって使用されるファイルの名前を指定します。静的に定義することも、データ・ストレージにリンクすることもできます。

ファイル・タイプ

コンポーネントによって使用されるファイルのタイプを指定します。静的に定義することも、データ・ストレージにリンクすることもできます。

「すべての属性」ビューには、コンポーネント上で設定できるすべての属性のテーブルが表示されます。これには、「プロパティー」ビューからアクセスできる属性も含まれます。「すべての属性」ビューに切り替えるには、「プロパティー」ビューの右上で「すべての属性」アイコンすべての属性アイコンをクリックしてください。

表 2. ファイル・アップロードの全属性

属性名

「プロパティー」ビューでの再表示

説明

accept

次のタイプのファイルを許可

コンポーネントが許可するファイルのタイプを、コンマで区切って指定します。

accesskey

アクセシビリティ > アクセス・キー

単一のキーボード・キーをアクセス・キーとして指定します。指定されたアクセス・キーを実行時に押すと、このコンポーネントにフォーカスが当てられます。

alt

再表示しない

コンポーネントの代替テキストを指定します。これは、フォームをサポートしないブラウザーやイメージを表示しないように設定されているブラウザーなどで通常、 エレメントを実行できないときに表示されます。

binding

再表示しない

通常はバッキング・ファイルの中でこのコンポーネントを表す UIComponent。

disabled

再表示しない

disabled が true に設定されている場合は、コンポーネントは実行時に表示されますが、 機能しません。ブランクのままにされた場合のデフォルト値は false です。

exclude

次のタイプのファイルを不許可

コンポーネントが除外するファイルのタイプを、コンマで区切って指定します。

id

ID

名前をコンポーネントに割り当てます。JSP 内の固有名でなければなりません。

maxlength

再表示しない

ファイル名やロケーションで使用するの文字の最大長を指定します。

readonly

再表示しない

コンポーネントの値をその初期値から変更できないことを指定します。

rendered

再表示しない

true または false に設定できます。
  • false - コンポーネントは実行時にブラウザーへのレンダリングが行われません。
  • true - コンポーネントのレンダリングが行われます。

required

値を必須にする

このコンポーネントを指定する必要があります。これにチェック・マークを付けると、ユーザーが値を入力することが必要になります。

size

サイズ: 幅

コンポーネントの初期幅を指定します。この幅の指定はピクセル数で行います。ただし、値が文字数を参照するテキスト入力コンポーネントの場合を除きます。

style

スタイル: プロパティー

コンポーネントの CSS スタイル情報 (たとえば、style="font-size : 8pt ; color : red") を指定します。選択されたコンポーネントのプロパティー (フォントや色など) を定義します。これは、手動で行うことも、ボタンをクリックして希望するプロパティーをウィンドウ内で選択して行うこともできます。

styleClass

スタイル: クラス

このエレメントのレンダリング時に適用される CSS スタイル・クラスのスペースで区切られたリスト。この値は、生成されたマークアップ上の「class」属性としてパススルーする必要があります。選択されたコンポーネントのクラス (スタイル・シートなど) を定義します。これは、手動で行うことも、ボタンをクリックして希望するクラスをウィンドウ内で選択して行うこともできます。

tabindex

アクセシビリティ > タブ順序インデックス

JSP 内のタブ順序でのコンポーネントの位置を指定します。この値は 0 から 32767 までの数値でなければなりません。

title

アクセシビリティ > タイトル

実行時にツールチップとしてブラウザーに表示されるタイトル・テキストを指定します。

value

ファイル

コンポーネントによって使用されるファイルを指定します。

関連概念
JavaServer Faces を使用したデータ・アクセス Web アプリケーションの作成
関連タスク
Faces アプリケーションの作成 - 概要
関連資料
Faces コンポーネントの参照
Faces コンポーネントの属性
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