UML 図の可視性属性

統一モデリング言語 (UML) クラス図では、可視性は、 特定のクラスの属性および操作を他のクラスから参照および使用できるようにするかどうかを定義します。

例えば、public 可視性を持つクラス内の属性と操作は、他のクラスから参照し、使用することができます。それに対し、private 可視性を持つ属性と操作は、それを含むクラスによってのみ参照し、使用することができます。 

装飾アイコンまたはテキスト・シンボルを使用して、属性および操作の可視性レベルを表示できます。関連端の名前に追加されたテキスト・シンボルは、その関連端の可視性を示しています。

次の表では、クラス図内で属性および操作に対する可視性レベルが可視性アイコンまたはテキスト・シンボルによって表される方法を示します。

可視性レベル 属性のアイコン 操作のアイコン テキスト・シンボル 説明
private 図は、属性の Eclipse Private 可視性装飾アイコンを示しています。 図は、操作の Eclipse Private 可視性装飾アイコンを示しています。 - 同一コンテナー内のクラスのみが、クラスを参照し、使用できます。
protected 図は、属性の Eclipse Protected 可視性装飾アイコンを示しています。 図は、操作の Eclipse Protected 可視性装飾アイコンを示しています。 # 同一コンテナー内のクラス、またはそのコンテナーの下層のみが、クラスを参照し、使用できます。
public 図は、属性の Eclipse Public 可視性装飾アイコンを示しています。 図は、操作の Eclipse Public 可視性装飾アイコンを示しています。 + コンテナーを参照可能なすべてのクラスが、クラスも参照し、使用できます。
package 図は、属性の Eclipse Package 可視性装飾アイコンを示しています。 図は、操作の Eclipse Package 可視性装飾アイコンを示しています。 ~ コンテナーと同じパッケージ内のクラスのみが、クラスを参照し、使用できます。
関連概念
属性
操作
関連タスク
属性と操作に対するデフォルトの可視性スタイルの変更
属性と操作の可視性のスタイルの指定
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