バージョン 6.0.0.1 では、次の変更が行われました。
- EGL 書式エディターは、テキスト書式および印刷書式を作成するためのグラフィカル・ユーザー・インターフェースを提供します。
- ターゲット環境に HP-UX および Solaris が含まれるようになりました。
EGL では、これらのプラットフォーム用に
32 ビット・サポートと 64 ビット・サポートを提供し、また AIX® 用の 64 ビット・サポートも追加されました。
- EGL デバッガーでは、次の変更が行われました。
- consoleUI ベースのアプリケーションをデバッグできるようになりました。
- EBCDIC コード・ページの使用で、デバッグ・セッション中に文字データと数値データを表すことができるようになりました。
- 以下のように、言語の柔軟性が向上しました。
- システム変数 SysVar.sqlCode および SysVar.sqlState が変更可能になりました。
- 配列添え字およびサブストリング・インデックスでは数式を組み込むことができるようになりました
(ただし、それらの式に関数が組み込まれていない場合に限ります)。
- 戻り値の型が式の中で有効である場合、値を戻す関数を、数値、テキスト、または論理式内から
呼び出すことができるようになりました。
- 戻り値およびパラメーター型で代入の互換性がある場合、値を戻す関数を、修飾子 in
がある関数パラメーターへの引数として使用できるようになりました。
- 戻り値およびパラメーター型で代入の互換性がある場合、どの EGL
システム変数でも、修飾子 in がある関数パラメーターへの引数として渡すことができるようになりました。
- 変更可能などの EGL システム変数についても、修飾子 out がある関数パラメーターへの引数として渡したり
(引数およびパラメーターの型に代入の互換性がある場合)、inOut
がある関数パラメーターへの引数として渡したりできます (引数およびパラメーターの型に参照の互換性がある場合)。
- 文書には、すべての EGL システム関数のすべてのパラメーターに対するアクセス修飾子
(in、out、または inOut) が示されています。
また、参照および代入の互換性についても説明しています。
- 次のような新しいシステム関数が使用できます。
- MathLib.stringAsDecimal。
この関数は、文字値 (「98.6」など) を受け入れ、DECIMAL 型の同等値を戻します。
- MathLib.stringAsFloat。
この関数は、文字値 (「98.6」など) を受け入れ、FLOAT 型の同等値を戻します。
- MathLib.stringAsInt。
この関数は、文字値 (「98」など) を受け入れ、BIGINT 型の同等値を戻します。
- SysLib.conditionAsInt。
この関数は、論理式 (myVar == 6 など) を受け入れ、式が真ならば 1 を、偽ならば 0 を戻します。
- SysLib.startLog。
この関数は、エラー・ログを開始します。
プログラムが SysLib.errorLog を呼び出すたびにテキストがそのログに書き込まれます。
- SysLib.errorLog。
この関数は、システム関数 SysLib.startLog
で開始されたエラー・ログにテキストをコピーします。
- 新規関数は、consoleUI をサポートします。
- ConsoleLib.currentArrayCount は、現在アクティブな書式に関連付けられている
動的配列内のエレメント数を戻します。
- ConsoleLib.setCurrentArrayCount は、スクリーン内の arrayDictionary
にバインドされている動的配列に存在する行の数を指定します。
- ConsoleLib.hideAllMenuItems は、現在表示されているメニューのすべての menuItem
を隠します。
- ConsoleLib.showAllMenuItems は、現在表示されているメニューのすべての menuItem
を表示します。
- 本製品に Informix® 4GL 変換ツールが組み込まれました。
- VAGen マイグレーション・ツールには、より効率的なマイグレーションを行うための変更が加えられました。