データベースへのストアード・プロシージャーのデプロイは、2 ステップ・プロセスです。 ストアード・プロシージャーの作成を完了すれば、それをスクリプトにエクスポートできます。 次に、エクスポート・スクリプトを実行して、 ストアード・プロシージャーをローカルまたはリモート・データベースにデプロイできます。 スクリプトをプロジェクトの Scripts フォルダーに保管するか、またはファイル・システムにエクスポートすることを選択できます。 このチュートリアルでは、スクリプトを SPSimple プロジェクトの Scripts フォルダーにエクスポートします。
このチュートリアルでこれまでにすでに作成したストアード・プロシージャーをビルドしているので、 ストアード・プロシージャーはすでにデータベースに保管されています。 さらに標準的なシナリオでは、 ローカル・テスト・データベース上でストアード・プロシージャーをビルドして、 それを実動データベースにデプロイすることもできます。 今回は学習が目的ですので、ユーザーのエクスポート・スクリプトに DROP PROCEDURE ステートメントを作成し、そうすることにより、 前にビルドしたバージョンは、エクスポート・スクリプト内の CREATE PROCEDURE ステートメントが実行される前にドロップされます。
spemployee_export
を入力してスクリプトに名前を付ける。
「DB 出力」ビューでエクスポートの進行状況を表示してください。
エクスポート・アクションが完了したならば、作成されたスクリプトが SPSimple プロジェクトの Scripts¥Data
フォルダーに表示されます。
この場合、スクリプトは SQL ファイルです。
場合により、エクスポートするストアード・プロシージャーまたはターゲット・データベースのタイプに応じて、
スクリプトが XML ファイルであることもあります。
これで、エクスポート・スクリプトを実行して、 ストアード・プロシージャーをデータベースにデプロイできます。 この場合、チュートリアルのシナリオを単純化するために、 ストアード・プロシージャーを SAMPLE データベースにデプロイします。 ただし、データベースのバージョンが、 ストアード・プロシージャーの作成に使用したデータベースと互換性がある限り、 それを別のデータベースにデプロイすることもできます。 たとえば、DB2(R) UDB for Linux、UNIX、および Windows バージョン 8.2 データベースから DB2 UDB for Linux、UNIX、および Windows バージョン 8.1 データベースにデプロイできますが、DB2 UDB for z/OS データベースにはデプロイできません。
ストアード・プロシージャーを SAMPLE データベースにデプロイする手順は次のとおりです。
sp_employee.sql
ファイルを右クリックして、「デプロイ」を選択する。
「スクリプトの実行」ウィザードが開きます。
注: ルーチンをデプロイする際に開くウィザードは、ルーチンおよびターゲット・データベースの言語によって異なります。
ストアード・プロシージャー用に DROP PROCEDURE ステートメントを作成したので、実行するステートメントのリストに DROP PROCEDURE ステートメントが表示されます。 この時点で DROP PROCEDURE ステートメントを実行したくないことを決定した場合は、 そのステートメントの隣のチェック・ボックスをクリアすることができます。 今回の場合は、データベースにビルドしたストアード・プロシージャーの以前のバージョンがドロップされるようにするために、 チェック・ボックスは選択されたままにしておきます。
このオプションを選択すると、変更をコミットするかあるいはロールバックするかを尋ねるプロンプトが常に表示されます。 デフォルト・オプション (「成功時のみ変更をコミット」) は、 エラーが起こった場合のみ、それまでに完了したアクションをコミットするかあるいはロールバックするかを尋ねるプロンプトを出します。
「エクスポート結果の確認」ウィンドウが開き、 「タスク (Task)」列に DROP PROCEDURE および CREATE PROCEDURE ステートメントが表示されます。 「メッセージ」列に、ステートメントが正常に実行されたかどうかが表示されます。
『要約』の説明をよくお読みになり、チュートリアルを終了させてください。