J2EE アプリケーション・クライアントのテスト

J2EE アプリケーション・クライアントは、通常の Java™ アプリケーションと同様です。実行される main() メソッドが内蔵され、 クライアント仮想マシンが終了するまで実行が継続されます。これらは、EJB のグループに接続してパーシスタンスおよびビジネス・ロジックに使う GUI を表示する通常の「ファット・クライアント」アプリケーション、またはネットワークを介してサービスを提供する サーバー・アプリケーション、として実行できます。しかし、J2EE アプリケーション・クライアントは軽量のサーバー・コンテナー内で実行されるので、通常の Java アプリケーションよりも多くの利点があります。このコンテナーによって、他の J2EE コンポーネントにのみ使用可能であったサービスが、アプリケーション・クライアントでも使用できます。

前提条件: 1 つのアプリケーション・クライアント・プロジェクトを完全な形で内蔵する EAR の作成。

通常の Java アプリケーションの代わりに J2EE アプリケーション・クライアントを使用した場合、次のような利点があります。

フル・コマンド行を構築し、アプリケーション・クライアントを起動するには、以下の作業を行います。

  1. デバッグ・パースペクティブに切り替える (「Windows」>「パースペクティブを開く」>「その他」>「サーバー」)。
  2. メイン・ツールバージョンで、「実行」アイコン 「実行」アイコン画面 をクリックして「実行」を選択するか、 または「デバッグ」アイコン 「デバッグ」アイコン画面 をクリックして「デバッグ」を選択する。
  3. 「起動構成 (Launch Configurations)」ペインで、作成する構成の 型として WebSphere® v5、v5.1、または v6.0 Application Client のいずれかを選択し、 「新規」をクリックする。
  4. 名前」フィールドに、構成の名前を入力する。
  5. 「アプリケーション」タブで、「エンタープライズ・アプリケーション」リストから エンタープライズ・アプリケーションを選択する。

    これが選択されている場合、「プロファイルのプロセス (非デバッグ・モードのみ)」チェック・ボックスを使用して、 ワークベンチに提供されるプロファイル・ツールでクライアント・アプリケーションのパフォーマンスを分析できます。サーバーがデバッグ・モードで開始されている場合は、プロファイル作成の機能は使用できません。アプリケーションのプロファイル作成についての詳細は、アプリケーション・プロファイル作成の資料を参照してください。

    デバッグ中にコードに変更を 加えたい場合、「デバッグ・モードのホット・メソッド置換を使用可能にする (Enable hot method replace in debug mode)」 チェック・ボックスを選択します。
  6. 「引数」タブで、プログラム引数および VM 引数の追加と、 作業ディレクトリーの指定を行うことができる。 WebSphere Application Server クライアント・ランチャーのすべての引数は、 -CC で始まります。デフォルトのプログラム引数は -CCverbose=true です。これにより、便利なデバッグ情報が実行時に提供されます。 -cc 以外で始まる引数は、実行時にアプリケーションに渡されます。各種のプログラム引数と VM 引数の詳細については、起動クライアント・ツール用の WebSphere Application Server 資料を参照してください。
  7. 起動構成の内容指定が完了したら、「適用」をクリックして構成内容を設定し、 次に「実行」をクリックしてアプリケーション・クライアントを起動する。
注: リモート・マシン上で実行している J2EE クライアントからの WebSphere v5.x テスト環境 アクセス試行時に、org.omg.CORBA.COMM_FAILURE が表示される場合があります。この問題を修正するには、 リモート・サーバー構成で定義されている ORB ブートストラップ・ホスト名を構成する必要があります。ORB ブートストラップ・ホスト名を編集するには、サーバー・エディターの 「ポート」ページに 進みます。ORB ブートストラップ・ポート・セクションで、 「ホスト名 (Host name)」フィールドにリモート・ホスト名を 入力します。エディターを保管してテスト環境を再開します。
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.
(C) Copyright IBM Japan 2005.