ルール・ベース・パーサーのセンサー・コンポーネントの構成
センサーの役割は、処理するためにログの内容を読み取ることです。
前提条件:
ルール・ベース・パーサーのセンサーを構成するには、以下のステップに従ってください。
- アダプター構成エディターの左側のペインで、
「構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「センサー」と選択します。
右側のペインにセンサーの情報が表示されます。
- 「センサー・タイプ」リストで、SingleFileSensor を選択します。
- 「説明」フィールドにセンサーの説明を入力します。
- 「最大ブロック化」フィールドに、
センサーが情報を抽出に渡すまで処理する行数を入力します。
- ログ・ファイルの中には、ログ・ファイルの終わりにフッターが付加されているものもあります。
ログ・ファイルのこのフッター部分はログ・データとは見なされないので、
ログ・ファイルの変更をモニターする場合はその部分を除外する必要があります。
「ファイル・フッター・サイズ (File Footer Size)」フィールドに、
ログ・ファイルのフッター・サイズをバイト単位で指定します。
デフォルトのサイズは 90 バイトです。
- ログ・ファイルを連続稼働でモニターしている場合は、
ログ・ファイルの最後の n バイトがメモリーに保管されます。
この保管データのことを信頼性バッファーと言い、
モニターしているログ・ファイルの最後の n バイトと比較することで、
ログ・ファイルに変更があったかどうかを検査します。
信頼性バッファーのサイズは「信頼性バッファー・サイズ」フィールドに指定できます。
デフォルトのサイズは 1024 バイトです。
- 「directory」プロパティーを使用すると、アプリケーション・ログ・ファイル
を置くディレクトリーの名前を指定できます。 プロパティーの値を更新するには、以下のステップに従います。
- 「構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「センサー」
>「プロパティー directory (Property directory)」と選択します。
- プロパティー値を編集します。
- アダプター構成ファイルを保管して変更内容を適用します。
- 「fileName」プロパティーを使用すると、アプリケーション・ログ・ファイルの名前を指定
できます。ログ・ファイルを生成するアプリケーションがログ・ファイル・ローテーションを
使用する場合、正規表現を使用してログ・ファイル名を指定できます。例えば、アプリケーションが
次のログ・ファイルを順に繰り返して生成するとします。
myapp.log
myapp_1.log
myapp_2.log
このファイル名を、myapp(_¥d)?.log と指定できます。
センサーは、そのパターンに一致する
すべてのファイルを単一ファイルとして読み取ります。
- 追加することができる 2 つのオプション・プロパティーは converter
と shell です。
これらのプロパティーを構成するには、以下のステップに従ってください。
- 「構成」>「コンテキスト・インスタンス」>「センサー」と選択します。
- センサーを右マウス・ボタン・クリックしてポップアップ・メニューを立ち上げます。
「追加」>「プロパティー」と選択します。
右側のペインがリフレッシュされ、プロパティー名と値を入力するフィールドが表示されます。
- プロパティーの名前と値を入力します。
- アダプター構成ファイルを保管して変更内容を適用します。
ルール・ベース・パーサーのセンサー・コンポーネントに必要なプロパティーの説明については、
センサー・プロパティーの表を参照してください。
- ログ・ファイルをセンサーがロードしていることをテストするには、
「アダプターの再実行」
アイコンをクリックしてアダプターを実行します。
- 「ログの表示」
を
クリックして結果を「Sensor Results (センサー結果)」ビューに表示します。
センサーを構成したら、抽出コンポーネントの構成に進むことができます。
関連概念
Hyades 汎用ログ・アダプターの概説
関連タスク
抽出コンポーネントの構成
関連参照
アダプター構成ファイルの構造
アダプター構成エディター
正規表現グラマー
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