目的

このツール・メンターでは、RAD 6.0 の Server Data Objects (SDO) を使用してバックエンド・データにアクセスする JavaServer Face (JSF) Web ページを作成するための全体的な方法を説明します。


JSF および SDO テクノロジーの詳細と、Web ユーザー・インターフェースの構築方法のガイドラインについては、以下を参照してください。

概要

このツール・メンターでは、アプリケーションのために ダイナミック・Web・プロジェクト がすでに作成されていて、必要なすべての SDO コンポーネントが開発されてプロジェクトに組み込まれていることを前提にしています。 このツール・メンターでは次の手順を実行します。

以下に別のリソースへの参照もあります。

Faces JSP ファイルの作成 To top of page

次のようにして、アプリケーションの Web プロジェクトの WebContent フォルダーに、 新しい Faces JSP ファイルを作成します。

  1. [新規フェース JSP ファイル] ウィザードを開始します。
  2. 希望するページ・モデルを選択します ([基本] または [Basic with client-side data caching])。
  3. 任意で、ページ・テンプレート、タグ・ライブラリー、および Cascading Style Sheet オプションを指定します。
  4. [完了] をクリックして、Page Designer で新しいページを開きます。

ページ・レイアウトの視覚的な合成 To top of page

Page Designer には、多数の事前定義ユーザー・インターフェース (UI) コンポーネントを含む異なったドロワーを持つ [パレット] ビューがあります。

  1. JSF コンポーネントを、[フェース・コンポーネント] または [フェース・クライアント・コンポーネント] (クライアント側のデータ・キャッシングを使用した Faces JSP の場合にのみ使用可能) ドロワーからページにドラッグします。
  2. SDO コンポーネントを [データ] ドロワーからページへドラッグします。該当するデータ・コンポーネント参照ウィザードが開き、ソースおよび初期構成プロパティーを指定できます。
  3. 必要に応じて、他の UI コンポーネントを [パレット] からページにドラッグします。

コンポーネントのパラメーターと属性の構成 To top of page

ページの UI コンポーネントは、特化されたビュー (たとえば、[プロパティー][ページ・データ] および [クライアント・データ] ビュー) か、ページのドロップしたときにポップアップするウィザードによって構成されます。

  1. JSF コンポーネントを構成します。[プロパティー] ビューで、次の作業が可能です。
  2. a. コンポーネントの外観をカスタマイズします。
    b. コンポーネントの値を [ページ・データ] または [クライアント・データ] ビューで定義したデータにバインドします。
    c. Java 断片から戻された別名に基づいて制御コンポーネント (たとえば、コマンド・ボタン) のナビゲーション規則を指定します。

  3. SDO コンポーネントを構成します。
  4. a. ページにドロップすると、ポップアップ・ウィザードで、SDO のデータ・ソース (たとえば、JavaBean クラス名、またはデータベース名および表名) を指定できます。
    b. 関係データ SDO の場合、ウィザードで、自動的にキーを生成することや並行制御を設定することなど、拡張されたオプションを構成することもできます。
    c. [プロパティー] ビューを使用して、SDO のデータ・フォーマットおよびページング・オプション (該当する場合) をカスタマイズできます。

  5. 他の UI コンポーネントを構成します。コンポーネントで使用可能なオプションを表示してカスタマイズするには、[プロパティー] ビューを使用します。

イベント処理と検証ロジックの追加 To top of page

JSF コンポーネントの場合、[クイック編集] ビューを使用して、イベント処理および検証ロジック用の Java 断片を追加できます。

  1. 簡単な検証規則 (たとえば、「値が必要である」など) をコンポーネントの [プロパティー] ビューに指定します。
  2. [クイック編集] ビューを使用してカスタム・コード検証を追加します。
  3. [クイック編集] ビューを使用して、コンポーネントのイベント処理コードをカスタマイズします (たとえば、ナビゲーションを制御する別名の値を戻します)。

ページのテスト To top of page

Page Designer のメニュー・バーから [Run As] > [サーバー上で開始] の順に選択して、ページをテストします。 Web ページで SDO をサポートするには、ターゲット・テスト環境として WebSphere v5.1 以降を選択しなければならないことに注意してください。 サーバーの始動後、ブラウザー・ビューにページが開き、すぐにテストできます。

詳細情報To top of page 

  1. Rational Application Developer v6.0 を始動します。
  2. メニュー・バーで、[ヘルプ] > [チュートリアル・ギャラリー] の順に選択します。
  3. [Watch and Learn][Play and Learn][Do and Learn] のうち、1 つ以上のセクションを検討します。


Rational Unified Process   2003.06.15