Crystal Enterprise へのログオン/ログオフ機能を提供し、ページ要求間の Enterprise セッションを管理します。Identity
は、ビジュアル デザイナに表示されるコンポーネントに情報を提供したり、機能を追加したりする Managed Bean です。
核となる Crystal Enterprise の機能とアプリケーション開発に関する詳細は、Crystal Enterprise Java SDK ガイドを参照してください。
Identity
Bean には、Crystal Enterprise へのログオン/ログオフに使用する認証情報が格納されています。また、Identity
Bean は、ページ要求間のセッション データを管理します。Identity
Bean がないと、UI コンポーネントは Crystal Enterprise システムと通信できません。したがって、各コンポーネントは、そのコンポーネントの identity
属性を使用して、Identity
Bean との連結を含む必要があります。Identity
Bean には、該当する認証情報とセッション情報が格納されています。
Identity
Bean には、セッションの動作を指定するいくつか重要なプロパティがあります。
enableAutoLogon
プロパティ
enableAutoLogon
プロパティは、Identity
Bean が、選択した認証タイプの自動ログオン アカウントを自動的に使用して Crystal Enterprise にログオンするかどうかを示します。たとえば、認証タイプが Enterprise の場合(authentication プロパティで Enterprise を選択したときに設定される)、自動ログオンが試行されると、デフォルトのユーザー名とパスワードのセットがコントロールで使用され、その情報を Enterprise ユーザー グループの情報と照合します。enableAutoLogon
プロパティは、デフォルトで False
に設定されています。
Enterprise の認証タイプでユーザー名とパスワードが設定されていない場合、ユーザーは Crystal Enterprise の Guest アカウントでログオンされます。
Windows NT の認証タイプでユーザー名とパスワードが設定されていない場合、ユーザーは 1 つの署名でログオンされます。
cookieName
プロパティおよび tokenExpiry
プロパティ
tokenExpiry
プロパティ を使用して、Enterprise セッションのログオン トークンの有効期間(分単位)を設定します。ログオン トークンは、ユーザーの Web セッションの有効期間が終了すると Enterprise セッションに切り替えられます。これによって、ユーザーは Crystal Enterprise に再びログオンすることができます。しかし、ログオン トークン自体の有効期間が過ぎた後は、そのログオン トークンを使用してログオンを試みてもユーザーはログオンできません。cookieName
は、Web セッション中ユーザーの識別に使用する Cookie の名前です。
Identity
Bean には、自動ログインで使用される認証情報を指定する重要なプロパティもあります。
selectedAuthentication
プロパティ
selectedAuthentication
プロパティは、ログオン時に使用するユーザー グループのエイリアス名を指定します。1 つの ユーザー グループのエイリアス名には、特定のグループのユーザー アカウントの識別子に固有の設定が含まれています。selectedAuthentication
プロパティのオプション一覧には、次のオプションがあります。
Windows NT
Windows AD(Active Directory)
Enterprise
LDAP
注 Windows NT
および Windows AD
の認証タイプは、適切な Windows サーバーに接続するときのみ有効です。たとえば、これらの認証タイプは UNIX ベースの端末と接続する場合は有効になりません。
userName
プロパティ
userName
プロパティは、使用する自動ログオン アカウントのユーザー名を指定します。userName
プロパティのデフォルトの値は、空白です。これは、Enterprise 認証タイプを使って自動的にシステムにログオンするのに最適です。
system
プロパティ
system
プロパティは、接続して自動ログオンする Crystal Enterprise システムを指定します。
注 Identity
Bean のすべてのメンバを全体的に参照するには、『Crystal Enterprise の JavaServer Faces コンポーネント Java API リファレンス』の「IIdentity
インターフェイス」を参照してください。
<managed
<description>A userユs logon credentials.</description>
<managed
<managed
com.businessobjects.jsf.appcontrols.model.Identity
</managed
<managed
<managed
<property
<value>machine01</value>
</managed
</managed
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