ReportPageViewer
コンポーネントを使用すると、Crystal レポートを表示する Web ページを作成できます。ReportPageViewer
コンポーネントは DHTML にレポートを表示し、ユーザーがレポートを移動するときに使用するツールバーも提供します。属性を設定することで、ReportPageViewer
コンポーネントの表示や動作をカスタマイズできます。
たとえば、ReportPageViewer
コンポーネントを設定して、ユーザーの追加入力を必要とする Crystal レポートを表示したり、専用のユーザー名とパスワードを使用してユーザーをデータベースにログオンしたり、外観をカスタマイズしたりできます。
ReportPageViewer
コンポーネントを使用してレポートを表示するには、レポート ソースを指定する必要があります。レポート ソースとは、ReportPageViewer
コンポーネントがレポートのプロパティにアクセスするために使用するオブジェクトのことです。これによって ReportPageViewer
コンポーネントは、レポート データ、ページ情報、およびその他の内部レポート情報を照会できます。レポート ソースは、Page Server、RAS、Java Reporting Component などのレポート サーバーから取得されます。レポート ソースを取得したら、reportSource
属性を設定することでレポート ソースを ReportPageViewer
コンポーネントに割り当てます。
レポートにパラメータが含まれる場合、デフォルトでは ReportPageViewer
コンポーネントによって、パラメータ情報を入力するように要求されます。parameterFields 属性を設定することで、事前定義されたパラメータを使用するように ReportPageViewer
コンポーネントを設定することもできます。その場合は allowParameterPrompting
属性を False に設定して、パラメータの入力要求を無効にできます。
レポートのデータを取得するためにデータベース ログオン情報が必要な場合、デフォルトでは ReportPageViewer
コンポーネントによって、データベース ログオン情報を入力するように要求されます。databaseLogonInfos
属性を設定し、allowDatabaseLogonPrompting
属性を False に設定することで、事前定義されたデータベース ログオン情報を使用するように ReportPageViewer
コンポーネントを設定することもできます。
さまざまな属性を設定することで、ReportPageViewer
コンポーネントの表示をカスタマイズできます。次に、共通して使用される属性の一部を示します。
displayGroupTree
属性
グループ ツリーは、レポート構造のツリー スタイル ビューです。ReportPageViewer
コンポーネントの左側の部分に表示され、レポートをすばやく移動するために使用されます。デフォルトでは ReportPageViewer
コンポーネントはグループ ツリーを表示しますが、この表示を無効にするには、displayGroupTree
属性を False に設定します。
displayToolbar
属性
ツールバーは、レポートをナビゲートする主要な方法です。これには、レポートのエクスポート、検索、およびページの移動のためのボタンがあります。デフォルトでは、ReportPageViewer
コンポーネントはツールバーを表示します。ツールバーの表示を無効にしたりツールバーの特定のコンポーネントを無効にしたりするには、displayToolbar
属性や関連する属性を False に設定します。たとえば、ツールバーを表示してエクスポートを無効にするには、displayToolbarExportButton
を False に設定します。
ReportPageViewer
コンポーネントは EnterpriseItem
Bean へのデータ連結をサポートしています。この Bean は、レポートが ReportPage Viewer
によって表示されるように、reportSource
プロパティを通じてレポートのソースを提供します。コンポーネントを必要なレポート ソースに連結するには、reportSource
属性を使用します。
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