エンタープライズ レポーティング シナリオでは、JavaServer Faces コンポーネントと Managed Bean の使用によっていくつかの共通アクティビティが簡素化されます。
JSF UI コンポーネントは、主にプレゼンテーションに関与し、基底となるビジネス ロジックを実現するために Managed Bean に依存します。
注 Enterprise ItemsGrid は、レポート、フォルダ、ユーザーなどの EnterpriseItems を表示します。 Enterprise ItemsGrid は Enterprise ItemsColumn を使用して、これらの EnterpriseItems の特定の属性(名前、所有者、スケジュール ステータスなど)を表示します。
Managed Bean には、アプリケーションのデータと基底になるロジックが含まれます。 Bean は、プレゼンテーション層からリクエストされたエンティティを Enterprise システムに対して照会します。 Enterprise システムは、リクエストされたエンティティを InfoObject にカプセル化して、Bean に返します。 Bean は、一連の Bean プロパティをとおして、InfoObject のプロパティを公開します。 このアーキテクチャによって、開発が簡素化され、Enterprise システムの実装に対する変更からプレゼンテーション層が保護されます。
Identity Bean がないと、JSF UI コンポーネントは Crystal Enterprise システムと通信できません。 Identity Bean はユーザー認証情報をカプセル化し、この Crystal Enterprise セッション情報を JSF コンポーネントおよび Managed Bean と共有します。
EnterpriseItem Bean は、Crystal Enterprise の単一オブジェクト(レポート、フォルダ、プログラムなど)のソースとして JSF UI コンポーネントに連結されています。 Crystal Enterprise システムにアクセスするとき、EnterpriseItem Bean は有効な認証を必要とします。 このため、Identity Bean を参照するプロパティがあります。 同時に、このプロパティによって、Path コンポーネント、ItemsGrid コンポーネント、ItemsColumn コンポーネント、または ReportPageViewer コンポーネントが間接的に Identity Bean に対して認証を参照できるようになります。
EnterpriseItems Bean は、レポート、フォルダ、プログラムなど一連の Crystal Enterprise オブジェクトのコレクションのソースになります。
Crystal Enterprise システムにアクセスするとき、EnterpriseItems Bean は有効な認証を必要とします。 このため、Identity Bean を参照するプロパティがあります。 同時に、このプロパティによって、ItemsGrid コンポーネントや ItemsColumn コンポーネントが間接的に Identity Bean に対して認証を参照できるようになります。
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