複合ベースライン

複合ベースラインは、他の UCM ベースラインから構成される UCM ベースラインです。

UCM 複合ベースラインは、単一ベースラインの下でメンバー ベースラインをグループ化します。 UCM 複合ベースラインを作成する場合、UCM ベースラインの依存関係が最初に設定され、複合ベースラインが組み込まれるトップレベルの UCM コンポーネントが、メンバー ベースラインに依存するように設定されます。たとえば、ある UCM コンポーネントを、他の UCM コンポーネントからのベースラインに依存するよう設定できます。このコンポーネントからベースラインが作成される場合は、依存するコンポーネントのベースラインで構成されます。

create_baseline_record.pl スクリプトは、複合ベースラインを検出します。 UCM ベースラインがメンバー ベースラインを含んでいる場合は、UCM 複合ベースラインであると決定されます。UCM 複合ベースラインのメンバー ベースラインは、ALMBaseline レコードの [ベースラインで構成] フィールドに置かれます。

通常のベースラインの複合ベースラインのみが、現在サポートされています。 複合ベースラインの複合は、現在サポートされていません。

複合 ALMBaseline レコードを別の複合に組み込みたい場合は、最初に通常の ALMBaseline レコードに分解してから、通常の ALMBaselines による複合を作成する必要があります。通常の ALMBaseline レコードは、多数の複合 ALMBaseline レコードに参加できます。

UCM メンバー ベースラインからの ALMActivities (つまり [ベースラインで構成] されたもの) は、ALMTask レコードに表示されます。BTBuild レコードは、ALMBaseline レコードから作成されます。各 BTBuild レコードは、一意な ID を持ちます。ALMTask レコードの ALMActivities の表示には、Composite.BTBuild.Build_System_ID のヘッダーが含まれます。 この列の項目には、ALM 複合ベースラインから作成された BTBuild レコードの名前が表示されます。

通常の ALMBaseline レコードからのビルドは、複合 ALMBaseline レコードからのビルド時に実行できます。通常のビルドでは、Composite.BTBuild 列は空のままです。

UCM 複合ベースラインは、リリース指向のプロジェクトまたはコンポーネント指向のプロジェクトで使用できます。ALM 複合ベースライン レコードは、どちらの指向タイプでも使用できますが、複合の複合が現在サポートされていないという制限があります。

リリース指向のプロジェクトでは、主要な UCM インテグレーション ストリームで使用される通常のベースラインは、いずれかのサブストリームからデリバーされるすべてのアクティビティを取得します。このため、アクティビティには、サブストリームから作成されるビルドが表示され、後で、トップのインテグレーション ストリームから作成されるビルドが表示されます。

アクティビティが失われることはありません。すべてのプロジェクトが UCM 統合を使用する限り、アクティビティは、表示されるいずれかのベースラインに報告されます。これには以下のものが含まれます。

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