ライセンス使用の優先順位の変更 (Linux システムおよび UNIX システム)

License_Map ファイルは、ライセンス使用の優先順位を定義するテキスト ファイルです。

IBM Rational Suite® 製品をインストールするときにデフォルトの License_Map ファイルが作成され、config サブディレクトリに保管されます。License_Map ファイルの名前は製品固有です。例えば、IBM Rational® PurifyPlus™ for Linux® and UNIX® システムでは PurifyPlus_License_Map という名前が使用されます。

このファイルは、すべての製品の Suite ライセンスを要求するように初期設定されています。以下のフォーマットの行が含まれます。

component_designator product_designator {, product_designator}

例えば、IBM Rational ClearQuest® の License_Map ファイルの初期設定は次のようなものになります。

ClearQuest:1.0 DevelopmentStudioUNIX:1.0, standalone

この行は、Rational ClearQuest ライセンス クライアントに、まず IBM Rational Suite DevelopmentStudio ライセンスを要求するよう指示しています。Rational Suite DevelopmentStudio ライセンスが取得できない場合、このクライアントはスタンドアロンの Rational ClearQuest ライセンスを要求します。 インストールする Suite 製品によって、表示される行はこの例と異なる場合があります。

設定を変更して、ライセンス使用をすべてのユーザー用または個々のユーザー用にカスタマイズすることができます。

クライアント コンピュータでライセンス使用の優先順位を変更するには
  1. ユーザー セットアップ スクリプト (rs_setup.csh または rs_setup.ksh) を使用して、環境変数 RSU_LICENSE_MAP が設定されていることを確認します。

    この環境変数は、正しい License_Map ファイルの場所を探すために使用されます。この環境変数が設定されていない場合は、セットアップ スクリプトにより、デフォルト ライセンス マップ ファイルへのパス名が設定されます (例: config/License_Map)。

  2. License_Map ファイルで、ライセンス使用の優先順位を編集します。
  3. 変更を保存し、ファイルを閉じます。

注意: license_setup コマンドが正しく設定されている場合は、このコマンドにより License_Map ファイルが作成されます。ただし、テキスト ファイルを使用すると、License_Map ファイルを最初から作成できます。ファイル名はワイルドカード *License_Map* に一致する必要があります。

license_setup スクリプトの詳細については、UNIX システムのライセンス サーバーの設定を参照してください。


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