Rational ClearQuest 統合には、 適切なパッケージのみを追加する必要がある非依存統合 があります。 その他の統合として、依存統合 があります。依存統合では、1 つ以上のパッケージを特定の順序で追加する必要がある上に、 Rational ClearQuest への追加構成も必要な場合があります。
すべての ClearQuest 統合を Web クライアントに適用できるわけではないことに注意してください。つまり、統合パッケージによって Windows® または UNIX® システム/Linux® 版の Rational ClearQuest Client に追加されたフィールド、 フォーム、レポート、スクリプト、その他の機能は、Web クライアントを経由して使用できない場合があります。 Web クライアントと連携する統合の例には、UCM および Requisite® Pro があります。
以下の統合は、 非依存統合です。 すべての非依存統合に対して同じインストール処理を使用できます。 非依存統合についての詳細は、「非依存統合の追加」を参照してください。
1 つまたは複数の Rational ClearQuest 変更依頼を 1 つまたは複数の Rational ClearCase バージョンに関連付けます。
Rational ClearQuest が電子メール システムを介して ユーザーと通信できるようにします。
電子メール システム統合には、 IBM E-Mail Reader の構成と電子メール通知用の パッケージの追加が含まれます。
以下の統合は、 依存統合です。 依存統合についての詳細は、「非依存統合の追加」を参照してください。
IBM プロジェクトを Rational ClearQuest データベースに関連付けます。 詳しくは、「IBM Administrator 統合の追加」を参照してください。
2 つのシステム間でプロジェクト データを交換することができます。 詳しくは、「IBM Rational ClearQuest Project Tracker 統合の追加」を参照してください。
RequisitePro 要求を Rational ClearQuest レコードに関連付けます。
RequisitePro/Rational ClearQuest 統合の追加方法については、『IBM Rational Desktop 製品インストレーション ガイド』と『IBM Rational サーバー製品インストレーション ガイド』を参照してください。
TeamTest を介して見つけた障害を Rational ClearQuest データベースに登録し、それらを追跡することができます。詳しくは、「IBM TeamTest 統合の追加」を参照してください。
Rational ClearCase UCM プロジェクトとアクティビティを Rational ClearQuest レコードにリンクさせます。 詳しくは、「IBM UCM 統合の追加」を参照してください。
Visual SourceSafe 情報を Rational ClearQuest レコードに関連付けます。 詳しくは、「Microsoft Visual SourceSafe 統合の追加」を参照してください。
ClearQuest データベースのすべてのデータが同じコード ページのもので なければならないため、ClearQuest 統合で注意しなければならないことがあります。
ここでは、コード ページの不一致により ClearQuest と Rational Administrator 間の統合が適切に機能しなくなる例を示します。
Rational ClearQuest が 1252 オペレーティング システム コード ページを使用するコンピュータにインストールされ、データベース セットの ClearQuest データ コード ページ値も 1252 に設定されています。
Rational Administrator クライアントが 936 (日本語) オペレーティング システム コード ページを使用するコンピュータにインストールされています。
ユーザーが Rational Administrator プロジェクトを作成します。ただし、そのユーザーは 936 コード ページを使用するコンピュータで作業しているため、プロジェクト名に日本語文字が含まれています。そこで、ユーザーは新規の Rational Administrator プロジェクトを ClearQuest データベースに関連付けようとします。かし、この試みは失敗します。原因は、Rational Administrator プロジェクトの名前に含まれている日本語文字が、ClearQuest データベース セットのデータ コード ページ値である 1252 コード ページと異なるためです。
パッケージには、スキーマの既存のレコード タイプを有効にするものがあります。 これらのパッケージをインストールする場合は、パッケージで有効にするレコード タイプを選択するオプションが用意されています。 パッケージを追加した後で新規のレコード タイプを追加する場合でも、パッケージ機能で新規のレコード タイプを有効にできます。
パッケージとパッケージが変更するレコード タイプのリストについては、 「ClearQuest 統合パッケージ」を参照してください。