既存のスキーマへのパッケージの適用

ALM プロジェクトまたは ALM 作業プロセスを既存のスキーマにセットアップする前に、ALMProject および ALMWork パッケージを適用する必要があります。

パッケージ ウィザードを使用して、ALMProject と ALMWork パッケージを適用します。 パッケージを Rational® ClearQuest® スキーマに適用する詳しい手順については、Rational ClearQuest Designer のヘルプで「パッケージの適用方法」を参照してください。

インストールするパッケージを選択するときに、ALMWork を選択して両方のパッケージをインストールするか、ALMWork パッケージを必要としない場合は ALMProject を選択することができます。また、別々に、ALMProject パッケージを選択して適用し、次に ALMWork を選択して適用することもできます。

ALM スキーマを修正またはカスタマイズする際は、以下の規則に従ってください。それによって、今後の ClearQuest バージョンや ALM パッケージのアップグレードを適用できるようになります。
  • 既存のパッケージ フィールドを削除または変更しないでください。また、どのような新規フィールドに対しても、パッケージのアップグレードによって後で追加されるどのようなフィールド名とも競合することのない名前を、必ず指定してください。
  • フォーム タブを修正または削除しないでください。また、新規フィールドは常に新規タブに置いてください。新規タブの名前には、その後のパッケージのアップグレードによって追加されるタブと競合することのない名前を指定してください。
  • フックを ALM スキーマに追加する場合は (たとえば、追加の監査情報を記録するため)、フックを状態遷移アクションに直接置くのではなく、基本のアクション フックを使用してください。基本のアクション フックを使用すれば、個別の状態遷移アクションにフックを追加する必要がありません。これは、基本のアクション フックが、レコード タイプのすべてのアクションで呼び出されるためです。ただし、現在のアクションが状態遷移アクションであるかどうかを確認するために (たとえば、監査情報を記録するためにフックが必要かどうかを決定する前に)、ご使用のフックでアクション タイプを検査する必要がある場合があります。
  • パッケージのアップグレードを実行するときは、アップグレードの前にスキーマ バージョンに移動してスキーマを開き、カスタマイズした ALM レコードを検索します。 新規タブを検索し、フォーム コントロールからすべて選択して、コピーします。アップグレードしたバージョンのスキーマを開き、レコード フォームにタブを追加して、前にコピーしたフォーム コントロールを貼り付けます。
  • 現在のパッケージ属性のいずれかを修正する場合は、変更するものを正確に記録して再適用に備えるか、パッケージのアップグレードによって提供される新規機能を、修正された任意の機能で修正します。変更の追跡には、cqload exportintegration コマンドが便利です。
たとえば、名前の競合を防ぐには、作成した新規のレコード、フィールド、アクション、タブにプレフィックスを追加する命名規則を使用します ("C_"、"UX_"、"XP_" など)。

詳細については、『Developing Schemas』ユーザー支援の「命名規則」を参照してください。

パッケージを Rational ClearQuest スキーマに適用した後、スキーマの新規バージョンを確認してください。スキーマをチェックインする詳しい手順については、Rational ClearQuest Designer ヘルプのトピック「スキーマのチェックイン」を参照してください。また、新バージョンのスキーマのチェックイン後に、旧バージョンのスキーマを使用していたユーザー データベースを、ALMProject および ALMWork パッケージを含む新バージョンでアップグレードするか、新規ユーザー データベースを作成します。ユーザー データベースのアップグレード手順の詳細については、Rational ClearQuest Designer ヘルプで「ユーザー データベースのアップグレード」のトピックを参照してください。
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