bkt_tool

共用フォルダのすべての内容を、あるユーザー データベースから別のユーザー データベースにエクスポートまたはインポートします。

適用性

プラットフォーム: Windows

サブコマンド: delete、export、import、update

概要

bkt_tool
option -dbset dbset -us "username" -password password -db "dbname" { -directory "pathname" | -storagefile "pathname"}

説明

bkt_tool コマンドは、 Rational® ClearQuest® クライアント ワークスペースで使用可能な共用フォルダのすべての内容を、 ユーザー データベース間でエクスポートしたりインポートしたりします。このユーティリティは、事前定義されたスキーマ Blank または Common をベースにして新しいスキーマを開発する場合や、クエリー、グラフ、レポートの操作を、すべての項目を作成しないで行う場合に、便利なユーティリティです。

このユーティリティは、テスト データベースを処理する場合にも便利です。 たとえば、実動データベースでスキーマの変更を行う前に、テスト データベースでテスト用のクエリー、グラフ、レポートをテストする場合があります。 そのような場合には、bkt_tool を使用して、すべての実動ワークスペース項目をテスト データベースにエクスポートおよびインポートできます。

bkt_tool のサブコマンドを使用して、以下の作業を実行できます。

オプションと引数

option
-e (export)、-d (delete)、-i (import)、-u (update) のいずれか
dbset
スキーマの接続名を指定します。 システムに複数のスキーマ リポジトリがある場合に必要です。
username
ユーザーの ClearQuest ログイン名。 このユーザーには、スーパーユーザー権限が必要です。
password
ユーザーの ClearQuest パスワード。 パスワードが設定されていない場合は、二重引用符のみの空のパラメータを入力します。
dbname
ワークスペース内容をエクスポートするユーザー データベースの論理名。
pathname
エクスポートするファイルのパス名。 パス名を二重引用符で囲みます。 -directory が指定されている場合に、 指定された option-i または -u であれば、 ロードを構成するさまざまなファイルを含んでいる pathname が存在していなければなりません。 directory には、 CONTENTS.CFG という名前のテキスト ファイルと、 各ワークスペース項目のバイナリ データを含む 0001.DAT から nnnn.DAT までの一連のファイルが入ります。 -storagefile が指定されている場合、pathname は IStorage 複合ドキュメントのパス名です。

関連項目

deleteimportexportupdate