他の製品と Rational ClearQuest の統合

さまざまな Rational® ClearQuest® パッケージを既存のスキーマに追加することによって、 Rational ClearQuest を他のソフトウェアと統合することができます。

Rational ClearQuest 統合には、 適切なパッケージのみを追加する必要がある非依存統合 があります。 その他の統合として、依存統合 があります。依存統合では、1 つ以上のパッケージを特定の順序で追加する必要がある上に、 Rational ClearQuest への追加構成も必要な場合があります。

すべての ClearQuest 統合を Web クライアントに適用できるわけではないことに注意してください。つまり、統合パッケージによって Windows® または UNIX® システム/Linux® 版の Rational ClearQuest Client に追加されたフィールド、 フォーム、レポート、スクリプト、その他の機能は、Web クライアントを経由して使用できない場合があります。 Web クライアントと連携する統合の例には、UCM および Requisite® Pro があります。

注: この付録での説明では、新規の統合を追加していることと、必要なパッケージがスキーマにまだ存在しないことを前提にしています。統合または パッケージをアップグレードする必要がある場合は、「パッケージのアップグレードの適用」を参照してください。 スキーマに新規の統合を追加する前に、スキーマに既に存在しているパッケージを確認する必要があります。
警告: パッケージの追加は、慎重に計画してください。パッケージは、スキーマに追加すると削除することはできません。 このような場合は、パッケージが存在するすべてのスキーマ バージョンを削除してください。 スキーマ バージョンを削除できるのは、ユーザー データベースに適用していない場合のみです。

非依存統合

以下の統合は、 非依存統合です。 すべての非依存統合に対して同じインストール処理を使用できます。 非依存統合についての詳細は、「非依存統合の追加」を参照してください。

依存統合

以下の統合は、 依存統合です。 依存統合についての詳細は、「非依存統合の追加」を参照してください。

ClearQuest 統合とコード ページ

ClearQuest データベースのすべてのデータが同じコード ページのもので なければならないため、ClearQuest 統合で注意しなければならないことがあります。

ここでは、コード ページの不一致により ClearQuestRational Administrator 間の統合が適切に機能しなくなる例を示します。

Rational ClearQuest1252 オペレーティング システム コード ページを使用するコンピュータにインストールされ、データベース セットの ClearQuest データ コード ページ値も 1252 に設定されています。

Rational Administrator クライアントが 936 (日本語) オペレーティング システム コード ページを使用するコンピュータにインストールされています。

ユーザーが Rational Administrator プロジェクトを作成します。ただし、そのユーザーは 936 コード ページを使用するコンピュータで作業しているため、プロジェクト名に日本語文字が含まれています。そこで、ユーザーは新規の Rational Administrator プロジェクトを ClearQuest データベースに関連付けようとします。かし、この試みは失敗します。原因は、Rational Administrator プロジェクトの名前に含まれている日本語文字が、ClearQuest データベース セットのデータ コード ページ値である 1252 コード ページと異なるためです。

統合時のレコード タイプの有効化

パッケージには、スキーマの既存のレコード タイプを有効にするものがあります。 これらのパッケージをインストールする場合は、パッケージで有効にするレコード タイプを選択するオプションが用意されています。 パッケージを追加した後で新規のレコード タイプを追加する場合でも、パッケージ機能で新規のレコード タイプを有効にできます。

パッケージとパッケージが変更するレコード タイプのリストについては、 「ClearQuest 統合パッケージ」を参照してください。

新規のレコード タイプに対してパッケージ機能を有効にするには

  1. Rational ClearQuest Designer で、[ファイル] > [スキーマを開く] をクリックし、スキーマを選択して開きます。
  2. スキーマが開いたら、[パッケージ] > [パッケージのレコード タイプの設定] をクリックします。
  3. [パッケージのレコード タイプの設定] ウィンドウで、[レコード タイプ] リストからレコード タイプを選択します。
  4. [使用可能なパッケージ] リストで、レコード タイプを有効にするパッケージをオンにします。
関連概念
Rational ClearQuest 統合パッケージ
関連情報
パッケージと統合の概要
Rational ClearQuest パッケージ

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