コード ページ という用語は、
さまざまな概念を表すために使用されます。
逆に、コード ページ が表すさまざまな概念は、
多数のほかの用語でも表せます。コード ページの概念と実装は、Windows、Linux、UNIX システムでも大きく違います。
IBM Rational® ClearQuest® 環境でユーザーが入力と保存を行うことのできる文字データのタイプ
の説明では、次の用語を次のように使用します。
- 各国語サポート (NLS) は、単一の世界的システム ベースのための
コマンドとライブラリ サブルーチンを提供します。Rational ClearQuest の関連では、NLS は、
サポートされる任意の Rational ClearQuest データ コード ページに含まれる
文字からなるデータの入出力を行うための Rational ClearQuest アプリケーションと
データベースの機能です。
- 文字セット という用語は、コンピュータ アプリケーションまたはシステムがサポートする文字の集合を表します。
- コード ページ という用語は、文字セットと、それらの文字を表現する 2 進数値を表します。コンピュータまたは
アプリケーションは、コード ページを使用して、次の文字を扱うことができます。
- ASCII 文字セットの 128 文字のみ (米国英語に適しています)。
- 東および西ヨーロッパ言語で使用される追加文字。ドイツ語、スウェーデン語、フィンランド語の「ä」や、フランス語とスペイン語の「È」など。
- ヘブライ語、日本語、中国語などの非ヨーロッパ系言語の文字。
- その他の言語で必要とされる追加文字。
- 製造元データベース文字セット という用語は、
データベース管理システム (DBMS) 製造元が、Rational ClearQuest スキーマ リポジトリ
とユーザー データ用のデータベースへの保存を許可する文字セットを表します。個々の DBMS 製造元は、
この用語の同義語として、コード ページ、コード セット、
照合、charset を使用します。
- Rational ClearQuest データ コード ページ という用語は、
Rational ClearQuest が
Rational ClearQuest データベース セットに保存できる文字セットを表します。
この文字セットは、対応する製造元データベース文字セットと等価か、そのサブセットです。データ コード ページを設定するには、
製造元データベースに構成された製造元データベース文字セットと互換の値を選択する必要があります。1 つのスキーマ リポジトリがサポートできるのは、1 つのデータ コード ページのみです。
- ローカル文字セット (Linux および UNIX では一般的にロケール と呼ばれます) という用語は、
Rational ClearQuest アプリケーション (たとえば、
メンテナンス ツール、Designer、Rational ClearQuest クライアント) が
稼働するシステム上のコマンド ライン シェルで入力と表示が可能な文字セットを表します。
Linux または UNIX システムでは、ローカル文字セットは LANG 環境変数によって制御されます。Windows では、地域と言語のオプションの設定によって制御されます。追加のフォントが構成されれば、他の文字セットを表示できます。また、追加の文字データを、IME (Input Method Editor) を通して、または Rational ClearQuest GUI アプリケーションにテキストを切り貼りすることによって入力できます。