このトピックでは、CleanupLatest ユーティリティを使用して、間違って最新とマーク付けされた TMTestLog および TMSuiteLog レコードを検出して訂正する方法を説明します。
構成済みテスト ケースまたはテスト スイートを実行して結果をコミットすると、Rational® ClearQuest® Test Manager はログ レコードを作成し、[最新] フィールドに「true」を設定して、これが構成済みテスト ケースまたはテスト スイートの最新のログ レコードであることを示します。Rational ClearQuest Test Manager はまた、前のログ レコードを検出して、その [最新] フィールドの値を「false」に変更します。
Rational ClearQuest MultiSite 環境では、Rational ClearQuest Test Manager は、前のログ レコードが別のレプリカでマスター管理されている場合は、そのレコードを更新できません。したがって、同じ構成済みテスト ケースまたはテスト スイートの 2 つのログ レコードを最新としてマーク付けることができます。
CleanupLatest ユーティリティでは、ClearQuest ユーザー データベースからこのレコードをクエリーして、旧のレコードの [最新] フィールドを「false」に変更します。このユーティリティを、MultiSite 所属内の各レプリカに対して定期的に実行します。
CleanupLatest ユーティリティは、ClearQuest のインストール ディレクトリにインストールされています。 Windows® では、デフォルトのインストール ディレクトリは、C:¥Program Files¥Rational¥ClearQuest です。Linux® では、デフォルトのインストール ディレクトリは、/opt/rational/clearquest です。インストールされているディレクトリからユーティリティを実行します。
ユーティリティを実行するには、次の構文を使用します。
java –jar CleanupLatest.jar –lid LoginID –pw Password –udb UserDB –sr SchemaRepo
引数 | 説明 |
---|---|
LoginID | ClearQuest へのログインに使用するユーザー ID |
Password | ユーザーの ClearQuest パスワード |
UserDB | ClearQuest ユーザー データベースの名前 |
SchemaRepo | ClearQuest スキーマ リポジトリの名前 |
このユーティリティを実行すると、CleanupLatest.properties という名前のファイルが作成されます。このファイルには、コマンドを実行するときに指定したオプションと値が格納されます。オプションを指定しないでユーティリティを実行すると、CleanupLatest.properties ファイル内のオプションと値が使用されます。CleanupLatest.properties ファイル内の値は、編集することができます。コマンド行にオプションを指定すると、ユーティリティは CleanupLatest.properties ファイル内の値でなく、指定された値を使用します。
指定する値には、以下の制約事項が適用されます。
ログ レコードが別のレプリカでマスター管理されているために、ユーティリティでそのレコードの最新フィールドを変更できない場合は、エラー メッセージが表示されます。リモート レプリカでマスター管理されているレコードを変更するには、そのリモート レプリカでユーティリティを実行します。