これらのトピックでは、CM サーバーを構成してカスタマイズする方法について説明します。
CM サーバーはデフォルトの構成でインストールされますが、その構成はほとんどのサイトに適合します。
いくつかのサイトでは、さまざまなホストまたはサイト固有の要件に対応するために、
インストール後に CM サーバー構成の変更が必要な場合があります。
例えば、次のようになります。
- CM サーバーの HTTP ポート番号を変更する
- CM サーバーのロギング デフォルトを変更する
- プロキシとして機能する別の WAN サーバーからの CM サーバーへのアクセスを構成する
- CM サーバーでセキュア ソケットを使用するように構成する
WebSphere® Application Server に含まれている管理コンソールは、SSL 証明書の管理をサポートします。コンソールに接続して、http://hostname:12060/ibm/console にアクセスすれば、コンソールの使い方に関するさらに多くの情報を得ることができます。
現在 Open SSL 証明書を使用していて、対象の製品をアップグレードする場合、「Open SSL 証明書から IBM SSL への変換」に示された手順を参照してください。WebSphere Application Server で SSL 証明書を管理する詳細については、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp を参照してください。
構成ファイル内の一部の属性は、CM サーバーの MBean パラメータとして表示または設定できます。
詳しくは、「使用可能な MBean 属性の設定」を参照してください。
このユーザー支援で説明されていない CM サーバーの構成ファイルは変更しないでください。変更すると CM サーバーの動作に悪影響を与える構成オプションもあります。
CM サーバーのデフォルト値
ポートのデフォルト値は以下のとおりです。
- CM サーバーの URL 用としてポート 12080。
CM サーバーの URL は、http://server-host:12080/TeamWeb/services/Team です。
- WebSphere Application
Server に組み込まれている管理コンソール用としてポート 12060。 WebSphere Application
Server 管理コンソールの URL は、http://server-host:12060/ibm/console です。
ClearQuest 機能へのアクセスを提供するための CM サーバー ホストのセットアップ
Rational ClearQuest Web クライアント
および Rational ClearCase Remote Client が Rational ClearQuest を使用して、
ClearQuest データベースまたは ClearCase-ClearQuest UCM 統合のいずれかにアクセスできるようにするには、
Rational ClearQuest を ClearQuest Web 用の CM サーバー フィーチャーと共に CM サーバー マシン上に
インストールして構成する必要があります。
Rational ClearQuest を CM サーバーに
インストールして構成するには、次のようにします。
- Rational ClearQuest を ClearQuest Web 用の CM サーバー フィーチャーと共に CM サーバーに
インストールします。
- Rational ClearQuest スキーマ リポジトリへの接続を作成します。
Rational ClearQuest メンテナンス ツールを使用して、ご使用の Rational ClearQuest スキーマ リポジトリ
への接続を作成します。詳しくは、
「CM サーバーから ClearQuest スキーマ リポジトリへの接続の作成」を参照してください。
CM サーバー ホストを使用する場合には、以下の制限が適用されます。
- Windows の場合
ご使用の CM サーバー ホストで Windows が稼動している場合、
Rational ClearCase 権限検査の影響を受ける操作は、Rational ClearQuest フック内から実行される場合には
サポートされません。これらの操作は、ローカル システム アカウントの ID (NT AUTHORITY/System) を使用して実行します (ローカル システム アカウントは、操作の実行に Rational ClearCase の権限を必要としない場合があります)。
- Linux または UNIX システムの場合
アクティブな Rational ClearQuest ユーザーあたり約 100 MB の
スワップ スペースを用意する必要があります。このスワップ スペースの約 10 パーセントを収容する
ために十分な物理メモリがなければなりません。
Rational ClearQuest がサーバーのデフォルト ロケーションにインストールされていない場合は、
Rational ClearQuest がインストールされているロケーションを指定する必要があります。
ロケーションを指定するには、Rational ClearQuest がサーバーにインストールされているディレクトリの絶対パス名
を ccrcUnixCqHome MBean 値に設定します。
MBean 値の設定について詳しくは、「使用可能な MBean 属性の設定」を参照してください。
Rational ClearQuest データベース タイプが DB2 である場合には、リモート クライアント用
の Rational ClearCase サーバーで、Rational ClearQuest 開始スクリプト (Linux の場合は /opt/ibm/RationalSDLC/clearquest/bin/clearquest、UNIX の場合は /opt/IBM/RationalSDLC/clearquest/bin/clearquest にインストールされている) を修正する必要があります。
開始スクリプトの終わり近くにある行
# exec into program binary with any options: の
直前に以下の 2 行を追加します。
echo setting up DB2 environment
. DB2-profile-path
上記の例で、
DB2-profile-path は、db2profile ファイルの絶対パス名です。このファイルは、通常、
Rational ClearCase サーバー上の DB2 インスタンス所有者ディレクトリ
DB2-instance-dir/sqllib にあります (例えば、/home/db2inst/sqllib/db2profile のようになります)。
注: db2profile ファイルのパス名はドットとスペースで始める必要があります。
CM サーバーから ClearQuest スキーマ リポジトリへの接続の作成
ClearQuest がインストールされている CM サーバー マシンで (Rational ClearQuest Web クライアント
から ClearQuest 機能へのアクセスをサポートする場合にも、Rational ClearCase Remote Client から ClearQuest 機能へのアクセスをサポートする場合にも)、
必要なセットアップ手順は、クライアント (1 つまたは複数) がアクセスする Rational
ClearQuest スキーマ リポジトリへの接続を作成することです。
Windows CM サーバー マシンで、Rational ClearQuest メンテナンス ツールを使用して
これらの接続を作成する場合は、以下のルールに従うことが重要です。
- Rational ClearQuest メンテナンス ツールは、ユーザーが (ドメイン ユーザー アカウントではなく) ローカル ユーザー アカウントにログインしている場合にのみ実行し、ローカル管理者グループの一部である
ローカル ユーザー アカウントになるようにしてください。
- Rational ClearQuest メンテナンス ツールを使用して接続を作成する場合は常に、
同じユーザー アカウントから Rational ClearQuest メンテナンス ツールを実行する必要があります。
これらの規則に従っていない場合は、ユーザーが Rational ClearQuest Web クライアント
または Rational ClearCase Remote Client にログインした際に、接続が作成された
Rational ClearQuest スキーマ リポジトリのすべてにアクセスできるとは限りません。