CM サーバーのアーキテクチャ

CM API クライアント (Rational® ClearQuest® Web および CCRC) は、CM API の実装によって CM サーバーと通信します。

WebSphere® Application Server の中に含まれている CCRC HTTP および CM サーバーの Web サービスのサーブレットは、CM サーバーのフロントエンドです。ClearCase® RPC (CCRPC) および ClearQuest RPC (CQRPC) サーバーは、CM サーバーを ClearCase および ClearQuest リポジトリに接続します。

CM サーバーは、WebSphere Application Server でホストされる 1 つ以上の J2EE アプリケーションとして実装されています。各 WebSphere Application Server インスタンスに TeamEAR が含まれます。TeamEAR サーブレットのクライアント (ClearQuest の CQWebEAR など) は、ユーザーが環境をどのように構築するかによって、同一の WebSphere Application Server インスタンス中にあることも、ないこともあります。例えば、別のマシンの WebSphere Application Server インスタンスの TeamEAR に接続する 1 つのマシンの WebSphere Application Server インスタンスに ClearQuest Web をデプロイすることができます。

CM サーバーのアーキテクチャは、以下の 3 層から構成されています。
  • Web 層: CM サーバーの入口は、WebSphere Application Server が実行中の 1 つ以上のサーバーの Web コンテナ中で稼働する J2EE サーブレットです。IBM® HTTP Server を実行するサーバーは、フロントエンドとしての役割と、WebSphere Application Server を実行するサーバーに対して負荷分散サーバーとしての役割を果たします。
  • アプリケーション層: フロントエンド サーブレットは、アプリケーション層のサービスを呼び出します。それらは 1 つ以上の WebSphere Application Server の Enterprise Java™ Bean (EJB) コンテナ中で稼働する EJB です。
  • データ層: Rational ClearCase および Rational ClearQuest リポジトリへのアクセスは、リモート プロシージャ コール (RPC) インターフェイスによる、Java 2 コネクタ リソースとして WebSphere フレームワークの中に統合されているバックエンド サーバー プロセスへのものです。

以下の図は、WAN クライアント/サーバー アーキテクチャの重要なコンポーネントを示しています。CM サーバー アーキテクチャのイメージ図では、クライアントを表すボックスから、WebSphere Application Server と WebSphere Application Server で稼働しているコンポーネントを表すボックスに、矢印が向けられています。イメージの下部では、WebSphere Application Server ボックスからの矢印が向けられている、Rational ClearCase および ClearQuest のデータ リポジトリが示されています。


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