リソースは、プロパティの名前付きコレクションで、
リポジトリ内に存在します。ファイルなどの一部のリソースは、プロパティに
加えて、内容も保持します。一部のリソースは、サーバー上にのみ配置されます。
クライアントのファイル領域にだけ配置されるものもあります。1 つのリソースが、2 つの異なる
ロケーションに存在することはできませんが、2 つのリソースが非常に密接にリンクしている場合など、
同じリソースであるかのような印象を与える可能性はあります。たとえば、ファイル領域内にあるファイルと
サーバー上の対応するファイルは、2 つの別個のリソースです。関連付けはありますが、それぞれが
独自のロケーション、内容、プロパティを保持します。
プロキシ オブジェクトを使用して、リソースを作成、修正したり、最終的に破棄することもできます。
リソースは、いったん作成されると破棄されるまで、リポジトリ内に永続的に存在し、
それを修正するプロバイダの呼び出しと呼び出しの間も存続します。
Rational
® CM API では、Resource インターフェイスは、Rational CM API のすべてのリソースのタイプに対する基本インターフェイスです。以下は、リソースの例です。
- Rational ClearCase® ビュー内のファイル
- バージョン付きオブジェクト ベース (VOB) 内のバージョン
- Rational ClearQuest® ユーザー データベース内の障害
CM API プロキシ インターフェイスは階層を形成します。階層のルート
は、
javax.wvcm.Resource です。たとえば、以下は、Resource インターフェイスを拡張するインターフェイスの一部です。
- StpResource は、Resource を拡張します。
- CqResource と CcResource は、StpResource を拡張します。
- stp パッケージに含まれる、StpActivity、StpFolder、StpRepository の
各インターフェイス。
- cc パッケージに含まれる、CcActivity、CcAttributeType、CcBaseline、CcBranchType、CcComponent、CcControllableFolder、CcControllableResource、CcElement、CcElementType、CcFolder、CcFolderVersion、CcProject、CcProjectFolder、CcVersion、CcView、CcVob、CcVobResource の
各インターフェイス。
- cq パッケージに含まれる、CqAction、CqAttachment、CqAttachmentFolder、CqDbSet、CqFieldDefinition、CqForm、CqGroup、CqHook、CqProjectMember、CqQuery、CqQueryFolder、CqQueryFolderItem、CqRecord、CqRecordType、CqReport、CqUserDb の
各インターフェイス。
リソースは、リソース タイプ、
固有のロケーション (Location セレクタ文字列のフォーム)、表示名を
保持します。各リソースのタイプには、そのタイプにアクセスするための
固有のインターフェイスがあります。