[比較]


比較操作により、エレメントの 2 つのバージョンを比較します。

デフォルトでは、あるエレメントとその直前の先行バージョンの差分が [比較] ページに表示されます。たとえば、VOB ビューで module.c のファイル エレメント バージョン \main\3 を選択し、[比較] をクリックします。[バージョンの比較] ダイアログ ボックスで、デフォルト オプションの [前バージョンと比較] を適用し [OK] をクリックします。別のブラウザ ウィンドウに [比較] ページが表示され、module.c@@\main\3module.c@@\main\2 の差分が表示されます。

ページのレイアウト

[比較] ページには 2 つのペインがあります。デフォルトでは、左のペインには先行エレメント バージョンのコンテンツが表示され、右のペインには選択したエレメント バージョンのコンテンツが表示されます。

ファイルを比較する場合、各ペインには比較対象となるファイルまたはバージョンのテキスト コンテンツが表示されます。各ペインのタイトル バーでファイル名をクリックすると、エレメントのバージョンのコンテンツが個別のブラウザ ウィンドウに表示されます。

ディレクトリを比較する場合は、各ペインにはディレクトリのコンテンツが、名前、作成日、ファイルまたはサブディレクトリの作成者と共に表示されます。

現在の差分は、各ペインの左余白部分に青色の縦線 () で表示されます。

[差分間の移動] ツールバー

[差分間の移動] ツールバーはページの上部に表示されます。このツールバーを使用すると次の機能が実行できます。

[最初の差分]
コントリビュータ間の最初の差分が表示されます。この差分を現在の差分にします。
[前の差分]
現在の差分の直前の差分を表示します。この差分を現在の差分にします。
[現在の差分]
比較操作により現在選択されている差分を表示します。現在の差分がコントリビュータ ペインで表示できない場合は、[差分マージ] がスクロールして差分を表示します。
[次の差分]
現在の差分の直後の差分を表示します。この差分を現在の差分にします。
[最後の差分]
コントリビュータ間の最後の差分が表示されます。この差分を現在の差分にします。

差分マーカー

比較操作では、以下の差分マーカーを使用します。

[変更済み]
この差分には、ベース コントリビュータから変更された行が含まれます。
(マーカーが表示されない)
[デフォルト]
テキスト (ファイルの場合) またはファイルのセット (ディレクトリの場合) のこのセクションは、すべてのコントリビュータで同一です。
[削除済み]
この差分には、ベース コントリビュータで含まれている行がありません。
[移動の削除]
この場所から行が削除され、新しい場所に移動しました。
(ディレクトリの比較の場合のみ)
[異なるオブジェクト ID]
この差分には、ベース コントリビュータに同じ名前があるファイルまたはディレクトリ エレメントが少なくとも 1 つ含まれます。
[挿入済み] または [移動の挿入]
この差分には、ベース コントリビュータには表示されない行またはほかの場所からこの場所に移動した行が含まれます。
[Padded]
この差分では、ほかのコントリビュータに挿入がある部分に空白行を挿入し、テキストをほかのコントリビュータに整列させています。
[変更なし]
このコントリビュータには、この位置でベース コントリビュータとの差分がありません。

そのほかの情報

Rational ClearCase のファイルとディレクトリ比較アルゴリズムの詳細については、『リファレンス ガイド』の「diff」ページと「cleardiff」ページを参照してください。ClearCase マニュアルは、ページ上部の [ClearCase] ツールバーで [マニュアル] をクリックするとオンラインで入手できます。