ライセンスの種類

IBM Rational Common Licensing (FLEXlm ソフトウェアで稼働) には、フローティング、指定ユーザー フローティング、許可ユーザー ライセンス キーという異なる種類のライセンスがあります。

表 1 に、ライセンスの種類とその説明を示します。

表 1. ライセンスの種類
ライセンスの種類 製品 説明
フローティング IBM Rational Common Licensing に含まれるすべての製品。
  • ライセンス管理者は、IBM Rational® ライセンス サーバー ソフトウェアを単一、複数、または代替サーバーにインストールします。次に管理者は、 ライセンス サーバーにフローティング ライセンスをインストールします。このフローティング ライセンスは、特定のライセンス サーバーを対象に作成されます。
  • クライアント ユーザーは、ソフトウェアを起動するときに、ライセンス サーバーからライセンスを入手します。1 つのライセンスは、1 クライアント、1 製品ごとに付与されます (パフォーマンス テスト製品は例外)。 パフォーマンス テスト製品は、複数のライセンスをチェックアウトできます。
  • フローティング ライセンスを利用すると、ライセンスが有効であれば、ネットワーク上のどのユーザーでも IBM Rational 製品を使用できます。Rational 製品を同時に使用できるユーザーの最大数は、IBM Rational License Key Center で購入し、登録したライセンス数によって決まります。
指定ユーザー フローティング
  • IBM RationalPureCoverage
  • IBM RationalPurify
  • IBM RationalQuantify
  • フローティング ライセンスと似ていますが、ライセンス管理者がライセンスを特定のユーザーに割り当てる点が異なります。 つまり、特定のユーザーのみがライセンス サーバーにフローティング ライセンス キーを要求できます。
  • 指定ユーザー フローティング ライセンスの場合、ライセンス管理者は、許可ユーザーのリストを作成する必要があります。
許可ユーザー Rational Common Licensing に含まれるすべての製品。
  • 許可ユーザー ライセンス キー (以前はノードロック ライセンスと 呼ばれていました) は、特定のクライアントを対象に 作成されます。このライセンスでは、ユーザーは特定のクライアントでのみ Rational 製品を使用できます。
  • ユーザーは、単一のライセンス キーを使用して、特定のコンピュータで製品の複数のセッションを同時に起動することができます。
  • 許可ユーザー ライセンス キーはカウントされないライセンスなので、 ライセンス サーバーで管理する必要はありません。
許可ユーザー期限固定ライセンス (FTL) 多くの IBM Rational Software 製品で使用可能です
  • ライセンス管理者は、Rational ライセンス サーバー ソフトウェアを単一、複数、または代替サーバーにインストールします。次に管理者は、 ライセンス サーバーにフローティング ライセンスをインストールします。このフローティング ライセンスは、特定のライセンス サーバーを対象に作成されます。
  • クライアント ユーザーは、ソフトウェアを起動するときに、ライセンス サーバーからライセンスを入手します。1 つのライセンスは、1 クライアント、1 製品ごとに付与されます (パフォーマンス テスト製品は例外)。 パフォーマンス テスト製品は、複数のライセンスをチェックアウトできます。
  • フローティング ライセンスを利用すると、ライセンスの有効期間中であれば、ネットワーク上のどのユーザーでも Rational 製品を使用できます。Rational 製品を同時に使用できるユーザーの最大数は、License Key Center で購入し、登録したライセンス数によって決まります。