複製を作成するには、複製作成パケットを生成し、データベース複製がホストされるサイトに送信します。
この操作は、mkreplica -export コマンドを使用して行います。
複製作成のエクスポート フェーズ中に、複製作成コマンドを実行すると、コピー中のデータベースはロックされます。
データベースはコマンド実行期間全体でロックされます。ログインできません。
データベースで
mkreplica -export コマンドを実行する前に、次のタスクを実行します。
- データベースにログインしているユーザーがいないことを確認します。ユーザーが mkreplica -export の実行中にデータベースにログインした場合は、そのデータベースのアンロック後に行われた変更も含めて、すべての変更が失われます。
- 最新バージョンのスキーマを使用するように、データベースをアップグレードします。
- 複製作成パケットのインポート先サイトで使用されているコード ページにデータ コード ページ値が設定されていることを確認します。
コード ページに互換性がない場合は、パケット インポートに失敗します。
- Rational® ClearCase® と Rational ClearQuest® の UCM 統合を使用する場合は、スキーマ リポジトリで最初の mkreplica-export を実行する前に、すべての cqintsrv プロセスを終了する必要があります。
パケットを作成するための所要時間は、データベースのサイズによって決まり、最大で、データベースのコピー作成時間やバックアップ手順の実行時間の 2 倍になることがあります。
したがって、サイトの業務時間外に複製作成のエクスポート フェーズを実行するようスケジュールする必要があります。
スケジュールされたバックアップのキャンセルも、エクスポート フェーズ期間中に行う必要があります。
以下の例では、
PRODA ユーザー データベースとスキーマ リポジトリの複製が作成されます。
新しいサイトの名前は
sanfran_hub で、同期サーバー
goldengate を使用します。この例では、ストア アンド フォワードを使用して、複製作成パケットを発送します。
multiutil mkreplica -export -clan telecomm -site boston_hub -family PRODA
-user susan -password passwd -maxsize 50m -fship -workdir c:¥temp¥packets
-sclass cq_default goldengate:sanfran_hub