MultiSite をデプロイする前に、計画をテストし、試運転を実行して、同期プロセスと障害追跡プロセスが有効であることを確認します。
- デプロイメントを計画します。
- MultiSite マニュアルを確認します。
- 実施する変更とポリシーが記載された MultiSite ワークフロー マニュアルを作成します。
このマニュアルには、マスターシップ ポリシー、複製戦略、同期方式、パターン、スケジュール、複製環境でタスクを実行するユーザー向けのワークフローを記述する必要があります。
また、MultiSite をインプリメントするために必要な変更も記述する必要があります。例えば、スキーマへのマスターシップ フィールドの追加、既存フックの修正、マスターシップの転送を自動化するフックの作成などです。
このマニュアルは、ユーザー コミュニティの代表者が確認する必要があります。
- 複製に適したデータ コード ページ値を判別します。Rational® ClearQuest® ヘルプの管理者トピックを参照してください。
- 実動データベースの検証やクリーンアップが必要かどうかを判別します。
- デプロイメントをテストします。
- テスト データベース インスタンスを使用して、テスト ベッド環境をセットアップします。Rational ClearQuest ヘルプのスキーマ開発者のトピックを参照してください。
- テスト環境に MultiSite をインストールします。
Rational ClearQuest MultiSite をインストールすると、Rational ClearQuest がアップグレードされることに注意してください。
注: スキーマ リポジトリに関連付けられたすべてのユーザー データベースを同じバージョンの Rational ClearQuest にアップグレードしてから、Rational ClearQuest MultiSite の使用を開始する必要があります。
- テスト データベースを複製し、同期をセットアップし、必要なスキーマ変更を行って、プロセスをテストします。
複製で独自のバックアップ プロセスとリカバリ プロセスをテストする必要があります。
- テスト結果を確認して、必要なワークフロー変更を行います。
- 実動データベースを複製します。
- 元のサイトに MultiSite のライセンス機能をセットアップします。
- 実稼働環境に MultiSite をインストールします。
- データベースをバックアップします。
- 実動データベースにスキーマ変更を適用します。
- 実動データベースをアップグレードします。
- クライアント コンピュータをアップグレードします。
- 実動データベース セットを活動化します。
- 実動データベース セットを複製します。
- 複製データベースを使用して、MultiSite ユース ケースを検証します。
- 必要なスキーマ変更を行い、データベースをアップグレードし、同期させます。
- 元の複製から新しい複製への単一方向同期をセットアップします。
同期スクリプトをテストして、正しく同期されていることを確認します。
ユーザーに新しい複製へのアクセスを許可しないでください。この時点で、問題が発生した場合、データを失うことなく新しい複製を削除できます。
- 新しいサイトに MultiSite のライセンス機能をセットアップします。
新しいサイトの適切なコンピュータに MultiSite をインストールします。
- 新しいサイトでユース ケースを検証します。
- 実働複製間に、双方向同期をセットアップします。
- サイトの実動データベースのテスト データを使用して、ユース ケースを検証します。
- 新しい複製の使用を開始できることを、ユーザーに通知します。両方のサイトのユーザーに対して、ワークフロー マニュアルを公開します。
これで新しいワークフロー規則が有効になります。
その他のサイトのユーザーがリモート アクセスできるように、新しいデータベース複製に対応した Web サーバーをセットアップします。