MultiSite のストア アンド フォワード機能 (発送サーバー) は、複製の作成と同期化の転送段階を自動化した、ファイル転送サービスです。
この機能は、任意のサイズのパケット (Linux® および UNIX® システムの場合は shipping.conf ファイル、Windows® の場合は MultiSite コントロール パネルで指定された最大パケット サイズまで) を処理することができ、一連の MultiSite ホストを通じてファイルを経路指定することができます (一度に 1 ホップずつ)。
また、データ通信の障害を処理するためのサポートが組み込まれています。
ストア アンド フォワード プロセスは、以下のように処理を行います。
- エクスポート段階で、パケット ファイルと発送オーダー ファイルを作成します。
発送オーダー ファイルには、そのパケットの配信に関する指示が含まれます。
- パケットと発送オーダーは、 Rational® ClearQuest® データベースの複製と関連付けられている同期化サーバー上にある記憶ベイ ディレクトリのいずれか 1 つに保管されます。
パケットが記憶クラスに関連付けられている場合、そのパケットはその記憶クラスによって指定されている記憶ベイに保管されます。
記憶クラスは、Linux および UNIX システムの場合は shipping.conf ファイルで定義し、Windows の場合は MultiSite コントロール パネルで定義します。
- 発送サーバーは発送オーダー内の指示に従って、パケット ファイルをローカル サイトの記憶ベイから、別のサイトのホスト上にある対応するベイに転送します。
- 必要に応じて、受信ホスト上の発送サーバーが、そのパケットを次の宛先に送信します。
パケットの転送
手動または自動の明示コマンドによって、送信ホスト上の発送サーバーを起動します。
発送サーバーのプロセスから連絡を受けると、受信ホスト上の albd_server プロセスは受信ホスト上の発送サーバーを受信モードで起動します。
送信側と受信側で起動する発送サーバーの間に TCP/IP 接続が確立されると、ファイルが転送されます。