ID ブロックから複製への割り振りの変更

MultiSite は、各複製に割り振られるレコード ID 番号の数を管理します。この割り振りは、ID ブロック (ID のグループ) を使用して行われます。 複製ファミリーのアクティビティ レベルによっては、同期がスムーズに行われるように、複製に割り振られる ID ブロックのサイズを増やすと良い場合があります。
このタスクについて

例えば、デフォルト設定では、受信複製が現在の ID ブロックに残っている ID 数を超えるのに十分な数の新規レコードが同期パケットに含まれている場合、同期インポートは失敗します。 デフォルトでは、各複製には作成時に、4096 個の ID の ID ブロックが付与されます。 複製が残り ID 数のしきい値 1024 に達すると、4096 個の ID を持つ別の ID ブロックが割り振られます。これによって、すべての ID が必ず一意になります。 ID ブロックの割り振りは、同期中に作業スキーマ リポジトリによって内部的に処理されます。

複製に割り振られる ID の数を制御するには、以下のいずれかの操作を実行します。
  • mkreplica -export コマンドで複製を作成するときに、-size オプションと -threshold オプションを使用します。例えば、実際の ID ブロック サイズが 25000 でしきい値が 50% の新規複製を作成するには、次のコマンドを使用します。
    multiutil mkreplica -export -clan telecomm -site boston_hub -family DEV 
    -u susan -p passwd -size 250 -threshold 50 -out c:¥cqms¥boston_hub.xml
    goldengate:sanfran_hub
    Multiutil: Packet file ‘c:¥cqms¥boston_hub.xml’ generated
  • chreplica コマンドを使用して、サイズとしきい値の設定を変更します。 例えば、サイト内のすべての複製の実際の ID ブロック サイズを 50000 に、しきい値を 30% にするには、次のコマンドを使用します。
    multiutil chreplica -clan testclan -site boston_hub -user susan -p passwd 
    -host minuteman -size 500 -threshold 30 boston_hub 

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