UNIX システムおよび Linux で、このトピックで説明するステップを実行して、
コマンド行からの stopServer.sh スクリプトの実行時に WebSphere Application
Server 管理ユーザー名とパスワードを入力するプロンプトを出さないようにします。
このタスクについて
UNIX システムおよび Linux では、WebSphere Application
Server 管理ユーザー名とパスワードを
stopServer.sh スクリプトに渡すと、
ps
-ef コマンドを発行したすべての人にユーザー名とパスワードが公開されます。
管理ユーザー名とパスワードを入力するプロンプトを出さないようにするには、
以下のステップを実行します。
このトピックでは、パス名で次の変数を使用します。
- admin-user-name
- WebSphere Application Server 管理ユーザー名
- admin-password
- WebSphere Application Server 管理パスワード
- RATIONAL_COMMON
- Rational 共通ファイルがインストールされるディレクトリ
手順
- CM サーバー プロファイルに関連付けられた次の properties ディレクトリにナビゲートします。
cd $RATIONAL_COMMON/CM/profiles/cmprofile/properties
- ファイル soap.client.props を編集して、
以下のプロパティの値を変更します。
- com.ibm.SOAP.securityEnabled=true
- com.ibm.SOAP.loginUserid=admin-user-name
- com.ibm.SOAP.loginPassword=admin-password
- コマンド プロンプト ウィンドウで以下のスクリプト PropFilePasswordEncoder.sh を実行することで、
プロパティ値 com.ibm.SOAP.loginPassword をエンコードします。
$RATIONAL_COMMON/eWAS/bin/PropFilePasswordEncoder.sh soap.client.props com.ibm.SOAP.loginPassword
- パスワードがエンコードされたことを確認してから、
ファイル soap.client.props.bak を削除します。
- WebSphere Application Server の重要なファイル (プロパティ ファイルや実行可能ファイルなど) に適切なファイル権限が設定されていることを
確認します。少なくとも、一般ユーザーがこれらのファイルにアクセスできない権限が設定されていることを確認してください。これらのファイルへの権限は、WebSphere Application
Server 管理者にのみ付与する必要があります。