ファイアウォールを介したストア アンド フォワード機能の使用

ファイアウォールを介してストア アンド フォワード機能を使用するためには、一連のステップを実行する必要があります。
このタスクについて
  1. 発送サーバーで使用できるポート範囲と、サイトの公開ホストにパケットを送信するホストの IP アドレスを確認します。
  2. ファイアウォールを設定して、許可するポート番号と IP アドレスを制限します。 このポート範囲のほかに、TCP ポート 371 へのアクセスも許可する必要があるので注意してください。
  3. 公開ホストに発送サーバー ソフトウェアをインストールします。
  4. 環境変数 CLEARCASE_MIN_PORT と CLEARCASE_MAX_PORT を設定します。
  5. サイトの両方の複製サーバー ホストで、他のサイトに送信するパケットの次のホップ ホストとして この公開ホストを指定します。例えば、社内に 3 つのサイト (SiteA、SiteB、SiteC) があり、各サイトで 1 台の公開ホストが 発送サーバー (SSA SSBSSC) と 3 つの複製サーバー ホストを実行しているとします。

    shipping.conf ファイルを編集して、ROUTE オプションを追加します。例えば、SiteA の各複製サーバー ホストでは、次の文字列を 1 行で追加します。

    ROUTE SSA SiteB_host1 SiteB_host2 SiteB_host3 SiteC_host1 
    SiteC_host2 SiteC_host3

    Windows® の場合は、MultiSite コントロール パネルを開いて、[ルーティング情報] セクションに適切な値を設定します。例えば、SiteA の各複製サーバー ホストでは、[次のルーティング ホップ]SSA[宛先ホスト名]SiteB_host1 SiteB_host2SiteB_host3SiteC_host1SiteC_host2SiteC_host3 となります。

  6. 公開ホストで、shipping.conf ファイルを編集して、パケットの次の宛先に ROUTE オプションを追加します。

    ステップ 5 と同じ例を使用して、SiteA の公開ホストで、shipping.conf ファイルに次の ROUTE オプションを追加します。

    ROUTE SSB SiteB_host1 SiteB_host2 SiteB_host3
    ROUTE SSC SiteC_host1 SiteC_host2 SiteC_host3

    SiteB の公開ホストで、shipping.conf ファイルに次の ROUTE オプションを追加します。

    ROUTE SSA SiteA_host1 SiteA_host2 SiteA_host3
    ROUTE SSC SiteC_host1 SiteC_host2 SiteC_host3

    SiteC の公開ホストで、shipping.conf ファイルに次の ROUTE オプションを追加します。

    ROUTE SSA SiteA_host1 SiteA_host2 SiteA_host3
    ROUTE SSB SiteB_host1 SiteB_host2 SiteB_host3
  7. 実行する ClearCase スケジューラの設定
    shipping_server -poll
    定期的 (例: 毎時)

フィードバック