Rational ClearQuest API の使用法

このトピックでは、ClearQuest API を使用して実行できるタスクの概要を示します。

Rational® ClearQuest® API を 使用して、事前定義されたフックのカスタマイズ、独自のフックの作成、Rational ClearQuest データベースに対して タスクを実行する外部アプリケーションの作成を行うことができます。

フックまたは外部アプリケーションを作成するときに使用できる オブジェクト、メソッド、プロパティ、定数の詳細については、『IBM Rational ClearQuest API リファレンス』を参照してください。

セッションの操作

Session オブジェクトは、現在のデータベース アクセス セッションを表す、すべての操作の起点です。 フックを作成する場合、Entity オブジェクトの GetSession メソッドを使用して、 現在の Session オブジェクトにアクセスできます。フックはレコード (エンティティ) 変更のコンテキストで実行されるため、対応する Entity オブジェクトは常に存在し、このオブジェクトから GetSession を呼び出せます。

Rational ClearQuest データベースに アクセスする外部アプリケーションを作成する場合、Session オブジェクトを作成し、 データベースにログインする必要があります。エンティティを操作するには、Entity オブジェクトを返す API を呼び出す必要があります。

詳細については、『IBM Rational ClearQuest API リファレンス』の「セッションの操作」を参照してください。

クエリーの操作

クエリーを実行すると、管理者が指定した検索基準のセットに基づいて、Rational ClearQuest データベースからデータを取得できます。 クエリーを作成するには、次の手順に従います。

  1. 取得するデータを指定する QueryDef オブジェクトを使用して、クエリーを作成します。
  2. データを収容する ResultSet オブジェクトを作成します。
  3. 結果セット内のデータを取得するクエリーを実行します。
  4. データにアクセスします。

QueryDef や ResultSet などのオブジェクトを使用してクエリーを作成する方法の詳細については、『IBM Rational ClearQuest API リファレンス』の「クエリーの操作」を参照してください。

レコードの操作

ユーザーが変更依頼を入力すると、そのデータは エンティティと呼ばれる論理レコードに保管されます。管理者は、レコード データを作成、編集、表示できます。 また、レコードのエンティティ タイプに関するデータも表示できます。レコードを作成する場合は BuildEntity メソッドを使用します。 既存のレコードを編集する場合は EditEntity メソッドを使用します。 Rational ClearQuest API には、 変更内容を確認し、更新したレコードをデータベースにコミットするメソッドもあります。

詳細については、『IBM Rational ClearQuest API リファレンス』の「レコードの操作」を参照してください。


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