scruboplog

複製の oplog 項目を削除します。

適用性

製品名 コマンド タイプ
MultiSite multiutil サブコマンド
プラットフォーム
UNIX®
Windows®

概要

scruboplog

{ [ –cl/an clan-name ] [ –site site-name ] | [ –dbset dbset-name ] }
–fam/ily family-name  –u/ser username  –p/assword password
-before { date-time | oplog-ID }

説明

操作ログ (oplog) の項目は、かなりの期間、複製に保持する必要があります。これらは、複製が更新パケットを生成して他のすべての複製に送信するときに使用されます。oplog 項目は、他の複製が障害から回復するために必要になることもあります。

しかし、oplog 項目を時々削除 (消し込み) して、複製が常駐するハード ディスクのスペースを最適化する必要があります。scruboplog コマンドを使用して、使用されなくなった複製の oplog を削除することもできます。

oplog 項目には複製に行われた変更のみが記録されますが、長い間にこの情報にデータ自体と同じ量のスペースが必要になる場合があります。

複製の oplog 項目を消し込む前に、これらの項目は必要なくなり、ファミリー内の他の複製が、複製の oplog から削除する情報があることを確認する必要があります。また、oplog を消し込む前に、ファミリー内の複製を同期する必要があります。

scruboplog コマンドを 使用して ClearQuest MultiSite 環境でデプロイされていないデータベースをクリーンアップし、ClearQuest Web 全文検索機能を使用することもできます。

制限

スーパー ユーザー権限が必要です。

オプションと引数

所属、サイト、ファミリーの指定

デフォルト
所属: このサイトで複製された最初の所属です。このホストに複数のデータベース セット接続が登録されている場合は、-clan を指定する必要があります。

サイト: 現在のサイトです。このホストに複数のサイトがある場合は、-site を指定する必要があります。

ファミリー: デフォルトはありません。ファミリーを指定する必要があります。

-cl/an clan-name
複製の所属の名前。
-site site-name
複製のサイトの名前。
-fam/ily family-name
ユーザー データベース ファミリー: ユーザー データベースの作成時に付けられたデータベース名。

スキーマ リポジトリ ファミリー: ファミリー名は MASTR です。

データベース セットとファミリーの指定

scruboplog コマンドを 使用すると、ClearQuest MultiSite 環境でデプロイされていないデータベースをクリーンアップして、ClearQuest Web 全文検索機能を使用できます。

デフォルト
データベース セット: ClearQuest バージョン。
ファミリー: デフォルトはありません。ファミリーを指定する必要があります。
dbset dbset-name
データベース接続の名前。
fam/ily family-name
ユーザー データベース ファミリー: ユーザー データベースの作成時に付けられたデータベース名。
スキーマ リポジトリ ファミリー: ファミリー名は MASTR です。

ユーザー名とパスワードの指定

デフォルト
ユーザー名とパスワードを指定する必要があります。
-u/ser user
スーパー ユーザー権限を持つユーザーの名前です。
-p/assword password
指定したユーザーに関連付けられたパスワードです。

削除する項目の指定

デフォルト
削除する項目を指定する必要があります。
-before { date-time | oplog-ID }
指定された date-time または oplog-ID より前のすべての oplog 項目を削除します。引数は含まれません。指定された日付または指定された時刻に作成された oplog 項目は削除されず、指定された ID の oplog 項目は削除されません。

oplog-ID 引数は整数でなければなりません。

意図せずに oplog を削除しないように、このコマンドを使用する場合は年を指定する必要があります。年を指定しないで日付を入力すると、このコマンドは現在のカレンダーの年を想定します。例えば、2006 年 2 月に、2005 年 11 月 19 日より前に作成された oplog を削除しようとして 19-November 項目を使用すると、scruboplog は 2006 年の 11 月 19 日より前に作成されたすべての oplog を削除します。その中には、現在の年のすべての oplog が含まれます (すべて 2006 年 11 月より前となるため)。

複製の操作ログを表示するには、dumpoplog を使用します。date-time 引数は、以下のどの形式でもかまいません。

date.time | date | time
ここで
date:
= day-of-week | long-date
time:
= h[h]:m[m][:s[s]] [UTC [ [ + | - ]h[h][:m[m] ] ] ]
day-of-week:
= today |yesterday |Sunday | ... |Saturday |Sun | ... |Sat
long-date:
= d[d]-month[-[yy]yy]
month:
= January |... |December |Jan |... |Dec

time は、現地のタイム ゾーンに合わせた 24 時間形式で指定します。time を省略した場合、デフォルト値は 00:00:00 です。date を省略した場合、デフォルト値は today です。世紀、年、特定の日付を省略した場合は、最新のものが使用されます。タイム ゾーンに関係なく同じ時刻を適用する場合は、UTC を指定します。UTC 時間に対して正のオフセットを指定するにはプラス (+) 演算子を、負のオフセットを指定するにはマイナス (-) 演算子を使用します。時間や分のオフセットを付けないで UTC を指定すると、デフォルト設定はグリニッジ標準時 (GMT) になります。(協定世界時 (UTC) 1970 年 1 月 1 日以前の日付は無効です。)

  • 22-November-2002
  • sunday
  • yesterday.16:00
  • 0
  • 8-jun
  • 13:00
  • today
  • 9-Aug.10:00UTC

以下の例では、読みやすいように行を分けてあります。各コマンドは、1 行に入力しなければなりません。

  • 複製 boston_hub のファミリー DEV の、2002 年 1 月 21 日より前の oplog 項目を削除します。

    multiutil scruboplog -clan telecomm -site boston_hub -family DEV
    -user susan -p passwd -before 21-January-2002

  • 複製 tokyo のファミリー TEST の、1 から 300 までの oplog 項目を削除します。

    multiutil scruboplog -clan testing -site tokyo -family TEST
    -user masako -p passwd -before 301

  • ClearQuest MultiSite 構成内でユーザー データベースがデプロイされていない CLSIC データベース セットの PTEST ユーザー データベースについて、2009 年 1 月 1 日より前の oplog 項目を削除します。

    multiutil scruboplog -dbset CLSIC -family PTEST -user susan -p passwd -before 1-January-2009


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