ローカル文字セットと Rational ClearQuest データ コード ページ

ローカル文字セット (プラットフォーム コード ページオペレーティング システム コード ページオペレーティング システム ロケール とも呼びます) とは、Rational® ClearQuest® アプリケーションが稼働するシステムの文字セットです。これによって、アプリケーションがデフォルトで読み取りと表示を行うことのできる文字が決まります。

オペレーティング システムの構成方法を使用して、「サポートされる Rational ClearQuest データ コード ページに関連したロケール」にリストされたロケールのうち任意のロケールを、 ローカル文字セットとして選択できます。 ローカル文字セットがデータ コード ページに対応する必要はありません。したがって、 例えば、ギリシャ語ローカル文字セット (Windows コード ページ 1253 と関連付けられています) のシステムを、 キリル文字 (1251) のデータ コード ページを使用するデータベース セットに対して使用できます。 ただし、Rational ClearQuest データを扱うために、 使用しているインストレーションの Rational ClearQuest データ コード ページと対応するフォントをインストールする必要があります。

注: 現在有効なローカル文字セットをユーザーが変更する方法には、地域設定の変更、 追加フォントのインストール、追加言語をサポートする IME (Input Method Editor) の追加があります。

Windows クライアントのローカル文字セットは、[コントロール パネル] の [地域と言語のオプション] 設定で確認できます。 または、Rational ClearQuest がインストールされている任意の Windows システムで installutil lscodepage コマンドを実行することによって確認できます。

installutil lscodepage コマンドを実行するには
  1. コマンド ウィンドウを開きます。
  2. 次の形式でコマンドを実行します。

    installutil lscodepage -dbset dbset_name clearquest_login clearquest_password

    例を次に示します。

    installutil lscodepage -dbset 7.0.0 admin_user admin_password

データ保全性を確保するために、プログラムは、Rational ClearQuest データベースに 送信するすべての文字が、Rational ClearQuest データ コード ページに含まれているかどうかを検査します。サポートされない文字はすべて拒否され、それらの無効文字はユーザーに報告されます。したがって、ローカル文字セットに関係なく、Rational ClearQuest データ コード ページに含まれる文字のみがスキーマ リポジトリとデータベースに格納されます。例外は、レコードの添付ファイルについてのみです。添付ファイルにはどのようなフォーマットのデータでも含めることができます。


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