リソース プロキシの取得

Provider クラスは、 クライアントの要求に応じてプロキシをビルドします。これで、クライアントは、その プロキシでメソッドを呼び出して、プロキシが示すリソースを処理できます。クライアントは、 特定のロケーションにあるリソースのプロキシをビルドして返すよう Provider に要求することで、 その特定ロケーションのリソースのプロキシを取得できます。例えば、次の例はいずれも、 変数 location が指示するロケーションにあるリソースのプロキシを 作成します。
Resource my_resource = provider.resource(location);
 
CcActivity my_activity = ccProvider.ccActivity(location);

プロキシ ファクトリ メソッドは、インターフェイスの一つを実装するプロキシを取得する手段を提供します。 各ドメイン固有のプロバイダは、そのドメイン内でリソースのプロキシを作成するためのメソッドを定義します。 各ファクトリ メソッドの命名規則として、メソッド名にプロキシ クラスと同じスペルを使用します。ただし、先頭の文字は大文字ではなく、小文字にします。 例えば、CqProvider.cqRecord() は、CqRecord インスタンスを戻します。

また、指定されたロケーションにある特定タイプのリソースの新規プロキシを作成する Provider.buildProxy という別のメソッドもあります。さらに、StpProvider.buildProxy(Class, String) メソッドという、StpLocation を介さずに、そのロケーションの文字列表記から直接プロキシを取得する便利な方法もあります。

プロキシは、サーバー上の リソースについての情報を長期間保存するキャッシュとして設計されたものではありません。プロキシの 目的は、サーバー操作の実行に必要なデータを操作開始前に整列させることと、 操作結果をクライアントに戻すためのコンテナを提供する ことです。クライアント上でデータを保持するクライアント/サーバー アプリケーションでは、 データがサーバーと同期しなくなる危険性があります。この理由から、Rational® CM API は、各 do メソッド操作の場合、常に新しいプロキシを戻します。

詳しくは、ロケーションの構文を参照してください。


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