Rational® ClearQuest® スキーマは、ユーザー データベースのすべてのコンポーネントのプロセス モデルの完全な記述です。これには、モデルの状態とアクションの記述、ビジネス ルールの実装に使用できる個々のコンポーネント、フック コード、またはスクリプトに関する、保存できるデータの構造、コンポーネントに関する情報の表示および入力に使用されるフォームおよびレポートが含まれます。Rational ClearQuest には、クライアント インストールのためにカスタマイズできる、簡単で使いやすいスキーマが用意されています。
スキーマとは、Rational ClearQuest ユーザー データベースのパターンまたは青図面です。レコードを保持するユーザー データベースを作成する場合、そのデータベースは、スキーマに定義されている青図面に従います。しかし、スキーマはデータベース自体ではありません。変更依頼に関するレコードは保持せず、ユーザーがユーザー データベース内のレコードを変更、またはレコードを追加してもスキーマは変更されません。
Rational ClearQuest は、スキーマをスキーマ リポジトリに保存します。スキーマ リポジトリとは、ユーザー データベースに関するメタデータを含むマスター データベースです。ユーザー データは含まれません。
スキーマ リポジトリには複数のスキーマを保存できます。例えば、障害変更依頼のための 1 つのスキーマと機能拡張変更依頼のための別のスキーマです。
スキーマ リポジトリに、同一スキーマの複数のバージョンを含むこともできます。例えばアクションの変更または新規レポート定義の追加により、スキーマに変更が行われるたびに、新しいバージョンが作成されます。