共通データの共用

スキーマを設計する場合、複数のレコードに共通するデータを共用する必要が出てくることが考えられます。 例えば、製品に対する変更依頼を出した顧客の情報を記録する状態なしのレコード タイプを 使用するスキーマを考えます。ユーザーは、変更依頼レコード フォームの [顧客] タブにその顧客の顧客名、 電子メール アドレスなどを入力します。同じ顧客から複数の変更依頼が出されることが十分考えられるため、 顧客レコードをリンクして、ユーザーが変更依頼を登録するたびに繰り返し同じ顧客データを入力しないで済むようにすると便利です。

複数のレコードで共通データを共用するようにリンクするには、REFERENCE_LIST というフィールド タイプを使用します。 例えば、[顧客] という REFERENCE_LIST タイプのフィールドを変更依頼レコード タイプに追加することができます。 [フィールドのプロパティ] ウィンドウの [参照先] フィールドに、 リンク先のレコード タイプを指定します。 例えば、Customer レコード タイプに顧客データを記録する場合、[参照先] フィールドに「Customer」と指定します。

変更依頼のレコード タイプ フォームで、[顧客] フィールドに親/子のコントロールを追加して、 ユーザーがリストから顧客を選択できるようにします。


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