WebSphere Application Server ロギングの構成

WebSphere Application Server のロギングを構成できます。

このタスクについて

重要: WebSphere Application Server ロギング レベルが INFO より高いレベル (例えば、FINE、FINER、または FINEST) で 有効になっていると、性能が低下するおそれがあります。
WebSphere® Application Server 管理コンソールを使用して、WebSphere ロギングとトレースをセットアップして構成します。 次の URL を使用して、管理コンソールにアクセスできます。
http://server-name:admin-console-port-number/ibm/console
ここで、各変数の意味は以下のとおりです。
server-name
CM サーバー コンピュータの名前
admin-console-port-number
管理コンソールのポート番号。CM サーバーではデフォルトで 12060、 その他の WebSphere Application Server のバージョンでは 9060 です。

CM サーバー システムで稼働している Websphere Application Server のタイプによっては、 リアルタイムに変更を加えることができ、CM サーバーを停止して再始動する必要がありません。

管理コンソールのほとんどのログ セットアップ ページには、 [構成] と [ランタイム] の 2 つのタブがあります。

WebSphere Application Server のロギングとトレースを構成するには、 以下のステップを実行します。

手順

  1. 管理コンソールから、[トラブルシューティング] > [ロギングとトレース] をクリックして、構成するサーバーを選択します。
  2. [ログの詳細レベルの変更] を選択し、[ランタイム] タブをクリックします。
    [ランタイム] タブに加えられた変更は、 その変更を保存するとすぐに有効になります。[構成] タブに加えられた変更は、 サーバーを再始動するまで有効になりません。
    1. 変更を永続させる場合は、[ランタイムの変更を構成にも保存する] チェック ボックスを選択します。
    2. [コンポーネント] リンクをクリックします。 ボックス内に *=info がリストされていることに注目してください。
    3. オプション [com.ibm.rational.*] を開いて、 すべての CM サーバー パッケージに対して [com.ibm.rational.stp.*] を選択します。または、[com.ibm.rational.stp.*] 下に リストされたいずれかのパッケージを選択して、そのパッケージに対してのみロギング レベルを変更します。
    4. [メッセージおよび追跡レベル] オプションをクリックして、 レベルを選択します。
    5. [OK] をクリックします。次に、開かれたページの上部にある [メッセージ] 領域内の [保存] をクリックします。 サーバーを再始動しなくても、変更は有効になります。
  3. CM サーバー システム上の Websphere Application Server のバージョンまたはクラスにリアルタイムの構成変更を可能にする [ランタイム] タブがない場合は、 [構成] タブを使用します。 その後で、サーバーを再始動して、保存した変更を有効にします。
  4. ローテーションを行うログ ファイルのサイズとログ ファイルの数については、 デフォルトの設定値を増やさなければならない可能性があります。ローテーションを行うログ ファイルの数は少なくとも 20 に、 ログ ファイルのサイズは少なくとも 20 MB に設定します。WebSphere 管理コンソールを使用して、 JVM ログ ファイル サイズとファイル ローテーションの設定を変更するには、以下のようにします。
    1. [トラブルシューティング] > [ロギングとトレース] と選択します。
    2. 構成するサーバーのリストから、該当するサーバーを選択します。
    3. [JVM ログ] を選択します。次に、[構成] タブをクリックします。 ([ランタイム] タブを使用して、SystemOut.log および SystemErr.log の現在のファイル内容を表示することができます。)
    4. SystemOutSystemErr のロケーション、 ファイル サイズ (少なくとも 20 MB が必要)、 および保持する履歴ファイルの数 (少なくとも 20 MB が必要) を変更します。
    5. [OK] をクリックします。 次に、開かれたページの上部にある [メッセージ] 領域内の [保存] をクリックします。
    WebSphere Application Server ログ ファイルは、以下のロケーションに書き込まれます。
    • UNIX® の場合: /opt/rational/common/CM/profiles/cmprofile/logs/server1/
    • Windows® の場合: ¥Program Files¥IBM¥RationalSDLC¥common¥CM¥profiles¥cmprofile¥logs¥server1¥

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