CrossPlatformSCM との Rational ClearQuest の使用

ここでは、CrossPlatformSCM パッケージ全体について説明します。

CrossPlatformSCM パッケージは、 Rational® ClearQuest®、バージョン 2003.06.14 以降と共にインストールされるパッケージです。 この パッケージによって、SCLM と Rational ClearCase® コード ライブラリにまたがる統合ビルドとプロモートの操作を実行するための 単一の制御ポイントとして Rational ClearQuest を使用できます。

例えば、SCLM に保管された COBOL コンポーネントと、Rational ClearCase に 保管された分散 Java™ コンポーネントとが混在するアプリケーションを開発する場合、 CrossPlatformSCM パッケージRational ClearQuest と共に使用して、両方のコンポーネント セットの統合ビルドとプロモートの操作を実行できます。 複数レベルのグループ階層がある場合、同じビルド レコードを使用して、ある 1 つのビルドを複数グループ間でプロモートできます。

また、CrossPlatformSCM パッケージを使用して、幾つかのプロジェクトが異なるサーバーにある場合でも、それらの SCLM プロジェクトで一度に統合ビルドを実行することもできます。さらに、SCLM と柔軟な追跡システムとを結合して、ソフトウェアのプロモート処理を、問題または機能追跡プロセスと共に制御することもできます。

Rational ClearCase のみを使用するユーザーは、 CrossPlatformSCM パッケージを使用して、異なる Rational ClearCase ビューおよびプロジェクトのビルドと 制御を同期することができ、UCM Rational ClearCase プロジェクトのビルドと送信操作を、 変更依頼と共に追跡することが可能になります。


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