プロパティに関する追加情報

特定のリソース固有の プロパティもいくつかありますが、多くのプロパティはすべてのリソースに共通です。クライアントは、 どのリソースからでも次の情報を入手できます。

これらのプロパティはすべてのリソースに定義されていますが、 一部のリソースは、これらのプロパティについてヌルまたは空の値を戻したり、PROPERTY_NOT_SUPPORTED_BY_SERVER 例外を 提示する場合があります。

すべての (ロケーションを除く) プロパティは、サーバーから明示的に要求された後でないと、 プロキシから使用可能にはなりません。

Resource クラスでは汎用的なメソッドが提供されていて、それらのメソッドは、各プロパティの PropertyName オブジェクトを使用して、 プロキシによって定義されたプロパティ値にアクセスします。 WVCM は、Resource.getProperty(PropertyNameList.PropertyName) メソッドと Resource.setProperty(PropertyNameList.PropertyName, Object) メソッドを定義しています。getProperty メソッドは、PropertyName オブジェクトで示されるプロパティ の有効な値をプロキシが保持していない場合、例外 PropertyException をスローします。

プロパティ値の取得には、Resource.lookupProperty() メソッドもあります。 プロパティ値が定義されている場合、lookupProperty()getProperty と同じオブジェクトを戻します。プロパティ値が未定義の場合、lookupProperty() は、getProperty メソッドによってスローされる例外を戻します。

setProperty メソッド、getProperty メソッド、および lookupProperty メソッドは、プロキシ クラスによって PropertyName が定義されていることを検証しません。 任意のプロキシを、 任意のタイプのリソースとの対話のために使用できます。そのような対話が失敗するのは、 プロキシによってアドレス指定されるリソースに定義されていないプロパティの値を書き込もうとしたか取得しようとした場合だけです。 このような失敗は、API プロバイダがそのようなプロパティ値をリソースへ転送しようとするか、リソースから 転送しようとする場合にのみ発生します。ただし、ある特定のロケーション用にプロキシを 作成する際には、そのロケーションのドメインは、プロキシの要求元であるプロバイダのドメイン と一致していなければならないことに注意してください。

ClearQuest レコードのフィールドのアクセス

CqRecord.FieldName クラスは、ClearQuest® レコードのスキーマ定義フィールドであるリソース プロパティの命名に使用される PropertyName のサブクラスです。 PropertyName と同様にタイプ パラメータもフィールドの値タイプを指定することに注意してください。

CqFieldValue および CqHistoryFieldValue は、StpProperty の拡張で、 ClearQuest レコード フィールドと履歴フィールドの値を表します。 CqFieldValue インターフェイス内のメソッドを使用して、ClearQuest レコードのフィールドを操作できます。
  • CqFieldValue は、拡張されたプロパティ オブジェクトとしてのレコード フィールドの値を表現します。
  • CqHistoryFieldValue には、ClearQuest レコードの履歴フィールドの値が含まれます。 このプロパティの値は、文字列のコレクションで、それぞれの文字列が、レコードの存続時間内の単一のイベントを表します。

ClearQuest レコードに固有のこれらの拡張を使用して、レコードのフィールドにアクセスできます。 例として、ネストされたプロパティ を参照してください。


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