IBM Rational® CM
API は、Rational 製品 (このリリースの ClearCase® と ClearQuest® を含む) へのアクセスを可能にする統合 Java™ API です。
Rational CM API は、WVCM (Workspace Versioning and Configuration Management) API を拡張し、構成管理用の標準 Java API です (http://www.jcp.org/en/jsr/detail?id=147 を参照)。
IBM Rational ソフトウェア製品は、
ソフトウェア エンジニアリングのベスト プラクティスを促進し、
ソフトウェア開発のライフ サイクル全体をカバーする統合ツールの
包括的なセットを提供します。
従来、各 Rational 製品には、製品固有のリポジトリを知る方法を提供
する製品独自の API が存在しました。Rational CM API は、Rational ClearQuest および Rational ClearCase へのアクセスを可能にする、1 つの統合 API を提供します。
Rational CM API を使用すると、Rational ClearCase および ClearQuest 製品のアプリケーションにアクセスして、クライアント アプリケーションをビルドできます。また、これらの製品への新しい統合をビルドできます。
クライアント アプリケーションは、Eclipse プラグインか、その他の
Java クライアント アプリケーションにできます。Rational CM
API を使用して、以下の機能を持つクライアント アプリケーションをビルドできます。
- Java アプリケーションから ClearCase のチェックアウトとチェックイン操作を実行する。
- ClearCase Web ビューのコンテンツをローカル マシン上で参照する。
- アクティビティおよびストリームなどの ClearCase UCM オブジェクトを作成、修正する。
- 変更依頼やほかのレコード タイプの取得、更新などの ClearQuest 共通関数を実行する。
- データベース内の変更依頼レコードの状態を変更し、その他の
共通関数をプログラマチックに実行する。
- ClearQuest クエリーを実行して、結果セット内のレコードを参照する。
Rational CM
API では、Web ビューはサポートされますが、現在、動的ビューとスナップショット ビューはサポートされていません。
Rational CM
API のプログラミング モデルの概要については、Rational CM API オブジェクト モデルの概要を参照してください。