要求の名前、テキスト、タイプまたは相互に追跡されている要求に関連付けられている属性を修正するときには、要求間の関係に注意する必要があります。RequisitePro では、このサスペクト状態を、追跡可能性マトリックスか追跡可能性ツリー内で追跡先または追跡元の矢印に赤い斜線を付けることで通知します。要求が変更されたときには、直接追跡可能性関係のみがサスペクトになり、間接関係は影響されません。
たとえば、要求 A と 要求 B、要求 B と要求 C の間に追跡可能性関係がある場合、要求 A を修正すれば、要求 A と 要求 B の間の関係はサスペクト状態になりますが、要求 B と要求 C の間の関係は影響を受けません。要求 A に対する変更を反映するには、要求 B を更新しなければならない場合があります。
矢印 内に赤い斜線が表示されている場合は、追跡可能性関係がサスペクト状態にあることを示します。これは、最初の追跡可能性関係が確立された後にどちらかの要求が変更された場合に発生します。
追跡可能性ツリーで、サスペクト関係は次のようにフラグが付けられます。
属性マトリックスで、追跡可能性関係がサスペクト状態である場合は、[追跡先] 列または [追跡元] 列内に「(s)」のマークが付きます。
追跡可能性を修正できるかどうかは、ユーザーに割り当てられているセキュリティ アクセス権によって異なります。アクセス権により、追跡可能性関係の作成、修正、削除を行う権限、さらに、サスペクト状態にある追跡可能性関係の設定と解除を行う権限が定義されます。プロジェクトでセキュリティが制限されていない場合は、これらすべてのアクションはデフォルトで利用できます。